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番組観覧バイトが稼げない理由とは?コロナの影響についても解説

副業
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バラエティ番組や音楽番組などのスタジオ収録においては、芸能人らの出演者以外にも一般の人を観覧席に招いて撮影を行うのが一般的です。与えられた役目を果たせば謝礼金がもらえることから、番組観覧バイトとして副業の一種にも数えられてきました。

番組観覧は平日の収録が多いため普通の会社員では副業にするのが難しい上に、もらえる謝礼金の額も決して高額でないため「たいして稼げない」という声もあります。それでも普通なテレビでしか見られない芸能人に会えるという特権は魅力的だけに、人気番組になると謝礼金0円でも参加希望者が絶えません。

そんな番組観覧バイトの募集も最近はコロナの影響で激減し、リモート収録に切り替える番組も出てきています。副業としては成り立ちにくくなった番組観覧バイトの現状について、応募方法や謝礼金の相場をまとめてみました。

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番組観覧バイトとは?

テレビのバラエティ番組やクイズ番組・音楽番組などを収録する際には、タレントやアーティストを中心とした出演者だけでは番組が盛り上がりません。ライブのような臨場感を出すにはどうしても観客の存在が不可欠となってくるだけに、テレビ局ではスタジオに一般の人を招いて番組を観覧してもらっていました。観覧する人たちはただ席に座って見ていればいいというわけではなく、拍手や歓声・笑い声などのリアクションを随所で起こしながら盛り上げ役を演じる必要があります。

Nippon Television Network Kojimachi Studio

全国各地の会場を使って公開収録されるNHKのど自慢のような番組は、観覧する人が入場料を払って番組に参加するのが一般的です。スタジオ収録の番組でも本来であればお金を払って見学させてもらうところですが、すべての番組を有料にしたのでは観覧する人が十分に集まりません。

一部の人気番組を除く大半の番組は観覧者に謝礼金を支払い、番組進行に必要な盛り上げ役として出演することになります。テレビや映画で言うエキストラのような役目ということになるため、番組観覧バイトとして仕事が募集されているというわけです。番組観覧の収入だけで生計を成り立たせていくのは困難ですが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなり得ます。

謝礼金の相場

番組観覧バイトはドラマや映画のエキストラバイトと共通点が多く、謝礼金は時給単位ではなく1回の出演あたりいくらという形で支払われるのが一般的です。どちらも番組収録の都合で待ち時間の発生が避けられず、拘束される時間は必ずしも決まっていません。

こうしたバイトは時給いくらという形で給料を支払うようにしてしまうと、長い待ち時間が生じた場合に予算がオーバーすることになります。エキストラや番組観覧のバイトに支払われる謝礼金の総額は固定費として計上されていることから、拘束時間の長さに関わりなく1回の出演でいくらという形で支払われているのです。

エキストラバイトも謝礼金の金額は決して高額とは言えず、1回あたり1,000円から5,000円程度が平均的な相場となっています。

エキストラバイトが副業に不向きの理由とは?エキストラ詐欺にも注意
ドラマや映画・CMなどの撮影でエキストラ役を演じるアルバイトの仕事は拘束時間が長いわりに謝礼金が安く、副業にはあまり向いていません。そんな仕事でもやりたがる人は少なくありませんので、高額のレッスン料を要求するエキストラ詐欺には要注意です。

番組観覧バイトになると謝礼金の相場がさらに下がり、1回あたり1,000円前後という例が大半です。中には5,000円程度の案件が募集される場合もありますが、そういう高額案件はそう頻繁に出るものではありません。人気アイドルが出演する番組などは観覧希望者が非常に多いせいか、謝礼金0円で募集される例も珍しくないほどです。

番組観覧バイトに交通費は支給されませんので、遠方に住んでいる人は稼ぐどころか赤字になりかねません。番組観覧バイトの謝礼金はむしろ交通費の足しにするぐらいのつもりで、本来ならお金を払って観覧すべき番組を実質無料で見られると考えた方が納得できます。交通費をかけずにスタジオと往復できるほど近くに住んでいる人であれば、受け取った謝礼金も全額お小遣いに使えるというわけです。

