公募に選ばれるキャッチコピーの作り方とは?副業で稼ぐ方法を解説

副業

広告や商品パッケージ・Webサイトに使われているキャッチコピーの多くは、プロのコピーライターによる洗練された文章です。その一方では広告代理店などに直接依頼せず、一般公募やクラウドソーシングを通じてキャッチコピーが広く募集される例も少なくありません。そうした募集を見つけて応募すれば誰でも賞金や報酬がもらえるチャンスがあるため、キャッチコピー作りを副業にしようという人も出てきます。

しかしながら一般公募は応募数が非常に多く、クラウドソーシングでもコンペ方式で募集される例が大半です。いずれも選考結果で応募作品を選んでもらえなければ収入に結びつかないため、副業目的の素人が簡単に稼げるほど甘くはありません。

そんな難しさがあるキャッチコピーの作り方について、プロも実践している基本テクニックをまとめてみました。この記事を読めばコピーライティングの経験がない素人でも、キャッチコピーの仕事でお金を稼ぐ道が開けてきます。

キャッチコピー作りを副業にする方法

一般に広告文は注意を引きつけるキャッチコピーと、本文に当たるボディコピーから構成されています。コピーライターはボディコピーを含めた広告文全体を作成するのが仕事ですが、キャッチコピーに興味を持ってもらえなければボディコピーも読まれません。

キャッチコピーは広告の成果を大きく左右する重要な要素だけに、ボディコピーとは別に単独で募集される場合がよくあります。普通は広告代理店などを経由してプロのコピーライターに広告文を書いてもらうところを、一般の人に募集をかけることで幅広い人材に稼ぐチャンスが与えられるのです。

コピーライターの中には本業で培ったノウハウを生かし、こうした募集をうまく利用しながら副業収入を稼いでいる人も少なくありません。プロも参入する競争の場となっているだけに素人が太刀打ちするのは容易でありませんが、後述するようなコピーライティングのテクニックを覚えれば対抗していくことも十分に可能です。

アマチュアの中はプロの思いつかない意外な発想の持ち主も少なくないため、素人っぽさが選考で必ずしも不利になるとは限りません。商品によってはいかにもプロが考えたような洗練された名コピーより、生活者の視点で考案された素朴なキャッチコピーの方が良い結果が得られる場合もあります。

キャッチコピー募集の探し方

プロのコピーライターではない一般の会社員や主婦などがキャッチコピー考案を副業にしようという場合は、どのようにして仕事の募集を見つけるかが1つの問題です。広告代理店に勤務するコピーライターであれば広告文の依頼が会社に寄せられるため、仕事も会社から与えられることになります。フリーランスとして独立したコピーライターの場合は黙っていても仕事の依頼が次々に寄せられるほどの売れっ子ならともかく、駆け出しのうちは自分で仕事を探さなければなりません。

そういう駆け出しのコピーライターにもよく利用されているのが、クラウドワークスランサーズなどクラウドソーシングのサービスです。いずれも登録や仕事探しは無料で、報酬が支払われる際に20%程度の手数料が引かれます。

クラウドソーシングの「キャッチコピー・コピーライティング」カテゴリで募集されている案件は、固定報酬制とコンペ方式が混在している状況です。固定報酬制でクライアントと契約を結んだ場合は、指示に基づいたキャッチコピーを納品することで事前に決められた金額の報酬が振り込まれます。

一方のコンペ方式はクライアントに対して先にキャッチコピーの提案を行い、採用された人だけが報酬を支払ってもらえる仕組みです。コンペ方式で募集されているキャッチコピーは報酬が数千円という案件もあれば、5万円以上に達する案件もあります。報酬が1万円に満たない案件は「相場に対して報酬額が低い可能性があります」とも表示されているほどで、1件あたり1万円以上が報酬の相場となっている状況です。

クラウドソーシングを介さず一般公募の形で募集されるキャッチコピーの中には、10万円以上の高額賞金が用意されている例も珍しくありません。少ない文字数で一攫千金が狙える点が一般公募の魅力とは言え、賞金が高額であればあるほど応募数も多くなります。

