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小説を書いて副収入を得るには?副業小説家の収入源を10個紹介

小説を書いて副収入を得るには?副業小説家の収入源10選を解説 副業
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小説を書いて収入を得ているのは、商業デビューしたプロの小説家だけではありません。いきなりプロを目指すのは無理でも、副業で小説を書いて収入を得ることは十分に可能です。プロの小説家も利用している稼ぎ方を含めると、合わせて10種類ほどの収入源が挙げられます。

筆者もかつて小説家を目指しながら副業で執筆に取り組み、多いときは月に数十万円の副収入を稼いできました。プロの小説家になる夢は実現していませんが、小説を書いてお金を稼いだという点ではそれほど変わりないと思っています。

そこで今回は、「小説家の仕事を副業にしてお金を稼ぐための収入源」を10個選んでみました。小説家を目指していきなり会社を辞めるのは、生活に困窮するリスクのあるやり方です。これから紹介する10種類の収入源を実践していえば、今の仕事を続けながら少しずつでも収入を増やせるようになります。

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小説家の多くは兼業・副業

副業で稼ぐイメージ

「小説家」と言えば、小説を書くことを職業にしている人を想像しがちです。実際には会社勤めや医師・フリーライターなど、さまざまな職業の人が兼業や副業で小説を書いている例も珍しくありません。

むしろ専業の小説家は、全体から見ればほんの一部に過ぎないのが現状です。売れない作家になると小説を書く仕事だけでは食べていけないため、アルバイトの仕事をしながら食いつないでいる人もいます。

テレビ出演や講演会・文学賞の選考など、小説家ならではの「副業」で収入を増やせるのは、そこそこ名前が売れている人の話です。小説家も農家と同じように、兼業でやっている人の方が多いと見られます。

近年はインターネットが普及したことで、小説を書いて収入を得る手段も多様化しています。プロの小説家としてデビューしなくても、小説の執筆で副収入を稼ぐことが可能な時代です。普通のサラリーマンや主婦が副業で小説を書いて収入を得ている例まで含めると、小説家の範囲は大きく広がってきます。

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副業小説家の収入源10選

パソコンとお金とボールペンと電卓

プロの小説家として認められるようになるには、小説の作品を出版社から商業出版する必要があります。新人賞を受賞したり持ち込み原稿を採用してもらったりするのが、小説家としてデビューする従来のパターンです。

広い意味での小説家が、出版社に頼らないで収入を得る方法もあります。専業でやっていくほどのまとまった収入を得るのは難しくても、副業の手段にはなり得る稼ぎ方です。

プロ・アマを問わずに小説家が収入を得るには、以下のような10種類の手段が考えられます。

  1. 賞金稼ぎ
  2. 文学賞の下読み
  3. 印税収入
  4. 電子書籍のセルフ出版
  5. 原稿料
  6. 小説投稿サイト
  7. 小説ブログ
  8. オーダーメイドの小説制作
  9. 小説教室の講師
  10. 講演会・番組出演

小説家としてデビューした人向けの稼ぎ方も含まれますが、どの方法も副業の範囲内でやってできないことはありません。それぞれの収入源について、1つ1つ詳しく解説していきます。

賞金稼ぎ

100万円の札束とパソコン

筆者もかつて実践していたのが、文学賞や小説のコンクールに応募して賞金を狙う稼ぎ方です。小説の分野では賞金がかかった公募の文学賞が多いだけに、半分プロのような「賞金稼ぎ」も少なくありません。

江戸川乱歩賞や「このミステリーがすごい!」大賞のように、小説家デビューにつながる新人賞にも高額の賞金がかかっています。むしろ受賞作が出版されたり文芸誌に掲載されたりすることで、出版社と関わりが持てる点が受賞のメリットです。受賞をきっかけに、印税収入や原稿料収入にもつながっていきます。

小説の作品を募集している文学賞やコンクールの中には、受賞しても賞金がもらえるだけという公募の例も少なくありません。小説家としてのデビューには必ずしもつながりませんが、賞金稼ぎだけでも応募する理由としては十分です。地方の新聞社や自治体のほか、さまざまな団体や民間企業が小説の作品を募集しています。

