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漫画投稿サイトで収入を得る副業を総まとめ!10種類のサイトを紹介

副業
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得意の漫画で収入を得る手段は、以前であれば商業誌などの募集する新人賞を受賞してデビューするのが王道でした。出版社に原稿を持ち込んでデビューにこぎつけた漫画家も少なくありませんが、今はインターネット全盛の時代です。

新人賞や持ち込み原稿に頼らなくても、Web漫画投稿サイトに作品を掲載して収入を得るという手があります。本業にするほどの収入を得るのはなかなか難しいですが、副業の手段としてなら収入を増やせる可能性のある方法です。

10種類の漫画投稿サイトを収入源別に分け、収益化を可能にする仕組みについて情報をまとめてみました。「漫画の特技を生かして副業を始めたいけれど、どうやった稼いだらいいかわからない」という人でも、この記事を読めば自分に合った投稿サイトが見つかります。

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広告収入で稼ぐ漫画投稿サイト

インターネット上には数多くの漫画投稿サイトが存在しますが、自作の漫画を投稿したからと言って必ずしも収入が得られるとは限りません。電子書籍などと違って漫画投稿サイトの多くは無料で読めるのが人気の一因となっているだけに、作品を投稿した人が収益を得られる仕組みになっていないサイトも少なくないのです。
そうした中でも一部のサイトでは、運営費をまかなう目的で掲載される広告から収入がクリエイターにも還元されています。漫画動画の投稿も含め、広告収入の還元プログラムがある漫画投稿サイトは以下の4サイトが代表的なところです。

  1. ジャンプルーキー
  2. アルファポリス
  3. 4コマgram
  4. YouTube

それぞれの概要を解説していきます。

ジャンプルーキー

数ある漫画投稿サイトの中でも収入が得られるサイトとして一番人気となっているのは、集英社が運営するジャンプルーキーです。

ジャンプルーキーは「誰でもオリジナルの漫画を投稿して公開できる」というのが売りのサイトだけに、作品を投稿しているのはプロの漫画家だけではありません。漫画制作を趣味としているアマチュアからの投稿も受け付けていて、才能のある書き手は少年ジャンプ編集部の目に留まる可能性があります。優秀な作品を投稿した人はジャンプ各誌に掲載するチャンスが与えられ、最大賞金が100万円のジャンプルーキー賞にも自動的に参加できる仕組みです。

編集部に声をかけられない場合でも、ジャンプルーキーには自分の投稿した漫画に広告を掲載できる仕組みがあります。他のサイトは運営会社に広告収入が入り、その一部がクリエイターにも還元されるのが一般的です。ジャンプルーキーの場合は広告枠がクリエイターに与えられるため、自分自身のアカウントで広告を掲載できます。

液晶タブレットで漫画を描く

この仕組みだと広告収入は100%自分のものになりますが、無効クリックなどが原因でアカウント凍結のリスクがある点には注意が必要です。ジャンプルーキーの投稿に掲載できる広告は何でもいいというわけではなく、Web版はGoogleアドセンスかi-mobile、アプリ版はGoogleアドセンスのモバイル版とも言えるAdMobに限られます。

中でもGoogleアドセンスは広告がクリックされただけで報酬が発生する仕組みとなっており、自然検索によるサイト流入に対してクリック報酬を支払うのが基本です。ジャンプルーキーでは投稿作品の閲覧数に応じて広告収入が還元される仕組みですが、閲覧ユーザーの中には投げ銭のような感覚で広告を何回もクリックする人もいないとは限りません。

自分で広告をクリックしたり、同じ人が何回もクリックしたりするのはGoogleアドセンスで無効クリックの対象です。悪質と判断された場合はアカウント凍結のリスクもあるため、広告の運用は慎重に行う必要があります。

過去にはジャンプルーキーで漫画を投稿し、Googleアドセンスのアカウントを凍結された人が続出した例もありました。ジャンプルーキーで収入を得るにはネット広告運用に関する知識も必要になってきますので、不安だという人は他の投稿サイトと併用するのが無難です。

アルファポリス

小説や漫画の投稿サイトとして人気のアルファポリスにも、サイトの広告収入がクリエイターに還元される投稿インセンティブの仕組みがあります。2019年からはジャンプルーキーと同様に、広告収入が100%還元される配分方式に変更されました。クリエイターが個別に自分自身のアカウントで作品に広告を掲載するジャンプルーキーとは違って、アルファポリスの場合はサイトに掲載された広告からの収益がスコアに応じて分配される仕組みです。

作品の人気度に応じて付与されるスコアはAmazonギフト券やiTuneギフト券に加え、楽天銀行振込を利用すれば現金と交換できます。スコアを現金化するには1,000分円以上貯める必要はありますが、Amazonギフト券なら100円分から交換が可能です。

4コマgram

漫画好きでも「ストーリー漫画は背景を細かく描かなければならなかったりして、作画が面倒」という人は少なくないものです。4コマ漫画なら背景を省略できるため、ちょっとしたアイデアを思いつけば1作品がすぐに出来上がります。

