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似顔絵師になるには?似顔絵の制作で稼ぐ5種類の副業を解説

似顔絵師になるには?似顔絵の制作で稼ぐ5種類の副業を解説 副業
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似顔絵を描く仕事をしている人は、イベント会場やショッピングモールなどで見かけます。公園や路上でも似顔絵師の姿を見かけることはありますが、どちらも描くスピードが求められる仕事です。自分もやってみたいけれど、人前で描くのはちょっと…

そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか?

似顔絵師になる方法は、人の集まる場所に出店するだけではありません。今ならインターネットで仕事を受注し、在宅で似顔絵を描く仕事もあります。

「似顔絵師の仕事を副業で始める方法」について徹底的に調べた結果、デビューするのに5つのパターンがあることがわかりました。それぞれ副業の始め方が違ってきますので、1つ1つ詳しく解説していきます。

似顔絵を描いてほしいという需要は想像以上に多く、一大市場を形成している状況が見えてきました。この記事を読んで稼ぐ方法を理解すれば、特技を生かした副業で安定収入を確保することも可能です。

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似顔絵師の仕事を副業にする5つの方法

似顔絵師の画材

一口に似顔絵師と言っても、仕事の獲得方法はさまざまです。似顔絵の団体や制作会社に所属している人もいれば、フリーで活動している人もいます。特別な資格は必要ない仕事ですので、誰でもその気になれば似顔絵師を名乗って仕事を始めることは可能です。

ただ実際問題として初心者が似顔絵の仕事をしようとしても、簡単には依頼してもらえません。似顔絵の団体や制作会社に所属すれば、自分に代わって団体や会社が仕事を手配してくれます。

特定の会社や団体には所属せず、自分で集客しながら依頼を獲得しているフリーの似顔絵師も少なくありません。似顔絵師の仕事をいきなり本業にするのは難しいとしても、副業からのスタートなら始めやすいはずです。

実際に似顔絵の仕事を副業にするには、依頼の獲得方法によって以下のような5通りのパターンが考えられます。

  1. 似顔絵制作会社で働く
  2. イベント会場や商業施設に出店する
  3. クラウドソーシングで仕事を探す
  4. スキルマーケットにサービスを出品する
  5. 似顔絵販売サイトを開業する

それぞれ詳しく解説していきます。

似顔絵制作会社で働く

新郎新婦の似顔絵

似顔絵の仕事を始める一番手っ取り早い方法は、似顔絵の制作会社に所属アーティストとして採用される働き方です。正社員の求人は副業に不向きですが、契約社員や派遣社員・業務委託などさまざまな雇用形態で求人が募集されています。中でも副業に向いているのは、完全出来高制で報酬が支払われる業務委託契約の求人です。

似顔絵は結婚式のウェルカムボードや還暦祝い・誕生日のプレゼント用など、ライフイベントに伴ってさまざまな需要があります。料金を払って似顔絵を描いてもらおうという人も少なくないことから、専門の似顔絵制作会社がいくつも存在します。求人サイトで職種名とエリアの条件を入力して検索するか、またはGoogleYahoo!の検索エンジンで「似顔絵師 募集」と打ち込んで検索してみるといいでしょう。

この記事を書いた時点では、以下のサイトで似顔絵師を募集していました。

  1. にがおえKITCHEN
  2. 似顔絵おむすび
  3. ワンダーペイント
  4. プレゼント・ネット
  5. にがおえ市場
  6. オレンジスマイル

いずれも似顔絵制作の仕事は在宅で行うスタイルですので、依頼客と直接顔を合わせる必要はありません。オレンジスマイルでは在宅での制作担当に加え、イベント会場への出張制作と店舗での制作を担当する職種もそれぞれ募集中です。

対面で似顔絵を描く仕事を紹介しているプロダクションや団体には、他にも以下のような例があります。

  1. 星の子プロダクション
  2. お絵かき隊(愛知県)
  3. 似顔絵ゼナ(福岡県)

有名どころではカリカチュアジャパンも所属アーティストを募集していますが、どちらかと言うと本業の似顔絵師を目指すのに向いた求人です。

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イベント会場や商業施設に出店

街角の似顔絵師

ショッピングモールなどの店舗やさまざまなイベント会場で似顔絵を描く「席書き」の仕事は、フリーの立場でもやってできないことはありません。住宅展示場やカーディーラー関連のイベントに加え、自治体や商店街のイベントでも似顔絵師が活躍中です。遊園地やテーマパークに出店したり、結婚式場のブライダルフェアに出店したりする場合もあります。

