仕分けバイトがきついと言われる理由とは?倉庫と郵便局に分けて解説

副業

アルバイトの募集を探していると、倉庫や郵便局などで募集している「仕分け作業」の求人が多く見つかります。仕分けバイトは軽作業の1つに数えられますが、そのわりに仕事が「きつい」という人も少なくありません。経験不問で覚えやすい仕事だけに、本当にきついのかどうか気になるところです。

仕分けバイトの仕事がどれだけきついのか、倉庫や物流センターと郵便局とに分けて実態を調査してみました。単調になりやすい仕分け作業でミスを防ぐコツについても、記事の後半で詳しく解説します。

なお仕分け作業も含めた軽作業バイト全般については、以下の記事で解説しておきました。

軽作業バイトは意外ときつい?主な仕事内容と求人を探すコツを解説
倉庫や工場などで求人を募集している軽作業のバイトは女性に人気を集めていますが、仕事が意外に「きつい」という声も少なくありません。主婦の副業に向いているはずの軽作業バイトがきついと言われる理由について、仕事内容や面接対策と合わせて解説します。

仕分けバイトとはどんな仕事?

はてなマーク

一般に「仕分け」と言えば、商品などを性質や用途によって分類・区分する作業を意味します。家庭においても夏物の衣類や冬物の衣類を箱やケースにまとめて収納したりしていますが、仕事用語で言う仕分けもそれと似たような作業です。

物流会社や宅配業者・メーカー工場の倉庫だけでなく、卸業者や小売業者の物流センターでも仕分けバイトを随時募集しています。全国各地の郵便局でも郵便物やゆうパックなどを扱う仕分けバイトが募集されますが、特に年末には年賀状の仕分け作業で大量の人員が必要です。それぞれ扱う荷物の種類や仕事内容が違ってきますので、倉庫・物流センターと郵便局に分けて仕事の概要を解説していきします。

倉庫や物流センターの仕分け作業

物流会社や小売業者の倉庫には、毎日大量の荷物が入荷します。入荷した荷物は倉庫にいったん保管され、注文に応じて取り出された荷物を配送先に向けて出荷する仕組みです。出荷の際には注文通りの品を迅速に集める必要があるため、入荷時にわかりやすいように分類整理して倉庫内に格納します。出荷時にはトラックに積み込みやすよう、配送先ごとに荷物を分類してまとめておく仕分け作業も必要です。

倉庫や物流センターでの仕分け作業と言えば通常は後者を意味しますが、前者の格納作業も仕分けの仕事に含まれる場合があります。最近は仕分け作業を効率化するために、ベルトコンベアやハンディ端末を導入している職場も少なくありません。

郵便局の仕分け作業

全国各地の郵便局では、年末になると年賀状の仕分け作業を行うアルバイトが大量に採用されます。郵便局での仕分け作業には郵便物を扱う仕事と荷物を扱う仕事の2種類がありますが、年賀状を投函する時期には通常より多くの人手が必要になるからです。

ポストから集められた郵便物は宛先がバラバラの状態となっているため、郵便番号や住所ごとに分類して振り分ける作業が欠かせません。年賀状の仕分け作業ではまず年賀状とそれ以外の郵便物に分け、市区町村や番地ごとに分けたはがきを専用の仕分け棚に入れていきます。最終的には宛先ごとに分けられた年賀状の束を輪ゴムで束ね、配達しやすいようにお膳立てするのが仕分け作業の大まかな流れです。

郵便局の仕分け作業

年末の繁忙期には大量の年賀状を短時間で処理しなければならないため、複数の人員が手分けをしながら郵便局で作業に従事します。最近は宛先を機械で自動的に読み取るケースも増えていますが、機械で読み取れなかった年賀状は人の手で仕分けなければなりません。郵便物を大きな機械にかける作業は主に社員が担当し、手作業の仕分けはアルバイトに任せるのが一般的です。

郵便局では年末年始の年賀状シーズン以外にも、通年で仕分けバイトの求人が募集されるケースがあります。ゆうパックなど荷物の仕分け作業に配属された場合は、倉庫の仕分けバイトと似たような仕事内容です。

