スキマ時間を利用して収入を増やす副業としては在宅ワークが人気を集めていますが、単発バイトならもっと効率的に稼げる可能性があります。普通は履歴書の提出や面接が必要で募集探しに手間がかかる単発バイトも、タイミーというバイトアプリを使えば簡単です。
短時間の単発バイトが探せるタイミーは学生だけでなく、まとまった時間が取りにくい会社員が副業の仕事を探す場合にも使えます。飲食店やコンビニからオフィスワーク・軽作業まで多彩な仕事が掲載されているタイミーについて、他のバイトアプリにない特徴やペナルティに関する注意点をまとめてみました。タイミーと似た単発バイトアプリのシェアフルについても、どのような違いがあるのか記事の後半で解説します。
タイミーとは?
本業以外の仕事で収入を増やしたいという場合に手っ取り早く稼げるのは、単発で求人を募集しているアルバイトの仕事です。たとえ1回限りの単発バイトでも、求人を見つけて応募するには履歴書を提出したり面接を受けたりする必要があります。
そんな煩わしさなしに仕事を探し、自分で選んだ日時に働いてすぐに稼げるのが新感覚バイトアプリのタイミーです。タウンワークやバイトル・インディードバイトなど他のバイト探しアプリと違って、タイミーでは履歴書や面接が不要の単発バイトだけを扱っています。
タイミーは単発バイトの求人を募集する企業と働きたい個人をマッチングするアプリで、シェアリングエコノミーの仕組みを利用した新しい求職方法です。アプリを開発して2017年に会社を設立したのは当時現役の大学生だった小川嶺氏で、順調に業績を伸ばした現在では最年少での株式上場を目指しています。
2020年6月時点のタイミー利用者数は135万人で導入店舗数は19,000箇所にも達し、2020年に入って登録者が爆発的に増加中です。当初は東京など都市部の限られたエリアだけが対象でしたが、現在は全国の都道府県に拡大されています。アップルストアのライフスタイルカテゴリでダウンロード数1位を獲得したタイミーは、2019年に巨額の資金調達にも成功したことでも話題となりました。
タイミーの特徴
単発バイトの中には1日がかりの仕事も少なくありませんが、タイミーに掲載されているのは4時間から6時間程度という短時間の単発バイトが中心です。基本的に早い者勝ちのシステムとなっているため、好条件の求人は募集開始からすぐになくなるほど人気を集めています。
単発とは言え実際に働いてみるまでは職場の雰囲気や仕事内容がわからないという不安もありますが、タイミーならバイトを経験したユーザーのレビューが店舗や会社ごとに掲載されています。レビューでBad評価がつけられたバイト先を避け、Good率の高い求人を選べるので安心です。他のバイトアプリにないタイミーならではの特徴として、働いた給料を当日のうちに振り込んでもらえる即金の求人が多いという点も見逃せません。
業種としてはレストランや居酒屋など飲食店のホールスタッフに加え、ホテルの接客スタッフやイベントスタッフといった求人が多数を占めていました。それらの業種は新型コロナウイルスの影響が大きかっただけに、現在は以前と比べて求人数が減少傾向です。
その代わり倉庫の仕分け作業や引越しスタッフ・梱包スタッフ・配達作業・コンビニスタッフなど、コロナ禍にあっても一定の需要がある仕事の割合が高くなっています。事務アシスタントやコールセンターなど、オフィスワークの仕事も少なくありません。
タイミーを使えば好きな時間に好きな仕事を選んでお金を稼げるようになるため、スキマ時間を有効活用した副業にも最適です。巷ではウーバーイーツ配達員も働く時間を自由に選べることから人気を集めていますが、タイミーはその単発バイト版とも言えるアプリだと言えます。
対象エリアが全国に拡大したとは言え、東京などの大都市圏と比べて地方は求人がまだ少ない印象です。今後に認知度が高まってくれば、地方でもタイミーを導入しようという店舗や企業が増えてくるものと予想されます。
ペナルティには要注意
バイト先の店舗や会社の評判を知るのに役立つタイミーのレビューは、働き手自身も対象となる相互レビューの方式です。その場限りの単発バイトだからと言って、やる気がないような仕事ぶりだとバイト先から低評価を受けてしまいます。
