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こたつ記事ライターは楽な仕事?記事が増えた理由を経験者が解説

こたつ記事ライターは楽な仕事?記事が増えた理由を経験者が解説 副業
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人に会ったり現地に赴いたりしての直接取材をせず、インターネットやテレビだけで情報を集めて書いた「こたつ記事」が増えています。こたつ記事の執筆を専門にするライターは在宅でも収入が得られるだけに、楽な仕事だと思いがちです。「自分も在宅のライターになって、楽をして稼ぎたい」と思っている人も多いのではないでしょうか?

そんなこたつ記事ライターも、意外と大変な部分がある仕事だったりします。筆者もかつてはそうした記事の量産を求められ、取材なしでオリジナリティを出すのに苦労したものです。

そこで今回は経験者の視点から、この仕事の「楽なところ」と「大変なところ」をまとめてみました。何かとネガティブなイメージのあるこたつ記事ライターに対しても、この記事を読めば印象が変わってくるはずです。

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こたつ記事ライターの楽なところ

「Enter」の代わりに「Easy」と書かれたキー

ニュースサイトのような大手メディアでも、最近は取材をしないで書いたこたつ記事が増えています。つまりプロの記者でも取材をせずに記事を書く場合はあるわけですが、こたつ記事ライターは足を使った取材を一切しないのが特徴です。記事の材料はインターネットやテレビ番組から拾い集め、集めた情報をうまいことつなぎ合わせて記事に仕立て上げます。

きちんと取材をして記事を書くライターの場合は、記事の材料を外から見つけて来なければなりません。取材に費やす労力が全体の半分以上を占めるだけに、体力や気力が求められる場面も出てきます。時には取材対象から罵声を浴びせられたり、危険な目に遭ったりすることがあるかもしれません。

部屋から一歩も出ないでも記事を書けるライターは、取材にかける労力が少なく済むという点では楽な仕事です。取材記事は相手に配慮する必要もあるため、記事の書き方にも何かと気を使います。

こたつ記事でもそうした配慮は欠かせないはずですが、自分が直接取材したわけではない相手だと、どうしてもそのへんが緩くなりがちです。記事で取り上げる人物に対してそれほど気を使わずに書けるという部分も、不本意ながらこたつ記事ライターが楽な理由の1つとされています。

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こたつ記事ライターの大変なところ

こたつでパソコンを操作しながら悩む女性

こたつ記事ライターは以上のような理由で「楽な仕事」と思われていますが、それは外から見た一面的な印象に過ぎません。実際に記事の執筆を引き受けてみると、意外に大変な部分のある仕事だということがわかってきます。

取材記事は誰でも簡単に書けるわけではないため、記事にはそれなりの価値が認められています。テレビやインターネットの情報だけで書いた記事はその逆だけに、安く買い叩かれるのが普通です。

以前はそれでも記事を量産できるライターが業界で重宝され、実績を積み重ねていけば高単価の仕事も受注が可能でした。ネット検索のアルゴリズムが変更されたことで、そういう低品質の記事は上位に表示されにくくなっています。その結果こたつ記事を募集する仕事が激減し、残った仕事も発注単価が下落している状況です。

専門分野に関する記事や実体験を生かした記事が高単価で募集されている一方で、誰でも簡単に書けるような内容の記事は稼ぎにくくなっています。よほど大量の執筆をこなさない限り、こたつ記事の仕事で高収入を稼ぐのは困難な時代です。

量産が求められるこたつ記事ライターは仕事に追われ、ほとんど記事作成マシンと化しています。取材記事と違ってオリジナリティを発揮する余地が少ない記事だけに、ライターとしてのモチベーションを維持するのが難しいというのもマイナス要因の1つです。

自分では取材せず他のサイトから情報を借用するという点に、後ろめたさを感じているライターも少なくありません。こたつ記事ライターの仕事を何年も続けられる人は、ある意味で図太いメンタルの持ち主と言えるでしょう。

こたつ記事ライターのなり方

こたつで記事を作成する女性

以上のようなマイナスの部分を承知の上で、それでもこたつ記事ライターになりたい場合には、大きく分けて2つの方法が考えられます。一番手っ取り早いのは、記事作成の募集が多いクラウドソーシングで仕事を探す方法です。

そういう在宅ワークのマッチングサイトを頼らず、ブログやSNSで情報発信してスカウトを待つという方法も考えられます。それぞれ仕事の始め方が違ってきますので、1つ1つ詳しく解説します。

クラウドソーシングで仕事を探す

こたつ記事の募集が多いクラウドソーシングは、主に在宅ワークとして総称される仕事の募集を1か所に集めたサイトです。アプリ開発やデータ入力・デザイン関連などの仕事と並んで、記事作成の仕事も数多く掲載されています。

本格的な取材が必要な記事も募集されていますが、クラウドソーシングに掲載されている記事作成案件の大半は取材不要のこたつ記事です。以前よりは募集件数が減ったとは言え、記事作成の仕事は今でもトップクラスの案件数を誇ります。

