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愚痴聞きサービスは危険なバイト?在宅で安全に稼げるかどうかを検証

愚痴聞きサービスは危険なバイト?在宅で安全に稼げるかどうかを検証 副業
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相手の愚痴を聞くだけでお金を稼げるアルバイトの仕事が、主婦や学生を中心に人気を集めています。自宅で夜間に稼ぐことも可能なだけに、在宅ワークの副業として注目度が高まっている仕事です。

一方では愚痴聞きバイトの仕事を始めた人が危険な目に遭ったり、研修費などの名目で逆にお金を取られたりするような例もありました。

メルちゃん
メルちゃん

危ない仕事だとすれば、手を出さない方がいいのかな?

愚痴聞きバイトを募集する求人の中には、運営会社の実態がよくわからない例があるのも事実です。何かあった場合に登録スタッフを守ってくれる会社でないと、安心して仕事ができません。

3年前に愚痴聞きバイトについて最初に取り上げて以来、当ブログでは最新情報を定期的にチェックしてきました。コロナをきっかけに愚痴聞きバイトを始めたという人が増えたせいか、この3年間で状況に変化が生じています。

愚痴聞きで安全に稼ぐ方法もわかってきていますので、この機会に記事を全面的にリニューアルしてみました。この記事を読めば外へ働きに出なくても、相手の話を聞くだけの仕事でお金を稼げるようになります。

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愚痴聞きバイトは怪しい仕事?

怪しい人物の影と1万円札

インターネット上では「誰でも簡単に高収入が稼げる仕事」などと称して、怪しげなアルバイト募集の求人をよく見かけます。都合のいい儲け話の裏には、特殊詐欺グループや広域強盗事件の犯行グループが潜んでいるかもしれません。相手の愚痴を聞くだけでお金を稼げるというアルバイトも、同じような怪しい仕事なのでしょうか?

世の中に「お金を払ってもいいから、愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」という需要が存在するのは事実です。心に不満を持つ人たちや孤立する高齢者などを対象として、有料の愚痴聞きサービスや話し相手サービスを展開している企業もあります。サービスの運営会社が募集する求人に応募して採用されれば、愚痴聞きバイトとして働けるようになるという仕組みです。

有料の話し相手サービスに所属する愚痴聞きバイトは、「リスニングスタッフ」の別名で呼ばれる場合もあります。人の愚痴を聞いたり話し相手になったりする行為そのものは、決して怪しい仕事ではありません。

スタッフの指名制を採用しているサービスに所属した場合、お客さんから選んでもらえないと「仕事がない」状況に陥ることは考えられます。リスニングスタッフに採用されても必ず稼げるとは限りませんが、それなりに社会的ニーズのある仕事なのは確かです。

一方では愚痴聞きバイトの求人を装った詐欺の事例や、話し相手になるだけでは済まないような事例も過去には報告されています。まともな求人と危ない求人を見分けるのが難しくなってきていますので、記事の後半で危険な求人の見分け方を紹介します。

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リスニングスタッフの仕事内容

愚痴聞きサービスに所属するリスニングスタッフの仕事は、利用客の話をただひたすら聞いてあげることです。話の内容は愚痴とは限らず、自慢話だったり思い出話だったりする場合もあります。

お金を払ってでも話を聞いてほしいというお客さんには、仕事や家庭・人間関係などで問題を抱えている人が少なくありません。話の聞き役となるリスニングスタッフにとっては、愚痴を聞かされる例がどうしても多くなってきます。

電話で愚痴を聞く女性

話をただ聞くだけの仕事なら楽なものだと思いがちですが、「話してよかった」「すっきりした」と相手に思ってもらえるように話を聞くのは意外と難しいものです。相手の言うことを否定せず、余計なアドバイスもせずに、ただ話を聞いてあげるだけで満足してもらわなければなりません。

相手の愚痴を聞くのも、話し相手になるのも、同じように傾聴のスキルが必要になってきます。愚痴聞きサービスを運営する会社の中には、リスニングスタッフを採用する際に研修を実施しているところもあるくらいです。

