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PPCアフィリエイトはもう稼げない?審査が厳しくなった理由を解説

仕事術
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アフィリエイトと言えば検索上位を目指す手法が一般的ですが、PPCアフィリエイトと呼ばれる手法を使えば検索結果の目立つ位置に「広告」としてサイトの情報を表示させることが可能です。SEO対策の手間をかけずに成果報酬を得られることから、収益性の高いビジネスモデルとして人気を集めてきました。

PPCアフィリエイトは短時間で作れるペラサイトでも効率的に稼げるのが人気の一因でしたが、最近は以前と比べて稼ぎにくくなってきていると言われています。Yahoo!やGoogleだけでなくASPでも審査が厳しくなり、広告の出稿すらできないケースが増えているのです。裏技的なPPCアフィリエイトではもう稼げなくなったのかどうか、最新の情勢と今後の見通しについて考察してみました。

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収益性が高いと言われたPPCアフィリエイトの仕組み

一般にアフィリエイトと言えばブログやオウンドメディアの記事コンテンツに広告を掲載し、広告が利用されて商品購入や資料請求などの成約に至った場合に報酬が支払われる収益活動を意味します。こうした成果報酬型のアフィリエイトは集客のために検索エンジンを利用しますが、検索結果で上位に表示されるのは簡単ではありません。ある程度の記事数を用意する必要がある上に、1つ1つのコンテンツも内容が充実していないと検索上位にはなかなか表示されないのです。

普通のやり方では検索上位を獲得するのに大変な手間と時間を要することから、PPC広告を使って集客を行う手法が考え出されました。クリック報酬型広告を意味するPPC広告にはリスティング広告とも呼ばれる検索連動型広告に加え、ユーザーの検索履歴などに応じてコンテンツ内に表示されるディスプレイ広告や、TwitterやFacebookなどに表示されるSNS広告があります。

中でも検索結果の広告枠で目立つように表示されるリスティング広告は集客効果が高く、PPC広告の代名詞とも言われるほどアフィリエイトの手段に利用されてきました。一見すると検索結果に出てくる情報とよく似ていますが、1件ごとに「広告」と表示されている点で区別がつきます。

広告とわかっていても興味を引かれる文言に釣られてクリックする人が少なくないだけに、検索連動型広告は高い収益につながる広告の様式です。リスティング広告を利用すれば検索上位に相当するポジションをお金で買えるようになり、地道な努力が求められるSEO対策も不要になります。もちろん広告費用が発生するため費用対効果を考慮する必要もありますが、上手に運用すれば費用以上の成果を得ることも十分に可能です。

簡素なペラサイトでも短期間で収益発生

PPCアフィリエイトと普通のアフィリエイトとの最大の違いは、広告費用が発生するかしなかという点にあります。広告費用をかけずに行うアフィリエイトでも成果を早く出そうと思えば、万単位の費用をかけてSEO業者を利用するのが常套手段です。

と言ってもSEO対策で業者を頼るのは経費をかけられる企業の話で、個人のアフィリエイターだと普通は自分でSEO対策をするしかありません。検索上位に表示されるような規模のサイトを構築するには多大な労力が必要になり、1つ1つの記事コンテンツも時間をかけてていねいに作り込む努力が求められます。ブログを開設しても半年や1年は収益ゼロの状態が続くのが当たり前だけに、忍耐が続かずにアフィリエイトをやめてしまう人が跡を絶ちません。

最初から経費をかけてPPC広告を出稿すれば、ページが1つしかない簡素なペラサイトでも検索結果の目立つ場所に表示させることができるようになります。成果報酬型広告の成約につながるページを1つだけ作れば済むことから、PPCアフィリエイトはごく短期間で収益が出せる効率的な稼ぎ方です。

このように最初の段階で広告費用をかけるかかけないかによって、収益を出すまでの時間が大幅に変わってきます。以前と比べて検索結果のページに表示される広告が増えているのは、PPCアフィリエイトがそれだけ収益性の高いビジネスモデルだという事実が周知された結果なのです。

成約率が低いと赤字になるリスクも

知りたい情報を調べるのにGoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用している人は非常に多いだけに、検索結果と連動して表示されるタイプのPPC広告は絶大な集客効果を発揮します。リスティング広告を出稿する人が増えるにつれて問題となってくるのが、入札によって決まるクリック料金の高騰です。

リスティング広告はただ表示されただけでは料金が発生せず、広告がクリックされることで課金されます。1クリックあたりの入札価格はユーザーがキーワードで検索した際に自動的に決まる仕組みで、検索需要と出稿する広告主が多いキーワードほど入札価格が高額になりがちです。激戦区となっている人気のキーワードでは、1クリックで数千円に及ぶ例も珍しくありません。

入札価格は自由に設定できるので予算が少なければ低価格に設定することも可能ですが、ライバルが多いキーワードで設定価格が低すぎると広告そのものが表示されなくなります。検索結果の広告枠に表示される順位は、入札価格に広告の品質をかけた広告ランクによって決まる仕組みです。

入札価格が低いと広告ランクも連動して低くなるため、掲載順位も下がってクリックされる確率が低くなります。広告の品質はクリック率やコンテンツの質に左右されるため、掲載順位を上げるにはこまめな改善が必要です。

そうやってクリック率を改善すればするほどクリック数が増え、結果的に広告費用も多く必要になります。クリック数の増加に応じてアフィリエイト広告の成果も増えれば問題ありませんが、成約率が低いと広告費だけがかさんでしまう結果になりかねません。

