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社内ニートがつらい理由とは?時間の過ごし方と脱出方法を考察

仕事がなくて頭を抱えるビジネスマン 仕事術
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社内ニートという不名誉な立場に追い込まれてしまった人たちは、来る日も来る日も職場で暇つぶしのようなことばかりして時間を過ごしています。皆が忙しそうに働いている中で、自分だけする仕事がないというのは想像以上につらいものです。仕事がない状態に慣れて開き直ると、「働かないおじさん(おばさん)」として疎まれる存在になりかねません。

若手社員ほど社内ニートになりやすいと言われているように、若き日の筆者もそんな時期があります。ある方法を試みたことが1つのきっかけとなって、社内ニートから脱出することに成功しました。社内ニートがつらい理由について経験者の立場から分析するとともに、記事の後半では時間の有意義な過ごし方と社内ニート脱出方法も紹介します。

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社内ニートも楽じゃない

居場所がない人のイメージ

インターネット上には「楽をして稼ぐ方法」や、「誰でも簡単に高収入を稼げる副業」などといった胡散臭い情報があふれています。社内ニートに関しても、「まともに仕事をしていないのに給料をもらえるなら楽そう」と思っている人が少なくありません。そんな人が本当に楽をしてお金を稼ぎたいのなら、社内ニートになるのが一番のはずです。

人員にある程度の余裕がある企業に就職するまでが大変ですが、正社員として雇用されてしまえば会社側も簡単には解雇できません。労働者は法律で保護されているため、相応の理由がない限りはクビにできない仕組みとなっているからです。人員整理が検討されるようになれば真っ先にリストラの候補となりますが、会社に雇われているうちは本物の失業者より恵まれた立場にあると言えます。

過重労働にあえぐ社員からすれば、社内ニートは楽そうに見えるのも当然です。仕事の負担という点で他の社員より軽いのは確かですが、仕事がない状態で毎日何時間も職場にいるのも決して楽なことではありません。社内ニートの多くは針のむしろに座っているような居心地の悪さに耐えながら、終業時刻が来るのをひたすら待ち続けています。

社内ニートがつらい理由

「仕事がない=楽」だと単純に考えている人にはなかなか想像しづらいことですが、社内ニートになってしまった人も入社当初は希望に燃えていたはずです。働く気満々で入社しながら仕事を与えられなくなり、皆が忙しそうに働いている中で自分だけ暇を持て余している状況は苦痛でしかありません。

お金を稼ぐだけの目的で仕事をしている人ならともかく、大多数の人は仕事にやりがいを求めています。社内ニートの状態に仕事のやりがいが感じられないのは、言うまでもありません。

社内ニートがつらいと感じるのには、もう1つの理由があります。日本人は同調圧力の強い国民性を持つと言われているだけに、集団の中で1人だけ外れた行動を取る人間を疎外しがちです。一匹狼の気質の持ち主なら人からどう思われようと気にしないかもしれませんが、大多数の人は他人の目を気にします。

パソコンに向かう女性社員と背後の男性社員たち

他人から認められたいという承認欲求を持つのは、日本人に限りません。集団の中で周囲の人たちから認められてこそ、人間は心の安定を保てる生き物だと言えます。

そんな人間が仕事をするのが当たり前の職場にあって、自分だけまともな仕事がない状況に置かれたらどうでしょうか?

普通の神経の持ち主である限り、心の安定を保つのは難しいはずです。

他の人たちがみな忙しそうに働いている中で自分だけ仕事がないのは、自分にそれだけの価値がないからだと思ってしまいます。職場の中で1人だけ疎外されたように感じ、居場所がないという孤独感に苛まれます。自己肯定感が著しく低下した結果、心を病んでしまう人も少なくありません。

「働かないおじさん」問題との関係

「社内ニート」などと今風の言葉で呼ばれるようになったのは比較的最近の話ですが、似たような社員は以前から存在しました。会社の中でまともな仕事をしていない社員のうち、定年間近で閑職を与えられているような人は昔から「窓際族」と呼ばれています。

