観葉植物は増やせば売れる!増やし方のコツと販売方法を解説

観葉植物雑学

花の代わりに葉を鑑賞して楽しむ観葉植物は、バラやサツキなどと同じように挿し木の手法で増やせます。水挿しや株分けで増やせる種類もあって、新たな株を自分で作り出す楽しみ方は無限大です。

増やした観葉植物をメルカリなどに出品して売れば、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。観葉植物の増やし方にはコツもありますので、増やす方法を6種類に分けて初心者向けにまとめてみました。増やした観葉植物を売る方法と高く売れやすい種類についても、記事の後半で詳しく解説します。

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観葉植物は増やせる!

観葉植物の苗

観葉植物は庭やベランダだけでなく室内にも飾っておける種類が多いため、インテリアとして根強い人気があります。普通は園芸店やホームセンターなどで購入するところですが、メルカリのようなフリマサイトでも多種多様な観葉植物が出品されている状況です。

メルカリ出品者の中には業者も含まれますが、一般の人の方が圧倒的に多いと見られます。それも店で買ってきた観葉植物を転売していると言うよりは、自分で増やしたものを出品している例が大半です。

観葉植物も挿し木や株分けなどの方法で増やせるため、店から仕入れなくても自分で商品を作り出せます。土や容器など多少の費用は発生しますが、店で完成品を買ってくるよりは安上がりです。その気になれば1つの観葉植物から新たな商品を無限に生み出せるため、必要最低限の元手で大きく稼ぐことも可能になってきます。

観葉植物の増やし方

観葉植物には非常に多くの種類があって、増やし方も種類ごとに適した方法や時期が違ってきます。挿し木や株分けなどと聞くといかにも難しそうに思えてしまいますが、コツさえ覚えれば初心者でも増やすことは可能です。

観葉植物の増やし方は、以下のような6種類の方法に大きく分けられます。

  1. 挿し木(挿し芽)
  2. 株分け
  3. 水挿し
  4. 葉挿し
  5. 取り木
  6. 種まき

それぞれ詳しく解説します。

挿し木(挿し芽)

挿し木や挿し芽は植物の茎や枝の先端部分を切り取って土に植え、発根させることで株を増やす手法です。樹木型の観葉植物を増やす場合は挿し木、多年草型の観葉植物を増やす場合は挿し芽ということになります。

挿し木(挿し芽)を行うのに最低限用意するものは土と小さめの鉢またはポット、ハサミ(剪定バサミ)・ジョーロまたは霧吹きです。葉がついたままの茎を切って植える芽挿しと、葉のついていない茎を切って植える茎挿しの2パターンがあります。

ゴムの木やパキラなど木本性の観葉植物を挿し木の要領で増やすには、葉が3~4枚ほど付いた状態で先端をカットするのが一般的です。カットした挿し穂を1~2時間ほど水に付けておいて水揚げをしてから、鉢やポットに入れた土に植えます。

観葉植物の苗

観葉植物の挿し木に適した時期は5月から10月頃ですが、葉が勢いよく生育する5~7月頃が最適です。土に植えたら直射日光を避けた風通しの良い明るい場所に鉢を置いて、土が乾かないように水をたっぷり与えるようにします。

茎をカットする際には水分を吸収しやすいように、切り口が斜めになるように切るのがコツです。1ヶ月前後で発根してくますので、成長してきたところで大きめの鉢に植え替えるといいでしょう。

ドラセナ(幸福の木)やモンステラなどを挿し木(挿し芽)で増やすには、茎挿しの要領でやるとうまくいきやすいです。5センチから10センチほどの長さで茎をカットし、土に植えて水をたっぷり与えます。

茎挿しの場合も1ヶ月前後で発根してきますので、大きくなってきたところで大きめの鉢に植え替えるといいでしょう。茎をカットする際には発根しやすくするため、節のすぐ下で切るのがコツです。

株分け

地下茎を伸ばすタイプの観葉植物は挿し木(挿し芽)に不向きですが、株分けと呼ばれる手法で増やせます。サンスベリアやカンノンチク・シュロチクなど、ヤシ科の植物は株分けで増やすタイプの観葉植物です。

