愚痴聞きサービスは危険なバイト?在宅で安全に稼げるかどうかを検証

副業

在宅で収入が得られるアルバイトの1つとして、愚痴聞きサービスという一風変わったサービスがあります。10年ほど前にテレビで紹介されて話題となりましたが、安全性に関しては不安の声も少なくありません。リスニングスタッフとして登録するのに費用が必要だったり、登録しても実際にはたいして稼げなかったりするサービスもあったのです。

とは言え世の中に愚痴を聞いてほしいという需要が存在するのは確かですので、安全なサービスがあれば主婦や会社員の副業としても有力な選択肢となってきます。そんな愚痴聞きバイトは今でも稼げるのかどうか、安全性という観点から求人の現状を調査してみました。副業としての実態が見えにくい部分のある愚痴聞きサービスも、この記事を読めば最新情報が理解できるようになります。

主婦に人気の愚痴聞きサービスとは?

そもそも愚痴聞きサービスとは少なくとも2010年頃にはすでに存在していたサービスの形態で、当時のテレビ番組で紹介されたのをきっかけに注目を集めるようになりました。ただ他人の愚痴を聞くだけでお金を稼げるというビジネスモデルはなかなかインパクトがあり、「在宅で手軽に収入を得たい」という願望を持つ主婦層を中心として人気に火がついたのです。

愚痴を聞いてほしいという要望が圧倒的に多いことから「愚痴聞きサービス」が通称となりましたが、「お話相手サービス」や「傾聴サービス」などと呼ばれることもあります。自慢話を聞いてあげたり世間話の相手になったり、悩み相談に応じたりと、話の内容は愚痴聞き以外にもさまざまなケースがあります。サービスの仕組みは電話占いと似通っており、10分300円や30分1,500円などと時間に応じて課金されるのが一般的です。

愚痴聞きサービスの中には対面で話し相手を務めるコースを用意しているところもありますが、ほとんどのサービスは携帯電話やSkypeなどを使った音声通話でやり取りを行います。最近はテレワークでもよく使われるWeb会議サービスのZoomを利用して、サービスを提供するところも出てきました。サービス利用者の話し相手を務めるバイトはリスニングスタッフとも呼ばれ、在宅でも仕事ができるというのが大きな特徴です。

愚痴聞きの需要はどれだけある?

ただ話し相手になって愚痴を聞くだけでお金が稼げるバイトと言えば、何だか怪しい仕事のようにも思いがちです。世の中には「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」と思いながら、適当な相手がいないためにストレスを溜めてしまっている人も少なくありません。家族や友人・職場の同僚・ママ友など、知っている人には言いにくいこともあるものです。

延々と続くような愚痴を聞いてくれるほど暇な人は決して多くないのが実情で、知らない相手だからこそ気兼ねなく話せるという話題もあります。実際に街角では愚痴聞きボランティアも存在し、深夜の商店街に座り込んで無料の愚痴聞きサービスを行う若者の姿もテレビで紹介されました。人見知りを克服する目的で始めたからこそ無料で話相手ができるわけですが、愚痴聞きにこれだけ需要があるとなれば、対価を得てサービスを提供することも十分に可能です。

特に人間関係が希薄になりがちな都会でそうした愚痴聞きの需要が増えているところに、「お金を払ってでも話し相手がほしい」というビジネスも成立します。新たな需要に着目したベンチャー企業が次々と参入し、2010年頃から愚痴聞きサービスが一気に増えていったのです。

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リスニングスタッフに向いている人の特徴

ただ愚痴を聞くだけなら誰でもやれそうに思いがちですが、相手の希望通りに話相手を務めるのは意外と難しいものです。話し相手となるリスニングスタッフは聞き役に徹するのが基本中の基本で、相手の話に「それは違う」と心の中で思っても決して否定してはいけません。求められてもいないのに意見を言ったりアドバイスをしたりするのも禁止行為に当たり、相手を怒らせてしまう可能性があります。

お金を払ってまでして愚痴聞きサービスを利用しようとするような人は、心に何らかの問題を抱えていたり精神的なストレスで参ったりしているような人が多いものです。時には理不尽な言葉を電話越しに投げかけられるような場合があるかもしれませんが、お金をもらって聞き役を演じるからには我慢する必要があります。そうした点を考えると、リスニングスタッフは人の話を聞くのが得意で辛抱強い人に向いた仕事です。

相手に心地よく話してもらうには、話の節目節目で相づちを打つテクニックが欠かせません。「それは大変でしたね」「わかりますよ」などと、共感や理解を示すような相づちを絶妙なタイミングで入れることによって、相手も「自分の話をよく聞いてくれている」「気持ちをわかってくれる」という満足が得られます。サービス利用者はそうした満足に対して対価を支払い、リスニングスタッフの報酬となるのです。

愚痴聞きサービスは安全に稼げる?