コンペ方式で募集されるクラウドソーシングのキャッチコピーになると、提案数は平均して数百件程度です。一般公募のキャッチコピー募集は応募総数が数千件に達する例も多く、選ばれる確率はそれだけ低くなります。同様の傾向は商品や施設などの名称を考えるネーミング公募にも見られ、最近も100万円の高額賞金がかかった公募に25万人以上の応募が殺到した例がありました。

ネーミングで稼げない理由とは?副業として成り立たせるコツを解説
クラウドソーシングにはネーミングを募集する案件もありますが、コンペ方式が大半となっているため提案を選んでもらえないと報酬がもらえません。自治体や企業などの公募も含めたネーミングは副業として成り立つのか、採用される秘訣と合わせて解説します。

キャッチコピーの作り方

一般公募に応募する場合でもクラウドソーシングを利用する場合でも、キャッチコピーを考える仕事で確実に稼げるという保証があるわけではありません。一般公募で応募数が何千という単位になると、その中から選ばれるのは宝くじに当たるのと変わりない確率です。クラウドソーシングなら採用される確率も比較的高くなりますが、採用されなかった場合は提案を考えた時間が無駄になってしまいます。

キャッチコピー作りを副業のレベルにまで高めるよう確実性を上げるには、コピーライティングの法則を理解した上で取り組むのが結果を出す近道です。プロのコピーライターも実践しているテクニックの基本を、初心者にもわかりやすいようにまとめてみました。

プロも実践しているテクニック

キャッチコピーを作る際には対象となる商品やサービスをよく知った上で、設定したターゲットに呼びかけるような言葉を組み立てるのが基本中の基本です。そのためには「子育て中の30代主婦」「20代の若手ビジネスマン」「健康に関心の高い60代以上のシニア」など、年代や性別・職業などの属性に基づいたターゲットを明確にする必要があります。

設定したターゲットに訴求するベネフィットを商品から導き出し、印象的かつ簡潔なフレーズで表現するのがキャッチコピーの極意です。ベネフィットとは「利益」と訳される英語ですが、コピーライティングの分野では商品から得られるプラスの効果や顧客が望む結果を意味します。限られた短い文章ではなかなか伝わりにくいベネフィットを表現するには、数字や情景などの具体的な要素を入れるのが効果的です。

金銭的リスクが少ない点を強調するために「無料」「割引」「半額」などの文言を入れたり、「限定」「人気」「誰でも簡単に」「公認」など行動を駆り立てる言葉を盛り込んだりするテクニックもあります。商品の持つ一般的なイメージとは正反対の要素を打ち出し、意外性やギャップ感を演出するのもプロがよく利用している技の1つです。

この他にも見込み客の不安や恐怖心を煽り立てたり、希少性やニュース性で好奇心をそそったりするようなフレーズは印象に残りやすいだけに、選考の際に高く評価される傾向が見られます。キャッチコピーの段階では敢えて全部を明かさずに読み手を焦らし、詳細が記されたボディコピーへと誘導するのも上級テクニックです。

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キャッチコピーの作り方まとめ

 

以上のような基本をマスターしても、最初のうちは応募作品がなかなか採用されず稼ぎにつながらない場合は考えられます。クラウドソーシングで募集されている仕事の中で、キャッチコピーは記事ライティングなどと比べて1文字あたりの単価が高めです。それだけ効率的に稼ぎやすいのかと言えば必ずしもそうではなく、クライアントから採用されずに1円も稼げなければ文字単価が0円となってしまいます。

一般公募のキャッチコピーはさらに賞金獲得の確率が低くなりますが、コピーライティングの基本に沿いながらキャッチコピー作りの経験を積んでいけば道も開けるはずです。まずはクラウドソーシングのコンペで腕を磨き、自信がついてきたところで一般公募にも挑戦してみるといいでしょう。副業を通じて誰でもコピーライターを目指せるという点を考えると、確実性が低いと言われるコンペや公募にも挑戦してみる価値があります。

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