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素人がコミックエッセイで収入を得るには?6種類の稼ぎ方を解説

子育て漫画の一場面 公募
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作者の日常や体験を漫画で描いたコミックエッセイが共感を呼び、漫画の1分野として人気を集めています。画力がなくても通用しやすいジャンルだけに、「自分もコミックエッセイを描いて収入を得たい」と思っている人も少なくないはずです。

実際にはプロの漫画家でないと、書店で売られるような本はなかなか出版してもらえません。素人には無理だと思いがちですが、誰でも収入を得ることが可能な方法があります。エッセイ漫画で稼ぐ方法を6種類に分け、それぞれのやり方と稼げる金額の目安について情報をまとめてみました。

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コミックエッセイで稼ぐ6つの方法

札束を舞い上げて喜ぶ女性

コミックエッセイを書いて収入を得るには、以前は本を出版するしか方法がありませんでした。商業出版が無理なら自費出版という手もありますが、そうなると100万円単位で費用がかかってきます。

自費出版した本が評判になって重版がかかり、費用を上回るだけの売上を記録するのは極めて稀なケースです。普通は書店の流通ルートにも乗らないため、赤字で終わってしまいます。

そんな時代も過去の話で、インターネットが普及した今ならコミックエッセイで収入を得る手段が複数用意されています。どの方法も簡単に稼げるというわけにはいきませんが、紙の本を出版するしかなかった時代と比べれば大きな進歩です。

今回の記事では「出版社に原稿を持ち込む」など、プロデビューにつながる方法については割愛します。あくまでも「素人がコミックエッセイを書いて収入を得る方法」についての解説を試みようという記事です。そうした活動が出版社の目に留まり、結果的に本の出版やプロデビューにつながるということはあり得ます。

商業出版以外にコミックエッセイで収入を得る方法は、以下のような6通りのパターンが考えられます。

  1. 漫画投稿サイトに作品を投稿して収益の還元を受ける
  2. インスタグラムに作品を投稿して収益につなげる
  3. ブログで作品を公開して広告収入で稼ぐ
  4. YouTubeにコミックエッセイの動画を投稿して稼ぐ
  5. 電子書籍を出版して印税収入を得る
  6. コミックエッセイの賞に応募して賞金を稼ぐ

それぞれ詳しく解説していきます。

漫画投稿サイトで収益の還元を受ける

収益還元のイメージ

誰でも自由に自作の漫画を投稿できるサイトの中には、サイトの収益を投稿者に還元しているところがあります。投稿作品は無料で読めるのが基本で、投稿者の大半はプロの漫画家でないアマチュアです。

投稿されているのはフィクション系のストーリー漫画が中心ですが、エッセイ漫画も投稿できないことはありません。収益還元が可能なサイトに作品を投稿すれば、素人が書いたコミックエッセイで収入が得られるようになるというわけです。

広告収入を還元しているサイトもあれば、投げ銭収入を還元しているサイトもあります。サイト全体の収益をクリエイターに分配しているサイトまで含めると、収益化が可能な漫画投稿サイトはざっと10ほど数えられます。

この中でエッセイ漫画の投稿に向いているのは、4コマ漫画やギャグ漫画のカテゴリが用意されている以下のサイトです。

ジャンプルーキー
4コマgram
マンガハック
ニコニコ静画(マンガ)

この他にもイラスト投稿サイトのpixivには、ファンがクリエイターを金銭的に支援できるFANBOXの仕組みがあります。pixivにはコミックエッセイも数多く投稿されていますので、ファンがついてくれれば収益化が可能です。

デジタルコンテンツの有料販売が可能なnoteも、コミックエッセイの投稿が活発なサイトの1つに数えられます。投稿した作品を無料で公開した場合でも、投げ銭に相当する「サポート」機能で収入が得られる可能性があります。