記事作成の案件を扱うクラウドソーシングには、以下のような2種類のサイトがあります。

  1. 総合型のクラウドソーシングサイト
  2. 記事作成の案件に特化したサイト

多種多様の案件を扱う総合型のクラウドソーシングサイトとしては、クラウドワークスランサーズの2大サイトが有名どころです。2大サイトより案件数は少なめですが、クラウディアシュフティといったサイトでも取材不要の記事は数多く募集されています。

ShinobiライティングRepoは、記事作成(ライティング)に特化したクラウドソーシングのサイトです。クラウドワークスとランサーズの2大サイトは案件数が豊富ですので、こたつ記事ライターとしてデビューするには登録必須です。

ココナラのようなスキルマーケットを利用して、仕事の依頼主を逆に募集するという手もあります。クラウドソーシングで気に入った仕事が見つからない場合でも、自分で記事作成の仕事を作り出すことが可能な方法です。

ブログやSNSで情報発信してスカウトを待つ

スカウトのイメージ

クラウドソーシングを利用すればほぼ確実にこたつ記事の仕事にありつけますが、前述の通り取材不要の記事は安く買い叩かれがちです。専門的な知識や経験が求められる記事を別とすれば、文字単価の低い案件が多くを占めています。

取材記事を専門にするプロのライターになると、文字単価は5円とか10円というレベルです。こたつ記事ライターはアマチュアの扱いになるせいか、クラウドソーシングでは文字単価1円にも満たない案件も少なくありません。

もっと効率的に稼ぎたいという人は、Webメディアを運営する会社や編集プロダクションからスカウトされるのを待つという手もあります。黙っていては声がかかりませんので、取材をしなくても高品質の記事が書けることを証明する手段が必要です。

自身のブログやSNSを通じて情報発信していれば、担当者の目に留まる可能性も出てきます。このやり方だと確実に仕事が得られるという保証はありませんので、クラウドソーシングの仕事と併用するのがおすすめです。ブログで情報発信すれば広告収入を稼ぐことも可能なだけに、スカウトされなかったとしても収入を増やす手段になり得ます。

こたつ記事の問題点

告発!!

こたつ記事を書くにはテレビやインターネットで情報収集すれば事足りるため、記事を量産しやすいという特徴があります。記事を執筆するライターも特別なスキルを必要とせず、ある程度の文章力があってインターネットが使えれば誰でもできる仕事です。

こうした点に目をつけたIT企業や編集プロダクションがクラウドソーシングの仕組みを利用し、これまでに大量のこたつ記事を募集してきました。ライター役を務めたのは、主に主婦や副業サラリーマンといった人たちです。

アマチュアのライターだと著作権に対する意識や事実確認の徹底といった点で、プロの書いた取材記事と比べてどうしても弱くなってしまいます。記事を発注するクライアントの側も、大手メディアよりはチェックが甘くなりがちです。

取材をせずに書ける記事は発注単価が全般に低く、まとまった金額を稼ごうと思えば1記事あたりに十分な時間を費やしている余裕がありません。記事を募集する側でもライターに量産を求めた結果、品質の低い記事がインターネット上に氾濫する状況を招いてしまいました。他のサイトの文章を丸ごとコピーしたような記事や、明らかに虚偽の内容が含まれたような記事です。

そういう記事は直接の取材しなくても書けることから、「こたつ記事=悪」というイメージが広まっています。後述するような工夫しだいでは、取材なしでも良質な記事を書くことは十分に可能です。

クラウドソーシングで仕事を受注しているアマチュアのライターでも、時間をかける余裕があれば記事の品質が上がってきます。こたつ記事は記事作成のプロセスに問題があるかのように言われていますが、一番の元凶は記事の大量生産を求める収益システムの方です。

こたつ記事が増えた理由

タイピングと収益のイメージ

以前は品質の低いこたつ記事でも、GoogleやYahoo!の検索結果で上位に表示させることは可能でした。「タイトルや見出し・本文にキーワードを多く使用する」「被リンクを増やす」といったSEO対策が、記事そのものの品質よりも重視されていたのです。

最近は記事を有料化するニュースサイトも増えていますが、多くのWebメディアでは今でも記事を無料で読めます。本来ならお金を払って購入すべき有益な記事をただで読める代わりに、記事には広告が掲載されるのが普通です。

民放のテレビ番組と同じ仕組みでサイト運営会社に収益が入るわけですが、テレビの視聴率競争と同じような現象がインターネットでも勃発しました。芸能に関する情報や美容・健康・生活に関するお役立ち情報などを発信するWebメディアで、テレビの視聴率に相当するPV数(ページが閲覧された回数)を競い合う風潮が加熱していったのです。

こたつ記事量産の弊害

サイト全体のPV数を増やすには、前述のような手法で記事数を増やしていくのが効果的とされていました。そうなると、記事1つ1つの品質にこだわっている余地がありません。

記事の元になる情報は手っ取り早くテレビ番組やインターネットから引っ張ってきて、いかにも興味をそそる煽りタイトルをつけます。記事本文や挿入画像も他サイトのコピーという例が多く、著作権の面でも問題がありました。

