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ヒスイ拾いで一攫千金?翡翠の原石が高く売れる理由を解説

ヒスイ拾いで一攫千金?翡翠の原石が高く売れる理由を解説 お金
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アウトドアを楽しむ趣味の1つとして、翡翠(ヒスイ)拾いが静かなブームとなっています。良質なものが見つかれば、翡翠は原石でも高く売れる可能性のある宝石です。

世界でも限られた場所にしか産出しない翡翠を、一般の人でも拾える場所が日本に存在します。「自分もヒスイ拾いに挑戦してみたい」と思っている人も少なくないのではないでしょうか?

とは言え翡翠はそう簡単に見つかるものではないだけに、潮干狩りで貝を獲るのとはわけが違います。ヒスイ拾いにはコツがありますので、拾った翡翠を売る2つの方法と合わせて情報をまとめておきました。この記事を読めば、ただで拾った石で一攫千金を実現させる道が開けてきます。

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翡翠の原石が高く売れる理由

翡翠の原石

翡翠(ヒスイ)は世界各地で古くから珍重されてきた宝石の一種です。日本も世界で数少ないヒスイ産地の1つに数えられます。縄文時代の遺跡から、装身具などに使われたと推定されるヒスイが数多く出土している状況です。

ヒスイは生産量が極めて少ない上に、今もなお欲しがる人が大勢います。宝石として加工される以前のヒスイ原石でさえも、鑑賞石を収集している愛好家には高値で売れる可能性があります。

実際にネットオークションでは、ヒスイの原石が何十万円という高値で売れた例も少なくありません。もっと気軽に出品できるメルカリでもヒスイは高く売れやすいことから、ヒスイ拾いで一攫千金を狙う人が出てきたというわけです。

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ヒスイ拾いができる場所

新潟県糸魚川市のヒスイ海岸

ヒスイはミャンマーやロシア・中米が主な産地で、日本でも新潟県の糸魚川地域で古くから産出していました。全国各地の縄文遺跡で見つかったヒスイの出土品は、いずれも糸魚川産の材料が流通したものです。

山で眠っていたヒスイの鉱石が水流によって削られるため、糸魚川地域の周辺河川では現在もヒスイが見つかっています。小滝川ヒスイ峡や青海川の橋立ヒスイ峡は、ヒスイの大きな原石がゴロゴロ転がっている有名なスポットです。

これらの場所は天然記念物指定区域ですので、ヒスイはもちろん普通の石1個でも持ち帰りはできません。天然記念物指定区域以外の河川であっても、管理者の許可を得ないで石を拾うのはNGと考えた方がいいでしょう。

河川を流れ下ったヒスイは周辺の海にまで流出し、海岸に打ち上げられることがよくあります。海岸に漂着したヒスイであれば、一般の人が拾って持ち帰ることも可能です。

糸魚川周辺でヒスイ拾いができる海岸は、県をまたいで2カ所あります。1つは新潟県糸魚川市のヒスイ海岸で、もう1つは富山県朝日町の宮崎・境海岸です。

国内でヒスイが採れる場所は他にもありますが、いずれも一般の人が立ち入って簡単にヒスイ拾いができるような場所ではありません。ヒスイ海岸と境海岸はヒスイ拾いを町おこしの手段にしているくらいですので、興味がある人はチャレンジしてみるといいでしょう。

ヒスイ拾いのコツ

以上2カ所の海岸なら比較的自由にヒスイ拾いできるとは言え、高値で売れるようなヒスイの原石が簡単に見つかるわけではありません。海岸にはヒスイ以外の石も非常に多いだけに、その中から本物のヒスイを見分けるのは至難の業です。

ヒスイと極めてよく似た別の石が何種類もあって、素人目にはなかなか見分けがつきません。ヒスイっぽいと見て拾った石を専門家に鑑定してもらった結果、全部ヒスイでなかったという例もよくあります。

本物のヒスイが海岸に打ち上げられやすい気象条件もありますので、ヒスイ探しのコツを知っているかどうかで成果が左右されてきます。ヒスイには以下のような特徴がありますので、海岸で探す際の参考にしてみるといいでしょう。

  • 加工されたヒスイの宝石と違って、原石は角張っている
  • 色は白っぽいものが多く、緑色をした原石は意外と少ない
  • 他の石より比重が大きいので、ずしりとした重さを感じる
  • 光を透過する性質を持つため、太陽などにかざすと透けて見える

宝石として加工されたヒスイは、緑色をした丸い玉というイメージもあります。本物のヒスイ原石は非常に硬い鉱石だけに風化しにくく、他の石と違って角張っているのが特徴です。

磨き上げられる前の原石は色も白っぽいのが多く、加工された宝石のように必ずしも緑色をしているとは限りません。ヒスイの硬さは比重が大きいところから来ているだけに、他の石と比べて持ったときの感覚がずしりと重いのも1つの特徴です。