評価が高いユーザーほどマッチング率が高くなるシステムだけに、評価を下げられるとバイト探しで不利になるという点には注意が必要です。飲食店などは事前に自己申告によるスキル登録が必要な求人が多く、どうしても経験者が有利になってきます。
タイミーはマッチング後のキャンセルや無断欠勤には厳しく、ペナルティがあるという点も要注意のポイントです。2020年に入ってから登録ユーザーが急増したせいか、現在は買い手市場の状況にあります。人気の求人は募集開始から短時間で人員枠が埋まってしまう例が多く、評価が高いユーザーでないと仕事になかなかありつけません。
キャンセルに伴うペナルティポイントはバイト開始までの時間によって変動する仕組みで、8ptに達すると1カ月間の一時利用停止となってしまいます。業務開始48時間前のキャンセルなら1ptで済みますが、24時間前になると4ptに増え、12時間前のペナルティポイントは6ptです。それ以後は4時間経過するごとにキャンセルポイントが1ptずつ加算され、直前のキャンセルほどペナルティも重くなっていきます。
開始時刻に遅刻した場合も2ptのペナルティポイントが加算されますので、10分前には指定されたバイト先に着いているのが基本です。無断欠勤した場合は契約破棄と見なされ、永久利用停止になってしまいます。体調不良や急用などの事情があってキャンセルしたい場合は、開始時刻まで必ず連絡を入れるようにするといいでしょう。
類似アプリのシェアフルとの違い
タイミーと同じように面接や登録会不要な単発バイトが探せるアプリとして、シェアフルも学生や副業志向の会社員に人気です。同じく飲食店やイベントスタッフ・配達スタッフ・軽作業・オフィスワークなど、さまざまなジャンルの単発バイトが掲載されています。
タイミーはどちらかと言うとスキマ時間で働くのに向いた単発バイトの求人が中心で、5時間前後という短時間の仕事が多いのが特徴でした。1日単位の単発バイトに特化したシェアフルは時給がタイミーより全般に高めで、1時間あたり1,200円以上の求人も少なくありません。シェアフルで探した単発バイトの給料は翌月末に振り込まれるのが基本で、タイミーのように日払いが可能な求人はごく一部にとどまります。
シェアフルはクラウドソーシング大手のランサーズが人材大手のパーソルホールディングスと手を組み、2018年に設立された合弁会社です。そのせいか飲食店の単発バイトが多かったタイミーと比べて、事務作業などのオフィスワーク求人も多いという強みを持ちます。
全般に求人は少なめで争奪戦の様相も呈している上に、タイミー同様に地方の求人は決して多くありません。タイミーとシェアフルはそれぞれに特徴がありますので、両方に登録しておいて新着求人をまめにチェックするのが好条件の仕事を見つけるコツです。
タイミーを利用した副業まとめ
一般に日払いの単発バイトと言えばイベントスタッフやポスティングの他、試験監督・警備員といった仕事を思い浮かべがちです。実際には飲食店やコンビニスタッフからオフィスワークまで、世の中にはさまざまな種類の単発バイトが随時募集されています。
面接や登録会が不要ですぐに働ける単発バイトを探すにはひと手間が必要でしたが、タイミーの登場で探しやすくなりました。現在は利用者数が急増した影響で、人気の求人が出るとすぐに埋まってしまう状態です。よく似たアプリのシェアフルと併用することで、働くのに都合がいい時間の単発バイトが見つけやすくなります。
スキマ時間を利用して稼ぐ副業としてはクラウドソーシングが代表的ですが、パソコンを使った仕事が得意でない人は単発バイトの方が手っ取り早く稼げるものです。タイミーなら働いたその日のうちに給料を振り込んでもらうことも可能で、給料日前のピンチには重宝されます。お金がないというときは消費者金融などで借りるよりも、単発バイトで稼いだ方が借金も残らず安心です。
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