「副業でWebライターの仕事をやってみたいけど、スマホでできないのかな?パソコン持ってないし…
そんな悩みをお持ちの方も少なくないと思います。
パソコンの方がライティングの仕事がしやすいのは確かですが、スマホでもやってできないことはありません。
そこで今回はスマホでWebライティングの副業を始める手順について、現役ライターが最新情報をまとめてみました。
Webライターの仕事に慣れさえすれば、スマホ1つで月に数万円稼ぐことも可能な時代です。パソコンと併用することで稼ぎをさらに増やせるようになりますので、その方法についても記事の後半で解説します。
「そもそもライティングってどんな仕事」という人には、以下の記事でライターの具体的な仕事内容を解説しておきました。
Webライターの仕事はスマホでもできる?
雑誌や書籍など紙媒体のライターと比べ、Webライターは仕事を始めるハードルがそれほど高くありません。企業や個人ブロガーなどから依頼を受けて、インターネットに掲載される文章を作成するのがWebライターの仕事です。
パソコンとネット環境さえあれば、誰でもWebライティングの仕事を始められます。Webライターは在宅でも収入が得られる仕事だけに、会社員や主婦の副業として人気を集めてきました。
パソコンはデスクワーク系の仕事に使われていますが、自宅にパソコンがないという人も少なくありません。スマホならほとんどの人が持っているだけに、パソコンの代わりに使えばWebライターの仕事もできそうなものです。
クラウドソーシングのサイトでWebライティングの募集状況を見る限り、「スマホ不可」の案件は以前より少なくなりました。スマホで文章を作成したりデータをやり取りしたりするツールが普及したことで、パソコンなしでもWebライターの仕事が成り立つようになってきています。「Webライターの仕事はスマホでも十分に可能」というのがこの記事の結論です。
ライティングの副業にパソコンが有利と言われる理由
筆者は2010年代なかば頃からWebライターの仕事をしていますが、執筆作業にはパソコンを使っています。長年使い慣れたパソコンの方が、作業しやすいというのが1つの理由です。
スマホを使い慣れているという人であれば、必ずしもパソコンの方が仕事をしやすいとは限りません。そんな人でもWebライティングの仕事をするなら、パソコンを使った方が得策と言える理由があります。
「副業でそれほど高収入を稼ぐ必要はない」
「スキマ時間に作業して、お小遣い稼ぎができれば十分」
というのであれば、無理にパソコンを用意する必要はありません。使い慣れた手持ちのスマホでも、Webライティングの仕事はできるからです。
「副業で少しでも多くのお金を稼ぎたい」
「月に5万円以上は稼ぎたい」
そんな人がWebライターの仕事を始めるなら、筆者のようにパソコンを使うことをおすすめします。
スマホよりパソコンの方がWebライティングの仕事に有利な理由は以下の通りです。
- スマホより入力速度が速い
- 画面が大さい
- スマホNGの案件も受注できる
それぞれ詳しく解説します。
スマホより入力速度が速い
スマホでも驚異的なスピードで文字を打ち込める人は存在しますが、誰にでも真似できるものではありません。スマホの入力速度は、平均的なレベルでパソコンのタイピングより遅いのが当たり前です。
普段から仕事でパソコンを使うのに慣れている人であれば、タイピング速度は1分あたり60文字ほどに達します。スマホの文字入力速度はパソコンの75%程度ですので、1分間で45文字も打てれば速い方です。
Webライターの報酬を時給に換算すると、1時間で稼げる金額は「文字単価×1時間で入力できる文字数」で決まります。文字単価が同じとすれば、入力速度が速ければ速いほど時給換算で稼げる金額が増える計算です。
パソコンのキーボードでは、「CTRL+C(文字列のコピー)」「CTRL+V(文字列の貼付け)」などのショートカットキーが使えます。ショートカットキーを活用することで、入力作業がさらに効率化できるのは間違いありません。
パソコンならマウスやトラックパッドの操作で、文字列のコピーや削除なども瞬時にできます。1回の操作で生じるタイムロスはわずかでも、作業時間トータルで見ればバカになりません。
スマホでパソコン並みの入力速度を実現させるのに、ブルートゥースキーボードを導入するという手もあります。家電量販店や大手通販サイトでは、持ち運びに便利な折りたたみ式のキーボードが数千円程度で売られています。ライティングの仕事を始めるのに初期費用が発生することになりますが、キーボードを使えば文字入力が格段に速くなるのは確かです。
画面が大さい
パソコンは画面が比較的小さいモバイルノートの製品でも、液晶のサイズは10インチ以上あります。スマホは携帯性を重視して設計されているため、画面のサイズは5インチ台以下の機種が大半です。
