キッチンスタッフのバイトはきつい?ホールスタッフとの違いも解説

副業

飲食店で募集されているアルバイトには、大きく分けてキッチンスタッフとホールスタッフの2種類があります。店内で接客や清掃を担当するホールスタッフと違って、主に厨房の仕事を担当するキッチンスタッフは接客が苦手な人でも務まりやすいアルバイトです。

その一方でキッチンバイトは重い調理器具なども扱わなければならないせいか、仕事が「きつい」という声も少なくありません。男女比率で見ると女性より男性の方が多いのも、体力的な負担が大きい証拠です。実際のところはどれだけ大変な仕事なのか、厨房を支えるアルバイトの実態について解説していきます。

キッチンスタッフのバイトとはどんな仕事?

大勢の従業員が雇われている飲食店ではプロの料理人だけでなく、アルバイトやパートの待遇でさまざまなスタッフが働いています。このうちキッチンスタッフとホールスタッフは求人が多く、学生アルバイトとしても人気の仕事です。人手が足りない店では1人で両方の仕事を兼務する場合もありますが、たいていの飲食店では接客の担当と厨房の担当が採用段階から区別されています。

厨房の仕事を手伝う役目は基本的にお客さんと接する必要がないため、接客が苦手な人に向いた働き方です。どうしても接客の仕事がしたくないという人は、店内担当スタッフの人員がしっかりと確保されている店を選んで求人に応募してみるといいでしょう。

ホールスタッフとの違い

同じ飲食店バイトでもホールスタッフになると来店客を席まで案内したり、注文を聞いて厨房に取り次いだりするような接客の仕事を伴います。接客以外にも食べ終わった皿を下げたり店内を清掃したり仕事を含め、主として店内の雑務を受け持つのも仕事の1つです。ホールスタッフのバイトについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ホールスタッフバイトの仕事がコロナ禍で収入減?今後の見通しを予測
学生のアルバイトや主婦の副業として定番となっている飲食店などのホールスタッフの仕事が、コロナ禍による営業自粛の影響で収入激減のピンチに直面しています。不安定な雇用状況は今後も続くのか、「きつい」とも言われる仕事内容と合わせて解説します。

これに対してキッチンスタッフは厨房の雑務が仕事の中心で、皿洗いや料理の仕込み作業、盛り付け作業などを担当します。仕事に慣れてきたら調理の仕事も手伝うようになりますが、通常はそれほど高度な技術を必要としません。未経験者を歓迎している求人も少なくないほどで、料理が苦手な人でも始められる仕事です。

調理師との違い

厨房の仕事にどの程度の技量を要するかは飲食店の種類によっても異なり、ホテルのレストランや料亭のような高級店の場合は調理師免許を持つプロの料理人が在籍しています。調理師は誰でも簡単になれるというわけではなく、国家試験を受験するには飲食店の調理場で2年以上の実務経験が必要です。

調理師の就職先は飲食店に限らず、ホテルや旅館のような宿泊施設から学校・病院・介護施設に至るまで、料理を提供するさまざまな施設が活躍の場となっています。厨房のスタッフを募集している飲食店はファミリーレストランや回転寿司店・焼肉店・ラーメン店だけでなく、カフェやファストフード店・居酒屋などさまざまです。

すべての飲食店に調理師が在籍しているとは限りませんが、調理を担当する人が皿洗いや仕込み作業などに煩わされていては仕事の効率が悪くなってしまいます。店が混んでいて忙しいときなどに調理担当スタッフの負担を軽くする目的で、そうした雑務を分担するアルバイトが雇われているのです。

キッチンスタッフの仕事がきついと言われる理由

キッチンスタッフは学生のアルバイトだけでなく、会社員が副業の手段として働いている例も珍しくありません。会社に内緒でこっそりアルバイトの仕事をしたいという場合は、知り合いに見つかるリスクのあるホールスタッフは避けたいものです。その点で厨房スタッフは厨房に引っ込んでいる時間が長いだけに、店を訪れた客に見つかる恐れはほとんどありません。

副業禁止の会社で休日や夜間などを利用して働きながら収入を増やすには最適な仕事ですが、キッチンスタッフは「仕事がきつい」という声もあります。基本的に立ち仕事で業務用調理器具の中には重量のある鍋なども多く、思ったよりも体力を使うのが「きつい」と言われる理由の1つです。

調理は女性の方が得意なように思いがちですが、飲食店の厨房スタッフはむしろ男性の方が多いという特徴があります。それも体力的にきつい仕事ゆえの傾向で、特に店内が混んでいて注文が次々と入る時間帯は目が回るような忙しさです。女性の場合は体力的な負担が比較的軽く、接客の仕事が中心となる店内担当スタッフの方が向いています。

キッチンスタッフには体育会系が多い?

