鹿の角拾いで稼ぐ方法とは?意外な使い道と売る方法を解説

立派な角を持つエゾシカお金

野外で拾ってきた自然物を売る副業の1つとして、「鹿の角拾い」が密かに行われてることをご存知でしょうか?

鹿の角は毎年新しいものと生え変わるため、春先になると自然に抜け落ちます。鹿の通りそうな場所を探し歩いて運良く角が見つかれば、結構な高値で売れるというわけです。

ただで手に入る鹿の角にはどのような使い道があるのか、拾える場所や売る方法など鹿の角拾いに関する基本情報をまとめてみました。

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鹿の角の使い道

当ブログではこれまでに、「ただで拾ったものが売れる自然物」の数々を紹介してきました。貝殻や松ぼっくり・石などと比べて、鹿の角というのは少々変わり種の自然物です。山を歩いていても簡単には見つかりませんが、鹿の角には以下のような使い道があるため珍重されています。

鹿の角の主な使い道
  • インテリア
  • ハンドメイドやDIYの材料
  • 犬のおやつ・おもちゃ
  • 魔除け・開運グッズ

それぞれ詳しく解説します。

インテリア

拾ってきた鹿の角の最もポピュラーな使い道は、そのまま玄関や室内などに飾るインテリアとしての用途です。いくつにも枝分かれしたオスの鹿の立派な角は見栄えが良いだけに、室内装飾品として根強い人気があります。

特に左右が対になった角や頭骨付きの角は、インテリア用として高値で取引されている状況です。鹿の角は刀置きとしても利用されているため、床の間に模造刀を飾っている人が購入してくれる可能性があります。Amazon楽天市場でも鹿の角は売られていますが、壁掛けや置物などのインテリア用は結構な値段がします。

ハンドメイドやDIYの材料

鹿の角で作ったナイフ

松ぼっくりや貝殻などと同様に、鹿の角もハンドメイド作品の材料に使われています。鹿の角は硬そうに見えますが、ノコギリやヤスリを使えば加工が可能です。

国内最大級のハンドメイドマーケットminneにも、鹿の角を材料にしたアクセサリーが数多く出品されています。鹿の角で作ったナイフやランタンハンガーは、キャンプ用品として人気の品です。

自分で拾った角を使ってそれらの品々を自作している人もいますが、山を探し歩いたところで必ず拾えるとは限りません。ハンドメイドやDIYの材料に使いたいという人に売れば、ただで拾った角がお金に換えられることになります。

犬のおやつ・おもちゃ

鹿の角を噛む犬

鹿の角の使い道として最近増えているのが、愛犬のおやつやおもちゃとしての用途です。Amazonや楽天市場でもペット用品の一種として、短いサイズにカットした鹿の角が人気を集めています。

鹿の角に残る獣臭が嗅覚の鋭い犬の野性を呼び覚ますのか、ドッグフードの骨型ガムより食いつきが良いという声も目立ちます。鹿の角には犬が好む髄液が含まれている上に、噛み続けることでデンタルケアにも役立ちます。ドッグフードの骨より減りが遅く、長持ちするという点も鹿の角が人気を集めている理由の1つです。

魔除け・開運グッズ

真田幸村や山中鹿之介など、鹿の角を兜に使った戦国武将も少なくありません。鹿の角には昔から魔除けの効果があると信じられ、力の象徴として用いられてきました。

現在でも鹿の角は財運や勝負運がアップする開運グッズとして、部屋に飾ったりお守りにしたりしている人たちがいます。1年ごとに生え変わる鹿の角は、五穀豊穣の象徴としても重宝されてきました。鹿は巧みに泳いで川を渡る習性も持つため、船を操る人たちの間では水難除けの意味合いも持ちます。

イノシシの牙も売れる?