仕分けバイトの時給相場

時計を持つ女性とお金

アルバイト求人サイトのタウンワークが2020年2月に集計したデータによると、仕分けのアルバイト・パートの平均時給は東京都で1,236円です。都道府県によって平均時給に格差も見られ、最も低い県は時給の平均が820円に下がります。低い県は当時の最低賃金に近い水準ですが、東京都の場合は最低賃金より200円以上高い金額です。

仕分けバイトは難易度が高くない軽作業でありながら、時給は高めという点が人気の一因となっています。特に倉庫の仕分けバイトは時給1,200円から1,300円という求人が多く、中には1,400円から1,500円という高時給の求人も見られます。倉庫や物流センターは24時間稼働しているところも少なくないため、深夜のシフトに入れば1.25倍以上の割増賃金で効率的に稼ぐことも可能です。

仕分けバイトの仕事をするには物流センターなどの運営会社で募集している求人に直接応募する方法と、派遣会社に登録した上で倉庫などに派遣される方法の2通りがあります。派遣だと勤務先を自分で選べないのが普通ですが、時給は派遣の方が全般に高めの水準です。

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郵便局で年末年始に大量募集している年賀状仕分けバイトの時給も、地域によって金額が違ってきます。東京都の郵便局は時給1,000円前後が平均的な相場ですが、地方の郵便局では時給800円という例もありました。高校生にもできる簡単な仕事という位置づけのせいか、倉庫や物流センターの仕分けバイトより時給も低めに設定されている状況です。

仕分けバイトのメリットとデメリット

他のアルバイトの仕事と比べた場合、仕分けバイトにはメリットもあればデメリットもあります。それらはピッキングや検品・梱包・シール貼りなど、他の軽作業バイトと共通する部分も少なくありません。仕分け作業ならではのメリットやデメリットも数えられますので、以下にそれぞれの概要を紹介しておきます。

仕分けバイトのメリット
  • 特別なスキルや資格・経験がなくてもできる仕事
  • 働く時間帯を柔軟に選びやすい
  • 難易度が高くない仕事のわりに時給が高め
  • 深夜のシフトに入れば割増賃金で効率的に稼げる
  • 勤務先によっては日払いや週払いで給料をもらえる
  • 接客したりする必要がなく黙々と作業に専念できる
仕分けバイトのデメリット
  • 仕分け作業はミスが許されないため集中力が必要
  • 繁忙期は作業に追われ、職場の雰囲気も殺伐となりがち
  • スキルが身につく仕事ではないため、モチベーションを維持するのが難しい
  • 倉庫や物流センターの仕分け作業は重い荷物を扱う可能性もある
  • 基本的に立ち仕事で体力を結構使う
  • 暑さや寒さなど極端な温度にさらされがち
  • 単純作業の繰り返しで飽きやすい

デメリットの中でも後半の部分は仕分けバイトが「きつい」と言われる理由にも関わってきますので、そのへんを次節以降で詳しく解説します。

仕分け作業がきついと言われる理由

ここからが今回の記事の本題です。以上で紹介したような仕分け作業は「軽作業」に分類されているわりに、仕事が「きつい」と言っている経験者が少なくありません。「きつい」と感じられる理由は人によってさまざまで、体力的にきついという人もいれば、精神的な意味できついと言っている人もいるはずです。倉庫と郵便局では同じ仕分けバイトでも仕事内容や職場環境が違ってきますので、それぞれに分けて仕事が「きつい」理由を探ってみました。

倉庫の仕分け作業できついところ

仕分け作業が「きつい」と感じる理由で最も多いのは、重い荷物を扱ったりして体力的な負担が大きいケースです。倉庫や物流センターで仕分け作業に従事する際には、どうしても重量のある荷物を扱う可能性が出てきます。

特に大型の家電製品や家具類、ケース単位で出荷される飲料などは、仕分け作業で体力を要する商品です。アパレルメーカーや文房具メーカーなど軽い商品を扱う工場であれば、倉庫の仕分け作業でも体力的な負担はそれほど大きくありません。

仕分けバイトはピッキングや検品・梱包作業など他の倉庫系バイトと同じように、「軽作業」として求人が募集されるのが一般的です。この場合の軽作業は必ずしも体力的な負担が軽いという意味ではありませんので、求人に応募する際にはどういう商品を扱う仕事なのか事前に確認することをおすすめします。