年1回などの形で定期的に開催されていて、100万円の高額賞金がかかる文学賞は以下の通りです。

いずれも募集の対象は原稿用紙換算で数十枚から100枚前後の短編小説です。他に賞金50万円前後の文学賞も数多く募集されています。大手出版社の主催する新人賞と比べて応募数が少ないわりに、高額の賞金がかかる地方主催の文学賞は狙い目です。

主にアマチュアの作家を対象としたこの手の文学賞では、同じ人が複数の賞を受賞している例も珍しくありません。地方主催の文学賞で受賞の常連となっている人は、これまでに相当な額の賞金を稼いでいるものと推定されます。

まさに一攫千金も狙える稼ぎ方ですが、応募しても受賞作に選ばれないと1円の収入にもなりません。佳作以上の賞に選ばれる確率は数十分の1から、激戦の公募だと1,000分の1以下です。

こうした文学賞の賞金稼ぎを副業と見なすには、確実性に乏しい稼ぎ方かもしれません。落選続きだと心が折れそうにもなりますが、コツをつかめば立て続けに受賞することも起こり得ます。

筆者も小説や童話・エッセイの公募を合わせて、これまでに数十万円ほどの賞金を稼いできました。始めたばかりの頃は落選続きでしたが、過去の受賞作を読めば道も開けてきます。受賞作の選び方は文学賞によって異なりますので、結果を出すには受賞傾向を把握する作業が欠かせません。

文学賞の下読み

原稿を読む編集者

前節で紹介した文学賞には少ない賞でも数十編、多い賞だと1,000編以上の応募作品が集まります。有名作家が務める選考委員の先生方だけではとても全作品を読みきれないため、一次選考、二次選考といった具合で予備選考を実施するのが一般的です。予備選考で残った最終候補作品を選考委員の先生方が審査し、受賞作を決めることになります。

出版社が主催する新人賞では、編集者が予備選考を担当する例が多いです。地方主催の賞になると、地元のアマチュア作家に下読みを依頼するケースも少なくありません。下読みの仕事にも報酬を伴いますので、アマチュアの小説家にとっては副業の手段になり得ます。

下読みの人選は非公開で進められるのが普通で、求人サイトなどで募集される例はめったにありません。稀にクラウドソーシングで下読みの仕事が募集されるケースもありますが、むしろスキルマーケットの方が有力です。

ココナラのようなサイトに下読みのサービスを個人で出品していれば、文学賞の主催者や応募を予定している人から仕事を依頼される可能性も出てきます。予備選考の下読みだけでなく、応募作品の校正や添削にも一定の需要があるからです。1万円以上の価格設定でも販売実績のある出品者はいますが、実績が少ないうちは数千円程度に設定した方が購入されやすいでしょう。

印税収入

プロの小説家が収入の柱としているのは、単行本や文庫本などの売上に応じて受け取る印税(著作権使用料)です。ベストセラーを連発する売れっ子作家になれば、印税収入だけで億単位の年収を稼げるようになります。

出版した作品が売れなければ、初版の部数分しか印税が発生しません。初版の発行部数は小説家の人気度で変わってきますが、平均すると5,000部前後です。印税の金額は本の発行部数に比例して増える仕組みだけに、同じ小説家の間でも大きな収入格差があります。

1冊の本を出版して稼げる印税額の計算式は以下の通りです。

印税額=(本の価格×印税率)×発行部数

1,500円の単行本が5,000部発行されたとして、印税率が10%の場合は75万円の収入ということになります。印税率は小説家の格によって変わり、デビューしたての新人作家は5%から8%程度です。売れっ子作家になると12%ほどに上がりますので、小説家の平均的な印税率は10%前後と推定されます。

出版業界では10万部も売れればベストセラーの部類です。同じ1,500円の単行本が10万部売れれば、印税率10%だと印税収入は1,500万円にもなります。

ベストセラー小説のイメージ

著作が何冊もある小説家の場合、過去に出版した本の売上もばかになりません。過去作が文庫化されると、新たな売上も発生します。そうやって印税収入が積み上がることで、小説家として食べていけるようになるというわけです。

商業デビューを果たしていないアマチュア作家でも、費用を自分で負担して本を出版するという手があります。自費出版した本が売れれば、売上の50%程度が著作者に還付されます。