文章の流れを把握しながら執筆を進め上では、画面の大きい方が作業しすいのは間違いありません。筆者としても、画面が大きいという点はパソコンを使う最大のメリットだと思っています。情報をリサーチしながら同時進行で執筆する際にも、画面を分割して表示するのに向いたパソコンが圧倒的に有利です。
筆者は普段使っているノートパソコンの15.6インチ画面ですら、まだまだ小さいと感じているほどです。Webライティングの仕事をする際にはノートパソコンと21.5インチの外部モニターを接続させ、デュアルモニターで作業しています。スマホだとハイエンド機種でも画面サイズは6インチ台ですので、画面分割して作業を進めるのに不向きです。
スマホは画面そのものが小さいため、文字もパソコンより小さく表示されます。画面を拡大すれば1画面に表示できる文字数が少なくなり、スクロールが煩雑になりがちです。
クラウドソーシングのライティングカテゴリで、最近はWordPressへの入稿作業を含む案件が増えています。WordPressは多くのブロガーや企業が利用しているオープンソースのブログソフトウエアです。
パソコンはスマホより画面が大きい関係で、WordPressの管理画面も扱いやすいという利点があります。スマホで使えるWordPressアプリもリリースされてはいますが、機能は限定的で最低限の項目しか表示されません。
WordPress入稿を伴う案件を受注した場合、スマホだとパソコンより作業に時間がかかると予想されます。画像の選定や加工を伴うライティングの案件を受注する場合でも、画面の大きいパソコンの方が作業しやすいものです。
スマホNGの案件も受注できる
最近は少なくなりましたが、クラウドソーシングでは今でも「スマホでの作業は不可」という案件をたまに見かけます。基本的にパソコンでの作業が前提で、「WordPressの経験者に限ってスマホでの作業も可」という案件もありました。
パソコン限定の案件に限って、文字単価が高めに設定されていたりします。案件の選択肢は少しでも多い方が、ライティングの副業で稼ぐのに有利なはずです。
Webライターがスマホを使うメリット
以上のようなデメリットの一方で、スマホにはパソコンにないさまざまなメリットがあります。Webライティングの仕事にスマホを使うメリットは以下の通りです。
- 追加の購入費用がかからない
- 普段から使い慣れていて作業しやすい
- 時間や場所を選ばずに作業できる
- スマホ画面で表示確認できる
追加の購入費用がかからない
会社では仕事でパソコンを使っている人でも、「家にはパソコンがない」という人は少なくありません。ライティングの仕事をするのにハイエンド機種は必要ありませんが、パソコンを新品で買うとなれば安い機種でも3万円前後はします。
中古パソコンなら1万円前後から購入できるとは言え、Webライターの仕事を始めるのに初期費用がかかるのは考えものです。光回線などを導入してインターネット接続環境を整えるとなれば、さらに追加の費用がかかってきます。
スマホは1人1台の時代に突入しているだけに、ほとんどの人が持っているはずです。インターネットで情報収集したりコミュニケーションしたりするにも、スマホ1台あれば事足ります。
Webライターの仕事を始めるにも、手持ちのスマホを使えば済む話です。パソコンを持っていない人にとって、追加の購入費用がかからないという点は最大のメリットと言えます。
普段から使い慣れていて作業しやすい
パソコンを使えばスマホより文字入力が速いと言っても、それはパソコンのタイピングに慣れた人の話です。パソコンが苦手な人はタイピングも決して速くないため、スマホを使った方がまだ速いという場合もあり得ます。
普段から仕事でパソコンを使っている人でない限り、使い方を覚えるのに時間がかかるのが普通です。スマホであれば日常生活に欠かせない道具となっているだけに、仕事以外の場面でも使いこなす必要があります。
普段から使い慣れたスマホをWebライティングの仕事にも流用できれば、使い方をいちいち覚える必要がありません。少なくともスタート時点では、スマホの方が作業しやすいと感じる人が多いはずです。
時間や場所を選ばずに作業できる
クラウドソーシングのサイトで募集されているWebライティングの仕事は、出社の必要がない案件がほとんどです。在宅でも収入が得られる副業として、子育て中の主婦にも人気を集めています。
とは言え仕事にパソコンを使うとなれば、作業できる場所はどうしても限られてきます。自宅で作業をするのでなければ、カフェやコワーキングスペースなど電源が取れる場所が望ましいです。