疲れてソファに横たわる女性

仕分け作業が「きつい」と言われる理由の1つとして、基本的に立ち仕事で足腰に負担がかかるという点も見過ごせません。この点では「適度な運動になる」と考える人もいますが、立ち仕事に慣れていない人は体力が消耗しやすくなります。

仕分けに限らず、倉庫の仕事は空調の効いていない場所で長時間作業を行うことが珍しくありません。夏は暑く冬は寒いという点でも、体力面で「きつい」と感じられる要素の1つです。

特に要冷蔵や要冷凍の食品を扱う倉庫や物流センターでは、夏でも低温下での作業を強いられます。防寒具を着用しての作業となりますが、冷え性の人は携帯用カイロなどで二重三重の防寒対策が欠かせません。

最近はベルトコンベアを導入して作業を徹底的に効率化している倉庫や物流センターが増えているだけに、仕分け作業がどうしても単調になりがちです。ルールさえ覚えればスキルや経験不要で誰でもできるのがこの仕事のメリットとは言え、同じような作業が延々と続くと飽きてしまいます。それでいて集中力を保っていなければならない仕事のため、単純労働に向いていない人は精神的にも苦痛を感じやすくなってしまうのです。

郵便局の仕分け作業できついところ

荷物を扱う倉庫や物流センターの仕分け作業は、以上のような理由で体力的にきつい面のある仕事でした。郵便局で年賀状など郵便物を扱う仕分け作業なら、重い荷物を扱う必要がないので体力的にはそれほどきつくないはずです。

それでも郵便局で実際に仕分けバイトを経験した人の中には、「結構きつい仕事だった」と言っている人も少なくありません。倉庫の仕分けバイトと違って扱う荷物は軽いとは言え、立ち仕事を担当になれば同じような苦労が考えられます。

肩が凝っている女性

郵便局の仕分けバイトで座ってできるのは消印を押す係などに限られ、ほとんどの作業は基本的に立ち仕事です。途中で休憩時間も与えられるとは言え、作業中はずっと立ちっぱなしで歩き回っていなければなりません。

作業そのものはそれほど難しくありませんが、仕分けミスをしないように絶えず集中している必要があります。郵便番号や宛先を見て仕分け棚に収納していく作業が延々と続くだけに目が疲れやすく、長時間の作業で手や首・肩・腰が痛くなったという人も少なくありません。

倉庫での仕分け作業と同様に年賀状の仕分けも同じような作業の繰り返しだけに、単純労働の苦手な人は精神的にも「きつい」とを感じやすい仕事です。郵便局の仕分けバイトでもゆうパックを扱う仕事は、倉庫の仕分け作業と同じ理由で体力的に負担がかかってきます。

仕分けバイトは女性でもできる?

ガッツポーズをする主婦

年賀状の仕分けバイトはともかくとして、倉庫や物流センターの仕分けバイトは重い荷物を扱う可能性がある仕事です。男性よりも体力面で不利な女性には不向きな仕事と思いがちですが、倉庫で働く仕分けスタッフの中には女性も少なくありません。

物流センターの仕分けバイトも含め、男性と女性で扱う荷物を分担している例も多く見られます。同じ職場の仕分け担当に男性スタッフがいる場合には、女性スタッフは軽い荷物だけを担当するように配慮してもらえるのが普通です。

基本的に立ち仕事で暑さ寒さへの適応力が求められる点では、男性でも女性でも体力的な負担はそれほど変わりありません。郵便局の年賀状仕分けバイトは重い荷物を持ったりする必要がないせいか、女性の方が圧倒的に多いくらいです。単純労働を「きつい」と感じるかどうかという点でも、性差よりはその人の性格に左右されます。

以上のような点を総合すると、よほど重量のある荷物を扱う倉庫でもない限り、仕分けバイトは女性にも十分にできる仕事です。むしろ単純労働に向いていない人は、体力に自信がある男性でもこの仕事が長続きしません。

仕分けバイトは高校生でも可能?

