当ブログではこれまでに、家から一歩も外へ出ないでお金を稼げる副業を数多く取り上げてきました。筆者自身も在宅で収入を得る手段をいろいろと試してみて、稼げる副業と思ったほど稼げない副業の違いがわかるようになってきています。
副業を始めて収入を増やしたいけれど、外へ働きに出るのは難しいという人も少なくないはずです。一部で例外はありますが、オンライン秘書やオンラインアシスタントと呼ばれる仕事なら働く場所や時間の制約がありません。どちらもパソコンを使ってオンラインでする仕事だけに、在宅で収入を得る副業になり得ます。
そこで今回は在宅ワークの王道とも言えるオンライン秘書の仕事内容と、仕事を探せるサイトについて情報をまとめてみました。オンラインアシスタントの仕事でどれくらい稼げるのか、金額の目安も記事の後半で詳しく解説します。
オンライン秘書(アシスタント)を副業にするには?
オンライン秘書とオンラインアシスタントは、ほぼ同じ意味を示す求人用語として使われています。どちらも企業や個人事業主などの依頼主に代わって、主にパソコンを使った事務の作業を行う代行の仕事です。
社長秘書や議員秘書などと違って、オンライン秘書の仕事をするのに出社する必要はありません。インターネット回線を通じて仕事ができる仕組みですので、通信環境が整っていれば自宅で働くことも可能です。
オンライン秘書の仕事を本業にしている人もいますが、副業のスタイルでも働けないことはありません。指定された納期を守っていれば、仕事をする時間帯は自分で自由に決められる案件が大半です。
子育てや介護などの事情があって外へ働きに出られない人であっても、オンライン秘書の仕事なら在宅で収入を得られるようになります。土日や夜間に仕事ができる案件が少なくないだけに、オンライン秘書は会社員の副業としても人気の仕事です。記事の後半で紹介する仕事マッチングサイトに登録すれば、経理や事務などオンラインアシスタントの仕事を探せるようになります。
オンライン秘書を副業にするメリット・デメリット
副業の手段になる仕事にはいろいろな種類がありますが、その中からオンライン秘書を選んだ場合はどのようなメリットがあるのでしょうか?
最大のメリットは、やはり在宅で仕事が完結するという点です。オンライン秘書を募集している求人の多くは、出社する必要がありません。子育て中の主婦でも在宅で収入が得られるようになるため、オンライン秘書は結婚後も続けやすい仕事です。時間に融通がきく案件が多く好きな時間帯に働けるという点も、メリットの1つに数えられます。
後述するように、オンライン秘書には未経験でも応募が可能な求人が少なくありません。在宅ワークを通じて事務関係の仕事スキルが身につくため、キャリアアップにつながるという点も見逃せないメリットの1つです。
どのような仕事でも、メリットがあればデメリットもあります。メリットだらけのように見えるオンライン秘書も例外ではありません。
同じ会社や個人事業主から継続的に依頼を受ければ、安定収入につながる一方で縛りが生じます。単発の仕事をスポット的にこなす案件の方が、気軽に受注しやすいものです。この場合は仕事があったりなかったりして、稼げる月と稼げない月で収入が安定しない結果となります。
出社して働く事務職の場合は、仕事に使うパソコンや事務機器などを会社側で用意するのが普通です。在宅で働くオンライン秘書はそうもいかず、仕事をする環境を自分で整える必要があります。パソコンのスペックや通信速度などを指定される場合もありますので、ゼロから環境整備するにはハードルが高めかもしれません。
オンライン秘書の仕事内容
社長秘書や議員秘書は、多忙な要人に代わってさまざまな業務をこなしています。企業や個人事業主から依頼されるオンライン秘書の仕事内容も、クライアントによってさまざまです。
経理や総務などハックオフィス系の仕事を依頼されるケースが多いですが、Webサイトの運営を任されたり、翻訳の仕事を依頼されたりする場合もあります。オンラインサロンやオンラインスクールのバックオフィス業務も含め、オンライン秘書の仕事内容は多種多様です。
何から何までひとりで全部こなさなければならないわけではありませんが、依頼される可能性のある仕事については知っておいた方がいいでしょう。以下にオンライン秘書の代表的な仕事を紹介しておきます。
経理の仕事
オンライン秘書やオンラインアシスタントの仕事募集で最も多いのは、会社のオフィスだと経理部で担当するような業務です。最近は経理担当の社員を雇わず、給与計算などの仕事を外注で済ませる企業が増えています。そうした時代の変化を受けて、経理代行や記帳代行を専門とするサービスが人気を集めているほどです。
副業のオンライン秘書として働こうとする場合でも、以下のような経理関係の仕事は求人数が多くなっています。
- 給与計算
- 伝票管理
- 売掛金・買掛金管理
- 各種支払・振込管理
- 経費精算
- 年末調整など税務関係の仕事
子育て中の主婦でも「結婚前は経理の仕事をしていました」という人は、オンライン秘書の仕事を探しやすい立場にあります。
事務関連の仕事
事務職の仕事内容には、経理以外にもさまざまな雑務が含まれます。電話に出たり来客に対応したりするような窓口業務も、事務職が担当している仕事の1つです。オンライン秘書でも電話代行などの窓口業務を行うケースはありますが、オンラインで対応できる事務には以下のような例が挙げられます。
