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迷惑系ユーチューバーの収益源とは?世間が騒げば騒ぐほど儲かる理由

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今やテレビをしのぐほどの人気を集めているYouTubeで、さまざまな迷惑行為の様子を撮影した動画が物議を醸しています。中でもYouTuberのへずまりゅうはスーパーや衣料品店への度重なる迷惑行為により、逮捕や書類送検を繰り返してきました。

こうした人物は「迷惑系YouTuber」とも呼ばれていますが、逮捕や垢BANでも一向に懲りる様子がありません。世間が騒げば騒ぐほど注目度が高まり、収益に結びついているものと見られます。そんな迷惑系YouTuberが騒動を繰り返す理由について、収益構造の面から実態を考察してみました。

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迷惑系YouTuberとは?

YouTuberは小学生が将来なりたい職業の上位にランクされるほど認知度が高まっていますが、後から参入したのでは簡単に稼げなくなりつつあります。ゲーム実況や「やってみた」系の動画はすでに出尽くした感があり、面白系動画などもよほどアイデアを工夫しないと再生回数を稼げません。

YouTuberとしてお金を稼ぐのが難しくなってきている現状については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

会社員にYouTuberは無理?動画投稿の副業で稼ぐコツを解説
YouTuberは会社員の副業としても有力な手段でしたが、規約変更で稼ぐのが難しくなったと言われています。専業YouTuberにはかなわないと思いがちな動画投稿について、副業として成立させるための方法論と広告収入の目安から解剖してみました。

普通にやっていてはチャンネル登録者数も増やせず収益化できないことから、注目を集めたいばかりに過激な行動に走るYouTuberが相次いでいます。自分自身や他人を危険にさらすチャレンジ系動画で再生回数を稼ぐ手法は、海外でも以前から大きな問題とされてきました。他人に迷惑をかけるような行為を犯してその様子を動画で撮影し、YouTubeで配信するのも注目を集めて再生回数を稼ぐのが主な目的です。

そのような行為は何らかの法律に抵触するケースも多く、実際に容疑者が特定されて警察に逮捕された例は少なくありません。迷惑系と総称されるYouTuberの中でもへずまりゅうの名で活動する人物は、最近の迷惑行為が際立っています。2020年に世間を騒がせたへずまりゅうの迷惑行為は以下の通りです。

  • 5月に愛知県内のスーパーで魚の刺し身を会計前に開封して食べ、窃盗の疑いで7月に逮捕
  • 同じ5月には大阪の衣料品店で購入したブランドTシャツを偽物だと言い張って騒ぎ、威力業務妨害の疑いで10月に再逮捕
  • 7月には新型コロナウイルスに感染しながら山口県内の各地を訪れ、マスクをせずに複数の人と接触して感染させていた
  • 同じく7月には東京・渋谷のスクランブル交差点近くの歩道に布団を敷いて寝そべり、10月になって道路交通法違反の容疑で書類送検される

以上のような迷惑行為の様子を撮影した動画がYouTubeに投稿されたことから、数カ月後の逮捕や書類送検につながりました。大阪のケースや渋谷のケースでは他のYouTuberとも共謀していることから、へずまりゅう以外にも迷惑系YouTuberが存在するものと見られます。

迷惑系YouTuberの源流

YouTubeでは以前から投資などの炎上商法が問題となっていましたが、へずまりゅうのような迷惑系YouTuberはむしろ2013年以降に世間を騒がせたバカッターに近い存在です。コンビニや飲食店などのバイト先で悪ふざけをしてその様子を撮影し、Twitterに投稿するという行為は「バイトテロ」とも呼ばれて炎上を招きました。

店の商品を台無しにしかねないそれらの行為は企業への信頼に傷をつける結果となるだけに、業務妨害罪に問われたり損害賠償を命じられたりする可能性があります。迷惑行為はスマホ写真で撮影してTwitterに投稿される例が多かったことから、彼らは「バカッター」と呼ばれるようになったのです。

へずまりゅうなど現在の迷惑系YouTuberとバカッターとの関連性は不明ですが、2013年頃に始まるバイトテロが何らかの形で影響を及ぼしたものとも考えられます。格差社会の中でやりがいのある仕事が得られず、鬱屈した思いを抱えている若者も少なくないはずです。そんな彼らがバイト先で悪ふざけをした写真や動画を投稿し、憂さを晴らそうとした結果がインターネットを通じて広まってしまったのでした。