番組収録に3時間を費やして謝礼金が1,000円だった場合には、時給換算で300円あまりしか稼げません。副業と呼ばるほどまとまった収入を稼ぐには、番組収録に高頻度で参加する必要があります。実際にはスケジュールが合わなかったりメンバーに選ばれなかったりする場合も考えられことから、番組観覧バイトは「たいして稼げない」と言われているのです。

番組観覧バイトに応募する方法

アルバイト求人サイトで検索してみても番組観覧のバイト募集はなかなか見つかりませんが、テレビ局でも番組観覧メンバーを直接募集している例はあります。そうした募集は謝礼金が出ない場合も少なくありませんので、番組観覧を仲介しているサイトに会員登録して案件を紹介してもらうのが最も確実な方法です。

番組観覧バイトの仲介サイトには、CLAP&WALKアプローズプラスの2つがあります。会員登録すると番組観覧を募集している番組がメールなどで案内され、好きな番組を選んで応募して当選すれば観覧できるようになるという仕組みです。
人気番組ほど競争率が高くなるため、応募しても必ず観覧できるとは限りません。当選後に電話や出欠確認メールで最終確認が行われ、出席手続きを済ませた上で当日に指定場所に集合という流れです。

番組の収録時間は放送時間の2倍から3倍ほどに及ぶのが一般的で、1時間番組なら2時間から3時間はかかります。事前のリハーサルにも時間がかかる上に、撮影の都合で待機時間も発生するため、拘束時間が6時間以上に及ぶ例も珍しくありません。

大半の番組は平日の日中に収録が行われるため、平日に本業の仕事がある会社員だと副業にするのは厳しい面もあります。中には土日に収録が行われる番組もありますので、副業が目的ならそういう案件を見逃さないように随時チェックしておくといいでしょう。

コロナ禍で募集が激減

番組観覧バイトは収入を増やす手段としてはあまり効率的な方法と言えませんが、副業の目的は必ずしもお金を稼ぐことだけに限りません。趣味の延長と考えて楽しみながら同時に収入を得られるという点では、番組観覧バイトもなかなか魅力のある仕事だと言えます。

そんな番組観覧バイトの仕事も新型コロナウイルスの影響で最近は募集が減ってしまい、以前にも増して稼ぎにくくなってしまいました。番組を収録するテレビ局の側でも感染拡大には神経を尖らせているのが現状で、クラスターの発生につながりかねない番組観覧を中止する例が相次いでいるのです。

無観客による番組収録も試みられましたが、スタジオ観覧者が発する生のリアクションがないと今ひとつ盛り上がりません。観覧者をスタジオに招くのではなく、テレビ会議システムを使って自宅からリモート観覧の形で参加してもらうというのも注目すべき試みです。スタジオで芸能人に会えるという魅力は薄れてしまいますが、コロナ感染を気にすることなく番組に参加できるという点では新しい番組観覧のスタイルだと言えます。

そうなると番組観覧バイトも在宅ワークのようにして収入を得ることが可能になり、テレビ局から遠い地方に住んでいる人にもチャンスが出てきます。最近は十分な感染対策を講じた上でスタジオ収録に参加する番組観覧も復活していますので、どうしても芸能人を生で見たいという人はレアな募集を見逃せない状況です。

番組観覧バイトの現状まとめ

コロナ禍で番組観覧のあり方にも変化が見られるようになりましたが、感染の状況が落ち着いてくればスタジオも以前のような活気を取り戻すものと予想されます。収入を増やすための副業としては謝礼金の金額が物足りないとは言え、番組観覧はお金では測れない価値があるバイトです。

テレビが好きで芸能界にも興味があるという人なら、番組観覧は趣味と実益を兼ねたお小遣い稼ぎにもなり得ます。民放テレビのキー局が集中する東京周辺在住の人に限定の副業というイメージもありましたが、リモート観覧なら地方在住の人も含めて当選のチャンスがあります。

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