話を聞くコツさえつかんでいれば、リスニングスタッフの仕事もそれほど難しいことはありません。家族や友人から聞き上手と言われている人なら、無意識のうちに実践しているテクニックです。

街で見かける「聞き屋」との違い

街角や駅前などで見かける「聞き屋」も、他人の愚痴を聞いてあげるという点で愚痴聞きバイトと似ています。どの街にもいるというわけではありませんが、名古屋や長野・岐阜などで活動する聞き屋がテレビで紹介されました。

有料サービスを運営する会社に所属する愚痴聞きバイトと違って、街の聞き屋は無料で通行人の愚痴を聞いてくれます。お金を稼ぐための仕事ではなく、趣味やライフワークで活動している人が多いと見られます。

聞き屋が有料だとすれば、ほとんどの人は足を止めずに取り過ぎていたはずです。傾聴ボランティアとも似ている活動ですが、ストリートミュージシャンのように路上で活動しているという違いがあります。

有料の愚痴聞きサービスで働くアルバイトの場合、路上で相手の話を聞くということはありません。電話やメールなどのコミュニケーション手段を使って愚痴を聞くか、対面の場合でもカフェなどの店を利用するのが一般的です。路上で有料の聞き屋を営業しようとすると、法律面で問題になってくる可能性があります。

愚痴聞きバイトは在宅でもOK?

メッセージアプリの画面

愚痴聞きバイトはサービス利用客の話を聞くのが仕事ですが、話を聞くにもいろいろな手段が考えられます。実際に愚痴聞きサービスで対応している手段は以下の通りです。

  • 対面
  • 電話
  • メール
  • チャット(LINEなど)
  • オンライン(ZoomやSkypeなど)

対面で愚痴聞きを行うサービスを除いて、いずれも在宅ですることが可能な仕事です。むしろ対面の方が、愚痴聞きバイトの求人は少ないとも言えます。路上で活動する聞き屋の多くは無料ですので、対面の愚痴聞きサービスには該当しません。

リスニングスタッフを募集している愚痴聞きサービスは、電話でのサービス提供が中心です。メールやチャットで愚痴聞きを行うサービスも増えていますので、リスニングスタッフの仕事は在宅でするのが当たり前になりつつあります。

電話で話し相手・愚痴聞きをする在宅ワーク

GoogleYahoo!で検索して上位に表示された愚痴聞きバイトの多くは、電話で仕事を行う求人です。

電話でする仕事と言っても、コールセンターのようにオフィスに出社するわけではありません。プライベートで使うのとは別に仕事用の携帯電話を用意し、自宅で電話に出て愚痴聞きの仕事をすることになります。子どもの声やペットの鳴き声が電話に入っては不都合ですので、在宅の愚痴聞きバイトは静かな環境を確保できる人に向いた仕事です。

待機時間中は仕事用の携帯電話にいつでも出られるようにしておいて、お客さんから電話がかかってきたら通話を開始します。電話占いサイトに所属する占い師と同じように、通話時間に応じて報酬が決まる仕組みです。

メールやチャットで愚痴聞きをするバイト

インターネット上で募集されている愚痴聞きバイトの中には、電話だけでなくメールやチャットを使って仕事を行うサービスも含まれます。電話よりメールやチャットの方が、サービスを利用しやすいという人も少なくないからです。

Eメールで愚痴聞きを行うサービスはそれほど多くはありません。電話以外のサービス利用手段としては、SMSやLINEなどチャット形式で愚痴聞きを行うケースが目立ちます。

メールやチャットを使った愚痴聞きサービスも、電話と同じように在宅で完結する仕事です。チャットの場合はある程度リアルタイムに対応する必要もありますが、電話よりは時間的に柔軟な受け答えがしやすいというメリットがあります。文字情報を通じたコミュニケーションは誤解が生じやすい部分もありますので、日頃から友人や家族とLINEでやり取りをしている人に向いた仕事です。