検索結果で似たような記事が増えるのは、検索ユーザーにとっても不利益な状況です。医療のジャンルでは不正確な情報の記事が検索上位に表示されたことで、健康被害も発生しました。そういう記事はライターに支払う報酬も安いのが普通ですが、クラウドソーシングで募集をかければ素人の書き手がいくらでも見つかります。

そんな低品質記事でも稼げたのは、検索エンジンが改良される前の過去の話です。今は度重なる検索アップデートを経て、品質の低い記事は検索上位から姿を消しつつあります。

検索結果は大きく変わりましたが、インターネット上からこたつ記事がなくなったわけではありません。取材をせずに記事を量産する手法は企業ブログや個人ブログに受け継がれ、今もなおインターネット上で幅をきかせている状況です。

コロナ禍で取材がやりにくくなったせいか、大手メディアでも取材をしないで書いたと見られる記事が増えています。テレビ番組やSNSを情報ソースとして、有名人の発言を記事に仕立て上げるような例です。ドラマやスポーツの試合に対するSNS上の反応をネタにした記事なども、直接の取材をしていないという点ではこたつ記事に含まれます。

良質なこたつ記事の条件とは?

検索エンジンとSEO

こたつ記事は取材記事より価値が低いように言われていますが、取材をしなくても良質な記事を書くことは十分に可能です。きっちりと取材をした上で書いたとしても、その記事が読者にとって必ずしも有益だとは限りません。Googleが運営する検索エンジンも、そのへんはよく心得ています。

検索エンジンの定義する「高品質な記事」「良質なコンテンツ」とは、一言で言えば「読者にとって有益な記事(コンテンツ)」です。取材をして書いたかどうかではなく、読者の便宜を図って書かれているかどうかが最も重視されています。

インターネット上に氾濫する膨大な情報をうまく整理し、読者にわかりやすい形でまとめ上げたものが良質なこたつ記事です。その記事を読めば再検索の必要がなくなり、知りたい情報が1回で手に入ります。その上でライター独自の経験や意見が記事に反映されていれば、読者にとっても有益な情報になるはずです。

著作権には要注意

取材不要のこたつ記事と言えども、著作権には配慮しなければなりません。インターネットに氾濫する情報を整理するだけでも価値ある記事は書けますが、元記事の文章を丸ごとコピーするのはNGです。自分の言葉に置き換えた上で、さらにわかりやすい表現に改めるのが理想です。

慣れたライターでも気がつかないうちにパクリを犯している場合がありますので、記事を納品(または公開)する前にコピペチェックをしてみることをおすすめします。文字制限はありますが、CopyContentDetectorなら何回チェックしても無料です(文字制限などが緩和される有料プランもあります)。

一致率が50%を上回ると「要注意」で、40%以上でも改善の必要があります。筆者も当ブログの記事を書く際にはCopyContentDetectorを利用し、一致率40%以上が出たら大幅に書き換えています。キーワードの競合が強いテーマだと30%台で可とする場合もありますが、30%未満に抑えるのが理想です。

自分の実体験を挿入したり、独自の見解を盛り込んだりすれば、コピペ率を効果的に下げられます。同じような記事ばかり検索結果に並ぶよりも、他にはないお役立ち情報があれば読者にとって有益なはずです。コピペチェックのプロセスが加わることで記事作成の手間は増えてしまいますが、それくらいの手間をかけないとこたつ記事の低品質化は防げません。

引用のすすめ

他のサイトの情報を参考にして記事を書く場合は、引用符をつけて文章の一部をそのまま掲載するという手もあります。記事の本文(オリジナルの文章)と引用部分を明確に区別できるようにした上で、引用した文章を改変せずに出典も明記する手法です。政府系のサイトや企業の公式サイトなど、信頼できるサイトからの引用が想定されます。

記事の本文より引用部分の方が多くなるのはNGですが、適度な範囲であればこたつ記事の精度を高めるのに効果的です。コピペチェックツールで検査する場合は、この引用部分を除いたオリジナル部分の文章をチェックします。

まとめ

こたつでパソコンを操作する着物姿の女性

こたつ記事ライターは取材をしないで記事を書くのが仕事だけに、取材記事のライターより楽な面があるのは事実です。そういう記事は価値が低いと見なされがちで、報酬の単価も取材記事より低く抑えられています。

こたつ記事でまとまった金額を稼ぐには依頼主の求めに応じて、記事をひたすら量産するしかありません。ライターは安い報酬で大量の記事を書かされ、仕事のやりがいを見失って消耗してしまっています。業界の歪んだ収益システムも手伝って、品質の低いこたつ記事が大量生産される弊害を招いてしまいました。

何かと否定的に捉えられがちだったこたつ記事も、この記事で紹介したような工夫しだいでは品質のアップは可能です。インターネット上で高評価を得ている記事の中にも、そうやって手間暇をかけて書かれたこたつ記事は少なくありません。

取材をしなくても高品質の記事が書けるライターは貴重な存在ですので、実績を積み重ねていけば有利な条件で仕事の話を持ち込まれる可能性も出てきます。まずはこたつ記事の募集が多いクラウドソーシングで実績を作り、慣れてきたところで自身のブログやSNSでも情報発信してみるといいでしょう。

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