店舗や会場には勝手に出店できませんので、申請を出して出店の許可を得る必要があります。公園や路上では許可を得ないで似顔絵を描いている人も少なくありませんが、法律上は許可が必要です。公園の場合は自治体などの管理者に、道路の場合は所轄の警察署に、それぞれ許可を申請してみるといいでしょう。

団体や制作会社に所属していれば面倒な手続きを代行してもらえますが、フリーの立場だと自分で手続きを行うのが一般的です。大道芸人の派遣サービスにパフォーマーとして登録しておけば、似顔絵師でもイベント会場などを紹介してもらえる可能性があります。

クラウドソーシング

似顔絵師と言えば依頼客の目の前で描くというイメージもありますが、在宅で完結する仕事もあります。依頼客から送ってもらった顔写真を見て似顔絵を描き、完成した絵を納品する仕事です。

前述の似顔絵制作会社でも在宅の似顔絵師は募集していますが、受け取る報酬は会社側と折半という例が多くなっています。フリーの立場で在宅の仕事を獲得できれば、自分の取り分を増やすことも可能です。

クラウドワークスランサーズといったクラウドソーシングのWebサイトには、イラスト作成の在宅ワークが募集されています。スタッフ紹介や名刺など企業からの依頼だけでなく、SNSのプロフィール画像に使う目的で個人からの依頼もあります。在宅で似顔絵の仕事がしたい場合には、まずクラウドソーシングで募集を検索してみるといいでしょう。

クラウドソーシングの仕事を始める方法については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

スキルマーケット

クラウドソーシングで検索しても似顔絵の仕事が見つからない場合は、いっそのこと自分で依頼客を募集するという手もあります。自分の得意な事柄をサービスに仕立て上げ、インターネット上で個人対個人の取引をできるようにしたのがスキルマーケットです。CMでもおなじみのココナラや、イラスト・デザイン関連に強いSKIMA(スキマ)、スキルを30分単位の時間として出品できるタイムチケットなどが挙げられます。

無料掲示板のジモティーには「似顔絵描きます」という仕事募集の投稿だけでなく、「似顔絵を描いてくださる方募集」という書き込みも投稿されている状況です。家事代行のイメージが強いくらしのマーケットにも似顔絵のカテゴリがあって、個人と見られる似顔絵師のサービスが数多く出品されています。
ココナラやSKIMAは基本的にオンラインでやり取りし、写真を送ってもらって似顔絵を描く方式です。くらしのマーケットやタイムチケット・ジモティーあたりを利用すれば、出張似顔絵など対面の仕事も自分で募集できます。

スキルマーケットを利用して副業を始める方法については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

似顔絵販売サイトを開業

オンラインショッピングのイメージ

クラウドソーシングやスキルマーケットを利用して仕事を獲得した場合、売上から引かれる手数料が高めという点が気になる人もいるかと思います。サイトによって手数料の割合は異なりますが、20%前後という例が大半です。

手数料の部分をもっと安く抑えたいという場合には、自分で似顔絵販売サイトを開業するという手もあります。手書きの似顔絵を納品するにしても、画像データの形で納品するとしても、通販サイトを開業する形で実現が可能です。

SNSなどを使って自力で集客する必要はありますが、個人でも利用できるネットショップ作成サービスが存在します。いずれもホームページ作成機能に決済システムが組み込まれていて、クレジットカード決済も導入が可能です。

初期費用や月額料金無料のフリープランが用意されているネットショップとしては、以下のような作成サービスがあります。

  1. BASE
  2. STORES
  3. カラーミーショップ

フリープランだと商品が売れるごとに注文1件あたりBASEで6.6%+40円、STORESは5%、カラーミーショップも6.6%+33円の手数料が売上から引かれます。いずれもクラウドソーシングやスキルマーケットの手数料よりは低い水準ですが、有料プランなら手数料をさらに安く抑えることが可能です。

例えばBASEのグロースプランに加入すると、売上から引かれる手数料は2.9%まで下がります。5,980円の月額料金は発生しますが、月の売上が17万円以上になれば月額料金の分を回収できる仕組みです。STORESカラーミーショップでも、同じように有料プラン加入のメリットがあります。

こうしたサービスを利用しながら、個人で販売サイトを運営している似顔絵師も少なくありません。ネットショップと言えば物販ビジネスを想像しがちですが、画像データのようなデジタルコンテンツも取り扱いが可能です。似顔絵の副業が軌道に乗ってきて集客のめどがついたら、自前の販売サイト開業も検討してみるといいでしょう。

似顔絵の料金相場

以上のような方法で似顔絵師の仕事を副業にすることは可能ですが、実際にどれくらい稼げるのか気になるという人も多いのではないでしょうか?

