傾聴ボランティアを仕事にするには?資格なしで始める方法を解説

傾聴ボランティアを仕事にするには?資格なしで始める方法を解説副業

心に問題を抱えている人や高齢者など、孤独になりがちな人を対象とし傾聴ボランティアの活動が注目を集めています。人の役に立つという点では立派な仕事と言えますが、ボランティアだと必ずしも金銭的な対価が得られるとは限りません。傾聴ボランティアの活動に興味がありながら、まったくの無償で活動を行うだけの余裕はないという人も少なくないはずです。

社会全体としては傾聴の仕事に大きな需要があるだけに、有償ボランティアの形で傾聴の仕事を募集しているところもあります。当ブログでこれまでに話し相手の仕事や愚痴聞きバイトを取り上げてきた中で、ボランティアの募集も数多く見てきました。そこで今回は傾聴ボランティアを仕事にする方法について、謝礼の相場や注意点と合わせて解説します。

傾聴ボランティアの仕事を始めるのに、特別な資格は必要ありません。金銭的な部分で傾聴ボランティアの活動に二の足を踏んでいた人も、この記事を読めば第一歩を踏み出せるようになります。

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傾聴ボランティアを仕事にする方法

傾聴ボランティアとは、傾聴のスキルを用いて高齢者などの話を聴いてあげる活動です。福祉施設や病院などを訪問したり、高齢者の自宅を訪問したりして傾聴の活動を行います。

傾聴そのものについては、傾聴力とはどんなスキル?仕事に活かす傾聴のコツを解説で詳しく解説しておきました。相手の話を否定せず、説教をしたり提案したりもせず、ただひたすら聴き役に徹するためのスキルです。

ボランティアと称するからには、通常は無償で活動を行うことになります。傾聴ボランティアは社会的な意義の大きい活動ですが、活動を支えているのは非営利団体が大半です。所属するボランティアに対しても、金銭的な対価を支払うだけの余裕がないところが少なくありません。

それでも人の役に立つ活動だけに、傾聴ボランティアを志す人は増えている状況です。金銭的な見返りを期待しないで行うのが一般的とは言え、傾聴を行う場所までの移動や、場合によっては宿泊・食事にも費用がかかってきます。まったくの無償でボランティア活動を続けるには、金銭的な負担も無視できません。

傾聴ボランティアを利用する側でも、無償だとかえって依頼しづらいという側面があります。少額の謝礼を出すことで、依頼する側も受ける側も心理的な負担が軽くなるはずです。

そうした事情もあって、最近は有償の傾聴ボランティアを募集する例も増えてきました。交通費程度でも謝礼がもらえれば、傾聴ボランティアを仕事にすることも十分に可能です。

「Support」と書かれた吹き出し

実際に傾聴ボランティアの活動をするには、以下のような方法があります。

  1. 社会福祉協議会やボランティアセンターに登録する
  2. NPO法人や福祉施設などの募集を探す
  3. 自治体の窓口に相談する
  4. ボランティア求人サイトや無料掲示板で募集を探す

それぞれの概要について解説します。

社会福祉協議会やボランティアセンターに登録

全国の都道府県や指定都市には、ボランティアセンターと呼ばれる場所が設置されています。ボランティアをしてほしい人や施設と、民間団体や個人活動家との橋渡し役を行っている組織です。全国各地の社会福祉協議会に設置されている例の他、主だった大学にもセンターが設けられています。

傾聴ボランティアの活動を始めるには、こうしたボランティアセンターに登録するのが一番の近道です。必ずしも謝礼の出る仕事が見つかるとは限りませんが、活動を続けていれば有償の案件に巡り合う可能性もあります。

都道府県・指定都市社会福祉協議会のホームページ(リンク集)|全国社会福祉協議会

NPO法人や福祉施設などの募集を探す

ボランティアセンターを通じて傾聴ボランティアを依頼しているのは、民間のNPO法人や福祉施設が大半です。こうした民間団体や施設の中には、HPなどを通じて傾聴ボランティアを独自に募集しているところも少なくありません。GoogleYahoo!で「傾聴ボランティア 募集 地域名」のキーワードを入力して検索すれば、募集に関する情報が見つかる可能性があります。

求人サイトの求人広告を利用するだけの財政的余裕を持たないNPO法人の多くは、団体のHPにボランティアの募集を掲載しているものです。有料老人ホームなどの福祉施設も含め、求人サイトに出ていない募集を見つけるのに検索エンジンが役に立ちます。

自治体に相談する

ボランティアセンターを運営している社会福祉協議会は、地元の自治体と連携しながら活動を展開しています。市区町村役場などの窓口で相談すれば、傾聴ボランティアに関する情報を教えてもらえる可能性があります。

社会福祉協議会がどこにあるかわからないという人でも、地元の役場なら相談もしやすいはずです。傾聴ボランティアの活動を始めるにはどうしたらいいのか、福祉関連の窓口で問い合わせてみるといいでしょう。

ボランティア求人サイトや無料掲示板で募集を探す

インターネットを利用して仕事の募集を見つける方法としては、この他にもボランティア求人サイトや無料掲示板があります。正社員やアルバイトなどを扱う求人サイトと比べて数は少ないですが、以下のサイトで傾聴関連の人材募集が確認されました。

  1. activo(アクティボ)
  2. ボランティアプラットフォーム
  3. スケッター(Sketter)
  4. ボラ市民ウェブ

この他にも無料掲示板のジモティー「助け合い」カテゴリで、傾聴ボランティアが募集されています。「悩み傾聴します」などボランティア自身の投稿を見ると、無償の場合もあれば報酬を設定している例もありました。投稿しても必ず申し込みがあるとは限りませんが、傾聴の仕事を見つける手段の1つには数えられます。

傾聴ボランティアを始めるのに資格は必要?