会社員が副業でWebライティングの仕事をするのに、通勤の電車内でパソコンを使うのは困難です。スマホなら電車でも公園でも、作業をするのに場所を選びません。外出先にまで重いパソコンを持ち歩かないでも済ます。
副業に取り組める時間は、家に帰ってからの夜間や休日だけとに限りません。細切れのスキマ時間を有効活用できるという点は、副業にスマホを使うもう1つのメリットです。
スマホ画面で表示確認できる
スマホはパソコンと比べて画面が小さいため、文字が読みにくい点がデメリットの1つでした。考えようによっては、デメリットがメリットに転じることもあるはずです。
最近はネット検索を利用している人のうち、スマホやタブレットなどのモバイル端末の割合が75%ほどを占めています。検索エンジンのGoogleでも、モバイル対応を重視するように進化してきている状況です。検索アルゴリズムのアップデートを経て、モバイルユーザビリティに対応したサイトの記事を上位表示させる傾向を打ち出してきています。
Webライターが作成して、クライアントに納品された記事も例外ではありません。パソコンの大きい画面で表示するのと、スマホの小さい画面で表示するのでは印象がまるで違ってきます。
パソコンを使ってライティングの仕事をする場合、最終チェックの段階ではスマホで表示確認するのが望ましいと言えます。最初からスマホを使って文章を作成すれば、小さい画面でも読みやすいように文章を調節するのが楽です。
スマホでライティングの副業を始める手順
Webライターは仕事にパソコンを使うべきか、それともスマホを使うべきか、意見が分かれている状況です。いまだにパソコン派が多数を占めていますが、このところスマホ派も増えてきています。
ライティングの仕事をするのにスマホでも問題ないとなれば、副業の選択肢が大きく広がるのは間違いありません。パソコンを使った方が能率的なのは確かですが、スタート時点では「スマホもあり」というのが当ブログのスタンスです。
そこで記事の後半では、実際にスマホを使ってライティングの副業を始める方法について解説していきます。パソコンを使ったWebライティングと共通する部分もありますが、作業にスマホを使う前提で副業を始める手順は以下の通りです。
- クラウドソーシングに登録
- タスク形式の案件から仕事を探す
- Googleドキュメントで納品可能なプロジェクト案件を選ぶ
- メモアプリなどを使って文章作成
クラウドソーシングに登録
スマホを使ってWebライティングの仕事を始める場合、クラウドソーシングへの登録は必須です。クラウドワークスやランサーズに代表されるクラウドソーシングのサイトには、Webライティングをはじめとするさまざまな在宅ワークの案件が掲載されています。
ライティングの副業にスマホを使うには、App StoreやGoogle Playでアプリ版をダウンロードできるサイトが便利です。ブラウザ版でも仕事を探せないことはありませんが、アプリ版の方がスマホの小さい画面でも操作しやすいように工夫されています。
iPhone用とAndroid用両方のアプリが用意されているクラウドワークスは、国内でも最大手のクラウドソーシングサイトです。クラウドワークスはライティングの案件数も豊富で、スマホで作業するのに向いたライティングの案件が多く掲載されています。
クラウドワークスと並ぶ大手サイトのランサーズでも、iPhoneのユーザーはアプリを使って仕事探しができます。この記事を書いた時点でAndroid用のアプリはリリースされていませんので、Android端末を使っている人はクラウドワークスがおすすめです。iPhoneを使っている人はとりあえず両方のサイトに登録しておいて、ライティングの仕事を探してみるといいでしょう。
タスク形式の案件から仕事を探す
クラウドワークスやランサーズに登録したら、まずはタスク形式の案件から仕事を探してみるのがおすすめです。ドラマの感想や店舗のレビュー・体験談など、気軽に応募できる短文のライティング案件が豊富に揃っています。
「記事・Webコンテンツ作成」のカテゴリでも、タスク形式は1,000文字前後の比較的短い文章を募集している案件が大半です。タスク形式ならクライアントとやり取りする必要がなく、サイトの入力フォームに文章を直接入力するだけで納品が完了します。納品された文章に問題がなければクライアントから承認され、報酬が発生する仕組みです。
ただしタスク形式は文字単価が全般に低めで、高単価の案件は記事を書くのに専門知識が必要になってきます。タスク形式は早いもの勝ちで案件が消化される仕組みだけに、有利な案件が出ると争奪戦になるのが当たり前です。同業のライバルに先を越されないためにも、案件の募集状況をこまめにチェックする癖を身につけておくといいでしょう。
Googleドキュメントで納品可能なプロジェクト案件を選ぶ