固定給の会社に就職でもしない限り、似顔絵の仕事を始めたところで必ず稼げるという保証はありません。料金には一定の相場がありますので、副業を始めた場合の大まかな収入の目安を計算できます。

ショッピングモールやイベント会場などで対面の席書きを行う似顔絵師だと、1枚あたり2,000円前後が料金の平均的な相場です。似顔絵制作会社や団体を通してショッピングモールなどに派遣された場合は、料金の50%前後が似顔絵師の報酬となります。フリーの立場で出店した場合は中抜きが発生しませんので、料金から場所代や交通費などを引いた全額が自分の収入となります。

描くスピードは似顔絵師によって差もありますが、即興の席書きで似顔絵1枚を描くのに要する時間は10分程度です。1時間に5人から6人ほどのペースで似顔絵を描けば、時給換算で1万円稼げる計算となります。

おじいちゃんおばあちゃんの似顔絵とお金

慣れないうちはもっと時間がかかるのが普通で、ひっきりなしに依頼があるとも限りません。天候の影響などでお客さんの入りが悪かったりして、誰からも依頼されなかった場合は売上0円もあり得る仕事です。

住宅展示場など企業関連のイベントで出張似顔絵の仕事を引き受けた場合は、依頼先の会社から報酬が支払われます。1日あたり5万円前後の報酬がもらえる仕事ですが、フリーの立場で仕事を獲得するには営業スキルも必要です。

似顔絵通販サイトで名刺やSNSアイコンなどの仕事を引き受ける場合は、料金の平均相場が7,000円前後に上がります。クォリティの高さを売りに1万円以上の料金を打ち出している似顔絵師もいる一方、クラウドソーシングの報酬はこの平均相場より数千円ほど低めの傾向です。結婚式のウェルカムボードは1枚仕上げるのに時間がかかるため、2万円から3万円程度という例が多くなっています。

似顔絵師の年収はどれくらい?

年収のイメージ

似顔絵師の平均年収は200万円から300万円と言われていますが、公的機関が調査した統計データは見当たりません。副業で仕事を請け負っている似顔絵師も少なくない点を考えると、会社員の平均年収よりは低いと推定されます。

固定給を採用している似顔絵制作会社もないことはありませんが、ほとんどの会社は完全歩合制か、基本給に歩合をプラスする給与システムです。歩合率は料金の50%前後という例が多く、フリーの似顔絵師より自分の取り分が少なくなってしまいます。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、会社員の平均年収は令和2年の時点で433万円でした。似顔絵師でもこれを上回る500万円以上の年収を稼いでいる人は、かなり売れている部類だといえます。似顔絵制作の仕事だけで高年収を稼ぐのは難しいため、似顔絵教室の講師や企業とのコラボなど、さまざまな副収入をプラスにしていく必要があります。

他に本業の仕事を持っている人の場合は、似顔絵の仕事に費やす時間が休日や夜間などに限られてしまいます。専業の似顔絵師より年収は少なくなるのが普通で、年に100万円も稼げば多い方の部類です。それでも好きなイラストの仕事で収入を増やせるなら、普通にアルバイトの仕事をするよりも充実感が得られます。

まとめ

在宅で似顔絵を描いているところ

似顔絵師になるには似顔絵制作会社や団体に所属して仕事をもらう方法と、自分で営業して仕事を獲得する方法に大きく分けられます。フリーの立場で似顔絵の仕事を獲得する方法としては、以下のような4つのパターンが考えられます。

  1. イベント会場や商業施設に出店する
  2. クラウドソーシングで仕事を探す
  3. スキルマーケットにサービスを出品する
  4. 似顔絵販売サイトを開業する

(2)から(4)のパターンはインターネットを通じて依頼主とやり取りし、写真を提供してもらって似顔絵を描く方法です。在宅で仕事が完結するパターンが多いため、席書きと違って自分のペースで似顔絵を描けるようになります。「似顔絵の仕事をやってみたいけれど、お客さんの目の前で描くのは難しそう」という人は、在宅の似顔絵師から副業を始めるのがおすすめです。

似顔絵販売サイトを開業するのは上級者向けで、クラウドソーシングも似顔絵の仕事が必ず募集されているとは限りません。ココナラのようなスキルマーケットに似顔絵のサービスを出品するのが、最も現実的なデビュー方法です。ライバルも多いかと思いますが、売れている似顔絵師の出品を参考にしながら、自分なりに工夫してみるといいでしょう。

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