ビカクシダ(コウモリラン)やタマシダ・トキワシノブなどのシダ類を増やすにも、同じように株分けの手法を用います。ポトスやモンステラス・パティフィラムといったサトイモ科の観葉植物にも、株分けが可能な種類は少なくありません。それぞれの観葉植物を鉢から取り出して土を落とし、根の部分から分割することで新たな株を作るやり方です。

根が密集していて分割しにくい場合はハサミを使用しても構いませんが、根を傷つけないよう慎重に作業をする必要があります。あまり細かく分けてしまうと育ちにくくなりますので、多くても4分割程度、できれば2分割にとどめたいところです。

株分けした子株は鉢などに植え替えることになりますが、ビカクシダのような着生シダはヘゴ板などの着生材に板付けします。

水挿し

ポトスの水挿し

挿し木や挿し芽の手法で観葉植物を増やすには、最低でも鉢と土を用意する必要があります。水挿しの手法ならカットした茎を水に浸しておくだけで発根してくれるため、そのまま水耕栽培にすることも可能です。水挿しにする場合は葉が水に浸らないように、下の方の葉を2~3枚ほど取り除いておきます。

水を入れる容器はコップでも十分で、水は普通の水道水で構いません。直射日光が当たらない明るい場所に置いて1~3日に1回ほど水を取り替えるようにしていれば、1週間かそこらで根が出てきます。水挿しを行う時期は7月から8月の暑い盛りを避け、5月から6月または9月から10月の成長期を選ぶのが無難です。

そのまま水耕栽培を続けるのでなければ、根が出てきたところで土に植え替えることになります。水挿しで出た根は土に少しずつ慣らしていく必要がありますので、植え替えてからしばらくは頻繁に水やりをするのがコツです。そうすることで土が湿った状態が保たれ、新たな株が環境の変化をうまく吸収できるようになります。

ポトスやモンステラ・アイビーなどが、水挿しで増やせるタイプの観葉植物です。水耕栽培のやり方については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

葉挿し

観葉植物の中でもぷっくりとした愛らしい外観が人気の多肉植物は、挿し木(挿し芽)より簡単な葉挿しと呼ばれる手法で増やせます。葉を1枚ずつちぎって土の上に置いておくだけで、3週間ほどで根が出て成長を始める仕組みです。サンセベリアやペペロミアは株分けでも増やせますが、多肉植物のように葉挿しの手法でも小さな苗をたくさん作れます。

葉挿しを行う際には上と下を逆に挿すと発根しませんので、間違えないよう注意が必要です。直射日光を当てないようにして半日陰の場所に置いておくという点では、挿し木や挿し芽と共通します。

多肉植物の葉は水分を多く含んでいるため、葉挿しにしても頻繁に水やりをする必要はありません。すぐには水を与えず、根が出てきたところで水やりを始めるのがコツです。

取り木

ゴムの木やヤドリフカノキ(シュフレラ)のような樹木性の観葉植物の一部では、取り木と呼ばれる独自の手法でも増やせます。枝にナイフで切れ込みを入れて3センチほどの幅で表皮を剥ぎ、湿らせたミズゴケで包んで発根を促すやり方です。

ミズゴケが乾かないようにビニールで包んで紐で縛っておけば、数週間から数ヶ月で根が出てきます。発根した個所で枝を切断し、ミズゴケを取り除いた上で土に植え替えれば新たな株の誕生です。

取り木は挿し木より時間がかかる方法ですので、挿し木がうまくいかない種類の観葉植物を増やす目的で利用されています。

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種まき

観葉植物は種から育てるのが難しいからこそ、以上のような増やし方が考案されてきたとも言えます。挿し木(挿し芽)や水挿し・株分けの方が簡単ですが、種類によっては種まきでも増やせないことはありません。アンスリウムやナツメヤシなど、室内で栽培していても種をつけるタイプの観葉植物がその対象です。