鹿の角と違って1年ごとに生え変わるわけではないため数は少なめですが、メルカリにはイノシシの牙も出品されています。有害鳥獣駆除を行う猟師や、その家族または知人で出品している例が多いと見られます。

鹿の角と同様にインテリアやハンドメイド材料として使い道があるせいか、イノシシの牙は完売例も少なくありません。山を歩いていて運よく発見した場合、状態が良ければお金に換えられる可能性があります。

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鹿の角拾いができる時期と場所

奈良公園では毎年秋の伝統行事として、鹿の角切りが実施されてきました。秋は鹿の繁殖期で、メスの鹿を巡ってオスの鹿同士が角を突き合わせながら争います。

オス鹿の立派な角もライバルと戦うために生えるわけですが、観光客や通行人が鹿の角でケガをする恐れがあります。奈良ではそうした事故を未然に防ぐ目的で、鹿の角切りが行われてきたというわけです。

鹿の角は毎年春先に抜け落ち、新たな角が生えてきます。個体によって差もありますが、生え変わるのはは3月から4月頃にかけての時期です。その時期に合わせて野生の鹿が生息する場所に行けば、抜け落ちたばかりの新しい角が落ちている可能性があります。

春先の時期は雑草がまだ少ないため、獣道のような場所に落ちている角も比較的発見しやすいはずです。獣道は人が歩きやすい道ではないだけに、季節が進んで雑草が繁殖してしまうと発見が困難になってきます。山菜採りをしている人が鹿の角を見つけることがあるのは、人が通らないような藪の中にも入っていって探し歩くからです。

鹿の角発見

林道のように目立つ場所にも鹿の角が落ちていることはありますが、そういう場所では他の人に先を越される確率が高くなります。野生の鹿が多く生息している地域の山林で鹿の通る獣道を丹念に探し歩けば、他の人が見落としていた角が見つかるかもしれません。

ニホンジカはほぼ日本全国に分布していますが、東北地方の日本海側や茨城県は生息数の少ない空白域です。長野県から山梨県・静岡県にかけての一帯と、近畿地方・広島県・四国・九州には濃い分布域が見られます。

北海道の全域に生息するニホンジカの亜種はエゾシカと呼ばれ、他の亜種より大型だけに角も大きく立派です。状態の良い角が手に入れば、かなりの高値で売れる可能性があります。

鹿の角を売る方法

運良く鹿の角を拾えたとしても、販路が確保されていなければ儲けにつながりません。ただで拾ってきた鹿の角を売るには、以下のような方法が考えられます。

鹿の角を売る方法
  • 道の駅で販売する
  • インターネットで販売する
  • 買取店舗に持ち込む

それぞれ詳しく解説します。

道の駅で販売する

鹿の角を店頭で直接販売する方法として最もポピュラーなのは、幹線道路に面した道の駅での販売です。道の駅では野菜や加工食品などの食料品だけでなく、ハンドメイド作品のように食べられない商品も売られています。全国的に見ると鹿の角は珍しい商品の部類ですが、売っている店が実在するのも事実です。

道の駅だと委託販売の方式となるため、15%程度の手数料が売上から引かれます。有害鳥獣の駆除施設から放出されたような例が多いと見られ、個人が山で拾ってきた品を販売する方法としてはハードルが高めです。

インターネットで販売する

スマホに表示された鹿の角の写真と1万円札

有害鳥獣駆除を行う猟師でもない限り、鹿の角は1本でも手に入れば「ラッキー」と言えます。山などを歩いていて運良く拾った場合には、やはりインターネットを使って販売するのが手軽な売り方です。

メルカリラクマといったフリマサイトには、一般の人が拾ったものと思われる鹿の角が数多く出品されています。ヤフオクならオークション形式でも出品できるだけに、工夫すれば高値で売りさばくことも可能です。

フリマサイトでは松ぼっくりやどんぐり・貝殻・石など、山や川・海岸・公園からただで拾ってきた自然物の出品が少なくありません。鹿の角もそうした自然物の1つとして、個人対個人で活発に売り買いされている状況です。

鹿の角は買取可能?