漫画投稿サイトに関する情報は、以下の記事で詳しく解説しておきました。

インスタグラムに投稿して稼ぐ

インスタグラムに投稿したコミックエッセイ

インターネット上でコミックエッセイが投稿されているのは、以上のような漫画投稿サイトだけではありません。写真を通じた交流で人気のインスタグラムにも、写真の代わりにコミックエッセイを投稿している人がたくさんいます。漫画も写真と同じ画像の形式でフォロワーと共有できますので、素人が書いた自作のエッセイ漫画を公開するのに最適な場所です。

インスタグラムも漫画投稿サイトと同じように、投稿した作品は無料で読める仕組みとなっています。コミックエッセイをただ投稿しただけでは収入になりませんが、インスタグラムでの活動を収益化する方法はいろいろと考え出されています。

最も代表的な収益化の手段は、フォロワー数を増やして企業のPR案件を獲得する方法です。関連する広告のリンクをストーリーズの投稿に掲載したり、プロフィールに広告リンクを設置したりして稼いでいる人も少なくありません。フォロワーが増えれば増えるほど収益化の選択肢も多くなりますので、コミックエッセイで収入を得る方法の1つとして検討してみるといいでしょう。

コミックエッセイのブログで広告収入を稼ぐ

プロの漫画家でない素人がインターネットで自作のコミックエッセイを公開する手段は、インスタグラムのようなSNSだけではありません。SNSが普及する以前から情報発信の手段として使われてきたブログも、一般の個人がコミックエッセイを公開する場として利用されています。

現在ではインスタグラムも収益化が可能になってきていますが、広告収入で稼いでいるのは1万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーの人たちが中心です。運が良ければフォロワー1万人未満でも企業から声がかかる場合もありますが、広告収入で稼ぐならブログの方がやりやすいと言えます。インスタグラムの投稿と違ってブログは記事の本文にも広告を貼れるため、投稿した漫画の内容と関連した広告を掲載することで成果が発生しやすくなるからです。

ブログのイメージ

自分で広告を選ぶのが難しいという人には、クリック報酬型広告のGoogleアドセンスで稼ぐという手もあります。Googleアドセンスの広告は登録時の審査が厳しいことで有名ですが、訪問ユーザーの属性に合わせて広告が自動で配信される点で楽なシステムです。首尾よく審査に合格して広告が表示されるようになれば、アクセスを多く集めれば集めるほど広告がクリックされる確率が高くなります。

育児やダイエット・転職・コンプレックスなど悩みに関連した内容のコミックエッセイを公開するなら、成果報酬型のアフィリエイト広告がおすすめです。クリック報酬型広告と違って成果が発生しないと報酬につながりませんが、報酬の単価はアドセンス広告よりはるかに高くなります。

コミックエッセイブログの初心者はアドセンス広告で地道にコツコツと稼ぎ、中級者以上になったらアフィリエイト広告で大きく稼ぐのが常道です。両方を併存させることも可能ですが、ブログが広告だらけになるとせっかくの訪問者が離れていってしまいます。

コミックエッセイ動画をYouTubeに投稿

チャンネル登録のイメージ

広告収入で稼ぐ手段と言えば、絶大な人気を誇る動画投稿サイトのYouTubeも挙げないわけにはいきません。歌やダンス・ゲーム実況、「やってみた」系の動画と並んで人気を集めているのが、漫画の場面を次々に表示させてナレーションやBGMなどをつけた漫画動画です。

他人が著作権を持つ漫画を使って勝手に作った動画のアップロードは違法ですが、自作の漫画をベースにした動画なら自由に公開できます。インターネット上には無料で使えるBGM用のフリー音源が数多く公開されていますので、その気になれば費用をかけずに自作のコミックエッセイを動画化することは可能です。漫画を描くスキルだけでなく動画編集のスキルも必要になりますが、YouTubeで公開すれば絶大な集客力が期待できます。

