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個人が草刈り代行で起業する方法とは?草むしりで稼ぐ副業も解説

草刈り作業 副業
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毎年夏場になると庭や畑・空き地などのあらゆる場所で雑草がはびこり、放っておくと収拾がつかなくなってしまいます。公共施設や民間施設の敷地内でも雑草対策が欠かせないだけに、人気の草刈り代行業者には仕事の依頼が殺到する状況です。

刈払機取扱作業者の資格を持っている人は必要な道具を用意することで、個人でも草刈り代行業を起業することが可能になってきます。その場合はどうやって依頼を獲得するかが収益の鍵となってきますので、考えられる集客方法についてまとめてみました。

草刈り代行とよく似た仕事に草むしり代行もありますが、こちらはアルバイトも多く募集されているため副業に向いた仕事です。名称が紛らわしい草刈り代行とどう違うのか、草むしり代行の仕事内容や料金の相場についても記事の後半で解説します。

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草刈り代行とは?

さまざまな代行業の中でも草刈り代行は夏場を中心に需要が急増するため、繁忙期になると少数の代行業者だけでは対応しきれなくなります。現在では1つの地域に複数の代行業者が存在し、業者間で価格競争も繰り広げられている状況です。草刈り代行を事業として手がけている業者には、以下のような種類があります。

  1. 草刈り代行専門業者
  2. ハウスクリーニング業者
  3. 造園業者
  4. シルバー人材センター
  5. 便利屋

刈払機取扱作業者の資格を持っていて草刈り代行の仕事をしてみたいという人は、そうした業者が募集する求人に応募するのが一番の近道となります。とは言え草刈り代行業を営む業者にアルバイトとして採用された場合の時給は、1,000円前後が平均的な相場です。地域によっては1,000円に満たない最低賃金レベルの時給にとどまる求人も多く、必ずしも効率的に稼げる仕事というわけではありません。

草刈り機を使った除草作業

草刈り代行の仕事は雑草の繁殖が最も盛んになる夏場が繁忙期となるため、どうしても炎天下での作業になりがちです。強力な切れ味を誇るエンジン式の刈払機は取扱に注意が必要で盛大な騒音も発生するだけに、近隣への迷惑や安全性を考えれば日没後の夜間に作業を行うというわけにもいきません。

熱中症の危険もある過酷な作業のわりに、時給は低めに抑えられているのが草刈り代行バイトの現状です。個人で仕事を請け負えば業者による中間マージンが発生せず、代行料金のほぼ全額を自分の収入にできる可能性が出てきます。

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個人で草刈り代行業を起業する方法

依頼された個人の庭や空き地・施設の敷地内で草刈り作業を行うには、最低でも市販の刈払機が必要です。刈払機にはエンジン式と電動式の2種類があって、電動型は充電式と交流式の2種類に分かれます。

最も効率良く草刈り作業ができるのはパワーの強いエンジン式ですが、騒音も大きいため住宅密集地のような場所での作業には向いていません。電動式は騒音が小さい反面パワーが弱いため、ススキやセイタカアワダチソウのような茎の硬い草を刈るのに苦労します。

特に充電式の電動型刈払機は取り回しが楽な一方で、1回に使用できる時間が30分から1時間程度に限られるのが難点です。充電式よりはパワーがある交流式なら連続使用時間を気にしないで済みますが、電源コードを引きずる煩わしさはあります。

草刈り機

刈払機さえ持っていれば草刈り代行の基本的な依頼に応えられるようになり、個人でも代行業として起業することが可能になってきます。サービスの差別化を目指すには、庭木の剪定や伐採・防草工事・薬剤散布・害虫駆除に対応可能とするのも効果的です。

そうなるとプロの業者並みのサービスが求められてくるだけに、最初からあれもこれもと手を出すと失敗のもとになりかねません。スタート時には刈払機を使った草刈り作業だけでサービスを展開し、慣れてきたら他の作業にも手を広げていくのが無難な始め方です。

依頼を獲得するための集客術

以上のような手段を使えば草刈り代行の起業も可能になってきますが、専門業者が幅をきかせている分野で個人が依頼を獲得していくのも簡単なことではありません。庭や空き地を所有している人の中には業者に依頼すると料金が高くつくのを嫌って、刈払機を購入して自分で草刈り作業をしている人もいます。そんな人が地域の高齢者などの依頼を受けて草刈り作業を代わりに行い、手間賃を受け取っているような例もそれほど珍しくはありません。

地域の人脈を活用した営業活動では個人が獲得できる依頼数も限られていますが、インターネットを活用すれば幅広く集客できる可能性が広がります。とは言え自分でブログを開設してサービス内容と連絡先を告知しながら集客しようとしても、地域の顧客にはなかなか見つけてもらうことができません。草刈り代行業者は数が非常に多くライバルがひしめいているため、地域名で絞り込んでも検索結果で上位に表示されるのは至難の業となっているのです。