筆者は若い頃に就職活動に失敗し、地元の役所で1年間の臨時職員として勤務していたことがありました。社内ニートのような経験をしたのもこのときの話ですが、課内には他にもろくに仕事をしていない職員がいたものです。

その人たちは当時の筆者よりずっと年上で、いずれも「課長補佐」を名乗っていました。肩書だけを見れば偉そうですが、課内に何人も必要なほど課長を補佐する仕事があるようにも思えません。年下の職員らが忙しそうに仕事をしている横で、彼らは雑談にばかり興じていたのを覚えています。

仕事も書類に目を通してハンコを押す程度で、たいしてすることがなかったのでしょう。「窓際(族)は邪魔にならないように、早く上がるとするか」などとうそぶきながら、終業時刻より1時間も前の4時半には早々と帰る日もありました。

働かないおじさん

民間企業よりのんびりした田舎の役場ならではの光景とも言えますが、都会の大企業でも似たような「働かないおじさん」が存在します。どちらも中小企業と比べて人員に余裕があるだけに、仕事にあぶれる人が出やすいという点で共通点のある職場です。役場の場合は税金の無駄使いにつながり、大企業の場合は経営に悪影響を及ぼしかねない存在です。

このような「働かないおじさん」たちも、若い頃は人並みに仕事をしていたのかもしれません。課長以上に出世できる人はごく一部だけに、出世競争に敗れて閑職に追いやられ、勤労意欲をなくしてしまったとも想像されます。

20代や30代で社内ニートになってしまった社員も、会社を辞めずに居座る神経の持ち主は働かないおじさん(おばさん)の予備軍です。仕事がない状態に慣れて開き直るには、暇つぶしの手段を自分なりに確立させる必要があります。

社内ニートにありがちな暇つぶしの方法

社内ニートになってしまった人たちは、終業までの時間を無難に過ごそうと涙ぐましい努力をしています。する仕事がないからと言って何もしないまま席に座っていては、上司や同僚の目もあるので不都合です。要するに暇つぶしですが、社内ニートの過ごし方としては以下のようなパターンがよく見られます。

  1. 仕事をするふりをする
  2. 運良く仕事を与えられたら、可能な限り時間を引き伸ばして作業をする
  3. デスク周りの掃除や整理整頓
  4. コピー機の用紙を交換したり、かかってきた電話を取ったりする雑用

「仕事のふり」にもいろいろなパターンがありますが、最もオーソドックスなのが「意味もなくExcelの画面を開き、表をいじってみたりする」といったパソコン操作です。社内ニートが生まれてしまう職場の多くはオフィスワーク系で、業務にパソコンを使用します。ExcelやPowerPointといったオフィスソフトの画面を表示していれば、仕事をしているように見えるからです。

働くふりをするかわうそくん
出典:吉田戦車『伝染るんです。(4)』(小学館)

社内ニートになればまったく仕事がないというわけではなく、たまには上司や同僚から仕事を与えられることもあります。たいていは急ぐ必要がない簡単な作業で、要領がいい人なら短時間で済む仕事です。
それを社内ニートは何倍にも引き伸ばし、たっぷり時間をかけて完成させます。会社にとってはマイナスでしかない生産性の低い仕事ぶりですが、そもそも社内ニートのような存在を生む会社そのものに問題があると言えます。

掃除や整理整頓にも時間をかけるには限界があるため、他の雑用をどれだけこなせるかがポイントです。誰かがやらなければならない雑務を進んで引き受ければ、少しでも職場の役に立てるようになります。

あまり感心できない暇つぶしのパターン

仕事をサボっている社員のイメージ

以上のような暇つぶしの仕事(または仕事のふり)だけでは、1日の長い勤務時間を乗り切るのは困難です。諸々の雑用をこなすのが苦手な人は、時間が余計に余ってしまいます。

持て余した時間をつぶす目的で、以下のような行動に走る社内ニートも少なくありません。

  • 長めのトイレで時間をつぶす
  • タバコを吸う人は喫煙所で長々と時間をつぶす
  • ネットサーフィンをして仕事に関係のないサイトを閲覧
  • 暇つぶしにSNSや動画を見る
  • こっそりスマホゲームをして時間をつぶす
  • 社内ニート同士で雑談する
  • 居眠りする