愚痴聞きバイトの求人募集状況

募集中

求人サイトで「愚痴聞きバイト」や「リスニングスタッフ」の求人を探しても、「話を聞くだけ」の仕事募集はなかなか見つからないのが現状です。愚痴聞きや話し相手が仕事内容に含まれる求人はありますが、他の仕事もこなしていく必要があります。

GoogleYahoo!で検索すれば、話し相手のサービスで募集しているスタッフの求人が見つかります。10年以上前の古い求人情報も検索上位に表示されていますが、2023年8月時点でスタッフを募集中の話し相手サービスは以下の通りです。

これらのサービスの安全性については、愚痴聞きバイトの危険性は?で後述します。
この他に無料掲示板のジモティーで、愚痴聞きや話し相手のスタッフ募集が何件か投稿されていました。募集状況は随時変動していますので、Googleジモティーで最新の求人募集状況をチェックしてみるといいでしょう。

話し相手の求人は介護職が大半

Indeed求人ボックスのような求人検索エンジンを利用すれば、一般の求人サイトに掲載されていない求人の募集が見つかる可能性もあります。求人広告を出していない企業の求人情報でもネット上から拾ってきて、横断検索の結果をまとめて表示しているからです。

求人ボックスで「話し相手」の求人を検索してみたところ、表示されたのは高齢者を対象とした介護関連の求人がほとんどでした。施設利用者の話し相手も仕事内容に含まれますが、レクリエーションの補助や清掃などさまざまな雑務を担当する仕事です。話し相手をしている中では、高齢者の愚痴を聞く場面も出てきます。

介護関連の仕事だと、愚痴を聞くだけでお金を稼げるというわけにはいきません。在宅で完結する仕事でもありませんので、今回の記事では対象外とします。

愚痴聞きバイトの求人が少ない理由

一般の求人サイトで検索してみても、愚痴聞きバイトの募集はなかなか見つからないのが現状です。愚痴聞きサービスを提供している企業もないことはありませんが、求人サイトに求人広告を出すだけの余裕がある会社は決して多くありません。

サービス運営会社がリスニングスタッフの求人を募集する場合でも、自社のHPに求人情報を掲載するだけという例が大半です。愚痴聞きサービスは社会的認知度がまだまだ低いせいか、サービスを開始しても業績を安定させるのは難しいと見えます。

愚痴聞きサービスそのものは10年以上前から存在しますが、サービスを終了したりスタッフ募集を打ち切ったりした例も少なくありません。現在リスニングスタッフを募集しているサービスは、サイトの運営歴もそれほど長くないところが大半です。

サービスを運営しているのは中小企業か、または個人経営のサービスが大半と見られます。大手企業が安定的に事業を展開している例はまだ出ていないせいか、スタッフ求人の件数も決して多くないのが現在の状況です。

個人で愚痴聞き屋を開業するという手も

信頼できる企業の募集する愚痴聞きバイトの求人が見つからない場合は、自分で愚痴聞きサービスを開業してしまうという手もあります。街で見かける「聞き屋」は無料で愚痴を聞いている人たちですが、「お金を払ってもいいから愚痴を聞いてほしい」というお客さんもいるはずです。

中小企業や個人が運営する愚痴聞きサービスのスタッフに採用されたところで、サービスを利用してくれる人がいなければ稼げません。自分で愚痴聞き屋を開業した方が、制約を受けずに集客の工夫ができるというものです。

集客の手段にインターネットをうまく活用すれば、広告費用をかけなくても仕事を獲得できるようになります。ブログやSNSを使った集客方法もありますが、ココナラのようなスキルマーケットにサービスを出品するのが最も効果的です。

スキルマーケットに登録してサービスを出品するだけなら無料ですので、低コストで愚痴聞き屋を開業して集客できるようになります。実際にサービスの購入者が現れて有料サービスを提供した場合にのみ、売上から20%前後の手数料が引かれる仕組みです。ココナラに愚痴聞きサービスを出品するやり方については後述します。

愚痴聞きバイトの危険性は?