重版がかかるほど売れない限り、自費出版の費用を売上還付金が上回ることはほとんどありません。小説家が印税収入を稼ぐには、たとえ副業でも商業出版を実現させる必要があります。知名度の低いアマチュア作家にとっては、他の収入源よりハードルが高い稼ぎ方です。

電子書籍のセルフ出版

スマホに表示された電子書籍の画面

作品を商業出版してもらえないアマチュア作家でも、電子書籍なら費用の負担ゼロで自作の小説作品を出版することは可能です。紙の本と違って、電子書籍にはKindleダイレクトパブリッシング(KDP)のようなセルフ出版のサービスがあります。

表紙の画像などは自分で用意する必要もありますが、KDPのセルフ出版そのものには費用がかかりません。電子書籍フォーマットに変換した文書データと表紙の画像を用意してアップロードすれば、プロの小説家でない人でも自作の小説をKindleの電子書籍にして出版できる仕組みです。

セルフ出版した電子書籍が実際に売れるかどうかは別問題ですが、紙の本と似たような印税の仕組みもあります。Kindle電子書籍の場合、印税率は以下の通りです。

  • KDPセレクトに登録しない場合は35%
  • KDPセレクトに登録した場合は70%

KDPセレクトに登録するには、Kindleサイトでの独占販売に設定することが必要です。独占販売に設定しなかった場合でも、印税率は紙の本よりかなり高いことになります。

小説の執筆を副業にしたい人にとっては夢のような仕組みですが、無名のアマチュア作家が書いた小説はそう簡単に売れないのが普通です。KDPセレクトに登録すると、Kindle Unlimitedという読み放題サービスの対象書籍にも自動的に登録されます。Kindle Unlimitedは月額980円の料金で、対象の電子書籍が読み放題になるサブスクリプションのサービスです。

筆者もKindle Unlimitedに加入していますが、対象書籍の中には商業出版されているような本も少なくありません。「たとえ数百円程度でも代金を払って購入するのはちょっと…」という本を、試しに読んでみるには便利なサービスです。

Kindle Unlimitedの対象書籍が読まれると、読み込まれたページ数に応じて収益が発生する仕組みがあります。1ページあたり0.5円程度しか稼げませんが、有料販売よりは読み放題の方が読まれやすいはずです。

このように電子書籍は紙の本を出版するのと比べて、印税収入を稼ぐためのハードルがかなり低く設定されています。電子書籍で売れているのは、漫画やビジネス書のようなジャンルの本です。小説のジャンルでベストセラーを出して高額の印税を稼ぐのは難しいですが、アマチュア小説家にとっては貴重な収入源の1つです。

原稿料

原稿料収入は印税収入と並んで、プロの小説家が収入源としているもう1本の柱です。雑誌や新聞などに作品を掲載する見返りに、原稿用紙1枚あたりいくらという形で対価が支払われます。現在の主流となっているワープロ原稿やデータ入稿の場合でも、400字詰原稿用紙に換算した枚数に応じて原稿料が支払われる仕組みです。

原稿1枚あたりの相場は2,000円から5,000円ほどで、売れっ子作家になれば数万円という例もあります。原稿用紙換算で50枚の作品を雑誌に掲載した場合の原稿料は、1枚あたり2,000円とすれば10万円になる計算です。

重版がかかるたびに新たな著作権料が発生する印税収入と違って、原稿料は基本的に1回限りの支払いとなります。小説の原稿を商品に見立てて、出版社に買い取ってもらう形となります。

原稿用紙とペンとお金

商業誌に作品を掲載して原稿料収入を得ているのは、商業デビューしたプロの小説家だけに限りません。筆者もかつて大手出版社の発行する商業誌のショートショートコンテストに応募し、何回か掲載されたことがあります。原稿用紙換算で5枚前後の短い作品でも、2万円の原稿料をもらえました。

毎号の入選作品を集めて文庫化された際には、原稿料とは別に2万円が送られてきたものです。現在はコーナーがなくなってしまいましたが、他の雑誌でアマチュア作家の作品が募集される可能性はあります。

商業誌に作品が掲載された場合は、プロの小説家でなくても原稿料をもらえるのが普通です。雑誌の作品募集も公募の扱いとなっていますので、Koubo登竜門で最新の募集状況をチェックしてみるといいでしょう。