4コマgramは無料で読める4コマ漫画に特化した投稿サイトで、会員登録すれば誰でも作品の投稿が可能です。4コマgramには作品を投稿したクリエイターを対象に、ギャランティプログラムと呼ばれる独自の報酬制度があります。サイトの運営で得た広告収入の一部がクリエイターに還元されるこの制度は、PV数や「いいね」の数に基づいたスコアによって還元される金額が決まる仕組みです。

4コマ漫画の起承転結

普通は4コマ漫画を描く際にも1枚の紙に全部のコマを書き込みますが、4コマgramでは1コマ分の画像を1枚ずつ送信する仕組みです。手間をかけてコマ割りをする必要がないため、4枚の絵を1枚ずつ描いていけば1つの作品が完成します。

トップクラスのクリエイターは数万円ほどを稼いでいるとは言え、ほとんどの人は月の収益が数千円以下です。副業として大きく稼ぐのは難しいですが、地道に4コマ漫画を投稿していればお小遣い稼ぎにはなります。

YouTube

言わずと知れた動画投稿サイトのYouTubeにも、BGMをバックに漫画の画面を切り替える漫画動画が数多く投稿されています。作品を読ませるスタイルは他の漫画投稿サイトと違いますが、YouTubeは広告収入システムが整備されているという点が最大の強みです。

投稿する動画にはテレビ番組のCMと同じように、再生開始前や途中に動画形式のインストリーム広告を挿入できます。再生画面中に表示されるオーバーレイ広告や「おすすめ動画」一覧の中に表示されるディスプレイ広告も含め、YouTubeの運営は基本的に広告収入で成り立っているのです。

チャンネル登録者数1,000人以上で過去12カ月の総再生回数4,000時間以上という条件をクリアすれば、YouTubeパートナープログラムに参加して広告収入の還元が受けられるようになります。この条件に達するまでは収入ゼロの状態でせっせと動画を投稿し続ける必要があるにせよ、収益化が可能になれば再生回数に応じて高収入を稼ぐことも可能です。YouTubeでは漫画動画も人気ジャンルとなっていますので、漫画投稿で広告収入を稼ごうという場合には有力な選択肢の1つです。

投げ銭で稼ぐ漫画投稿サイト

袋に入れられた投げ銭

クリエイターに広告収入が還元されるタイプの投稿サイトは、収益の主な原資はスポンサー企業が提供する宣伝広告費でした。漫画投稿サイトの中には広告収入を還元する代わりに、読者からの投げ銭でクリエイターに収益が入る制度を採用しているところもあります。
この場合は収益の原資が読者の財布ということになりますが、人気が出た場合の収入額は広告収入にも劣りません。そんな投げ銭システムを備えた漫画投稿サイトには、以下のような4つのサイトが数えられます。

  1. PixivFanBox
  2. マンガボックスインディーズ
  3. マンガハック
  4. note

それぞれ詳しく見ていきます。

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pixivFANBOX

イラスト投稿サイトとして国内最大級の規模を誇るpixivにはイラストだけでなく、漫画や小説などの作品も数多く投稿されています。pixivに投稿された作品は基本的に無料で読めますが、FANBOXと呼ばれるファンのコミュニティを利用すればクリエイターが継続的な支援を受けることも可能です。

ファンから金銭的な支援を受けることで、クリエイターは安心して創作活動に専念できるようになります。プロの漫画家として商業誌に作品を連載しなくても、pixiv投稿作品で実質的な投げ銭収入を得る道がひらけてくるのです。

青空をバックにした電子コミックのイメージ

作品そのものはあくまでも無料で公開するのが基本ですが、支援してくれたファンに最新作を先行公開するなどの特典を与えるような利用方法が考えられます。支持してくれるファンとコミュニケーションを取りながら作品作りに励み、同時に副業収入を得ようというクリエイターに適した漫画投稿サイトです。

マンガボックスインディーズ

モバイルゲーム大手のDeNAが運営するマンガボックスは、週刊漫画雑誌のように連載作品が週1回配信される人気の漫画アプリです。マンガボックスにはプロの漫画家による作品が多く掲載されていますが、一般の漫画愛好家が投稿できるインディーズ版もあります。

いずれも掲載が終了した作品を読みたい場合は有料で購入する必要がありますが、12号分のバックナンバーまで無料で読めるという点も人気の一因です。最新号も無料で読めるとは言え、熱心なファンの中にはさらに先の展開が気になるという人も少なくありません。そんなファンのために、マンガボックスには一足先に1話先の回が読める「先読み機能」があります。

先読みを利用する条件の1つに50円分のコイン支払いも含まれ、漫画を投稿したクリエーターに先読みコイン使用料金の50%が還元される仕組みです。これも実質的な投げ銭機能になり得ますが、1人1回あたり25円ではよほど多くのファンを獲得しない限りはまとまった収入を得るのは難しいと言えます。マンガボックスは1,000万ダウンロードを達成したほどの人気アプリで読者の母数が多いだけに、インディーズでも人気に火がつけば先読み機能で稼げる可能性はあります。