スマホに表示された警告

ここからが記事の本題です。アルバイトの求人に応募して危ない目に遭ったり、お金を稼ぐどころか逆にお金を払わせられたりと、愚痴聞きバイトには何かと危険なイメージがつきまといます。

運営会社や仕事の実態が広く知られていないせいか、X(旧Twitter)でも愚痴聞きバイトに関する不安の声は少なくありません。Googleの検索結果で上位に表示された中で、スタッフを募集している話し相手サービスの安全性について検証してみました。

癒しの時間

電話で愚痴聞きや話し相手・お悩み相談を行う癒しの時間は、女性限定でスタッフを募集しているサービスです。ヒルナンデスを始めとして、テレビの情報番組でも紹介されました。

癒しの時間で募集しているのは、20代から60代までの女性スタッフです。仕事には携帯電話を使用し、在宅で利用客の話し相手をすることになります。

「週6日以上」「1回あたり4時間以上」の受付に入れる人が、募集要項に書かれてある採用条件です。少なくとも週に5日以上は絶対条件と書かれていますので、たとえ深夜でもまとまった時間を確保できる人でないと難しいかもしれません。

給料については面接時に説明すると記載されていて、募集要項には明記されていません。報酬は完全歩合制で、売上実績や契約年数によって歩合率が変わる仕組みです。癒しの時間HP内のスタッフ応募Q&Aには、歩合率5割や6割の報酬例が紹介されていました。利用客が支払う料金は10分あたり300円ですので、歩合率が5割の場合は報酬が150円、時給に換算すると900円になる計算です。

ヒルナンデスに出演していた主婦は1日の受付可能時間を5時間程度に設定し、月に5万円から6万円ほどを稼いでいると明かしていました。ただ「毎日必ず稼げるわけではありません」と募集要項にも記載されている通り、実際に稼げるかどうかはリピーター次第の部分もあります。

癒しの時間のHPには、特定商取引法に基づく表記で代表者名と所在地・電話番号が記載されています。スタッフ応募Q&Aによると、運営しているのは企業ではなく開業届を提出した個人事業主とのことです。

スタッフの雇用形態は業務委託契約で、雇用契約を結んで働くわけではありません。スタッフ登録時に細かい契約書がないとQ&Aに書かれてある点は不安材料です。

スタッフの仕事を始めるに当たっては、仕事専用の携帯電話を自分で用意する必要があります。スタッフに採用されて実践経験を行う際には、2,000円程度の研修費用も必要になるという話です。たとえ少額でも費用がかかる点に納得できない人は、初期費用が不要の求人を検討してみるといいでしょう。

癒しの時間はスタッフが女性限定で、性の話題にも「娯楽のために」対応していく必要があるように記載されています。男性と性的な会話をするのが苦手な女性は、応募を避けた方が無難です。

ヒメサロ

東京都荒川区西日暮里にオフィスがあるというヒメサロも、女性限定でスタッフを募集している話し相手サロンです。応募資格は18歳以上で大学生や専門学校生は応募できますが、高校生は不可となっています。

ヒメサロでは電話だけでなく、対面での話し相手・愚痴聞きサービスも提供しています。対面の愚痴聞きバイトを募集しているのは、東京・神奈川・埼玉・千葉・仙台の各エリアです。

電話や通話アプリを使った愚痴聞きなら全国から応募できますが、基本報酬は対面と通話で差があります。対面の報酬は60分2,500円以上で交通費がプラスされるのに対して、通話の報酬は60分1,250円以上です。指名手当は対面・電話ともに支給されます。

営業時間は12:00から24:00の範囲内で、週1日1時間からでもOKです。他の話し相手サービスよりは縛りが少ないと言えます。

対面の方が効率よく稼げるように思いがちですが、女性スタッフが対面で男性客の話し相手をするのはリスクもあります。今から5年ほど前の話ですが、Yahoo!しごとカタログに安全面を疑問視する声が寄せられたことがありました。対面でサービスを提供していた愚痴聞き屋のアルバイトに応募した女性が、面接で見の危険を感じるようなことを言われたという話です。

