spotifyなどの音楽ストリーミングサービスが普及する中で、オリジナルのプレイリストを作成している人も少なくないのではないでしょうか?
自分で作ったプレイリストを使って、収入に結びつけたいと考えている人も少なくないはずです。
稼ぐ難易度としては高めの部類ですが、実際にプレイリストを公開して収入を得る方法がいくつか考えられます。「プレイリスター」と呼ばれる新たな職業まで登場しているくらいで、音楽好きの人は趣味を生かして稼ぐチャンスの到来です。
音楽に関連した副業も数多く取り上げてきた当ブログで、今回はプレイリスターが収入を得る方法をテーマにしてみました。この記事を読めば音楽を聴く趣味を生かして、プレイリスターとして稼げる道が開けてきます。
プレイリスターとは?
世界最大の音楽ストリーミングサービスとして知られるspotifyでは、楽曲の50%以上がプレイリスト経由で聴かれているという話です。
かつてはレコード会社を通じてアーティストがアルバムをリリースし、リスナーがCDのアルバムを購入して聴くのが当たり前でした。CDが売れなくなり、ストリーミング再生が主流となった今では、音楽の聴き方も以前とは大きく変わってきているわけです。
そうした中でプレイリスターと呼ばれる存在が、かつての音楽評論家並みの影響力を持つようになっています。SpotifyやAppleMusic・YoutubeMusicなどの音楽ストリーミングサービスでプレイリストを公開し、多くのリスナーと情報共有している人たちです。日本語で言えば、「選曲家」といったところでしょうか。
プレイリスターは「キュレーター」とも呼ばれているように、美術館や博物館における学芸員と似た役割の仕事です。プレイリストを作成しただけでは収入になりませんが、レビューなどを通じて報酬を受け取れるようになれば、プレイリスターが仕事になってきます。今回の記事は「プレイリスターが収入を得る方法」がテーマです。
プレイリストを公開して収入を得る方法
自分で作成したプレイリストをSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスで公開しても、普通は1円の収入にもなりません。AppleMusicやYoutubeMusic・AmazonMusicなどを含め、どの音楽ストリーミングサービスでもプレイリストの作成そのもので報酬を得る仕組みはないからです。プレイリスターが収入を得るには大きな影響力を持った上で、他のサービスと併用する必要があります。
音楽評論家や音楽ライターなどの肩書きで、すでに名前が知られている人はプレイリストで稼ぐ上でも有利な立場です。音楽系インフルエンサー向けの稼ぎ方となってきますので、まだ無名の人は第一段階として、SNSやブログなどを活用した情報発信をおすすめします。ある程度のフォロワーが育ってくれば、外部サービスを利用した収益化も可能になるというわけです。
引き続きSNSやブログで情報発信し、アーティストからのオファーを待つ方法もあります。音楽に関する情報を発信しながらプレイリストを公開していれば、「プレイリストに入れてもらえませんか?」などといった依頼が舞い込んでくる可能性も出てきます。
こうしたやり方はどうしても時間がかかりますので、もっと効率的に収益化したい場合は以下のようなサイトの利用がおすすめです。
各サイトを利用した稼ぎ方について、1つ1つ詳しく解説していきます。
Playlist Push
プレイリスター(キュレーター)が収入を得る手段として最も有名なのは、アーティストと選曲者との仲介を行うPlaylist Pushという海外サイトです。現在はサイトが日本語化され、日本人にもだいぶ使いやすくなりました。楽曲のレビューを投稿することで、1曲あたり最大15ドルの報酬が支払われる仕組みです。
Playlist Pushで報酬を受け取れるキュレーターになるには、以下のような条件を満たす必要があります。
プレイリスト フォロワーのサイズ要件:
プレイリストごとに最低 1,000 人のフォロワー
プレイリスト リスナー アクティビティの要件:
プレイリストごとに最低 30 人のアクティブな月間リスナー
プレイリストあたり最低 1% の月間アクティブ リスナー
出典:プレイリスト プッシュの対象となるプレイリストの要件(Playlist Push)
この他にもボットや偽フォロワーに関する条件が指定されていますので、最低条件を満たしているかどうか確認した上で登録を申請してみるといいでしょう。
SubmitHub
Playlist Pushと似た収益化の仕組みは、SubmitHubにも実装されています。Playlist Pushと同様に海外サイトですが、早くから日本語に対応してきました。
SubmitHubでレビューを求めてきたアーティストに対して、時間内に応答することで0.5ドルの報酬が得られる仕組みです。1曲のレビューで稼げる金額はPlaylist Pushより少ないですが、プレイリスト収益化の方法は複数用意されています。
SubmitHubならSpotify以外に、自身のブログやインスタグラム・TikTokでプレイリストを共有して報酬を得ることも可能です。SubmitHubでプレイリスターとして登録されるには、Playlist Pushと同じく1,000人以上のフォロワーが必要になってきます。
ココナラを利用する
国内最大のスキルマーケットココナラにも、プレイリスターによるサービス出品の例が見られます。「Spotifyで楽曲の再生回数を増やします」「Spotifyで1,000回再生されるまでSNSで情報を拡散します」などといったサービスです。
Spotifyプレイリストへの登録がサービス内容に含まれるケースも多く、再生回数を増やしたいアーティストにとっては利用価値のあるサービスです。海外サイトのPlaylist PushやSubmitHubはハードルが高いという人でも、CMでおなじみのココナラであれば気軽に利用しやすいかと思います。
タイムチケットやSKIMA(スキマ)などのココナラ類似サイトにも同様のサービス出品は見られますが、プレイリスターの提供するサービスは需要がまだまだ少なめの状況です。登録ユーザー数が少ないスキルマーケットだと、サービスを購入してくれる人がなかなか見つからない可能性もあります。その点でココナラは利用ユーザー数が桁違いに多いだけに、プレイリスターが収入を得るのに有利なサイトです。
まとめ
「選曲者」を意味するプレイリスターが収入を得る方法について、稼ぐのに利用できる3つのサイトを紹介してきました。どのサイトを利用した場合でも簡単に稼げるわけではありませんが、海外サイトよりはココナラの方が始めやすいかと思います。
ココナラやブログ・SNSで実績を作っておいて、フォロワをー1,000人以上に増やしてからPlaylist PushやSubmitHubに進出するのが無難なやり方です。音楽に造詣が深く選曲にも自信があるという人は、稼げるプレイリスターへの道を目指してみるといいでしょう。