小説投稿サイト

アマチュア作家が自作の小説を読んでもらう手段は、紙の本や電子書籍の出版だけではありません。小説家になろうのようなインターネット上の小説投稿サイトも、多くの読者が集まる場となっています。インターネットが発達したことで、読書のスタイルが昔と大きく変わってきている証拠です。

小説投稿サイトの中には、サイトの収益をクリエイターに還元しているところもあります。読者の数が最も多いの「小説家になろう」はですが、残念ながら収益還元の仕組みはありません。「小説家になろう」で人気となった投稿作品が商業出版された例はありますが、基本的には作品を無料で提供し続けることになります。

なろう系小説

小説の投稿で収益化が可能なのは、広告収入を還元しているサイトや投げ銭で稼げるサイトです。広告収入還元型のサイトでも、作品そのものは無料で公開することになります。投稿作品のPV(閲覧数)に応じて、サイトの広告収入が還元される仕組みです。

大手出版社のKADOKAWAが運営するカクヨムのほか、アルファポリスノベルバにも同じような収益還元システムがあります。投稿作品に自分で広告を掲載できる作家生活オンラインも、広告収入還元型投稿サイトの1つです。

noteNovelism(ノベリズム)には作品を有料販売できる仕組みもありますが、作品が面白いかどうかは読んでみるまでわからない部分もあります。読んでみて面白かった場合に、投げ銭の形で読者が作者に支援を行うスタイルが主流です。

noteには無料で公開した作品に対して、読者が任意で金銭的支援ができるサポート機能があります。株式会社ホビージャパンが運営するノベルアップ+も、似たような投げ銭システムを備えた小説投稿サイトです。

イラストコミュニケーションサービスのpixivにはFANBOXというファンコミュニティサイトがあって、投げ銭のようなクリエイター支援システムも実装されています。pixivには小説も投稿できますので、収益化が可能な投稿サイトの1つに数えられます。

小説ブログ

商業デビューを果たしていないアマチュアの書き手が自作の小説を発表して、収益化する手段は小説投稿サイトに限りません。自分で開設したブログに作品を投稿し、広告収入で稼ぐという手もあります。

収益化の仕組みそのものは、小説以外のジャンルでブログ記事を書いた場合と変わりありません。ブログを訪れた人が広告をクリックしたり、広告の商品を購入したりすることで報酬が発生する仕組みです。

広告収入還元型の小説投稿サイトを自分で作ってしまうようなイメージですが、どれだけの人に読んでもらえるかという点では課題もあります。カクヨムやアルファポリスのように知名度の高い投稿サイトなら、自分で集客しなくても読者が自然と集まってくるでしょう。無名のアマチュア作家がブログを作ったところで、普通にやっていては作品をなかなか読んでもらえません。

キーボードとボールペンと「BLOG」の文字

本当に価値のある小説作品をブログにコツコツと投稿し続け、長年にわたって運営していれば、口コミで評判が広がる可能性もあるにはあります。商業出版並みにクオリティが高く面白い小説を無料で読めることがわかれば、読者も自然と集まってくるでしょう。ブログのPV数が増えてくれば、広告収入も比例して増えてくるはずです。

そうやってブログを収益化するにはかなりの時間がかかりますので、時間を少しでも短縮する工夫が求められます。SNSやKindle電子書籍・YouTube動画など、他のメディアと併用しながら書き手としての知名度を上げていくのが効果的です。小説の執筆を副業にする手段としては、上級者向けの稼ぎ方と言えます。

オーダーメイドの小説作成

クラウドワークスランサーズのようなクラウドソーシングのサイトには、依頼に応じて小説を作成する仕事の募集も掲載されています。以下のような目的による仕事の依頼です。

  • 特殊な趣味嗜好を満足させる小説が読みたい
  • 小説の原案やプロットを作品化してほしい
  • 電子書籍出版用の小説を書いてほしい

著作権は相手に譲り渡すことになるケースが大半ですが、数万円の報酬を提示している案件もありました。

スキルマーケットのイメージ

クラウドソーシングではYouTube動画のシナリオ案件が大半で、オーダーメイドで小説を作成する仕事は案件数がそれほど多くありません。小説作成の依頼が多いのは、ココナラのようなスキルマーケットです。