社内ニートでない社員でもトイレや喫煙で席を離れる場合はありますが、必要以上に時間をかけるのは問題です。仕事がない社員は暇つぶしが出社の目的となってしまっているために、一度席を離れるとなかなか戻ってこない傾向も見られます。

雑談も息抜き程度なら許容範囲ですが、度が過ぎると周りの社員の迷惑です。筆者の臨時職員時代もたまに仕事が与えられたときに、課長補佐たちの雑談の声で気が散ったことがありました。

仕事に関係のないネットサーフィンやスマホゲームで暇つぶしをするようになると、完全に仕事をサボっている状態です。勤務時間中のインターネット私的利用を禁止している企業の場合、発覚すると就業規則違反で懲戒処分の対象となりかねません。会社で禁止されていない場合でも給料をもらっている以上、社内ニートの暇つぶしとしてはおすすめできない時間の過ごし方です。

社内ニートが仕事中に副業するのはNG?

パソコン副業のイメージ

社内ニートの状態に慣れてしまった社員の中には、仕事をするふりをしてこっそり副業に取り組んでいる人もいます。インターネットで検索してみると、社内ニートの過ごし方として副業を奨励しているサイトが少なくない状況です。

会社から給料をもらっている身でありながら勤務時間中に副業をするのは、決して褒められた行為ではありません。副業を禁止している会社はもちろんのこと、容認している会社であってもおすすめできない時間の過ごし方と言えます。

それを承知の上でこっそり副業をしている社内ニートの例を見ると、仕事をしているように見せかけるのが常套手段のようです。オフィスワーク系の職場ではパソコンを使って仕事をするのが一般的ですので、時間つぶしの手段としてこっそり副業をするにもパソコンを使います。

本物の仕事と区別がつきにくい主なパソコン副業は以下の通りです。

  1. クラウドソーシングで他の依頼主から仕事を受注する
  2. ブログを運営して広告収入を稼ぐ
  3. 株やFX・仮想通貨などに投資する
  4. 自作のデジタルコンテンツを販売する
  5. 収益の還元が得られる作品投稿サイトを利用する

他にもココナラのようなスキルマーケットにサービスを出品したり、メルカリなどのフリマアプリを利用して物販ビジネスを展開したりする副業が考えられます。実際のサービス提供や梱包・発送作業などは自宅に帰ってから行い、サービスや商品の出品に伴う作業だけ会社でこっそり行うスタイルです。

ブログを運営する場合でも勤務時間中の暇な時間帯に記事の下書きをしておいて、家に帰ってから画像を貼り付けて投稿するやり方が考えられます。勤務中のスキマ時間を副業に有効活用している人は、社内ニートでない社員の中にも少なくないはずです。

それらのすべてを一概にNGとするのは言い過ぎですが、勤務時間中に会社の仕事をせず自分の副業ばかりするのはおすすめできません。会社の業績が振るわなかったりして仕事がないような場合に、上司の許可を得た上で副業をするのとはわけが違います。

社内ニートにおすすめの過ごし方

あまりおすすめできない社内ニートの過ごし方の数々を見てきましたが、もっと有意義な過ごし方もあるはずです。一度社内ニートになってしまうと簡単には抜け出せないとは言え、仕事がない状態にいつまでも甘んじているわけにはいきません。いずれはこの状態から脱して一人前に仕事を任せられるようになると仮定し、そのときに備えて力を蓄えるような過ごし方がおすすめです。

何か1つでもきっかけがあれば、社内ニート脱出の幸運に恵まれるかもしれません。「幸運は用意された心のみに宿る」という格言があるように、心の準備ができている人ほど社内ニートから脱出しやすいはずです。
上司からたまたま仕事を依頼されたことが、そのきっかけになるかもしれません。同僚の誰かが困っているときに、問題解決に役立つことで評価を上げる場合も考えられます。

仕事に追われている間は、そういう心の準備も整えている余裕がありません。普段はなかなか仕事に恵まれない社内ニートだからこそ、いざというときに備えた万全の準備も可能なのです。

