犬の散歩代行バイトの求人が少ない理由とは?自分で始める方法も解説

副業

世の中にはさまざまな代行の仕事が存在しますが、動物好きの人にピッタリと言えるのが犬の散歩代行です。数年前にも一風変わった代行の仕事として話題になったこの仕事は、主にペットシッターのサービスを手がける企業が運営しています。

しかしながら犬の散歩代行バイトの仕事を始めようとしても、アルバイト求人サイトでは募集がなかなか見つかりません。高齢者や共働き家庭などの需要がありそうでいながら求人が見つからないとすれば、この仕事に興味がある人にとっては残念な状況です。

何か事情がありそうな犬の散歩代行の実態について、求人が少ない理由とともに自分でサービスを始める方法も考察してみました。実際にサービスを始めるのに必要な資格や、料金の平均相場についても記事の後半で詳しく解説します。

犬の散歩代行バイトの求人が見つかりにくい理由

この記事を書くために複数のアルバイト求人サイトで募集状況を調査してみましたが、犬の散歩代行の仕事を単独で募集している求人は見つかりませんでした。ペット業界専門の求人サイトペットワークスですら犬の散歩代行バイトは求人が少なく、関連する募集職種は大半がペットシッターです。過去にはアルバイト求人サイトにも募集が掲載された可能性もあるとは言え、この仕事が一般にはまだ浸透していない様子が窺えます。

一方ではペットシッター事業を展開するいくつかの企業では、犬の散歩代行サービス利用客を募集しているのも事実です。実際にサービスを利用している人も少なくはないはずですが、各企業のHPでスタッフを募集している例は決して多くありませんでした。

需要は決して少なくないはずなのに代行スタッフの求人がなかなか見つからないのは、散歩代行を手がける会社で人員がそれほど不足していない証拠です。潜在的な需要は増えてるとは言え、わざわざお金を払ってまでして愛犬を他人に預けて散歩だけを代行してもらおうという人はまだまだ限定的と見られます。

東京などの都市部ではそうした代行業に抵抗を持たない人が増えているのに対して、地方では犬の散歩を知り合いに頼んでいる人も少なくありません。気心の知れた相手の方が愛犬の世話を頼みやすい上に、無償で引き受けてくれる人もいます。そうした事情もあって特に大都市圏以外の地方では、犬の散歩代行バイトの募集がレアな求人となっているのです。

求人の大半はペットシッター

犬の散歩代行サービスを手がける会社でもHPに求人を掲載している例は多くありませんが、スタッフを募集している企業もないことはありません。東京や神奈川・大阪・兵庫・広島でペットシッターサービスを展開するオレンジペットシッターでは、ペットシッターとともに散歩代行スタッフを募集しています。女性スタッフ限定ではありますが、対象エリア内に住んでいる人にとっては貴重な求人です。

東京を中心とした首都圏でペットシッターサービスを手がけるWANPOでも、ペットシッターやドッグシッターのスタッフを募集しています。散歩代行だけでなくエサをあげたりして、飼い主に代わって犬のお世話をする仕事です。

一般の求人サイトでもアルバイトや業務委託の形で、散歩代行に限らないペットシッターの求人が数多く掲載されています。依頼客の立場から見ても散歩だけを代行する人よりは、留守の間に犬の世話全般を代行してくれる人の方が頼みやすいのです。

犬の散歩はサービスの1つ

このようにペットシッターの需要が圧倒的に多い中で散歩代行に特化した依頼をしてくる人は、高齢や病気・ケガなどの理由から自分で愛犬を散歩に連れて行くのが体力的に難しいという人に限られます。仕事が忙しかったり旅行で家を留守にしたりする場合には、愛犬をペットシッターやペットホテルに預けて世話をしてもらおうと考えるのが普通です。

それらの包括的なサービスの中にも犬の散歩が含まれるため、散歩だけを別の人にわざわざ依頼する必要はありません。犬の散歩代行サービスを展開している企業でも、ペットシッターのサービスを同時に手がけている例が大半です。どちらかと言えばペットシッターの方がメインで、散歩代行だけの依頼も同時に受け付けているという例が多くなっています。