文字単価が低いタスク形式の案件だけでは、ライティングの仕事で効率的に稼げません。スマホでも月に数万円を稼ごうと思えば、プロジェクト形式の案件を視野に入れる必要があります。
ライティング案件の90%を占めるプロジェクト形式は、クライアントとやり取りしながら作業を進める仕事のスタイルです。チャットワークやSkype・Slackなど、クライアントが指定したコミュニケーションツールを使ってやり取りすることになります。サイト上の入力フォームに文章を直接入力するのではなく、WordやGoogleドキュメントを使って作成した文章を納品する案件が多いです。
Microsoft WordにはiPhone用とAndroid用両方のスマホアプリがあって、どちらも無料で利用できます。パソコンで使用する有料版と違って一部の機能は使えませんが、基本的な文章作成ならアプリ版で十分です。
案件によってはExcelで作成した文書ファイルを納品したり、Googleスプレッドシートで作業したりする場合もあります。ExcelもWordと同様に、機能限定のアプリ版は無料で利用が可能です。
Googleドキュメントやスプレッドシートなら、有料版のWord・Excel並みの機能が無料で利用できるようになります。どちらもアプリを利用するにはGoogleのアカウントが必要ですので、持っていない人はアカウントを取得しておくといいでしょう。
「スマホでの作業は不可」と思っているクライアントが、必ずしも禁止事項を募集要項に明記しているとは限りません。プロジェクト形式でライティングの仕事をする際には、スマホで作業するのに問題ないかどうかクライアントに確認することをおすすめします。
メモアプリなどを使って文章作成
実際にスマホを使って文章を作成する際には、メモアプリを使用した方が効率的に作業できます。EvernoteでもOneNoteでもSimplenoteでも、自分が使いやすいと思ったアプリで文章を作成してみるといいでしょう。
通勤の電車で使用するには不向きですが、音声入力アプリも結構使えます。フリック入力と音声入力を併用すれば、スマホでの文章作成を少しでも効率化できるはずです。
音声入力で文章を作成すると、どうしても誤変換や誤認識の箇所が出てきます。音声を入力したら文章を読み返してみて、誤った箇所を修正する作業が欠かせません。修正作業が加わっても、手入力だけで文章を作成するより時間を短縮できる場合が多いです。
スマホライターに向いたライティングの案件
スマホでもライティングの仕事は可能とは言え、パソコンよりは作業の効率が落ちます。文章が長くなってくると、スマホで作業を続けるのがつらくなりがちです。長文案件の方が稼ぎやすいのも確かですが、スマホで作業する場合は避けた方がいいでしょう。
たいていの人は1,000文字を超えるあたりから、スマホでの作業がきついと感じるようになるはずです。クラウドソーシングでライティングの仕事を探す際には、1,000文字以内の案件を選ぶことをおすすめします。
以下のような案件は数十文字から数百文字程度という例が多く、スマホで作業するのに向いたライティングの仕事です。
- アンケート
- レビュー・口コミ
- ネーミング・キャッチコピー
アンケート
基本的には自分の体験したことや、普段使っている商品などについてアンケートに回答する仕事です。クラウドワークスには「ライティング・記事作成」カテゴリ以外にも、「事務・カンタン作業」の中に「質問・アンケート・テスト」というカテゴリが用意されています。
アンケートの案件は文字数の少ない簡単な作業が多く、文章力に自信がない人でもできる仕事です。クライアントが用意した質問に選択式で回答する案件が多いですが、質問に対して数百字以内で回答する記述式の項目が含まれる場合もあります。
クラウドワークスで1,200件ほど募集されているアンケート案件のうち、8割ほどはサイト内のフォームに直接入力するタスク形式です。アンケートのタスク案件は文字単価が全般に低く、報酬は1件あたり数十円という例が多くなっています。Webライティングの副業でがっつり稼ぐというよりも、スキマ時間を有効活用してお小遣い稼ぎするのに向いた仕事です。
レビュー・口コミ
店舗の口コミや映画・ドラマの感想など、「レビュー・口コミ」のカテゴリで募集されている案件もスマホライター向けの仕事です。クラウドワークスでは「ライティング・記事作成」カテゴリ内で、「レビュー・口コミ」の案件が250件ほど掲載されています。
アンケートの案件と同様に、レビュー・口コミも半数以上はタスク形式での募集スタイルです。スキル不要で書ける簡単な案件が多く、文章力はそれほど問われません。その代わりアンケートと同様に文字単価は全般に低めで、報酬も数十円という例が多くなっています。