そういう観点から見た社内ニートにおすすめの過ごし方として、以下のような行為が挙げられます。

  1. 仕事関連の資料をじっくり読み込んで会社や部署の業務内容に詳しくなっておく
  2. 仕事のマニュアルや業務改善案を作成する
  3. タイピングやパソコンのスキルアップに励む
  4. 仕事に役立つビジネス書を電子書籍で読む
  5. 仕事に関連する資格を取得するための勉強に励む
  6. 社内ニートから脱出する方法をひらすら考える

勤務時間中にネットサーフィンをしたり勝手に副業したりするよりは、よほど有意義な時間の過ごし方になるはずです。ビジネス書を読んだり資格の勉強をしたりするのは微妙なところですが、理解のある上司であれば認めてくれる可能性もあります。

勉強するビジネスマン

筆者も臨時職員時代に社内ニートも同然の状態となったときに、公務員試験の勉強をして時間をつぶしていた時期がありました。当時は就職活動に失敗して就職浪人のような立場にあり、公務員試験への合格を目指していたからです。

直属の上司だった係長もそのへんは理解してくれていて、「うちの係は仕事が少ないから、暇なときは試験勉強してもいいよ」などと言ってくれる人でした。係長と2人だけの部署で、係長自身も仕事をあまり与えられていなかった可能性があります。

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社内ニートから脱出する方法

走るビジネスマンのイメージ

以上のように前向きな方向で暇な時間をやり過ごせるようになれば、社内ニートから脱出する出口も徐々に見えてきます。何か1つきっかけがあれば状況が劇的に変わる可能性もありますが、早く脱出するには自分から働きかける努力も大切です。

社内ニートのポジションから脱するためのアクションとしては、以下のような方法が考えられます。

  1. 周囲とコミュニケーションを取って、仕事を回してもらう
  2. 上司に相談する
  3. 部署の異動を願い出る
  4. 転職する

上司や同僚に働きかけて仕事をもらうのが一番手っ取り早い方法ですが、「それができれば苦労はしないよ」というのが社内ニートの本音かと思います。社内ニートになってしまった人の多くは、これまでの仕事で上司や同僚の信頼を失ってしまった人たちです。

ミスが多かったり作業が遅かったり、仕事を依頼したときの態度が悪かったりと、信頼をなくした原因はいろいろと考えられます。そんな社員が周囲の信頼を取り戻すには時間がかかりますので、名誉を少しずつでも回復していく努力が欠かせません。

中には自分から進んで仕事を見つけようとせず、指示待ちの状態から脱することができないために社内ニートになってしまった人もいます。上司や同僚も自分の抱えている仕事で忙しいため、いちいち指示を与えている余裕はありません。そんな人たちに自分から積極的に働きかけてみれば、案外すんなりと仕事を回してもらえる場合もあります。

上司に相談する

社内ニートから脱する一番の近道は、仕事がない悩みについて上司に相談してみることです。上司によっては「仕事ぐらい自分で見つけろ!」「お前に任せるような仕事なんてない!」などと怒鳴ってくる人がいるかもしれません。

部下が社内ニートと化してしまう原因の1つとして、過去に上司の信頼を損ねるようなミスをしたという例もあります。そんな上司に相談したところで問題が解決するとは思えないかもしれませんが、部下を管理して仕事を適切に割り振るのが上司の役割です。部下が暇を持て余しているのに仕事を与えようとしない上司がいるとすれば、職務放棄と受け取られても仕方ありません。

直属の上司に当たってダメなら、さらに上の上司に直訴するという手もあります。上司との相性が悪いために社内ニートとなっている人の場合、人事部に訴え出て別の部署に異動させてもらうのが得策です。

相談のイメージ

若き日の筆者は直属の上司に相談したことが、結果的には社内ニート脱出のきっかけとなりました。上司の許可を得て勤務中に試験勉強をしても、同僚の中にはそれを快く思っていないらしい人もいたようです。

筆者が最初に配属されたのは暇な係でしたが、課内には連日残業しても仕事が追いつかないほど忙しい係があります。そういう矛盾が課内で問題になったと見えて、何ヶ月かすると筆者は忙しい係に配置換えになりました。

部署が変わってからはそれなりに仕事を与えられるようになり、暇を持て余す場面もなくなったものです。あのとき上司に相談していなければ、以後もずっと暇な部署で時間つぶしに終始していたかもしれません。

社内ニートは転職すべき?