女性が面接を受けたココロメンテナンスという愚痴聞き屋は、当ブログで最初にこの記事を書いた2020年の時点で女性スタッフを募集していました。現在はサービスを終了しているようでもありますが、スタッフ募集の文言が現在のヒメサロとほとんど同じです。

募集要項の文言が同じというのは、偶然の一致とは思えません。サービス名を変えて運営されている可能性があります。代表者名や所在地の番地など、運営会社に関する詳しい情報がHPに明記されていない点も気になるところです。

もしもしサービス

東京都八王子市の有限会社エムエスサービスが運営するもしもしサービスも、女性限定でスタッフを募集している話し相手サービスの1つです。対面ではサービスを提供していないため、電話で話し相手や愚痴聞きを行うことになります。スタッフ募集の対象は「成人女性」ですので、男性や未成年の女性は対象外です。

給与は完全歩合制で、時給換算にした場合の金額が「1,000円~2,000円」と募集要項に記載されています。週3日以上で長期勤務できる方歓迎とも書かれていますが、曜日は時間帯は自分の都合に合わせて選べるようです。

利用客を募集するページには、「性的な対応は、致しておりません。」という文言も見られます。電話に限定した話し相手サービスという点でも、対面よりは安全性が高いと言えます。強いて言えばHPに記載された運営会社の情報で、代表者名と所在地の番地が明記されていない点は不安材料です。

話し相手のスマイル

30名以上のスタッフが所属しているという話し相手のスマイルは、女性だけでなく男性のスタッフも募集中の話し相手サービスです。所属スタッフの顔ぶれを見ると女性の方が多いですが、男性でも応募できるのは珍しいと言えます。

利用客が支払う料金は10分300円で、癒しの時間やもしもしサービスと変わりありません。スタッフに支払われる報酬は、他の話し相手サービスと同様に完全歩合制です。

料金から経費を引いた一定割合が支給されると書かれてありますが、募集要項に報酬の金額は明記されていません。期待できる収入についても、個々のスタッフで異なるという話です。スタッフの仕事を始める際に費用はかかりませんが、業務用の携帯電話は自分で準備する必要があります。

目安とされる受付時間は週5日以上で、1日あたり8時間以上とのことです。サイトの利用規約によると、「公序良俗に反する会話」は禁止行為とされています。

話し相手のスマイルは30名以上のスタッフが在籍するサービスですが、運営しているのは企業ではありません。癒しの時間と同じように、開業届を提出した個人事業所がサービスを運営しています。

HPに代表者名と電話番号は記載されていますが、番号は固定電話ではなく携帯番号です。HPには所在地の記載も見当たりません。

ファミリーロマンス

結婚式代理出席やイベントの観客代行など、さまざまな代行サービスを展開するファミリーロマンスにも「愚痴聞き代行」の仕事があります。スタッフとして登録していれば仕事を紹介してもらえる可能性もありますが、必ずしも愚痴聞きの仕事ばかり依頼されるとは限りません。愚痴聞き専門のサービスではありませんので、他の代行の仕事に当たる可能性の方が高いと言えます。

ファミリーロマンスの愚痴聞き代行は、居酒屋やカフェなどの店舗を利用した対面のみのサービス提供です。他の愚痴聞きサービスと違って、電話を使った在宅での愚痴聞きには対応していません。女性スタッフが男性客と2人きりで会うようなシチュエーションだと、危険性がまったくないとは言いきれない部分も出てきます。

運営会社のHPには代表者名や番地までの所在地に加え、固定電話の番号と法人番号も明記されています。上場企業ではありませんが、他の愚痴聞きサービスよりは信頼度が高いと言えるでしょう。

愚痴聞きで安全に稼ぐ方法

安全のイメージ

以上で紹介した話し相手・愚痴聞きサービスには、安全性という面で何らかの不安材料があります。運営会社(運営者)の実態がよくわからなかったり、仕事を始めるのに費用がかかったりするような部分です。

愚痴聞きバイトの仕事で安全に稼ぐには、信頼できる企業が運営しているサービスを選ぶ必要があります。仕事を始めるのに初期費用が不要で、後から高額の費用を請求されたりすることがないという条件も欠かせません。