世の中に愚痴聞きの需要は一定程度存在するとしても、サービスを運営する会社が信頼できるかどうかはまた別問題です。リスニングスタッフを務める人には以上に解説したような能力が求められることから、事前に研修を実施したりしてサービス提供に必要なスキルを習得するようにしているところもあります。

愚痴聞きサービスによってはそうした研修費や教材費などの名目で、初期費用を請求される場合があるという点には注意が必要です。バイトを始めるに当たって高額な初期費用を支払ったにも関わらず、実際にはたいして仕事を与えられずほとんど稼げなかったというケースもありました。そうした情報が広がったために「愚痴聞きバイトは稼げない」「怪しい仕事」というイメージにつながり、安全性に不安を抱く人が増えてしまったのです。

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愚痴聞きバイトを始めるのに特別な資格などは不要ですが、誰でも簡単にリスニングスタッフになれるとすればサービスの質に疑問が出てきます。利用客の満足が得られない愚痴聞きサービスは利用数が伸びなくなり、リスニングスタッフに回される仕事も減ってしまうのが自然の成り行きです。

愚痴聞きには結構な需要があるとは言え、サービスが増えすぎたことで過当競争に陥った面もありました。サービスの担い手となるスタッフにしても同じことで、利用客から指名を得ているような人は着実に稼いでいます。指名がなかなか獲得できなかったり、そもそも利用者数が少ないサービスに登録してしまったりした人が、稼げないままこの仕事をやめてしまうのです。

リスニングスタッフ募集の現状

愚痴聞きバイトを募集している求人を探そうとしても、一般のアルバイト求人サイトやハローワークで募集されることはめったにありません。それだけ愚痴聞きバイトは特殊な仕事だという証拠と言えますが、Yahoo!やGoogleで検索すればリスニングスタッフを募集するサイトが見つかります。

とは言え現在は募集を休止しているサイトも少なくはなく、募集を継続している場合でも完全歩合制の業務委託となっている例が大半です。つまり時給単位で給料が支給される雇用契約のアルバイトではなく、愚痴聞きの成果に応じて報酬が支払われる仕組みとなっています。利用客が少ないサービスで愚痴聞きの仕事がなかなか回ってこない場合は、収入ゼロに終わるリスクもあるのです。それなりに利用客があって指名を受けるほどの評判を獲得すれば、指名料が上乗せされて時給換算1,500円以上を稼ぐことも可能になってきます。

サービス運営会社の信頼度は?

愚痴聞きサービスで少々気になる点を敢えて指摘するとすれば、ドメインオーソリティ(DA)の低いサイトが多いという点です。DAとはインターネット上の住所に当たるドメインの強さを表す指標で、数字が高いほど検索エンジンからの評価が高く上位に表示されやすくなります。DAはサイトの運営実績にある程度比例する面もあるだけに、10年前から話題を集めている愚痴聞きサービスの運営会社としては少々心もとない状態です。

求人を募集している愚痴聞きサービスのサイトには、DAの数字が個人ブログ並みの10前後という例が少なくありません。この数字が高いからと言って安全性も高いとは限りませんが、サービスの運営実績を知る目安にはなります。さまざまな代行サービスを手がけるファミリーロマンスは愚痴聞き代行のスタッフも募集しており、この中ではDAの数字も高い水準です。

ドメインオーソリティに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

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ココナラに愚痴聞きサービスを出品するという手も

愚痴聞きバイトの仕事を始めるには、以上のようなサービスにリスニングスタッフとして登録するのが一般的な方法です。そうすることで運営会社が集客をしてくれますが、利用者が少ないサービスに当たってしまった場合にはまったく稼げないという事態も想定しなければんりません。

聞き上手を自認していて愚痴聞きの能力に自信があるという人であれば、自分で集客してサービスを提供した方が稼げる可能性があります。そうした場合の受け皿として多くの人に利用されているのが、スキル販売サイトとして有名なココナラです。

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ココナラにも「愚痴聞き・話し相手」というカテゴリがあって、占いカテゴリにも迫る2万件以上のサービスが登録されています。それだけに競争も激しい状況ですが、ココナラには「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」という願望を持つ人が多く集まっているのも事実です。

料金は1分100円という例が多く、売上から25%の手数料を引いた残りが自分の収入となります。愚痴聞きバイトは安全性の面で不安があるという人は、大勢の人に利用されていて初期費用もかからないココナラにサービスを出品してみるのが無難な始め方です。

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愚痴聞きサービスの現状まとめ

愚痴聞きバイトは他人の話を聞くのが上手な人に向いた仕事ですが、この仕事を経験したことでコミュニケーション能力が身についたという人も珍しくありません。慣れないうちは相手の心をつかむのが難しいと感じても、何度か話し相手を務めるうちには愚痴を聞くコツがわかってくるものです。

話し相手を務めるだけでお金を稼げるという点でも、愚痴サービスは在宅の副業として無限の可能性を秘めています。コミュニケーションスキルを身につけることで、単にお金を稼ぐだけでなく本業の仕事にも役立てることも可能です。コールセンターのスタッフや営業の仕事・接客業・サービス業など、コミュニケーション能力が生かされる仕事は数多くあります。

聞き役に徹する愚痴聞きバイトはまた違ったスキルが求められるとは言え、仕事を通じて会話の能力がアップするのは間違いありません。安全性という点でサービスの選び方さえ間違えなければ、お金を稼ぐと同時に自分自身も成長できる一石二鳥の副業になり得るのです。

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