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ブランド買取で損をしないコツとは?偽物と疑われてしまう理由も解説

箱に入ったルイ・ヴィトンのバッグ お金
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自粛生活を強いられる中で経済的な不安に直面した人が増えているせいか、最近はブランド品や貴金属類を買取に出してお金に換えようという動きが広がっています。アベノミクス景気で世の中にお金が回っていた頃は、高級ブランドバッグや腕時計・ジュエリー製品のような高価な品々もよく売れていました。コロナ禍で景気が失速すると状況は一変し、大量のブランド品を持つだけの経済的余裕がなくなったという人が増えているのです。

羽振りが良かった頃に購入したブランド品を売って生活費の足しにしようとする「コロナ断捨離」の動きは、2011年に見られた現象とも似ています。東日本大震災で世の中の様相が大きく変わった結果、バブル期に購入したルイ・ヴィトンのバッグを手放して現金に換えようとする人が続出したのです。シャネルやエルメスなども含めた高級ブランド品は万単位のお金に変わる例も珍しくないだけに、使わなくなったバッグや財布・時計などを買取に出せば結構な臨時収入になります。

ただしブランド品の買取金額は店によっても差が出やすいため、店の選び方を間違うと大損をする羽目になりかねません。ブラックボックスになりがちなブランド品買取で損をしないために知っておきたい基礎知識について、少しでも高く売る・ポイントをまとめてみました。ブランド買取でどうしても避けられない偽物対策に関する業界の動向も、記事の後半で詳しく解説します。

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ブランド買取で店ごとに査定額の差が出る理由

お金と電卓と虫眼鏡

万単位の札束が行き交うブランド買取の現場は人々の好奇心を刺激しやすいせいか、テレビの情報番組でもたびたび取り上げられてきました。高級ブランドバッグ数点を買取に出して数十万円ゲットというような華々しい成果を得る人がいる一方で、二束三文に買い叩かれたという結果に落胆する人も少なくありません。

後者のような例はテレビ番組でもあまり取り上げられないだけに、ブランド品はどの店で買取してもらっても高値で売れるように思いがちです。実際には買取を行う店によって査定額にはかなりの差が見られ、ある店で「買取不可」と言われた品が別の店では結構な値段で売れたという例もよくあります。あらゆる中古品買取ジャンルの中でもブランド品は特に店舗間で金額の差が大きく、査定額が万単位で違ってくる場合も珍しくありません。

店によって得意分野が異なるというのも1つの理由ですが、買取した商品をどのように売りさばいているかという点が査定額を大きく左右します。自社店舗でブランド品を安く売っている店は買取価格もシビアになりがちですが、それなりの価格で売っている店であれば高価買取も十分に可能です。

ブランド品を査定する際には、ブランドの持つ価値を正確に鑑定する必要もあります。他の店より買取価格の高い店舗では確かな鑑識眼を持つバイヤーが査定を担当しているため、鑑定に自信がない店の担当者より高い査定額を提示できるのです。

ブランド買取で損をするパターン

バッグを前に虫眼鏡を持って困った顔をしている女性

ブランド品は一般のリサイクルショップでも買取は可能ですが、多種多様な中古品を扱うような店ではブランド価値よりも商品の状態が重視されます。新品に近い美品ほど高値で売れるとは言え、ブランド価値を必要以上に高く評価して査定額に反映させることはありません。

ブランド品を専門に買取している店でも商品の状態によって査定額は変わってきますが、ブランド価値の評価が買取価格に大きく影響するという点で異なります。商品の状態さえ良ければ、リサイクルショップでは絶対に出ないような高値が提示される例も珍しくりません。

そうした事実を知らずに普通のリサイクルショップへ高級ブランド品を持ち込み、本来の価値から見れば不当なほどの安値で売ってしまうのは損をする典型的なパターンです。地方に住んでいて近くにブランド品専門の買取店舗がないという人でも、宅配買取や出張買取を申し込めば店に足を運ばなくても査定してもらえます。

ブランド品専門の買取店舗は自社でメンテナンスを行っている例が多く、少しぐらいの傷なら修復する技術を持っています。そういう店ではたとえボロボロのブランドバッグでも、ルイ・ヴィトンやエルメス、シャネル製品であれば査定額が0円ということはありません。一般のリサイクルショップで買取を依頼した場合、目立つような傷や汚れがあれば高級ブランドであっても値段がつかないことがあります。

ブランド品を少しでも高く売るコツ

ブランドバッグを肩に掛けてお金を持つ女性

買取価格は店の在庫状況によっても変動し、在庫がない商品は高価買取の対象です。ブランド品買取を行う店の間でも査定額に差が見られるのは、店ごとに在庫状況や売れ筋商品が違うという理由によります。店に在庫がある商品でも出せば確実に売れるという計算が立つほどの人気商品なら、バイヤーが放っておきません。

そうした点を考慮せずに1つの店だけで査定を済ませてしまうのも、ブランド品買取で損をするパターンの1つです。他の店に査定してもらえばもっと高値を提示される可能性がありますので、複数店舗に査定してもらった上で金額を比較してみるといいでしょう。

ブランド品を少しでも高く売るためにはギャランティカードや保証書・箱・袋など、新品で購入したときについてきた付属品を揃えて買取に出すのが基本中の基本です。買取に出す前には柔らかい布を使って汚れを拭き取り、バッグや財布はハンディクリーナーなどを使って内部のホコリも吸い取っておくといいでしょう。香水などのにおいは風通しの良い場所に1日でも干しておけばほとんど取れますが、取りきれない場合は消臭剤も試してみる価値があります。

