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ゲーミングチェアの素材3種類の特徴を徹底解説

雑学
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ゲーマーの間で人気を集めているゲーミングチェアは機能性が高いだけに、ゲームばかりに使うのはもったいないものです。長時間座っていても疲れにくい上にリクライニング機能に優れた製品も少なくないゲーミングチェアは、オフィスや書斎でも重宝されています。

そんなゲーミングチェアを選ぶ際には素材が重要になってきますので、3種類の素材ごとにメリットとデメリットをまとめてみました。普段はオフィスチェアで仕事をしている人でも、雑学として知っておくといいでしょう。

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ゲーミングチェアを素材で選ぶ

数あるゲーミングチェアの中から自分に合った1台を選ぶには、デザインや機能などいろいろな基準が考えられます。そうした選定基準の中でも満足度を大きく左右する要素は、椅子の座面や背もたれに使われる素材です。ゲーミングチェアは長時間のゲームプレイを想定して設計されているだけに、体をしっかりとホールドする機能に優れています。

一般的な椅子にはないゲーミングチェア独特のこうしたホールド感は、車のシートをモデルとして開発される中で確立された特性です。いずれも車のシートと同様に長時間座っていて疲れにくい素材が使われていますが、素材の種類ごとにメリットとデメリットがあります。使われる素材はレザーと布地の2種類が圧倒的に多く、これにメッシュ素材を加えた3種類で大半の製品が占められています。

素材の違いは価格にも反映

ゲーミングチェアも製品ごとの価格差が大きく、1万円以下で買える安価な製品もあれば、5万円を上回る高級品もあります。一般的なオフィスチェアにないさまざまな機能もそうした価格の違いを生む一因ですが、素材の違いが価格差に反映されている部分も小さくありません。

素材にレザーを使っている製品は上位モデルに多く、価格も全般に高めとなっています。布地を素材としている成否はレザータイプより価格の安い傾向が見られ、普及価格帯の主流を占めているタイプです。数が決して多いとは言えないメッシュ素材の製品は、1万円以下の低価格モデルから4万円前後の製品まで価格に幅が見られます。

レザー素材のゲーミングチェアは耐久性の高さに優位性

ゲーマーの中でも予算に余裕のある人は、レザー素材を採用した高価格帯の製品を選んでいます。レザーと言ってもゲーミングチェアに使われている製品の大半は本革でなく、フェイクレザーとも呼ばれる合成皮革の素材です。

椅子の素材に使われるフェイクレザーは水に強いPVCレザーと、柔軟性の高さを特徴とするPUレザーの2種類に分けられます。いずれも布地素材と比べて独特の光沢を放ち、レザーならではの高級感が味わえる点が人気の一因です。

ゲーミングチェアは何時間にもわたって座り続けながらゲームに集中する用途が想定されるだけに、この間には飲食も必要になってきます。レザー素材のゲーミングチェアは飲み物をこぼしたりしても拭き取りやすく、布地より手入れのしやすい点が1つの特長です。そうした特性を持つレザーは耐久性の点でも布地素材より有利で、それだけ長く使える可能性が高くなります。

蒸れやすさはレザー素材のデメリット

耐久性が高く高級感のあるレザー素材のにも弱点はあって、布地より通気性が良くないためどうしても蒸れやすくなってしまいます。特に夏場はエアコンが効いた室内でも気温や湿度が上昇しやすいため、長時間座ってゲームをプレイしているうちには思った以上に汗をかいてしまうものです。

座面や背もたれ部分がレザー素材だとお尻や背中から出る汗が発散できずに蒸れてしまい、長く座っていて不快に感じることが避けられません。PUレザーはPVCレザーよりも通気性に富むとはいえ水に弱い一面もあって、濡れたまま放置すると加水分解されボロボロになってしまう点には注意が必要です。

布地ゲーミングチェアのメリットは通気性

ゲーミングチェアでも普及価格帯の製品に多い布地素材は、レザーとは逆に通気性の良さがメリットです。座面や背もたれが布地素材なら汗を吸収してくれるため蒸れにくく、夏場にゲームを長時間プレイしてもそれほど不快には感じません。室温が上昇しやすい環境で長時間のゲームを楽しんでいる人や汗っかきの人には、夏でも快適な布地素材の製品がおすすめです。

ゲーミングチェアの中には他の部分にレザーを使いながら、座面や背もたれの張地部分のみ布地を採用したようなハイブリッドタイプの製品も存在します。布地素材はレザーと比べて材料そのものが安価なため、レザータイプより少ない予算で購入できる点もメリットの1つです。

汚れが落ちにくいのが布地素材の弱点

布地素材のゲーミングチェアにもデメリットがあって、レザー素材と比べて汚れが落ちにくい点には注意が必要です。長時間のゲームプレイ中に座ったまま飲み食いする場合には、飲食物をこぼしてしまう可能性も考慮しなければなりません。車のシートでも素材が布地だと飲食物をこぼした場合に汚れが落ちにくく、シミが残ってしまった経験を持つという人も少なくないものです。

布地素材の椅子は汚れが落ちにくく手入れがしづらいという弱点に加え、耐久性もレザー素材と比べると高くとは言えません。布地素材は摩擦に弱い面もあって、長く使っているうちには糸がほつれたり毛玉が生じたりしてきます。

抜群の通気性を持つメッシュ素材のゲーミングチェア

第3のゲーミングチェア素材と位置づけらるほど製品数が多いわけではありませんが、メッシュ素材を使った製品は布地タイプ以上に通気性が優れる点で注目されます。PUレザーを素材とする製品の中にも、座面や背もたれ部分にメッシュ生地を使った製品は存在します。吹き抜けメッシュ構造を採用した素材は汗を吸収するのではなく空気中に発散させるため、通気性の点では最強です。

Bauhutte社のGT-2001は一見するオフィスチェアに近い外観でありながら、ゲーミングチェアらしい特徴を兼ね備えています。高級オフィスチェアとして知られるハーマンミラー社のアーロンチェアもGT-2001と同様に、柔軟性のあるメッシュ生地をクッション代わりとしている製品です。

GT-2001は背もたれから座面に至るまでがすべて吹き抜けのメッシュ素材で作られているため、一般的なオフィスチェアと比べても通気性が格段に優れています。自室でゲームを行う人はPCなどの熱で室温が高くなりがちだけに、こうしたメッシュタイプの製品を導入すれば夏でもゲームを快適にプレイできるようになります。

メッシュ素材は耐久性が課題

GT-2001に限らずメッシュ素材のゲーミングチェアにも弱点はあって、1年中快適に使えるというわけではありません。冬場は気温が低いため長時間座っていてもそれほど蒸れず、メッシュ素材だと寒いとして敬遠するゲーマーもいるほどです。

予算に余裕のある人はメッシュ素材の椅子を夏専用として、普段使いの椅子とは別に購入しておくという手もあります。メッシュ素材はレザー素材などと比べて耐久性の点でも課題があり、安価な製品だとへたりが早く生じる可能性がある点には注意が必要です。

まとめ

ゲーミングチェアに使われる3種類の素材にはそれぞれに長所と短所があって、どれが絶対的に優れているというわけではありません。手入れのしやすさや通気性・耐久性・価格などのメリットのうち、どれを重視するかによって選び方が違ってきます。自分に合った素材の製品を選べば長時間座っていても苦にならず、椅子が体の一部になったように感じられるものです。

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