犬の散歩代行業を開業する方法

日本では定着度がまだまだ高くない犬の散歩代行サービスですが、アメリカでは「犬版ウーバー」の異名を持つ散歩代行サービス『Wag』が人気を集めています。散歩代行を引き受けるドッグウォーカーと飼い主をスマホアプリでマッチングする仕組みは、ウーバーイーツにも似た新しいタイプのサービスです。同じようなサービスが日本でも普及するかどうかは不透明な情勢ですが、アルバイトの求人が見つからない場合はいっそ自分で代行サービスを始めるという手もあります。

現状ではWagのようなマッチングアプリが日本で普及していないため、仕事を依頼してくれる人を自分で探さなければなりません。後述するような集客サイトを利用すれば、犬の散歩代行を頼みたい人と接点を持てる可能性が出てきます。依頼人が見つかったら事前に連絡を取り合って注意事項や犬の癖などのヒアリングを行い、相手の希望する時刻に訪問して犬を預かり散歩に連れていくのが仕事の大まかな流れです。

犬の散歩代行を始めるのに資格は必要?

ペットシッター会社などが募集する犬の散歩代行バイトであれば、基本的には特別な資格なども必要ではありません。求人によっては犬の飼育経験やペット関連の仕事をした経験が求められる場合もあります。前述のオレンジペットシッターで募集している散歩代行スタッフの例では、5年以上の動物飼育経験か動物関連の仕事経験があれば資格がなくても応募が可能です。

資格が必要ないのは代行会社に雇われた場合の話で、たとえ個人の副業でも自分で開業する場合は動物取扱業者としての登録が必要になってきます。犬の散歩代行も営利目的のペットシッター業と見なされるため、第一種動物取扱業の対象となってくるのです。

動物取扱業者として開業した場合には、事業所ごとに動物取扱責任者を置くことが義務付けられています。ペットシッター会社には各事業所単位で動物取扱責任者が在籍しているため、アルバイトのスタッフは資格を取得する必要がありません。

自分でサービスを開業する場合は自身が動物取扱責任者を兼ねる必要がありますので、事前に取得しておくといいでしょう。動物取扱業に関する半年以上の実務経験を持たない人でも、愛玩動物飼養管理士などの関連する資格を持っていれば動物取扱責任者の資格要件を満たせるようになります。

利用できそうな集客サイト

自分で犬の散歩代行サービスを始める際に予想される最大の困難は、どうやって依頼を獲得するかという集客上の問題です。ペットシッター会社のバイトとして採用された場合は自分で集客する必要はありませんが、求人に頼らないでこの仕事を始めるには自分で依頼客を探すしかありません。

全国各地の無料掲示板ジモティーには、犬の散歩代行を募集する投稿も多く掲載されています。料金は自分で自由に設定可能なだけに、中には1回1匹あたり500円という格安料金で請け負っている人もいるほどです。

ペットシッター会社の手がける犬の散歩代行サービス料金は犬の大きさで変わってきますが、1回30分から60分で1匹1,000円~2,000円程度が平均的な相場となっています。敢えて個人対個人で依頼しようとする人はそうした料金が割高だと思っている人が大半ですので、業者より安くサービスを提供することで勝機も出てくるのです。

ペットシッターのマッチングアプリを使っても犬の散歩代行を募集することは可能ですが、日本での普及度はまだまだこれからという感があります。スキルを30分単位の時間で売り買いできるタイムチケットでも、犬の散歩代行は80件近く登録されています。30分で2,500円が最低価格となっているせいか購入例は決して多くはありませんが、付加価値をサービスに盛り込むことで差別化することも可能です。

犬の散歩代行を始める方法まとめ

以上のような方法を使えば、アルバイトの求人が見つからなくても犬の散歩代行が副業の手段となり得ます。ペットシッター会社に対抗して愛犬家のニーズを獲得していくには、業者よりも安い料金でサービスのお得感をアピールするような集客術も欠かせません。

日本でもWagのようなドッグウォーカーのマッチングアプリが普及するようになれば、散歩代行の仕事がウーバーイーツ配達員のように人気爆発する可能性もあります。アメリカと同じように犬を飼っている人が大勢いる中では、毎日散歩に連れていくのを負担に感じている人も決して少なくはないはずです。

現状では有力なプラットフォームが国内にまだ存在しないため、集客面ではある程度の苦労が避けられません。今のうちからサービスを立ち上げて集客ノウハウを身につけておけば、近い将来にマッチングアプリが普及した暁には優位に立つことができます。アメリカですでに成功例が存在するビジネスモデルだけに、日本でも人気を集める可能性は十分にあるのです。

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