同じ飲食店バイトでもホールスタッフの仕事は接客が中心のせいか、どちらかと言うとコンビニのバイトに近い感覚があります。爽やかさや元気の良さが求められるホールスタッフに比べ、裏方を担当するキッチンスタッフの仕事は基本的に単調な作業の繰り返しです。皿洗いでも仕込み作業や盛り付け作業でもスピードが求められるだけに、仕事が遅いと先輩スタッフから怒鳴りつけられることも珍しくありません。

そういう意味で飲食店の厨房は体育会系の雰囲気もあり、店が混んでいて忙しい時間帯の厨房は殺気立ったような緊張感が漂います。体力面の厳しさもさることながら、そういう職場の空気が苦手なために辞めてしまう人も少なくありません。

特に人員が不足している店ではシフトを無理やり入れられたり、とても1人でこなしきれない仕事量を課せられたりする可能性もあります。時には注文客から理不尽なクレームが寄せられる場合も考えられることから、厨房スタッフのバイトは精神的にもある程度タフな人でないと長続きしにくい仕事なのです。

キッチンスタッフに向いている人

体力的にも精神的にもタフネスを求められるとなれば、キッチンスタッフのバイトはいかにも難しい仕事のように思いがちです。それも店によりけりの面があって、人員に余裕があって先輩スタッフに優しい人が多いような店なら負担もそれほど重くありません。

主に厨房を担当するスタッフは来店客と直接顔を合わせる必要がないだけに、接客が得意でない人に向いた仕事です。とは言ってもスタッフ同士で連携しながら厨房を回していくことになるため、基本的なコミュニケーションスキルは欠かせません。新入りのうちは挨拶なども徹底させ、先輩スタッフに礼を尽くしながら仕事を教わることになります。

どうしても体育会系の部活動を経験している人の方がそういう職場環境にも適応しやすく、スタッフの輪に溶け込むのも早いものです。一人で黙々と働くのが好きな人は厨房スタッフのアルバイトよりも、警備員バイトや清掃スタッフの方が向いていると言えます。

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コロナ禍でキッチンスタッフの仕事がなくなるリスクは?

新型コロナウイルスの感染拡大は飲食業界にも暗い影を落としており、緊急事態宣言が発令されていた頃には営業を自粛する店も相次ぎました。宣言解除後も完全には客足が元に戻ったわけではないため、新たな求人の募集を控えている店も多いと見られます。

飲食店で働いていたキッチンスタッフの中には急にシフトを減らされたり、仕事そのものがなくなってしまった人も少なくありません。飲食店バイトで生活費を稼いでいた学生の中には収入が途絶え、生活苦に陥る人が続出しています。

国が経済重視の方向に舵を切った現在では飲食店バイトの雇用情勢も最悪の状態を脱しつつありますが、今後もいつ緊急事態宣言が再発令されるかわかりません。これから厨房スタッフのバイトを始めようとする人は、急に仕事がなくなるリスクも想定した上で求人に応募する必要があります。

同様のリスクはイベント関係や観光業・エンタメ業界など、緊急事態宣言下では「不要不急」と見られてしまった業種で働いていたアルバイトでも避けられません。アフターコロナの時代の副業はリスクを分散する観点から見ても、在宅ワークや宅配関連など緊急事態宣言下でも需要があった仕事を選ぶのが無難です。飲食店バイトのような仕事を副業に選ぶ場合は、いつでも他に収入を得る手段に切り替えられるよう準備しておく必要があります。

キッチンスタッフの仕事内容まとめ

主に厨房まわりの雑務からスタートするキッチンスタッフは、料理が苦手な人や未経験の人でも始めやすいアルバイトの仕事です。高級レストランや料亭などと違って、ファミリーレストランやファストフード店・カフェなどの厨房スタッフは仕事の難易度もそれほど高くはありません。居酒屋や回転寿司店・焼肉店などのキッチンスタッフも含め、アルバイトが担当すべき雑務は山のようにあります。

飲食店は数が非常に多くアルバイトの求人も豊富なだけに、手っ取り早くお金を稼ぐにはもってこいの仕事です。体力に自信があってコミュニケーション能力にも問題がなければ、キッチンスタッフは学生アルバイトとして有力な選択肢の1つに数えられます。

学生でなくても厨房で働くことは十分に可能ですので、収入が不足しがちな会社員や主婦にとっても副業の手段として検討に値します。仕事を通じて料理のスキルが自然と身につき、実生活でもいろいろ役に立つようになるというメリットも見逃せません。

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