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偽物のブランド品が買取できない理由

偽物のイメージ

高級ブランドのバッグは素材や縫製もしっかりしていますが、それだけでは新品で何十万円もする理由にはなりません。他社製品にはないおしゃれなデザインやブランド価値が備わっているからこそ、高額でも購入する人が跡を絶たないとも言えます。

そうしたブランド価値は独り歩きし、ブランド信仰とも呼ばれる狂熱的な現象を生み出してきました。デザインや商標が備わっているだけで万単位の価値が生じるとなれば、形だけ模倣して一儲けしようとする偽ブランド品も出てきます。

以前の偽ブランド品は作りも粗悪ですぐに見分けがつきましたが、最近はプロの鑑定士でも容易には見抜けないほど巧妙に作られた偽物も珍しくありません。だからと言って偽物は本物と同じ価値があるわけではなく、偽ブランド品と見抜かれてしまえば市場価値はゼロです。

偽物とわかっていながら商品を販売した場合には、商標権の侵害や詐欺罪に問われる可能性が出てきます。そうなると買取を行った店舗にも累が及び、営業停止処分を食らうことにもつながりかねません。店の信用にも傷がついてしまうことから、ブランド品専門の買取店舗はもちろん一般のリサイクルショップでも偽ブランド品には神経を尖らせているのです。

「買取不可」と言われたら偽物の証拠?

コピーかオリジナルか

リサイクルショップよりも高値で売れるブランド品専門の買取店舗に査定を依頼したのに、「買取不可」と言われてしまうこともよくあります。査定を依頼した品の状態が悪く傷やシミが目立ったり、発売から10年以上も経つ古い品だったりする場合はまだ諦めもつくものです。

目立つような汚れもない美品で発売から数年しか経っていないにも関わらず「買取不可」と言われた場合には、偽ブランド品だと疑われた可能性もあります。極めて巧妙に作られた偽物は本物と見分けがつきにくいため、ブランド品を専門に扱う買取店にとっても鑑定士泣かせの品です。長年の勘で違和感を覚えた場合は、間違いなく偽物だと断定できなくても買取を断ることがよくあります。

明らかに偽物だと鑑定された場合も含め、買取店舗の側では「買取不可」の理由をはっきり明かすことはありません。真贋の判定ができるのは製造元のブランドや、ブランドから鑑定を委託された業者に限られます。偽物を鑑定する権限を持たない買取店舗では、ただ単に「買取不可」という事実を伝えるだけしかできないのです。

とは言えブランド品は在庫過多など別の理由でも買取できない場合がありますので、「買取不可」に査定されたからと言って必ずしも偽物だとは限りません。複数の店で査定を受けた結果がすべて「買取不可」であれば、何らかの理由で偽物と疑われた可能性が高くなります。

メルカリがブランド品の出品に厳しくなった理由

ブランド品を売ってお金に換えるもう1つの手段としては、ネットオークションやフリマアプリを使って個人相手に販売するという手もあります。このやり方なら買取店舗に査定を依頼するより高値で売れる可能性もありますが、出品価格が高額になりがちな高級ブランドの個人間取引には何かとトラブルも付きものです。

実際にメルカリでは偽ブランド品の出品が相次いでトラブルが続出したため、運営側が対策に乗り出しました。現在では少しでも疑わしい点があればブランド品の出品そのものが削除されるようになっており、自分では本物のつもりでも出品するのが難しくなっているのが現状です。

メルカリにブランド品を出品するには本物であることを証明するための保証書や、購入レシートなどの写真を掲載する必要があります。購入者によってはシリアル番号やロゴの写真が求められる場合もあり、入手ルートを説明するなどして相手の不安を解消させなければなりません。

逆に本物を出品して購入された後で、相手から「専門業者に鑑定したもらったら偽物だったので、返品したい」などと連絡が来る場合もあります。返品に応じたところ、送られてきたのは自分が送ったものとは明らかに違う偽物だったというすり替え詐欺の事例もありました。すでに取引がキャンセルになっていたためメルカリの運営側は介入できず、相手とも連絡がつかなくなって泣き寝入りとなってしまった被害の例です。

このようにメルカリでは偽物の出品で購入者が騙されるだけでなく、本物を出品した人までがすり替え詐欺で商品を騙し取られる被害が発生しています。メルカリ側でも株式上場に伴って社会的責任が増したことから、ブランド品の出品には厳しすぎるくらいに監視の目を光らせているのです。

ブランド買取で損をしないコツまとめ

ブランドバッグ

メルカリの例でも示されたように、取引価格が万単位に及ぶブランド品は売る方も買う方も慎重にならざるを得ません。個人間で高価なブランド品を売り買いするのはトラブルのリスクが高いことから、安心して取引できるプロの買取業者が見直されてきているとも言えます。もちろん買取業者の中にも悪質な業者が紛れ込んでいる可能性はありますので、買取を依頼する際には事前に評判や実績を調べてから利用するのが基本です。

中古であれ新品であれ、ブランド品の価格に占めるブランド価値の割合は非常に高いものがあります。人々は知名度の高い商標の価値に対してお金を払っているとも言えるだけに、商品のブランド価値をどう評価するかが買取業者にとっての腕の見せどころです。

何でも扱っているリサイクルショップなどと違って専門の買取業者はブランド品ばかり数多く取り扱ってきたため、本物と偽物の違いを見抜く確かな鑑識力を備えています。そういう店舗はブランド品を相応の価格で売りさばく安定した販路とともに、商品ランクを上げるためのメンテナンス技術も持ち合わせています。ブランド品の買取で損をしないためには、そうした背景を持っていてブランド価値を正当に評価できる店を見つけることが重要になってくるのです。

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