ミジンコ養殖の副業が意外に儲かる理由とは?価格相場を徹底調査

タマミジンコの飼育容器副業

ミジンコと言えば学校の理科の授業でもおなじみの、体長が1ミリから数ミリ程度という小さな水生生物です。田んぼや池にも住んでいるミジンコを繁殖させ、欲しい人に売る養殖ビジネスが儲かることをご存知でしょうか?

筆者も最初は半信半疑でしたが、実際にミジンコの養殖で月に10万円以上を稼いでいる人が存在します。いったいどうやったらミジンコでそれだけ稼げるのか、増やし方や販売方法について情報をまとめて見ました。この記事を読めば普通のサラリーマンでも、ミジンコの養殖を副業の手段にできるようになります。

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ミジンコ養殖が意外に儲かる理由

たくさんの1万円札

ミジンコは動物性プランクトンの一種として、池や沼などに生息している微細な甲殻類です。種類がいろいろとあって、最も大きいオオミジンコは体長が5ミリほどにも達します。中でも金魚や熱帯魚・メダカなどの生き餌として利用されているのは、体長1ミリから1.5ミリのタマミジンコです。

ペットとしてメダカを飼っている人なら経験があるように、生きたミジンコを餌として投入すると食いつきが違います。餌の奪い合いになるほどの大好物とあって、メダカ愛好家の間でも人気商品です。金魚や熱帯魚の餌としてもミジンコは栄養満点だけに、アクアショップや通販サイトでは結構な値段で売れています。

生き物の出品が可能なヤフオクを利用すれば、個人でも養殖ビジネスを始めることが可能です。錦鯉の養殖などと違って場所を取らず、世話にも時間をそれほどかける必要はありません。会社の仕事や家事などと両立させることも十分に可能なため、ミジンコの養殖が「儲かる副業」と言われているのです。

ミジンコ養殖の副業を始める方法

タマミジンコの水換えセット

ミジンコの養殖もメダカや錦鯉などと同じように、飼育環境で増やした個体を販売して収益を得るビジネスモデルです。

他の物販ビジネスは商品が売れるたびに新たな商品を仕入れる必要もありますが、生き物の養殖ビジネスなら商品が勝手に増えていきます。餌代などのランニングコストはかかるにしても、商品を仕入れる必要がない点では収益性の高いビジネスです。商品をリサーチしたり買い付けしたりする代わりに、生き物の世話をするのが主な仕事ということになります。

実際にミジンコの養殖ビジネスを始める手順は以下の通りです。

  1. 池や田んぼなどからミジンコを採取してくる
  2. 手に入れたミジンコを飼育して増やす
  3. 増やしたミジンコをヤフオクに出品する
  4. 出品したミジンコが売れたら梱包して発送する
  5. 手数料を引いた売上金が指定口座に振り込まれる

それぞれ詳しく解説していきます。

ミジンコの採取

ミジンコがいそうな沼

ミジンコはアクアショップでも売られていますが、普通に買えば1,000円前後します。水が流動していない池や湖・沼地には野生のミジンコが生息していますので、その気になれば元手0円で手に入れることも可能です。

ミジンコは水を張った田んぼにも住んでいそうなものですが、害虫駆除の目的で高濃度の農薬を使用している水田では生息できません。農薬の濃度がそれほど高くない水田なら生息している可能性もありますが、ミジンコを販売目的で養殖する場合はできるだけ無農薬の環境から採取することをおすすめします。田んぼでミジンコを採取する場合はもちろんのこと、池や沼でも所有者や管理者がいる場合は原則として許可が必要です。

採取する際にはバケツやペットボトルなどの容器を用意し、金魚用の網やコップなどを使ってすくい上げます。水ごと容器に入れて持ち帰ることも可能ですが、ザルなどを使って余計なゴミを取り除いた方が後の管理が楽です。

休眠卵を購入するという手も

ミジンコは生育に適した環境下で爆発的に増殖しますが、餌を食い尽くしたり水が干上がったりしては生きていけません。普段はメスだけで単為生殖して繁殖し、生育環境が悪化してくるとオスが生まれるようになります。他の生物のように受精して有性生殖を行い、休眠卵を生むのが目的です。

この休眠卵は乾燥した環境や低温にも耐え、生育に適した環境になったときに孵化して再びミジンコが増え始めます。水田は田植えの時期から夏までは水が張られていますが、刈り入れが終わると水が抜かれて干上がってしまいます。水がなくなった田んぼの土にミジンコの休眠卵があって、翌年の春に水で満たされるようになると再び発生するようになるというわけです。

タマミジンコの休眠卵

ミジンコの休眠卵はアクアショップや通販サイトでも売られていますので、生体の採取が難しい場合は購入を検討してみるといいでしょう。入手した休眠卵を飼育容器に入れて飼育に適した環境を整えてあげれば、卵が孵化してどんどん増えていきます。休眠卵を購入した費用は、たくさん増やしたミジンコを次から次へと販売することで回収が可能です。

水の干上がった田んぼや池で土を採取すれば休眠卵をただで入手することも可能ですが、他の生き物も大量に採取されてしまいます。専門業者の通販サイトで販売されているのは、ミジンコの休眠卵だけを集めた商品です。

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ミジンコの増やし方

たくさんのタマミジンコ

生体の採取や休眠卵の購入によって手に入れたミジンコは、プラスチックケースなどの容器を使って増やせるようになります。養殖によく利用されるタマミジンコの場合、25℃前後が繁殖に適した水温です。

水を入れた容器にミジンコを投入し、半日陰の場所(適温の範囲内であれば室内でも室外でも可)に置いておきます。水道水を使う場合は2~3日ほど汲み置きして、塩素を抜く工程も必要です。