翡翠の原石

広い意味でのヒスイには硬玉と軟玉の2種類があって、外観で両者を区別するのは難しいものがあります。ネフライトとも呼ばれる軟玉は硬玉より硬度が低く、高値で取引されているのは硬玉の方です。

ネフライト以外にも、キツネ石として総称されるヒスイ似の石が何種類もあります。本物かどうかを判断するためにも、ヒスイっぽいと見た石は専門家に鑑定してもらうといいでしょう。糸魚川市のヒスイ海岸近くにあるフォッサマグナミュージアムでは、お1人様5個まで石の鑑定を無料でやってくれます。

ヒスイは海が荒れた日の翌朝に打ち上げられる例が多いだけに、早朝にヒスイ探しをするのがヒスイハンターの常套手段です。日本海は冬の方が荒れやすいためヒスイ探しに有利ですが、3月から5月にかけてのシーズンでも見つかる可能性はあります。夏は台風でも来ない限り海があまり荒れないため、ヒスイが見つかる確率は低めです。

ダイビングが得意な人なら、水中でヒスイを探してみるという手もあります。いずれも台風の接近中や冬で海が荒れている日は大変危険ですので、波がある程度収まってからヒスイ拾いに出かけるといいでしょう。

拾ったヒスイを売る方法

たくさんのヒスイ原石

一攫千金を夢見てヒスイ探しをする場合、拾った収穫物を売る方法についても考えておく必要があります。本物のヒスイと鑑定されたら、少しでも高く売りたいと考えるのが人情です。ヒスイの原石を含め、海岸や河川敷などで拾った天然石を売る手段には以下の2通りがあります。

  1. 原石の買取が可能な宝石買取ショップ
  2. フリマアプリやネットオークション

それぞれ詳しく解説します。

宝石の買取ショップで売る

ヒスイは宝石の一種ですので、宝石や貴金属類を扱う買取ショップに持ち込めば売れる可能性があります。原石の買取に対応している店としてない店がありますので、どの店舗でも買取が可能というわけではありません。

原石の買取が可能だとしても、加工された宝石ほど高く売れない場合があります。査定額にも店舗によってかなりの差が見られますので、高く売るには複数の店舗に査定を依頼して比較する作業が欠かせません。

買取店でヒスイ原石を査定する際には、透明度(濁りが少ないほど上質と鑑定)や艶などが重視されます。石のサイズによっても査定額が大きく左右され、小石サイズだと1万円以下に査定されるのが普通です。

何十万円という高値で売れているのは、10キロ以上もある大きなサイズのヒスイ原石に限られます。査定額に納得がいかない場合には、以下で紹介する第2の販売方法も検討してみるといいでしょう。

フリマアプリやネットオークションで売る

拾ったヒスイの原石を売る2つ目の手段は、フリマアプリやネットオークションを利用した販売方法です。ヒスイの原石はメルカリヤフオクなどの販売サイトを通じて、個人対個人でも活発に売り買いされています。

買取ショップを利用する場合は個人対業者での売買となるため、売り手側はどうしても弱い立場になりがちです。その点で個人同士の取引なら、相手もその商品を欲しがっていることが多いものです。売り手として強気の取引も可能になってくるだけに、買取ショップより高く売れたという例も少なくありません。

この記事を書いた時点では、メルカリで「SOLD」となっているヒスイ原石で最も高額な出品価格は20万円でした。ヤフオクのオークション形式で出品された場合は価格が釣り上がる例も珍しくないせいか、過去180日間で落札されたヒスイ原石の最高額も30万円に上っています。

ただし出品価格が相場より高すぎると、誰も買ってくれない残念な結果もあり得るという点には注意が必要です。かと言って必要以上に安い価格で出品しても、ヒスイ拾いに費やした労力に見合わない収益しか残らなくなってしまいます。

フリマアプリやネットオークションにヒスイ原石を出品する際には、過去の出品価格をリサーチする作業が欠かせません。出品価格だけでなく、説明文の書き方や写真なども他の出品者を参考にしてみるといいでしょう。現在販売中の出品よりは、あえて「SOLD」や「落札済み」の出品を参考にした方が学ぶべき点も多いはずです。

まとめ

ヒスイ海岸で翡翠を探している男性

ヒスイ拾いができる海岸で本物のヒスイが見つかったら、自宅に飾っておくだけでも素敵なインテリアになります。「ヒスイハンター」と呼ばれるほどの人は主に販売を目的として、希少価値の高いヒスイの原石を探し回っている人たちです。宝石として加工される前の原石を鑑賞目的で収集している愛好家も少なくないだけに、高値で売れるヒスイ原石の市場が成り立っています。

ヒスイ拾いが許可された海岸には本物と見分けがつきにくい石も少なくないだけに、専門家に鑑定してもらうのが安心です。本物のヒスイと鑑定されたら買取ショップに持ち込むか、フリマアプリやネットオークションに出品する方法での販売も検討してみるといいでしょう。

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