工事現場のバイトはどれだけきつい?稼げるガテン系副業の実態を解説

副業

土木工事や建築工事などの工事現場で募集されているアルバイトの仕事は、引越しスタッフなどと並んでいわゆるガテン系副業の代表選手に数えられます。工事現場作業員のバイトは特別なスキルが不要で手っ取り早く稼げる反面、とにかく「きつい」と言われるほど体力的に負担の大きい仕事です。

実際にどれだけ大変な仕事なのか、工事現場バイトの給料相場や効率よく稼げる理由を含めた基本情報をまとめてみました。この記事を読めば工事現場バイトの仕事が自分に向いているのかどうか、副業を始める前にある程度予想できるようになります。

【2021年6月27日追記】工事現場バイトの求人を探す方法について、情報を追加しました。

工事現場バイトの仕事とは?

会社員の副業の手段としても利用されている工事現場のアルバイトは、現場の作業で発生するさまざまな雑用を担当するのが主な仕事です。仕事内容は工事の種類によっても違ってきますが、資材を運んだり現場を清掃したりする仕事が中心になっています。工事現場作業員として募集されているバイトの仕事は経験不問という求人が多く、難しいスキルや専門知識は必要ありません。

工事現場バイトをしている人はさすがに男性が多いものの、学生時代に体育会系の部活を経験していたりして体力に自信がある人なら女性でも働くことは可能です。他のアルバイトと比べても工事現場バイトは時給換算で稼げる金額が高いだけに、生活費が足りなくなって「今すぐお金を稼ぎたい!」という人には最適な仕事だと言えます。

工事現場の仕事の仕組み

工事現場では組み立て作業や躯体工事・内装工事などを行う職人の他、重機を使った作業を担当するオペレーターなどさまざまな種類の作業員が働いています。特定の作業に高度な技能を発揮する職人の中には、一人親方とも呼ばれる個人事業主として働いている人も少なくありません。

「誰にでもできるわけではない仕事」を受け持っている職人や重機オペレーターが雑務に煩わされていては、納期が決まっている工事が順調に進まなくなってしまいます。そういった人たちが自分の仕事に専念できるよう、代わりに資材運搬や清掃作業を担当するのがアルバイトの役目なのです。工事現場全体を統括して工事の進行を管理する現場監督の指示に従い、アルバイト作業員は必要に応じてさまざまな雑務をこなしていきます。

将来的に正社員への登用を目指すような働き方であればアルバイトからスタートして工事現場の仕事を覚え、難易度の高い仕事も徐々に任せられるようになります。副業の範囲で工事現場バイトの仕事をする場合は単純作業に徹し、1日単位でその日働いた分の給料を受け取ることも可能です。

工事現場バイトの求人を探す方法

実際に工事現場で働くアルバイトの仕事を探す方法としては、以下のような手段が考えられます。

  • フリーペーパーなどの求人雑誌で探す
  • 新聞や折込チラシの求人募集に応募する
  • ハローワークで探す
  • アルバイト求人サイトで探す
  • 単発バイトアプリで探す

この他に建設会社や工務店など工事を行う業者に直接問い合わせる方法もありますが、必ずしもアルバイトを募集しているとは限りません。やはりアルバイトの求人広告が集まっている媒体を利用した方が、仕事を探すのに効率的だと言えます。

アルバイト求人サイトや求人アプリで探す

近年は求人雑誌など紙媒体の求人広告で仕事を探すよりも、求人サイトや求人アプリなどネット媒体で探す方法が主流です。主なアルバイト求人サイトには、以下のような種類があります。

求人検索エンジンのIndeedにも、工事現場バイトの求人は数多く掲載されている状況です。ほとんどのアルバイト求人サイトでは、iPhone用やAndroid用の求人アプリもリリースしています。最近ではスマホ1つでアルバイトの求人を手軽に探せるようになりました。

工事現場バイトの仕事は突発的に人手が足りなくなることもよくあるだけに、1日単位の単発で募集される例も珍しくありません。シェアフルタイミーといった単発バイトアプリでも、工事現場バイトの求人が掲載される可能性があります。

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工事現場バイトで稼げる給料の相場

コンビニや飲食店の従業員・引越しスタッフなど、一般的なアルバイトの給料は1時間あたりいくらという形の時給で計算されるのが一般的です。工事現場バイトは時給ではなく、日給として1日単位の給料が決められているケースが多いという特徴があります。工事現場では1日の仕事の流れが決まっていて、時間帯で区切って作業を行うという働き方は合わない面があるのです。

土木工事や建設工事現場では雨が降ったりすると、その日の仕事が中止になることも珍しくありません。そういう関係もあって、正社員や契約社員でも稼働日数によって月の給料が変動する日給月給制を採用している例が多く見られます。工事現場にはそういう慣例があるため、アルバイトに対しても1日働いていくらという形で給料を支払った方が都合が良いのです。

工事の種類や請け負う会社によってアルバイトの日給には差も見られますが、平均すれば1日あたり10,000円前後が相場です。給与水準の高い都市部などでは、日給15,000円以上に達する求人も見られます。

多くの工事現場では朝8時頃から仕事をスタートし、10時から10時半までの休憩をはさんで12時までが午前中の仕事です。昼食を経て午後1時に午後の仕事を始めて3時から3時半まで休憩を入れ、夕方5時にその日の仕事を終えるのが基本的な仕事の流れとなっています。道路工事や鉄道工事など日中を避けて工事を行う現場では、夕方から仕事を開始して翌朝に終える夜勤の仕事も少なくありません。

肉体労働が多い仕事だけに休憩を頻繁に入れるのが特徴で、残業がなければ1日フルに働いたとしても実質的な労働時間は7時間程度です。それで日給10,000円を稼げるのであれば時給換算だと1,400円を上回り、日給15,000円なら時給換算で2,000円以上を稼げる計算になります。実際には工事現場への移動時間も含まれてくるため実質的な時給換算の金額はもう少し下がるとは言え、一般的なアルバイトの時給と比べても稼ぎやすい仕事です。

工事現場バイトはどれだけきつい?

