リゾートバイトでお金が貯まる理由とは?コロナの影響についても解説

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温泉街やスキー場・海水浴場・ゴルフ場・テーマパークなど、観光地ではホテルや旅館・飲食店・レジャー施設に多くの働き手が必要です。各店舗や施設に直接雇用されている社員だけでは人手が不足しがちなため、繁忙期を中心に多くのアルバイトが募集されています。そうしたアルバイトは派遣会社を通じて観光地に派遣されることが多く、リゾートバイトと呼ばれて人気を集めてきました。

リゾートバイトの給料は時給換算だとコンビニや飲食店のアルバイトとそれほど変わりませんが、とにかくお金が貯まる仕事だと言われています。留学や海外旅行・開業の資金を貯めるのにもリゾートバイトがよく利用されている理由について、求人の特徴から基本情報をまとめてみました。2020年に入ってから観光業界を直撃している新型コロナウイルスの影響についても、記事の後半で現状と今後の見通しを解説します。

リゾートバイトでお金が貯まる理由

世の中にはリゾートバイトで生計を立てている人もいますが、むしろ「お金を貯めるためにする仕事」というのが一般的なイメージです。もちろんリゾートバイトで稼ぎながら観光も楽しむという働き方も可能で、いずれも本業の仕事と言うより期間を限定した仕事と考えている人が多数を占めます。

留学やワーキングホリデーの費用を作るためにリゾートバイトに励む学生もいれば、飲食店の開業資金を貯める目的でリゾートバイトの仕事をしている人も珍しくありません。プロのミュージシャンになる夢を追いかけている人や、一定期間だけ働いて残りの期間は自由気ままに海外を放浪したいという人もいます。

このようにリゾートバイトで効率的にお金を貯められるのは、寮付きの求人が多いために生活費を節約できるというのが最大の理由です。さまざまな形で現地の観光を楽しめるという点も、リゾートバイトが人気を集めている理由の1つに数えられます。派遣の期間が満了するまで働けば自宅からの交通費が支給される場合も多く、費用をそれほどかけずにリゾートがが楽しめるという点でもお金が貯まりやすくなるのです。

生活費が節約できる

旅館やホテルなどに派遣されるリゾートバイトの多くは寮が用意されており、住み込みで働けるように配慮されています。寮は個室の場合もあれば相部屋の場合もありますが、住み込みで働く間は家賃や水道光熱費などを払う必要がありません。まかないや弁当の形で食事が出る寮も多く、家賃や水道光熱費だけでなく食費も浮くというのはリゾートバイトならではのメリットです。

家賃の高い都市部に住んでいた人であれば、寮に入ることで月の生活費が10万円以上節約できる場合もあります。WiFiの完備されている寮も増えており、最低限自分で払う必要のある料金と言えばスマホ代くらいのものです。

リゾートバイトの給料は時給で支払われるところと日給で支払われるところがあり、時給換算にした平均相場は800円から1,200円程度と見られます。リゾートバイトの派遣先となる観光地は給与水準の高くない地方が多く、時給換算で見れば東京などのコンビニバイトや飲食店バイトより低くなる場合も少なくありません。それでも寮生活で生活費が節約できるのは大きく、稼いだ給料の大半を貯金に回すことも可能になってくるのです。

時給1,000円で1日8時間ずつ働いたと仮定して、週1日の休みだと月に20万円ほどを稼げる計算になります。1シーズン3ヶ月間働けば稼ぎは60万円になり、この間に余計な出費を抑えれば50万円以上を手元に残すことも十分に可能です。人手不足で残業の多い職場に当たった場合は仕事が大変ですが、少しでも多く稼ぎたいという人は目標達成の近道となります。

お金をかけずにリゾートが楽しめる

お金を貯めるのに最適な仕事とは言え、ただひたすら働くだけの毎日では味気ないものです。たまの休日には客の立場になって観光を楽しめば、心身がリフレッシュされて働く意欲も長続きしやすくなります。温泉に無料で入ることができる場合や、スキー場のリフトが無料で利用できる特権が与えられる場合など、リゾートバイトは現地の観光を楽しむ上でも恵まれた立場です。

自宅から遠く離れた観光地へ行くには通常だと高額な交通費が必要ですが、派遣会社によっては期間満了時に交通費を支給してくれるところもあります。実質的に交通費や宿泊費をかけずに観光を楽しめることになりますので、それで満足できれば他のレジャーにお金をかける必要がありません。そうした面でも余分な娯楽費が抑えられるリゾートバイトは、二重の意味でお金が貯まりやすい仕事なのです。

コロナの影響でリゾートバイトの求人が激減?