レビュー・口コミはアンケートよりプロジェクト形式の割合が多く、文字単価1円以上の案件もあります。文字数が少ないため1件あたりに稼げる金額は少ないですが、スキマ時間で効率的に稼ぐには狙い目の案件です。
ネーミング・キャッチコピー
Webライターと言うよりはコピーライターに近い仕事ですが、クラウドソーシングには「ネーミング」や「キャッチコピー・コピーライティング」の案件も掲載されています。他のジャンルのライティング案件と違って、コンペ形式で募集される例が多い仕事です。
「ネーミング」は商品やサービス・施設などの名前を考案する仕事で、説明文と合わせて応募する場合もあります。「キャッチコピー」は商品やサービスなどのPRを目的として、短い文章で宣伝文を表現する仕事です。
コンペ形式は提案が採用された人にのみ報酬が発生する仕組みで、1万円以上の高額報酬を提示した案件も珍しくありません。作成する文章は短くて済むだけに、採用された場合の文字単価は一般的なライティングの案件より高くなってきます。
その代わりコンペ形式でクライアントに採用されなかった場合は、1円の報酬も獲得できません。文章作成に費やした時間が無駄になる場合があるという点には注意が必要です。
スマホとパソコンの併用が最強
Webライターの仕事を副業にするのに、スマホかパソコンのどちらか片方しか使ってはいけないということはありません。パソコンを持っている人であれば、スマホと併用しながらWebライティングの仕事をすることも可能です。それぞれにメリットとデメリットの両面がありますので、スマホとパソコンを併用することで互いのデメリットを解消できるようになります。
パソコンはスマホより文字の入力スピードが速く、画面も大きいため効率的に作業できるのが利点でした。パソコンは大きく重いだけに持ち運びには不便で、作業できる場所には限りがあります。
携帯性に勝るスマホで作業の一部を置き換えれば、パソコンを使ったライティングの仕事をよりいっそう効率化できるはずです。どちらか片方だけを使って作業するのと比べ、スマホとパソコンを併用するのが最強ということになってきます。
情報収集・構成作業はスマホで十分
体験談を書けば済む案件でもない限り、Webライティングの仕事に事前の情報収集は欠かせません。検索エンジンやSNSなどを使って情報を検索してから、文章の構成作業に進むのが一般的なライティングの手順です。
本文の執筆作業はパソコンを使った方が速いですが、情報収集や構成作業ならスマホでも十分にできます。通勤の電車内でスマホを使って構成作業まで済ませておいて、帰宅してからパソコンで本文を執筆するのが基本的な流れです。スマホでできる工程を設けておくことで、無駄になりがちなスキマ時間を有効に活用できるようになります。
本業の仕事が忙しくて、「まとまった執筆時間がなかなか確保できない」という人は少なくないはずです。多忙なサラリーマンでもスマホとパソコンを併用するやり方なら、ライティングの副業に費やす時間を捻出できます。
スマホで作成した文章をパソコンと同期
情報収集と構成作業をスマホでやっておいて執筆だけパソコンを使う場合には、スマホとパソコンのデータを連携させる必要があります。USBメモリなどを使ってデータをやり取りする方法もありますが、パソコンとの間でデータを同期できるアプリの方が便利です。
簡単な文章作成に使えるノートアプリのEvernoteには、有料版の他に無料版も用意されています。Evernoteなら無料版でも、端末2台までデータの同期が可能です。
通勤時間や休憩時間などを活用してスマホで情報を収集し、Evernoteで記事の構成作業まで済ませておきます。自宅に帰ってからパソコンのデータをEvernoteで同期させれば、スマホで作成した構成に基づいて記事を執筆することも可能になるというわけです。Microsoftのアカウントを持っていれば、無料版のOneNoteを使って3台以上の端末間でもデータを同期できるようになります。
まとめ
Webライティングの副業を始めるに当たって、スマホとパソコンのどちらがいいのか検証してきました。パソコンを使った方が効率的に作業できますが、スマホにも以下のようなメリットがあります。
- パソコンを購入する必要がない
- 普段から使い慣れていて作業しやすい
- 外出先やスキマ時間でも作業できる
- スマホ画面で表示確認するのが楽
パソコンより作業の能率は落ちますが、スマホでもWebライターの仕事ができないわけではありません。手持ちのスマホを使ってWebライティングの副業をスタートさせ、まずは月に1万円稼ぐことを目標にしてみるといいでしょう。
数カ月分の収入をすぐに使わないで貯めておいて、パソコンの購入費用に回すという手もあります。作業効率がアップして稼ぎが増えれば、パソコン代もすぐに回収できるはずです。