果肉がついたままで種まきをすると、腐敗したりして発芽しにくくなります。ストッキングなどを使って果肉をきれいに取り除き、乾燥しないうちに種まきをするのがコツです。

ナツメヤシの場合は果実を乾燥させた上で種を取り出し、種まきをして根気よく発芽を待ちます。熱帯性の植物だけに発芽に適した温度も25℃前後と高く、種まきも6月から8月の暑い時期が中心です。

増やした観葉植物を売る方法

いろいろな観葉植物

以上のような方法で増やした観葉植物は、欲しいという人に販売することでお小遣い稼ぎの手段となります。観葉植物の栽培と販売をビジネスにすれば、これも1つの立派な副業です。

そのためにも販路の開拓が重要になってきますので、いくつかの候補を紹介しておきます。プロの農家ではない一般の人が観葉植物を売るには、以下のような方法が考えられます。

  1. 道の駅や直売所で委託販売する
  2. 自宅の敷地に無人販売所を設ける
  3. フリマサイトやネットオークションに出品する
  4. 個人でネットショップを開店する

SNSやブログで交流した人に直接販売するという手もありますが、決済方法が問題となってきます。フリマサイトやネットショップを利用した販売方法なら、決済機能も用意されているので心配ありません。

この中で最も手軽な販売方法は、メルカリラクマなどのフリマサイトです。ヤフオクはオークション形式だけでなく、メルカリなどと同じフリマ形式でも出品できます。

メルカリは女性ユーザーが多めで、ヤフオクは男性ユーザーが多いのが特徴です。どちらも観葉植物が個人間で活発に取引されていますので、自分に合った販売方法を選んで出品してみるといいでしょう。

観葉植物ビジネスが軌道に乗ってきて売上高が増えてきたら、売上から引かれる手数料も馬鹿にならなくなります。集客面では課題もありますが、個人でネットショップを開業すれば自分の取り分を増やすことも可能です。

メルカリで高く売れている観葉植物の種類

観葉植物のモンステラ

観葉植物の個人販売を手がけるなら、少しでも高く売りたいと考えるのは当然です。市場価格より安く出品すれば売れやすくなりますが、収益が少なすぎては割に合わなくなってしまいます。時給換算で効率的に稼ぐには、高く売れやすい種類の観葉植物を選んで増やすのがおすすめです。

試みにメルカリで「売り切れ」となっている観葉植物の販売例を調査した結果、以下のような種類は1万円以上の高値で売れた例が多数確認されました。

  • モンステラ
  • クワズイモ(アロカシア)
  • フィロデンドロン
  • オリーブの木
  • アガペ(リュウゼツラン)
  • ソテツ
  • パキラ
  • ユッカ
  • アグラオネマ
  • ココスヤシ
  • ビカクシダ
  • ジャボチカバ
  • ダシリリオン
  • サイカスカイルンシアナ
  • アエアエ(斑入りバナナ)
  • フィカス・ウンベラータ(ゴムの木)
  • ガジュマル
  • ポトス

特にモンステラは一番人気と見えて、10万円前後で売れた例も多く確認されています。オークション形式で値段が釣り上がるヤフオクでは、過去180日間に100万円超の高値で落札された例も複数あるほどです。

いずれもモンステラであれば何でもかんでも高く売れるというわけではありません。斑入りだったり珍しい形をしていたりして、他にない特徴を持った個体に限られます。

そういう希少価値の高い観葉植物を入手するにはコストも多くかかるだけに、栽培ビジネスの対象としてはリスクを伴う方法です。増やすのに成功すれば大きな収益を手にする可能性もある反面、失敗すれば大損する結果になりかねません。参考までに高く売れている観葉植物の種類を紹介しましたが、あくまでも自己責任でお願いします。

観葉植物の増やし方まとめ

観葉植物

お小遣い稼ぎや副業を目的にする場合でも、単なる趣味として取り組む場合でも、観葉植物を自分で増やせば可能性が大きく広がります。観葉植物の種類によって適した増やし方は違ってきますので、始めやすい方法を選んで挑戦してみるといいでしょう。

メルカリやヤフオクで高く売れている観葉植物は、葉に斑が入っていたりして希少価値の高い種類が中心です。増やすのが難しいからこそ高値がついているとも言える状況ですので、中上級者は挑戦してみる価値があります。

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