リスティング広告への出稿で費やした広告費が成果報酬の額を上回れば、PPCアフィリエイトそのものが赤字に転じてしまいます。普通のアフィリエイトと違って広告費を要するPPCアフィリエイトには、収益がかえってマイナスになりかねないというリスクもあるのです。

PPCアフィリエイトが稼ぎにくくなった理由

以上のようなリスクも伴うとは言え、やり方さえ間違えなければPPC広告を使ったアフィリエイトは稼ぎやすい手法でした。検索されるキーワードにはPPCアフィリエイトに向いている語句と不向きな語句があり、何らかの悩み解決につながるようなキーワードは稼ぎやすいジャンルとされています。転職やコンプレックス・ダイエット・婚活など、悩みの解決方法に関係したキーワードで検索してくる人は広告にも飛びつきやすいのです。

人間心理をうまく突いた検索連動型広告を介して悩み解決につながる広告主のサイトに誘導すれば、検索ユーザーは高い確率で商品購入や資料請求といった行動を選んでくれます。広告費用を費やしさえすれば簡単に稼げる事実がわかってくると、人間はどうしても手を抜いてしまうものです。検索連動型広告で広告主のサイトとの間を仲介するページの品質はほとんど重視されない結果となり、クリックを誘う刺激的な広告文も横行するようになりました。

広告配信サービスを運営するYahoo!やGoogleもそうした状況に危機感を抱き、PPC広告の審査が以前より厳しくなってきているのが現状です。A8ネットやバリューコマースなど、成果報酬型広告の提携を仲介するASPの側でも同様にリスティング広告の審査が通りにくくなっています。ネット広告を取り巻く環境が年々厳しくなってきていることから、PPCアフィリエイトは以前より稼げなくなったと言われているのです。

低品質のペラサイトは排除の方向へ

成果報酬型広告を仲介して収益を得るという点では普通のアフィリエイトと変わりませんが、PPCアフィリエイトは簡素なペラサイトでも十分に仲介できる点が大きなメリットでした。ダイエット食品や化粧品・薄毛対策など美容に関係するジャンルでは、実際以上に効果を強調する誇大広告に走る例も珍しくありません。そうなると検索エンジンの信頼性低下にもつながり、広告を利用する人そのものが減ってしまう懸念も出てきます。

検索連動型広告を規制する動きが最も顕著なのは、アフィリエイト広告の全面禁止措置を打ち出してきたYahoo!です。2019年6月の規約変更に伴って、Yahoo!広告ではアフィリエイトが禁止されてしまいました。Yahoo!広告はGoogle広告よりPPCアフィリエイトの審査が緩いと言われていたせいか、低品質のペラサイトが横行していた実態があるのです。

Yahoo!広告のPPCアフィリエイト禁止によってそうした風潮にも一石が投じられ、中身のないペラサイトでは稼げないという方向に変わりつつあります。検索順位で成果が大きく左右されるブログアフィリエイトでも、記事コンテンツの質が最も重視されるようになっているのは周知の通りです。

SEOとどっちが稼げる?

簡素なペラサイトが排除されるようになると、普通のアフィリエイトよりサイトを作る手間がかからないというPPCアフィリエイトのメリットも薄れてしまいます。同じように手間をかけて記事コンテンツを作り込めば、厳しいと言われるGoogle広告でも審査が通る可能性は残されています。それではわざわざ広告費をかける意味がなくなるようにも思いがちですが、検索結果における優位性をお金で買うという点ではSEO業者を利用するのと変わりはありません。

検索結果に表示された広告は自然検索の1位より上に位置するため、普通なら最もクリックされやすいと思いがちです。実際には「広告」の文言に拒絶反応を示す人も少なくないせいか、自然検索で1位に表示された方が広告よりもクリック率が高くなります。結局アフィリエイトはしっかりとSEO対策を行って検索上位を目指す地道なやり方が、検索エンジンも認める王道の稼ぐ方なのです。

自然検索の1位よりはクリック率が下がるとは言え、本当に切羽詰まった悩みを抱えて検索してくる人は高い確率で広告をクリックしてくれます。全般としてはSEOの方が優勢になりつつありますが、悩み解決系のキーワードならPPCアフィリエイトでもまだまだ可能性が残されています。それも以前のように簡素なペラサイトで手を抜こうとせず、検索連動型広告であってもしっかりと作り込んだサイトで勝負するという条件付きです。

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PPCアフィリエイトの現状と予測まとめ

以上のようにPPCアフィリエイトを取り巻く状況は年々厳しさを増していますが、検索結果を見れば今なお「広告」が数多く表示されています。広告を出稿するには費用もかかりますので、現在でもそれだけ成果を出している企業や個人が存在する証拠です。品質の低いペラサイトを使って広告を出稿しながら荒稼ぎしていた人たちが淘汰され、Googleに認められたサイトだけが生き残っているものと見られます。

そうした傾向は今後も続くと予測されるだけに、これからPPCアフィリエイトを始めようとする人が収益を出すのも容易ではありません。最初のうちは赤字も覚悟の上で試行錯誤を重ね、相当な額の広告費用を投資しながら競争の激しい市場に食い込んでいくことになります。いずれにしても今後にPPCアフィリエイトで成果を出せるかどうかは、Google広告やASPの審査に通るかどうかが最大のポイントとなりそうです。

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