初心者マークを持つ女子高生

郵便局で年末年始に大量採用されている年賀状仕分けバイトは、高校生の間でも定番のアルバイトとなっています。作業そのものはそれほど難しくないため、他にアルバイトの経験がない高校生でもできる仕事です。

仕事が忙しい日は残業を打診される場合もありますが、必ず引き受けなければならないというわけではありません。高校生でも問題なく働ける範囲の時間帯で仕事が終わるように配慮してくれますので、郵便局の仕分けバイトなら安心して応募できます。

倉庫や物流センターで募集している仕分けバイトになると、高校生でも応募が可能な求人は数が限られます。「21時40分まで」などと勤務時間に制限を設ける形で「高校生OK」の仕分けバイトに応募する際にも、保護者や学校の承認が必要なケースが大半です。

仕分けバイトの服装

仕分け作業を含めた軽作業バイトの仕事は、服装やヘアスタイルなどの自由度が比較的高いという点もメリットの1つです。コンビニバイトや飲食店のホールスタッフなどと違って接客を伴う仕事ではないため、女性の場合は化粧なしで出勤しても構いません。

露出の多すぎる服装は仕事がやりにくくなるので避けるべきですが、派手なヘアカラーやカジュアルな服装でも働けるという点は軽作業バイトのメリットです。職場によっては服装などにルールを設けているところもありますので、求人に応募する際に確認しておくといいでしょう。

仕分け作業のミスを防ぐコツ

倉庫や郵便局の仕分け作業は決して難しい仕事ではありませんが、ミスが許されないだけに作業中は集中力が求められます。うっかり仕分けミスをしてしまうと配達先に間違った荷物や郵便物が届いてしまい、会社の信頼も損なってしまうからです。

仕分け作業でミスをしてしまう原因には、大きく分けて2つのパターンがあります。1つは初心者にありがちなミスで、作業の要領をよく理解していないために商品の仕分け先を間違えてしまうパターンです。もう1つのパターンはちょっとした不注意から間違えるパターンで、仕分け作業に慣れてきた人が犯しやすくなります。

仕分けの現場では繁忙期になればなるほどスピードが求められるため、初心者は周りの人についていくのに必死です。仕分けのスピードを優先させようとするあまり、肝心の正確さが犠牲になっては元も子もありません。仕分け作業の優先順位はあくまでも正確さが第一で、確実に仕分けができるようになってからスピードアップするのが正しい順序です。

初心者マークを持つ女性

仕事の数をこなしていけばスピードと正確性を両立できるようになってきますが、ちょっと慣れてきた頃が一番危ないのは車の運転と変わりありません。無意識のうちにスピードを優先させようとしている自分にブレーキをかけ、確実に仕分けをするという基本を忘れないようにするのがミスを防ぐコツです。

仕分け作業を体で覚える頃には、特に意識しなくてもスピードアップできるようになります。作業の正確性の方は絶えず意識していないと、凡ミスを完全に防ぎきれません。

言ってみれば当たり前のことですが、何度も同じミスを犯す人は忙しい雰囲気に流されて初心を忘れがちです。仕分けミスが発生すれば最初から全部やり直しになり、二度手間になって余計な時間を食ってしまいます。忙しいときこそ初心に帰り、正確さを心がけながら作業に集中するのが仕分けミスを防ぐための心得です。

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まとめ

ベルトコンベアに載せられた荷物

仕分けバイトは倉庫や物流センター・郵便局などで求人が募集されていますが、荷物を扱うのか郵便物を扱うのかによって仕事内容や体力的な負担が違ってきます。倉庫の仕分けバイトは重い荷物を扱う可能性もあるため、どちらかと言えば体力に自信のある人に向いた仕事です。

体力にあまり自信のない人が重い荷物の仕分けを任されると、「仕事がきつい」と感じられることになります。年賀状の仕分けバイトなら重い荷物を扱う必要はありませんが、基本的に立ち仕事で目や手も酷使しがちです。

どちらも同じような作業を延々と続けることになるため、単純労働が苦手な人は精神的にきついと感じる可能性があります。仕分け作業に慣れてくれば疲れにくくなり、肉体的な苦痛も精神的な苦痛もそれほど意識しなくなるはずです。

ちょっと慣れてきた頃が一番ミスをしやすい時期ですので、仕事がきついと感じなくなっても油断はできません。その時期をうまく乗り切れれば、「きつい」と言われる仕分けバイトの仕事も長続きできるようになります。

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