ココナラには「あなたのための小説をお書きします」「オーダーメイドの小説書きます」などという形で、小説を執筆するサービスが1,000件以上も出品されています。出版歴があるというプロ小説家の出品も見られますが、ほとんどはアマチュア作家と見られる人の出品です。

ブログやシナリオ・エッセイなど、小説以外での執筆実績をアピールしている出品者も少なくありません。多い人になると3桁の販売実績がありますので、オーダーメイドの小説にもそれなりに需要がある様子です。相手の依頼に合わせて書く必要もありますが、小説の執筆を副業にする手段の1つとしては有力な稼ぎ方と言えます。

ココナラ以外では、SKIMA(スキマ)の「小説」カテゴリに1,000件以上のサービスが出品されていました。ココナラやSKIMAよりは少数ながら、タイムチケットにも同様のサービスが出品されています。

小説教室の講師

ここからは商業デビューしたプロ小説家向けということになりますが、小説の執筆以外で収入を得るための副業を2つ紹介します。まずは小説家志望の人たちを対象とした、小説教室の講師です。

東京などの都市部を中心として、全国各地に小説学校や小説教室・講座が存在します。売れっ子の小説家は自作の執筆だけで多忙のせいか、小説教室で講師を務めている人は多くありません。文学賞や新人賞の受賞歴があって商業出版された著作もありながら、印税や原稿料だけでは食べていけない小説家が講師を務めている例が多いようです。

中には同人誌に参加している人や、作品を自費出版した経験のあるアマチュア作家が講師となっている例もあります。プロの小説家として商業デビューしないと、小説教室の講師になれないというわけではありません。

セミナーの講師

教室集客サイトのストアカには、「小説の書き方」などを教える講座が数多く登録されています。小説教室と言えば対面で指導を行うスタイルを想像しがちですが、ストアカではオンライン講座の方が対面講座より多く登録されている状況です。

ストアカで生徒を募集している講師は、必ずしもプロの小説家とは限りません。趣味で小説を書いているような人が、講師として小説教室を開催している例も見かけます。文学賞の受賞歴や出版歴があった方が、生徒を集めるのに有利です。

オンラインでのサービス提供に限定したココナラにも、小説の書き方をアドバイスするサービスが数多く出品されています。出品数の多さという点では、むしろココナラの方がストアカを上回っているほどです。サービスを出品する手間はかかりますが、副業を始めるハードルは小説学校の講師よりも低いと言えます。

講演会・番組出演

講演会で拍手をする観客の女性

小説家として名前が売れるようになると、講演会出演の話が持ち込まれるケースも出てきます。テレビやラジオの番組に出演し、副収入を稼いでいる小説家も少なくありません。雑誌や新聞などメディアの取材を受けたり、Webメディアのインタビューに応じたりする仕事もあります。

いずれも小説家として作品を発表するという活動の土台があって、ある程度の読者に支持されていることが条件です。商業出版の経験がないアマチュア作家の場合は、講演会や番組出演などの仕事を依頼される機会もなかなか得られません。

サラリーマンや主婦の副業としてはあまり現実的とは言えませんが、何らかの文学賞を受賞すれば少しでも可能性が出てきます。プロの小説家としてまだ一人前になっていないうちから、講演や番組出演を依頼されることもあり得るからです。作品の執筆だけでは食べていけない小説家にとっては、出演料も貴重な収入源となります。

まとめ

原稿用紙に万年筆で執筆する小説家

会社員や主婦が小説家の仕事を副業にするための収入源を、合わせて10種類紹介してきました。印税収入や原稿料・出演料収入などは、プロの小説家として商業デビューした人でないと稼ぐのが難しいかもしれません。

文学賞の賞金稼ぎや小説投稿サイトなど、アマチュア作家でも十分に稼げる手段もあります。作家活動が軌道に乗ってきて実績が積み重なってきたら、初心者に小説の書き方を教えるような稼ぎ方も可能です。

アマチュアを含む小説家の収入源が10種類もあると知っていれば、複数の稼ぎ方を併用することで専業作家になる道も開けてきます。まずは副業の範囲でどれか1つの稼ぎ方を試してみて、うまくいかなければ他の方法にも挑戦してみるといいでしょう。小説家も他の仕事と同様に、副業からスタートして独立開業を目指すことが可能な職業です。

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