資格のイメージ

傾聴ボランティアの活動を始めるのに、臨床心理士や公認心理師などの資格は必要ありません。現在ボランティア活動に従事している人の多くは、特別な資格を持っていない一般の人たちです。

資格なしでも始められる仕事とは言え、実際の活動においては傾聴のスキルが求められてきます。傾聴スキルを身につけないままボランティアの活動を始めた場合、利用者との間でトラブルに発展する例もあり得るからです。相手の話を否定せずひたすら聞き役に徹し、適度な相槌やオウム返しなどの合いの手も欠かせません。

こうしたスキルを事前に習得してもらう目的で、各地の社会福祉協議会やボランティアセンターでは傾聴ボランティア養成講座を実施しています。講座を受講しても資格を取得できるわけではありませんが、傾聴ボランティアとしての活動には役立つはずです。傾聴のスキルに自信のない人は、養成講座を受けてからボランティア活動を始めるようにするといいでしょう。

傾聴ボランティアの給料(謝礼)相場

千円札が入った封筒

傾聴ボランティアを「仕事」にするには、たとえ少額でも謝礼の出る有償ボランティアとして依頼を引き受けたいものです。無償のボランティアを募集している例が多い状況ではありますが、有償で傾聴の仕事を依頼する団体や施設も増えてきています。

ボランティアの立場だと、アルバイトやパートの従業員として雇用されるわけではありません。支払われるのは「給料」ではなく、「謝礼」の扱いです。

労働の対価として雇用主が支払う賃金と異なり、謝礼には金額に関する制約はありません。賃金は必ず現金で支給するよう法律で規定されていますが、謝礼の場合は商品券や現物で支払われることもあり得ます。

ボランティアは労働者に該当しませんので、最低賃金法による保護も受けられません。同じボランティアの扱いでも治験モニターなどなどと違って、有償の傾聴ボランティアに支払われる謝礼は全般に低めの金額です。2時間前後の活動で、謝礼は1,000円から3,000円という例が多くなっています。

訪問先までの移動で交通費が多くかかった場合、謝礼え受け取ったお金がほとんど残らないということもあり得ます。収入を得ることを重視して傾聴の仕事をするなら、愚痴聞きバイトやリスニングスタッフの方が金額の面で有利な仕事です。ココナラタイムチケットのようなスキルマーケットを利用すれば、一般の個人でも傾聴の有料サービスを出品して利用客を募集できるようになります。

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傾聴ボランティアを仕事にする上での注意点

実際に傾聴ボランティアの仕事を始める際には、いろいろと注意すべき点があります。雇用契約を結んで働くのと違って、ボランティアの立場だと「仕事」という意識が薄くなりがちです。

労働の対価として賃金を受け取る働き方も、わずかな金額の謝礼を受け取って行うボランティアも、傾聴の基本には変わりありません。相手を尊重して話の聞き役に徹し、「話してよかった」「すっきりした」と思ってもらうようにする姿勢が大切です。

共感のイメージ

カウンセラーや相談員などの仕事と違って、傾聴ボランティアには問題の解決までは求められません。解決方法について示唆したり、相手の行動を思いとどまらせようとしたりするのは、傾聴の姿勢としてはNGです。

傾聴の仕事に慣れてくると、相手もいろいろと立ち入った話を打ち明けてくれるようになります。相手の思いがけない秘密を知るケースも出てきますが、傾聴の活動で知った事柄は口外禁止です。ボランティアと言えども傾聴スタッフには守秘義務がありますので、話の内容について家族や友人に明かさないようにする心がけが求められます。

傾聴ボランティアの活動を続ける中では、ちょっとした行き違いで相手の気持ちを害してしまうことがあるかもしれません。トラブルに発展しそうになった場合は傾聴をいったん中断させ、依頼主や所属団体に相談して指示を仰ぐことをおすすめします。

まとめ

人間関係のイメージ

謝礼の出る依頼が見つかれば、傾聴ボランティアの活動を仕事にすることもできなくはありません。謝礼の金額は数千円程度という例が多く、傾聴ボランティアの仕事だけで食べていくのは困難です。他に収入源を持っている人が社会奉仕活動の一環として、休日などの自由時間をボランティアの活動に当てるのが無難と言えます。

傾聴ボランティアは資格なしでも始められますが、謝礼の有無に関わらず最低限の傾聴スキルは必要です。傾聴ボランティアの養成講座を受講することで、仕事に役立つスキルを身につけられます。無料で受けられる講座もありますので、地域の社会福祉協議会やボランティアセンターで募集状況を問い合わせてみるといいでしょう。

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