効率的に稼げる点では他の副業より有利な仕事ですが、工事現場バイトはきつい仕事の代表格としても知られています。工事現場バイトの仕事がきついのは2つの大きな理由があって、1つは仕事そのものが体力を要するという点です。木材や金属製パイプ・パネル・鋼板・ガラ袋など、重量のある資材を運搬する作業が中心となてきます。

主にアルバイトが受け持つ後片付けの際にも、コンクリート片など重いゴミの運搬を伴うことが少なくありません。工事現場によっては人力による穴掘り作業や、コンクリートの撹拌作業なども担当する場合もあります。道路工事現場で剥がしたアスファルトや土砂などを運搬したり、砂利や縁石を設置したりするのもアルバイト作業員の役目です。

工事現場バイトの仕事がきついと言われるもう1つの理由は、夏は暑さにさらされ冬は寒さにさらされる仕事だという点にあります。特に土木工事現場などは屋外での作業となるため、天候の影響をもろに受けやすいのです。

ビルなどの建築工事現場は屋外よりマシとは言え、まだ空調も入っていない段階の工事だと夏は蒸し暑さに悩まされることになります。普段は空調の効いたオフィスで仕事をしている会社員が土日だけ工事現場で働いて収入を増やそうという場合、職場環境のギャップで体調を崩さないよう注意が必要です。

ケガや熱中症のリスクも

工事現場の仕事はよく「きつい」「危険」「汚い」の3K職場と言われているだけに、作業中の事故にも要注意です。特に高所での作業は転落の危険がありますので、足場のバイトでなくても慎重な作業を強いられます。

高所作業中に誤って道具や資材を落としてしまった場合には、下にいる人に当たってケガをさせる恐れもあります。逆に自分自身が落下物に当たってケガをする可能性もあるように、工事現場は常に危険と隣合わせの仕事なのです。

夏場の屋外作業は酷暑の中での仕事を強いられるだけに、熱中症にも注意しなければなりません。工事現場ではケガを防止する意味もあって、体温が発散されにくい長袖の作業着を着用するのが基本です。作業中は水分と塩分の補給をこまめに行うよう対策は取られていますが、それでも毎年必ずと言っていいほど熱中症で搬送される人が出ます。

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工事現場バイトが稼げる理由

作業そのものに体力が必要で職場環境も決して快適とは言い難いだけに、工事現場バイトは他のガテン系副業と比べても体への負担が大きい仕事です。平日に本業の仕事でフルに働いた上に土日も工事現場のバイトで稼ぐのは、体力によほど自信がある人でないと体が持ちません。

工事現場バイトの中には週1日からでも働ける求人もありますので、慣れないうちは土曜日だけ現場で働いて日曜日は体を休めるようにした方が長続きしやすくなります。日給が1万円とすれば、週1回のバイトなら月に4万円程度は稼げる計算です。

体が慣れてきて週に2回ずつ働けるようになれば、日給の額しだいでは月に10万円以上稼ぐことも可能になってきます。他の副業で月に10万円以上稼ぐには何らかのスキルや専門知識が必要ですが、ほとんどの工事現場バイトは体力さえあれば誰でもできる仕事です。

体力消耗を別にすれば難易度がそれほど高くない仕事にも関わらず日給が高めに設定されているのは、それだけ仕事の需要が多い証拠だと言えます。今も全国各地で常に工事が行われており、土木工事や建築工事だけでなく解体工事や湾岸工事・電気工事・水道工事など工事の種類も多種多様です。

それだけ多くの工事現場で資材運搬や清掃など単純作業の担い手が必要とされているだけに、アルバイトのなり手がいなければ現場の工程が滞ってしまいます。職人や重機オペレーターが単純作業や力仕事に煩わされないためにも、アルバイトの日給を高めに設定して人を集めやすくしているのです。

工事の中には公共性の高い事業も少なくないだけに、そうやって人件費を余分にかけても十分に元が取れます。世の中で回っているお金のうち相当の割合が工事に投入されているため、末端のアルバイトも単位時間あたりの給料という面では恵まれた立場なのです。

工事現場バイトの副業まとめ

「きつい」「危険」に加えて泥やホコリで全身が汚れやすい仕事だけに、工事現場バイトは若い世代からは敬遠されがちです。それでも最近は以前と比べて職場環境の改善も進み、女性の作業員も増えつつあります。

工事現場によってはまだまだ過酷な作業を強いられる可能性もありますが、それだけの見返りは得られる仕事です。体力にあまり自信がない人にとっては大変な仕事でも、慣れてくれば適度に力を抜くコツもわかってきます。体力消耗を最低限に抑えながら効率的に作業を進められるようになれば、工事現場バイトほど稼ぎやすい仕事はないと思えるようになるはずです。

工事現場バイトのようなガテン系副業は、頭を使わないで稼ぐ原始的な仕事のように思いがち。世の中には濡れ手に粟のような稼ぎ方もいろいろと紹介されていますが、うまい話にはたいてい落とし穴があります。工事現場バイトは時給換算で高収入が稼げるというだけでなく、世の中の役に立つ仕事という点でもやりがいのある副業なのです。

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