スキルマーケット最大手のココナラに愚痴聞きサービスを個人で出品する方法であれば、サイト運営会社が東証グロース上場企業なので安心です。

株式市場に上場するには証券取引法に基づいて、厳しい審査をクリアする必要があります。安全性に問題があるようなサービスを運営している会社が、上場審査に合格することはありません。上場後も健全な会社経営と事業展開の姿勢が求められます。

ココナラ以外にも個人でサービスを出品できるスキルマーケットはたくさんありますが、上場企業が運営しているサイトはそれほど多くありません。ココナラと他のスキルマーケットに分けて、愚痴聞き・話し相手サービスの出品状況を調べてみました。

ココナラの愚痴聞きサービス出品状況

ココナラには「話し相手・愚痴聞き」のカテゴリがあって、個人が出品した6万件以上のサービスが登録されています。それだけ競争も激しい状況ですが、ココナラには「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」という願望を持つ人が多く集まっているのも事実です。愚痴聞きの分野では、国内最大の市場と言っていいでしょう。

ココナラに話し相手・愚痴聞きサービスを出品している人の半数ほどは、電話を通じてサービスを提供しています。専用のトークルームを通じてやり取りを行う通常サービスの形でも、3万件以上の話し相手・愚痴聞きサービスが出品されている状況です。

ココナラで電話相談サービスを提供するには、電話を使った通話とアプリを使った通話という2つの方法があります。ココナラ専用の通話アプリを利用すれば、サービス提供の際に通話料はかかりません。自分から番号を教えたりしない限りは、どちらの方法でも電話番号が相手に知られない仕組みです。

ココナラの最低出品価格は、提供するサービスのカテゴリによって異なります。「話し相手・愚痴聞き」の最低出品価格は電話相談サービスが1分100円、通常サービスが500円です。通常サービスで最低価格に設定している出品者は数えるほどしかいませんが、電話相談サービスで1分100円に設定している人は少なくありません。

ココナラに登録してサービスを出品するだけなら無料で、サービスが購入された場合に売上から手数料を引いた残りを報酬として受け取れる仕組みです。通常サービスで出品して購入された場合、手数料は売上の22%です。

電話相談サービスで売上から手数料を引いた報酬の金額は、1分あたりの相談料によって変わります。1分100円に設定した場合の報酬は41円で、1分300円に設定した場合は124円です。

通常サービスで出品した方が手数料を低く抑えられる計算ですが、電話相談サービスは通話時間が長くなればなるほど報酬が増えてきます。愚痴聞きは時間が長引きやすいだけに、手数料が高めでも電話相談サービスで出品している人が多いわけです。

ココナラでは人気カテゴリの競争が激化していますので、ココナラの愚痴聞きが売れない理由とは?稼げるようになるコツを解説でライバル対策をまとめておきました。

ココナラに登録してサービスを出品してみる

ココナラ類似サイトの出品状況

ココナラ類似サイトの中では、タイムチケットの運営会社も東証グロース上場企業(株式会社グローバルウェイ)の子会社です。もともとの運営会社からタイムチケットの事業を譲渡された経緯はありますが、親会社が上場企業という点では安心感があります。タイムチケットには「愚痴聞き」に1,200件、「話し相手」に700件ほどのチケットが出品されていました(2023年8月現在)。

クラウドソーシング大手のランサーズでは、ココナラやタイムチケットのようにスキルを出品することも可能です。ランサーズのスキルパッケージには、愚痴聞きのサービスを出品してるランサーが50人以上います。

ランサーズを運営するランサーズ株式会社 もまた、東証グロース市場の上場企業です。サービス運営会社の信頼性という点でも問題ないと判断できます。

タイムチケットもランサーズも、ココナラよりは「愚痴聞き」サービスのライバルが少ない状況です。登録ユーザー数ではココナラに及びませんが、出品の工夫しだいでは仕事獲得のチャンスも十分にあります。

愚痴聞きの副業で収入はどれくらい稼げる?