マンガハック

プロやアマを問わず誰でも自由に投稿できるオリジナル漫画投稿サイトのマンガハックにも、投げ銭機能に相当するパートナープログラムがあります。クリエイターランクと呼ばれるマンガハック内の序列に応じてポイントが付与され、3,000ポイント以上貯れば1ポイント=1円分の現金と交換できる仕組みです。

クリエイターランクは作品の投稿回数に加え、「差し入れ品」と呼ばれるデジタルアイテムをくれたユーザー数とアイテム数によって決まります。ライブ配信の投げ銭システムと似た仕組みだけに、どれだけファンを増やせるかによって収益が大きく左右されそうです。

note

文章や画像・音声・動画などさまざまなデジタルコンテンツの有料販売プラットフォームとして、noteの人気が年々高まってきています。noteには漫画も投稿可能ですが、無名の一般人が有料コンテンツを公開してもなかなか購入してもらえないのが普通です。

noteに投稿した作品は無料公開の設定にすることも可能で、ページ内には読者からの金銭的支援が受けられる「サポート」ボタンがあります。読者に作品を気に入ってもらえれば、無料公開でもサポート機能を利用して投げ銭収入が得られるというわけです。漫画だけに特化したサイトではありませんが、そういう意味ではnoteも投げ銭で稼げる漫画投稿サイトの1つに数えられます。

分配金で稼ぐ漫画投稿サイト

1万円札を差し出す

収益化が可能な漫画投稿サイトの中には、広告収入や投げ銭以外の収益を原資としてクリエイターに還元している例も見られます。サイトの運営会社に体力があるような場合に限られますが、会社が得た収益全体の一部がクリエイターにも分配されている状況です。

例えばKindleインディーズマンガの例では、サイトを運営するAmazonの収益が分配金の原資となっています。ドワンゴが運営するニコニコ静画(マンガ)も、有料会員から徴収された月額料金による収益の一部がクリエイターに分配される仕組みです。分配金で収入が得られる独自の制度について、それぞれの概要を解説します。

Kindleインディーズマンガ

巨大通販サイトのAmazonの一角には、電子書籍販売サイトのKindleストアがあります。わざわざ出版社と契約しなくても、Kindleダイレクトパブリッシングと呼ばれるサービスを利用すれば誰でも電子書籍の出版が可能です。

Kindleストアの中では漫画が一番人気のジャンルとなっていますが、電子書籍を制作するにはファイルをMOBIなどの形式に変換しなければなりません。Wordなどを使って作成したPDFファイルをそのままアップロードすると、レイアウトが崩れてしまう場合があります。

その点でKindleインディーズマンガなら、JPGなど画像の形で作成した原稿をそのまま投稿するだけで漫画作品を掲載できる点が強みです。Kindleストアと違って投稿した漫画は読者に無料で公開されることになりますが、閲覧数や人気ランキングに応じて分配金が支給される仕組みもあります。この分配金は世界有数の巨大企業Amazonの収益を原資としているだけに、Kindleインディーズマンガで月に何十万円も稼いでいる猛者も出ている状況です。

ニコニコ静画マンガ(ニコニコ漫画)

ニコニコ動画の静止画版として誕生したニコニコ静画は、イラストや漫画の作品が数多く掲載されている人気の投稿サイトです。画像掲示板としてスタートしたニコニコ静画からニコニコ漫画が分かれ、現在は「ニコニコ静画(マンガ)」へと名称が変更されています。

漫画

2019年からはニコニコ静画(マンガ)アプリに作品を応援できるギフト機能が追加されました。ニコニコ動画やニコニコ静画にはクリエイター奨励プログラムがあって、作品の人気度や作品数などに応じて奨励スコアが付与される仕組みです。獲得した奨励スコアは1点=1円分として、1,000点から現金と交換できるようになります。

クリエイター奨励プログラムで付与されるスコアの原資はサイトの広告収入ではなく、ニコニコのサービスに有料登録しているプレミアム会員の月額料金が主な財源です。読者からクリエイターに贈られたギフトも、奨励プログラムのスコアに反映されます。還元プログラムの名称はYouTubeと似ていますが、こうした点を考えると投げ銭機能に近い収益システムとも言えます。

漫画投稿サイトで収入を得る副業まとめ

作品を提供したクリエイターが収益の還元を受けられる漫画投稿サイトにも、以上のようにいろいろなパターンがあります。広告収入を原資とするサイトもあれば読者からの投げ銭を収益源とするサイトもあるという具合で、マネタイズの仕組みはサイトによって異なる状況です。

広告収入が100%還元されるジャンプルーキーやアルファポリスが人気を集めている一方、pixivFANBOXのようにファンからの支援で稼ぐ手法にも根強い人気があります。ファンとの交流を楽しみながら稼ぎたいという人には、投げ銭収入型の投稿サイトがおすすめです。

自分のペースでコツコツと作品を投稿して地道に稼ぐのが性に合っている人は、広告収入型の投稿サイトの方が収益に結びつきやすいと言えます。漫画の投稿を副業として長続きさせるには、自分に合ったサイトを選ぶことが何よりも大切です。

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