自然環境下でのミジンコは植物プランクトンを食べていますが、養殖の場合は以下のような餌がよく利用されています。

  • 生クロレラ
  • ほうれん草など乾燥野菜の粉末
  • 乾燥鶏糞などの肥料
  • ドライイーストなど

乾燥鶏糞を使用すると臭いがきつくなるため、室内での養殖には不向きです。室内でミジンコを養殖する場合は、ほうれん草パウダーなどの乾燥野菜が適しています。ミジンコを採取した際に水を採取しておけば、その中に含まれる植物プランクトンを増やしてミジンコの餌にすることも可能です。

植物プランクトンの含まれた水を、メダカなどの魚を飼育している水槽に少しだけ入れておきます。日光の当たる場所に水槽を置いておけば、浄化装置を使わない限り水が緑色に濁ってきます。水槽の水が濁ったのは、水中に植物プランクトンが増殖している証拠です。

魚の糞に含まれる栄養素と光合成によって、植物プランクトンはどんどん増えていきます。このグリーンウォーターをミジンコの飼育容器に加えるだけで、餌をわざわざ購入しなくても済むようになるというわけです。魚の餌代は必要ですが、普段からメダカや金魚などを飼っている人は試してみる価値があります。

ミジンコを飼育している方の容器では、エアフィルターを使用しない限り週に1回程度の定期的な水換え作業も必要です。ミジンコが増えすぎると酸欠状態に陥り、全滅する恐れがあります。増えてきたら適度に間引きをしてメダカなどの餌にして与えるか、別の容器に分けてミジンコの密度が高くなりすぎないようにするのが飼育のコツです。

ミジンコの販売

ミジンコはアクアショップでも魚の餌用として売られていますが、そういう店では普段から取引のある卸業者から商品を仕入れています。一般の個人がミジンコを持ち込んだところで、買取は断られるのが普通です。

個人でミジンコの養殖に取り組んでいる人の多くは、生き物の出品が可能なネットオークションサイトのヤフオクで販売しています。ヤフオクでも哺乳類や鳥類・爬虫類の出品は禁止されていますが、ミジンコはエビやカニなどと同じ甲殻類の一種です。ヤフオクで出品が可能な魚類に含まれるため、生きたままの状態でも販売できます。

パッキングされたタマミジンコ

ちなみにメルカリラクマのようなフリマサイトでは、生き物は魚類や昆虫も含めて出品禁止の対象です。個人でネットショップを開設して売るという手もありますが、ヤフオクに出品した方が集客の面で楽になります。

ヤフオクでもオークション形式だと出品から落札まで手間がかかるせいか、定額のフリマ形式で出品している人の方が多い状況です。いずれも方式でも商品が売れたら、適切に梱包した上で指定の住所に発送します。梱包の際にはメダカなどの発送にも使うパッキング袋にグリーンウォーターとミジンコを一緒に入れ、ボンベで酸素を充填させた上でパッキングするのが一般的です。

ヤフオクのミジンコ価格相場

ヤフオクで過去180日間に落札されたミジンコの価格を調べてみると、最も安い例で1円、最高値は19,800円でした。落札価格は絶えず変動していますが、この記事を書いた時点での平均落札価格は1,206円です。

1万円以上で落札された例が複数見られ、いずれもタマミジンコ100gで数百万匹(19,800円の落札例は200gで約60万匹)の商品です。ミジンコを発送する際には密度が高くなりすぎると死着のリスクが高まるため、1gあたり3,000匹程度の密度で梱包されています。

パソコンと1万円札

ヤフオクでは最低価格の1円で出品する代わりに、送料を高めに設定している人も少なくありません。万が一本当に1円で落札されてしまったとしても、実際の送料を設定料金より安く済ませれば少しでも収益が残るという仕組みです。そういうカラクリがあるので一概に言えない部分もありますが、1,206円というミジンコの平均落札価格(2022年5月12日現在)は妥当な数字と言えます。

メルカリなどと違ってヤフオクの場合は送料を購入者で負担する例も多く、落札システム利用料を引いても収益を多く残しやすくなります。ヤフオクで売上から引かれる落札システム利用料は以下の通りです。

  • Yahoo!プレミアム会員でオークション出品の場合8.0%
  • Yahoo!プレミアム会員でフリマ出品の場合8.64%
  • Yahoo!プレミアム会員以外は10%

仮に平均落札価格の1,200円でミジンコが売れたとすると、月に10件の販売をこなせば1万円以上の収益を残せる計算です。ミジンコの養殖ビジネスで月に10万円以上を稼いでいる人は数をもっと多くこなし、1件あたりの落札価格も平均より高いものと見られます。



ミジンコ養殖の副業まとめ

タマミジンコの回収

田んぼや池でも採取できるミジンコはメダカや熱帯魚などの餌に最適なため、値ごろ感のある価格で出品すれば買い手が数多く現れます。餌の与え方や水換えなどのコツさえ覚えれば、個人でもミジンコを増やして売ることは十分に可能です。

生き物の出品が可能なヤフオクを利用することで、ミジンコの養殖ビジネスが副業の手段となり得ます。1出品あたり1,000円以上で売れている例が多く、中には1万円以上で落札された例も複数あるほどです。

ミジンコの飼育にはそれほど場所を取らず、付きっきりでいる必要もありません。他の生き物の養殖ほど手間がかからないわりに収益性が高いことから、「儲かる副業」と言われてるわけです。一風変わった副業をやってみたいという人は、ミジンコの養殖を検討してみるといいでしょう。

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