スタッフとして雇われた場合でも、個人で起業した場合でも、愚痴聞きの仕事を本業にしている人は多くないと推定されます。世の中の需要は増えているとは言え、愚痴聞きだけで食べていけるほどの収入を得るのはまだまだ難しい状況です。

産業として確立されているわけでもありませんので、愚痴聞き屋の平均年収に関するデータも存在しません。あくまでも目安ではありますが、実働1時間あたりに稼げる収入なら推定できます。

スタッフを募集している主要な愚痴聞き・話し相手サービスの報酬を調べてみたところ、時給換算で以下のような金額となりました。

話し相手のスマイルで報酬から引かれる経費は不明ですが、利用客が支払う料金は癒しの時間などと同じ10分300円です。スタッフに支給される報酬も同程度と推定されます。

ファミリーロマンスのHPによると、愚痴聞き代行の料金は1人あたり12,000円です。スタッフが受け取る報酬は料金の半分という情報もありますので、1件で6,000円稼げる計算となります。

時間とお金のイメージ

ココナラを利用して個人で愚痴聞きサービスを出品した場合は、料金を自分で自由に設定することも可能です。通常サービスの形で出品し、固定料金に設定している人が半数ほどを占めています。500円から10,000円以上まで料金設定はさまざまですが、2,000円前後が固定料金の平均的な相場です。

電話相談サービスで出品者の売上から引かれる手数料の割合は、1分あたりの相談料に応じて変動します。1分あたりの相談料は100円から500円の範囲で設定が可能です。手数料を引いた報酬の金額は、いずれも1分あたり41円程度です。時給に換算すると、1分100円の最低価格でも1時間あたり2,460円稼げる計算となります。

愚痴聞き・話し相手サービスのスタッフとして働く場合は、時給換算で稼げる金額が1,000円前後です。実績や評価しだいで報酬アップが可能な場合もありますが、コンビニや飲食店でアルバイトをするのと時給に大差はありません。

普通のアルバイトは時給制が適用されるため、働いた時間の分だけ給料がもらえます。愚痴聞きバイトは電話占いサイトの占い師と同様に、待機時間中に報酬は発生しないのが普通です。指名してくれる人がいないと、まったく稼げないリスクもあります。

個人で愚痴聞きサービスを出品する場合も同様のリスクはありますが、時給換算で稼げる金額は愚痴聞きバイトより高額です。うまくリピーターが確保できれば、愚痴聞きサービスのスタッフとして働くより収入を増やせる可能性も出てきます。

まとめ

電話で愚痴をこぼしている女性

怪しい仕事ではないかと疑われがちな愚痴聞きバイトについて、安全に稼げるかどうかを検証してきました。現在でもスタッフを募集しているのは、中小企業や個人事業所の運営しているサービスが大半です。詳しい会社情報が公開されていないケースが少なくないだけに、何かトラブルが発生した場合には不安な部分もあります。

スキルマーケットのココナラであれば、上場企業が運営しているので安心です。ランサーズタイムチケットも運営会社や親会社が上場企業ですので、愚痴聞き専門のサービスよりは安全性が高いと言えます。

スキルマーケットに個人でサービスを出品する場合、ライバルの存在も無視できません。最大手のココナラで愚痴聞きサービスを出品している人は6万人以上もいるだけに、競争が激しい中で集客を工夫していく必要はあります。

自分でリスクの有無を判断できる人なら、話し相手サービスのスタッフに登録してみるのもいいでしょう。判断するだけの自信がないという人には、安全性の高いスキルマーケットに愚痴聞きサービスを出品するのがおすすめです。必ず稼げるという保証はありませんが、集客の工夫しだいでは結構なお小遣い稼ぎになります。

ココナラに登録してサービスを出品してみる

コメント

  1. […] […]

  2. […] 先月(2021年8月)の月間PV数はブログ全体で約16,000、累計の記事数は8月末の時点でちょうど300を数えます。月間のPV数が最も多かったのは、愚痴聞きサービスは危険なバイト?在宅で安全に稼げるかどうかを検証という記事でした。この記事だけで月間1,730PVに達し、全体の1割以上を占めています。 […]

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