個人事業主を含む草刈り代行業者が数多く登録されているくらしのマーケットに登録すれば、検索エンジンだけに頼った集客方法よりは依頼を獲得できる確率が少しでも高まります。1人1日に行う草刈り作業の目安とされる50平米あたりの料金で、登録業者を比較できるのがくらしのマーケットの特徴です。5,000円という格安料金を打ち出している業者もいれば、実績や付加価値を武器に10,000円以上という強気の料金で勝負している業者もいます。

千円札が入った封筒

まだ実績が少ないうちは料金の安さをメリットとして強調しながら集客し、実績を積み重ねるごとに料金を上げていくのが無難な始め方です。くらしのマーケットを利用して草刈りを依頼しようという人の中には、専門業者の料金が割高な点に不満を持っている人が多いと見られます。

くらしのマーケット以外では無料掲示板のジモティーにも、個人で草刈り代行の投稿を出している人は少なくありません。若い世代の利用が多いせいか、タイムチケットのようなスキルシェアサイトに草刈り代行のサービスを出品している人は少数にとどまります。

草むしり代行の副業

以上のような草刈り代行の仕事は対価を得て作業を請け負うのに資格が必要な刈払機を使用し、広範囲の雑草を一気に刈るのが特徴でした。刈払機を所有せず資格も持っていないという人は草刈り代行で起業することもできませんが、草むしり代行の仕事なら誰でも請け負うことが可能です。刈払機を使わずに手作業で雑草を除去していくのが草むしり代行の主な仕事で、庭の面積がそれほど広くない個人からの依頼が中心になると想定されます。

草むしり作業

草むしり代行も草刈り代行と同様に専門業者が存在する他、ハウスクリーニング業者や造園業者・シルバー人材センター・便利屋でもサービスを展開中です。そうした業者が募集するアルバイトの求人に応募すれば、草むしり代行の仕事を副業にすることができるようになります。雑草が盛んに繁殖する夏場が中心の仕事となりますが、週1日からでもOKという求人も少なくないのです。

草むしりスタッフの求人状況

求人検索エンジンのIndeedで募集状況を見てみると、この記事を書いた時点では学校施設や工場・住宅などの敷地内で草むしり作業を行う求人が掲載されていました。日給1万円という草むしりスタッフの募集も見られますが、多くは時給1,000円前後の求人です。

履歴書

草むしり作業だけでなく、敷地内の清掃やゴミ拾い・植栽などと合わせて作業を行う求人も少なくありません。中には収穫作業と合わせて農園の草むしりを行う農業バイトの求人も見られ、草むしりだけをしていればいいという求人はそれほど多くないのが現状です。募集されている地域にも限りがあるため、必ずしも自分の住んでいる地域で求人が見つかるとは限りません。

自分で草むしり代行業を始める方法

手っ取り早く草むしり代行の仕事を始めるのに最適なアルバイトの求人が見つからない場合でも、その気になれば草刈り代行と同じように自分で集客して依頼を獲得することは可能です。くらしのマーケットには刈払機を使った草刈り代行だけでなく、手作業の草むしり代行でも500件以上の業者が登録されています。個人事業主も相当割合で含まれていると見られるだけに、個人で草むしり代行の副業を始めるには有力な集客方法です。

刈払機を使いながら雑草の地上部を少し残しながら上の部分を大雑把に刈り取る草刈りと比べ、手作業の草むしりはていねいな作業が求められます。雑草を根ごと引き抜いたり、ねじり鎌や草取り用の鍬・金属ヘラなどを使って雑草を根元から刈ったりと、雑草の種類に応じて使い分けるの草むしりのコツです。

草刈りの道具

草刈り代行と比べて手作業だとどうしても効率が悪くなってしまうため、1時間あたりにこなせる面積は少なくなります。くらしのマーケットに掲載されている草むしり代行の料金も、草刈り代行の5分の1に当たる10平米あたりの金額です。

料金は5,000円前後という例が多いですが、中には剪定や伐採もサービスに含めて10,000円以上に設定している人もいます。個人で草むしり代行を始める場合も草刈り代行と同様に、最初は低料金でお得感を演出するのが集客のコツです。ジモティーに草むしり代行を投稿している人の中には、1時間500円という格安の料金を打ち出している例も見られます。

草刈り代行・草むしり代行の稼ぎ方まとめ

カゴに入った雑草と草刈り鎌

専門業者や造園業者・ハウスクリーニング業者などが広く支持されている中で、個人が草刈り代行や草むしり代行の仕事を獲得していくのはなかなか大変です。そうした中でもくらしのマーケットやジモティーといった集客サイトも徐々に浸透しつつあり、副業の手段として利用が進んでいます。

地域の人脈を生かして依頼を獲得するのが理想ではありますが、起業したばかりで実績が少ないうちは信頼もなかなか得られないのが当たり前です。スタート時点ではなかなか効率的に稼げなくても低料金で仕事を請け負い、信頼を得てから平均相場に見合った適正料金に上げるようにすれば成功しやすくなります。夏場が繁忙期となるため1年を通じて安定的に稼げるわけではありませんが、屋外で黙々と作業するのが好きな人には挑戦しがいのある副業です。

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