YouTubeの動画を収益化する場合も、中心になってくるのは広告収入です。YouTubeは利用ユーザー数が桁違いに多いだけに、ブログで公開するより大勢の人に見てもらえる可能性があります。広告配信の仕組みはブログにも利用されているGoogleアドセンスで、広告収入の金額は動画の再生回数(ブログの場合はページの表示回数)に比例して増える傾向にあります。

YouTubeのパートナープログラムに参加して動画を収益化するのは、チャンネル登録者数1,000人以上などハードルが高めの方法です。そうした条件については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

電子書籍を出版して印税収入を得る

電子コミック

紙の本を出版するには高いハードルがありますが、電子書籍ならプロの漫画家でない素人でも出版が可能です。電子書籍の分野で圧倒的なシェアを誇るAmazonには、誰でも無料で電子書籍を出版できるKindleダイレクトパブリッシング(KDP)の仕組みがあります。実際にKindleストアでは、プロの漫画家でない素人の書いたコミックエッセイが数多く売られている状況です。

KDPで設定可能な範囲内であれば、電子書籍の販売価格は著作者が自由に決められます。印税率は他の電子書籍ストアと併売する場合が35%で、Kindleストアの独占出版に設定した場合は70%です。KDPセレクトに登録して独占出版を承認すれば、読み放題サービスのKindle Unlimited対象書籍にすることも可能になってきます。

無名の素人が書いたコミックエッセイはなかなか売れないのが普通ですが、読み放題に登録しておけば読んでもらえる可能性が出てきます。Kindle Unlimitedで1ページ読まれるごとに、平均で0.5円ずつ収益が積み重なっていく仕組みです。売れる自信があればKindle Unlimitedの対象外に設定することも可能ですが、無名のうちは読み放題の対象とした方が少しでも稼ぎやすくなります。

コミックエッセイの賞に応募して賞金を稼ぐ

コミックエッセイ大賞のイメージ

プロの漫画家でない素人がコミックエッセイを書いて収入を得る第6の方法は、賞金がかかるコンテストに応募して受賞を目指すやり方です。コミックエッセイは書店でも人気ジャンルの1つとなっているだけに、大手出版社でも新人発掘に力を入れるようになりました。エッセイ漫画に対象を絞った賞が次々に創設され、受賞作が商業出版される例も出てきています。

受賞作はHPで公開される場合もあるため、必ずしも商業出版につながるとは限りません。作品を書いても受賞作に選ばれなければ1円も稼げませんが、選出されれば万単位のまとまった収入になるところが公募の魅力です。

ただしコミックエッセイ特化型の公募は開催が不定期で、毎年決まった時期に募集される賞は決して多くありません。一般の漫画新人賞やコンテストでも特定のジャンルを対象とした賞でない限り、コミックエッセイを応募することも可能です。公募ガイドONLINEなどの情報サイトで、最新の募集状況をチェックしてみるといいでしょう。

この他にもKADOKAWAグループの運営するレタスクラブで、Web連載用のコミックエッセイを随時募集しています。報酬の金額は明記されていませんが、実績に応じて「当社規定の原稿料」が支払われる仕組みです。

コミックエッセイで収入を得る方法まとめ

自作のコミックエッセイで収入を得る方法は、以下の3種類に大きく分けられます。

  1. 商業出版
  2. インターネットで作品を公開して収益化
  3. 漫画の賞に応募して賞金を稼ぐ

このうち商業出版はプロの漫画家向きで、無名の素人にはハードルが高い方法です。会社員や主婦がコミックエッセイを副業にするには、残る2つの方法に頼ることになります。

「インターネットで作品を公開して収益化」する方法はさらに5つの方法に分けられますので、「漫画の賞に応募して賞金を稼ぐ」と合わせた6種類の稼ぎ方について解説してきました。どの方法も簡単に稼げるわけではありませんが、商業出版よりは現実味のあるやり方です。自分に合った方法を選んだ上でコミックエッセイの作品を公開し、収益化にチャレンジしてみるといいでしょう。

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