社内ニートから脱出する方法について解説したサイトの情報を見ると、必ずと言っていいほど転職を勧めています。転職関連のサービスを運営している会社のブログ記事の場合は、最終的に自社サービスへと誘導するのが最大の目的です。そういう記事はセールスライティングの法則に従って巧妙に執筆されているだけに、転職さえすれば社内ニートから脱出が可能のように思えてしまいます。

実際には社内ニートになる原因が1つではないため、転職したからと言って必ずしも脱出できるとは限りません。希望に燃えて入社したはずの社員が社内ニートになってしまう原因には、大きく分けて2つのパターンが考えられます。

  1. 会社に原因があって社内ニートが生まれてしまうケース
  2. 自分自身に原因があって社内ニートになっているケース

(1)のケースは誰でも社内ニートになる可能性を秘めた会社ですので、転職するのが正解ということもあり得ます。しかしながら(2)のケースでは自分自身に何らかの原因があって社内ニートと化しているため、その欠陥を直さない限り転職先でも同じ結果になりかねません。

常に指示待ちばかりで自分から仕事を見つけようとしない人は、どの会社に入っても社内ニートになる可能性があります。コミュニケーション能力に問題がある人も同様のリスクがありますので、転職するなら自分の欠点を把握した上で改善する努力が欠かせません。

仕事のミスが多かったりスピードが極端に遅かったりして上司の信頼を失った人の場合は、仕事に慣れることで信頼を回復できる可能性がまだ残されています。転職を繰り返していてはなかなか慣れる暇がありませんので、1つの仕事に集中して取り組むのが社内ニート脱出の近道です。

転職のイメージ

このように社内ニートにもいろいろなタイプがあるだけに、すべてのケースで転職が最善の解決策とは断言できません。会社そのものに原因があって社内ニートに陥っている場合は、迷わず転職することをおすすめします。会社の業績が振るわないために社員全員に行きわたるだけの仕事がない場合も、転職を検討すべき事例の1つです。

自分自身に原因がある場合でも、その仕事に向いていないために結果として社内ニートになってしまうケースは考えられます。そんな人が他の業界を視野に入れて転職活動に踏み切れば、自分に合った仕事と出会える可能性も開けてくるというものです。

いずれにしても社内ニートからの脱出を目指して転職を検討する際には、原因についての自己分析が欠かせません。ネットサーフィンやゲームなどで暇つぶしをしている時間があったら、そのへんの考察に費やした方がよほど有意義だと言えます。

まとめ

出口を示す赤い看板

社内ニートと呼ばれる企業内失業者は、オフィスを職場とするデスクワーク系の業種に多いのが1つの特徴です。そういう職場で上司や同僚の信頼を失うと、仕事が与えられなくなって社内ニートと化してしまいます。

皆が忙しそうに仕事をしている中で自分だけ暇を持て余している状態のつらさは、実際に社内ニートを経験した人にしかわかりません。人間には誰でも承認欲求があるだけに、職場で孤立した状況が続くと心を病んでしまう恐れも出てきます。

社内ニートの人たちは少しでも仕事をしているらしく見せかけようと、暇つぶし手段の数々を考え出してきました。仕事に関係のないネットサーフィンをしたり、会社の許可を得ないで勤務中にこっそり副業したりするのはおすすめできません。

社内ニートからの脱出を目指した前向きな時間つぶしなら許容範囲ですが、自分から動いて仕事をもらうようにするのが理想です。会社に原因があるケースでは、転職することで社内ニートから脱出できる可能性もあります。社内ニートになった原因によって対処方法が違ってきますので、暇な時間を有効活用して自己分析してみるといいでしょう。

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