フリマアプリが普及したことで鹿の角も格段に売りやすくなりましたが、写真を撮影したり説明文を書いたりするのが面倒だという人もいるはずです。鹿の角をもっと手軽に現金化したい場合には、リサイクルショップなどの買取店舗に持ち込むという手もあります。

どの店舗でも鹿の角を買取してくれるとは限りませんが、商品価値があると認められれば買取も可能です。過去にはさすがや買取大吉の店舗で、エゾシカの角が買取された実績がありました。ハンドメイド作品の材料にする目的で、個人がジモティーなどを通じて鹿の角を買取している例もあります。

法人が運営する店舗で買取した場合は中間マージンが抜かれるせいか、安く買い叩かれる例も珍しくありません。「少しでも高く売りたい」という人はフリマアプリの利用も含め、できるだけ個人対個人の取引で直接販売する方法を模索してみるといいでしょう。

鹿の角の価格相場

たくさんのお札

道の駅での販売状況を見ると、1本1,000円から2,000円程度で売られている例が多くなっています。素人の出品が多いメルカリでも、1,000円以上の価格設定で「SOLD」となっている例は珍しくありません。

犬のおもちゃ・おやつ用として出品する場合は、1本を20センチ程度にカットしたものを2本セットにして売っている例も見られます。数千円の価格設定でも売れているのは、枝分かれした大型の角をそのまま出品しているようなケースです。

中にはエゾシカの角を数十本まとめて出品し、数万円の高値で完売した例もありました。同様の完売例はヤフオクでも少なくないだけに、複数本の角をまとめて出品した方が高く売れやすい様子が見て取れます。

ちなみに鹿の角はAmazonや楽天市場でも売られていますが、価格は1,500円前後から数千円ほどします。普通に購入したのでは割高になるからこそ、メルカリで安く買おうとしている人がいるわけです。

鹿の角の販売に許可は必要?

許可の届出書類に印鑑を押すイメージ

以上のような手を使えば鹿の角を売ることは可能ですが、販売に許可は必要なのでしょうか?

鹿の角は人間が食べる食品ではないため、食品衛生法に基づく販売許可は必要ありません。メルカリなどに「犬のおやつ」として鹿の角を出品する場合は20センチ程度の長さにカットし、煮沸消毒した上で乾燥させてから販売するのが一般的となっています。こうした行為が「ペットフードの製造」と認識される場合は、ペットフード安全法に基づく届出が必要です。

メルカリに鹿の角を出品している人の大半は、こうした届出をしていないものと推定されます。運良く拾った鹿の角を1回や2回たまたま出品する程度なら、「ペットフードの製造」とは見なされないはずです。

猟師が有害鳥獣駆除で手に入れた鹿の角を「犬のおやつ」として継続的に大量販売するようなケースは、「ペットフードの製造」を行う個人事業と判断されかねません。心配な人は自分の住んでいる地域の地方農政局か農政事務所に問い合わせ、届出が必要かどうか確認してみることをおすすめします。

鹿の角の販売が違法になるケース

山で拾ってきた鹿の角をメルカリなどで販売した場合、違法性を問われることはないのでしょうか?

ハンドメイドの材料として出品する場合は、鹿の角の販売にペットフード安全法は関係ありません。鳥獣保護法の対象となっている野生動物の捕獲には、原則として許可が必要です。

ニホンジカも鳥獣保護法の対象動物ですが、生体から離れた角は無生物と見なされます。許可を得ないで鹿を捕獲して角を切ったのでない限り、落ちていた角を拾って売る分には法的に問題ありません。

山に落ちていた鹿の角

ただし国立公園や国定公園など、自然公園法の対象となっている場所の特別保護区では注意が必要です。特別保護区のエリア内では、たとえ石ころ1つでも拾って持ち帰る行為が禁止されています。鹿の角も同様の扱いになると考えられますので、特別保護区は避けた方が無難です。

特別保護区以外のエリアでも、自然公園内に落ちているものを拾うのに許可が必要な場合があります。私有林など他人の所有地へ勝手に侵入し、持ち主の許可を得ないで自然物を拾うのも違法行為です。

鹿の角が売れる理由のまとめ

鹿の角を噛む柴犬

鹿の角は犬用やハンドメイド材料などに需要があるため、ただで拾ってきたものでも結構売れます。鹿の住んでいそうな山を歩いても簡単には見つかりませんが、うまく発見できればお小遣い稼ぎのチャンスです。

副業と呼べるほどの収入を得るには、相当にまとまった数の角を収集する必要があります。メルカリやヤフオクで鹿の角を大量に販売しているのは、主に有害鳥獣駆除活動の副産物として入手している猟師の人たちです。ただで拾える自然物の中では高値で売れやすい品ですので、登山やキャンプなどアウトドアを趣味にしている人は探してみるといいでしょう。

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