必ずしも「世間を騒がせてやろう」という意図を持っていたわけではないバカッターも少なくないはずですが、彼らの行動は再生回数が伸び悩むYouTuberに良からぬアイデアを提供することになります。テレビ局でも何でもない一般の個人が動画を通じて有名になれるYouTubeのプラットフォームが悪用され、バカッターの延長線上にある迷惑行為でも収益化が可能になってしまったのです。

迷惑系YouTuberの収益源

YouTubeは企業が配信する広告による収益で運営されており、広告収入の一部は動画を投稿したクリエーターにも還元されています。動画の再生回数や広告の表示回数などに応じて広告収入が増える仕組みだけに、収益化を目指すYouTuberの間では再生回数を競い合う風潮が形成されてきました。へずまりゅうのような迷惑系と言えども、YouTubeを通じて収益を得ようとする場合は同じ仕組みを利用する必要があります。

最近はYouTubeでも投げ銭機能が導入されていますが、基本的には再生回数を増やさないと広告収入も増えていきません。へずまりゅうも最初から迷惑動画に走っていたわけではなく、以前は山口県内の観光地を紹介する無難な動画も投稿していました。そのような動画ではまとまった広告収入を得られるほどの再生回数が稼げないことから、次第に過激なスタイルへと動画の内容をエスカレートさせていったものと見られます。

もちろん公序良俗に反するような迷惑動画に対して広告を配信したのでは、広告主の企業もイメージダウンにつながりかねません。ガイドラインに違反する動画に対しては広告が無効化される仕組みもありますが、ある程度名前が売れるようになってくると広告以外にも収入源が確保されるようになります。著名なYouTuberはテレビ出演やCM出演・企業とのコラボ企画などでも収入を得ており、ファンからの投げ銭などを通じて経済的支援を受けている人も少なくありません。

迷惑系YouTuberの支持者

YouTubeのガイドラインに違反する動画は削除の対象となり、悪質と判断された場合はアカウントが停止される仕組みです。迷惑動画の投稿を繰り返していたへずまりゅうもいわゆる垢BANの状態で広告収入が途絶えていたはずですが、6月の時点で8回目のアカウント停止処分を受けた事実がTwitterに投稿されていました。垢BANにされてもその都度アカウントを作り直せるという証拠で、すでに名前が売れていれば新たなチャンネルを立ち上げた上での収益化も可能です。

度重なるアカウント停止処分や広告の無効化で経済的打撃を被っても、金銭的に支援するファンが存在する限りは生計が成り立ちます。迷惑行為を動画に撮影して投稿する動機は、「注目されたい」「有名になりたい」といった承認欲求を満たす目的とも無関係ではありません。いわゆる愉快犯にも通じる欲望が迷惑系YouTuberの行動を支える一方で、彼らを経済的・精神的に支援しているファンも無視できない存在です。

熱狂的な支持者の間で一種のヒーローのように祭り上げられてしまうと、ファンの期待に応えようとして迷惑行為をますますエスカレートするようになります。そういう意味で迷惑系YouTuberは世の中の歪みを映し出す鏡のような存在とも言えるだけに、支持者まで含めた全体を検証しなければ実体が見えてきません。へずまりゅう1人が社会的制裁を受けて表舞台から姿を消したとしても、今後に第2第3のへずまりゅうが出てこないとは限らないのです。

迷惑系YouTuberの実態まとめ

へずまりゅうに代表される迷惑系YouTuberは店や通行人の迷惑になる行為を故意に行い、視聴者の注目を集めることで収益に結びつけようとする炎上商法の実践者です。収益化以前の段階では、2013年以降に世間を騒がせたバカッターによるバイトテロに迷惑行為のアイデアがありました。そうした迷惑行為で注目を集められるという事実が明らかになった結果、これをYouTubeの広告収入に結びつけようとした試みが迷惑系YouTuberにつながっていったのです。

YouTubeではガイドラインに違反したアカウントに対して、広告無効化やアカウント停止などの処分を行っています。それもYouTuberとして有名になればファンからの金銭的支援が受けられるようになるため、必ずしも広告収入に依存する必要はありません。こうなるとファンの期待に応えるために迷惑行為をエスカレートしなければならなくなり、社会的制裁を受けるまでに行動が過激化してしまうというわけです。

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