 

お金を貯めたい人に利用されてきたリゾートバイトも、観光業界を直撃した新型コロナウイルスの影響で求人数が大きく減っているという現状があります。リゾートバイトに支払われる給料の源となるのは、ここ数年好調だったインバウンド消費を含むホテルや旅館・レジャー施設などの収益です。大勢の観光客がリゾート地を訪れていたからこそ、リゾートバイトに支払うだけの人件費が確保されていたのだと言えます。

そうした状況も新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた2020年3月頃から一変し、緊急事態宣言が発令された4月を中心に観光地の客足がぱったりと途絶えてしまいました。ホテルや旅館などの宿泊施設でも予約のキャンセルが相次ぎ、営業を自粛する動きも広がったことで収益が激減してしまったのです。

リゾートバイトの人材を必要とする宿泊施設やレジャー施設で収益が減ってしまっては、人件費も削らざるを得なくなります。インバウンドで盛り上がっていた頃はリゾートバイトの人手も大量に必要とされていましたが、4月から5月にかけては派遣各社も求人の募集を一時的に休止するほど需要が大きく減ってしまったのです。

6月以降はリゾートバイトの求人募集も再開

 

緊急事態宣言解除後は感染拡大がいったん落ち着いたせいか、観光地にも客足が徐々に戻りつつあります。リゾートバイトの派遣各社も6月から求人の募集を再開しましたが、9月以降の感染収束を見越した予約求人も少なくないのが現状です。

代表的な派遣会社のサイトに掲載されている求人数は、この記事を書いた時点で以下の通りとなっています。いずれもコロナ以前と比べて求人数が減っているのは、現在の状況を考えると致し方のないところです。

アルファリゾート 302件
リゾバ.com(ヒューマニック) 256件
リゾートバイト.com(グッドマンサービス) 236件
リゾートバイトダイブ(旧アプリリゾート) 188件

夏休みシーズンから働き始められる求人は例年より数が少なくなっているため、条件の良い求人ほどすぐに定員が埋まってしまう傾向も見られます。感染状況が今後どう推移するのか予測が難しいため、リゾートバイトの求人数に関する今後の見通しも不透明な情勢です。

観光業界に以前のような活気が戻るにはまだまだ時間がかかると予想されていますが、最悪の事態は脱しているものとも考えられます。緊急事態宣言が再発令でもされない限り、政府も感染拡大防止と経済活動の両立を目指す方向に舵を切っているからです。4月前後のような状態に戻るとは考えにくいことから、観光業を支えるリゾートバイトも一定の需要が回復されるのではないかと期待されます。

GoToトラベルの効果は?

コロナ禍にあえぐ観光業界にとって一筋の光明となり得るはずだったのは、業界を救うべく政府が実施に踏み切ったGoToトラベルキャンペーンのお得な制度です。旅行代金の35%割引や9月以降の実施が予定されている地域共通クーポンにより、コロナの影響で落ち込んだ国内の旅行需要が喚起されるとされています。

6月後半以降はコロナの感染者数が再び増加傾向に転じたため、GoToトラベルキャンペーンの実施には反対の声も少なくありません。窮地に陥っている旅行業界を少しでも早く救済しようと、政府は8月からの開始予定を7月22日に前倒しして実施を強行しました。政府の思惑通りに進めば国内観光の活性化につながり、派遣切りや求人キャンセルが相次いでいたリゾートバイトの需要も回復するはずです。

実際には人々の間で感染への不安がGoToトラベルの魅力を上回っている状況で、最も人口の多い東京都がキャンペーンのスタート時点で対象から除外されたのも痛手でした。キャンペーンが実施されないよりは少しでもプラスになると考えられますが、政府が期待するほどの効果を得るのは難しいと見るのが妥当です。リゾートバイトの求人が再び活発に募集されるようになるためにも、コロナの1日も早い感染収束が待たれます。

リゾートバイトの現状まとめ

お金を貯めるための働き方としては最も効率が良く稼げると言われるリゾートバイトも、先が見えないコロナ禍で厳しい状況にあるのが現状です。それでも政府の支援を受けながら観光業界は復活の道を模索し始めており、リゾートバイトの求人募集も徐々に再開されつつあります。

混乱のスタートとなったGoToトラベルキャンペーンに対しては批判的な意見も少なくありませんが、全国の観光地にとっては旅行客の呼び水になる可能性を秘めた制度です。感染防止に最大限の配慮をしつつキャンペーンがフル活用されるようになれば、一時的に需要が減っていたリゾートバイトの求人も再び増加傾向に転じるものと期待されます。

現状では求人が少ない中でも運良くリゾートバイトの仕事を得た人は、夢を実現させるのに必要な資金を貯めるのに断然有利となってきます。観光客の数が少なめに抑えられている今なら、宿泊施設でもレジャー施設でも余裕を持って働けるはずです。

コロナ禍による観光客減も悪いことばかりではなく、リゾートバイト初心者にとっては今が仕事を覚えやすい時期とも言えます。今のうちに仕事の要領をつかんでおけば、近い将来にコロナが収束して一気に忙しくなったときに経験が役立ってくるのです。

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