- 会議資料などの資料作成
- 見積書・納品書などの書類作成
- 電子化された書類のファイリング
- データ入力・文字起こし
- リサーチ業務
こうした業務を一括で引き受ける案件もあれば、特定の業務だけをスポット的に受注する案件もあります。経理関係の仕事よりは難易度が全般に低めですので、スキルに自信がない人でも対応しやすい仕事です。
秘書業務
一般に「秘書」と言えば、議員や社長などをサポートする仕事が想像されます。アポイント管理などの秘書業務を必要とするのは、多忙な要人に限りません。オンライン秘書の求人サイトを通じて、個人事業主や企業から依頼される可能性があります。具体的には以下のような仕事です。
- スケジュール管理
- 電話やメールへの対応
- プロジェクトの進行を管理するディレクション業務
- 交通機関やホテルなどの手配
- 会議室やレストランなどの予約
いずれも細々とした対応が求められてきますので、クライアントとこまめに連絡が取れる人に向いた仕事です。
Web関連の仕事
オンライン秘書の仕事はバックオフィス系の業務が中心ですが、Web関連の仕事を任せたいという依頼主も少なくありません。ホームページ制作会社のような専門業者に依頼すると、費用が高額になりがちです。個人で登録している外部の人材を利用することで、費用を節約できるというクライアント側のメリットがあります。
本業の会社でWeb関連の仕事をしている人や、結婚前に担当していた経験を持つ人は、そうした案件を受注して稼ぐチャンスです。オンライン秘書の案件サイトで募集されているWeb関連の仕事には、以下のような例があります。
- Webサイト制作
- SNS運用
- バナー制作
- ECサイト運用
- コーディング業務
- ライティング業務
この中で「ライティング業務」というのは、ブログ記事作成やECサイトの商品紹介文など文章を書く仕事です。個人でブログやSNSを運営している人なら、Web関連の専門知識がなくても対応できる可能性があります。
その他の業務
一口にオンライン秘書と言っても、仕事内容は必ずしも決まっていません。パソコンを使ってオンラインでできる範囲内であれば、他にもさまざまな仕事を依頼される可能性があります。
実際にオンライン秘書の案件サイトで募集されているその他の業務は以下の通りです。
- イベントの企画や運営
- プラットフォームの管理
- メンバー管理
- チラシ作成
- マーケティング関連の業務
- レポートの提出
- 翻訳の仕事
本来は専門のクリエイターに依頼すべき仕事であっても、簡単な作業であればオンライン秘書が任されるというケースがあります。以下のような仕事の例です。
- イラスト制作
- パンフレットなどのデザイン制作
- 画像加工
- 動画編集
必ずしも専門的なスキルが求められるわけではありませんが、イラストやデザインなどの得意分野を持っていれば仕事を受注しやすくなります。
オンライン秘書に必要なスキルや資格
オンライン秘書を募集しているサイトの中には、未経験の人でも仕事ができるように紹介しているところも見かけます。実際に募集されている仕事を見ると、専門知識が必要そうな案件も少なくありません。この仕事を始めるに当たっては、どのようなスキルが求められるのでしょうか?
この点では仕事を募集しているサイトによって対応が異なり、経理などの実務経験が必要という例もあります。扱う案件によっても求められるスキルが違ってくるため、オンライン秘書になるのに何が必要なのか一概には言えないようです。
オンライン秘書のデメリットとして、仕事をする環境を自分で整えなければならないという点は前述しました。オフィスに出社して働くのと同じように、在宅でもスマホではなくパソコンを使って作業を行うのが一般的です。Zoomなどを使って依頼主とやり取りする場合もありますので、光回線など高速な通信環境が推奨されます。
したがってオンライン秘書の仕事をするのに、パソコンとインターネット回線は必須の条件です。それも「インターネットにつながっているパソコンさえあれば、オンライン秘書の仕事をするのに十分」というわけでありません。事務系の仕事でパソコンを使いこなせるだけのスキルも必要です。
オンライン秘書になるとExcelやPowerPointなどのオフィスソフトを操作しながら、さまざまな事務の仕事を行うことになります。GogleドライブやGoogleドキュメント・Googleスプレッドシート・GmailなどGoogleのサービスを使いこなせる人なら、たいていの仕事には対応できるはずです。
仕事の依頼主と連絡を取り合う際には、ZoomやChatwork・Slackなどのコミュニケーションツールを利用します。在宅の仕事であっても報連相の基本や、「納期を守る」などのビジネスマナーはオフィスの仕事と変わりありません。したがってオンライン秘書の仕事をするには、ある程度のコミュニケーション能力も必要になってきます。
特別な資格や経験がなければ、オンライン秘書に採用されないということはありません。以下のような資格や経験を持っている人は、選考で有利に働く可能性もあります。
- 簿記
- 秘書検定
- MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
- 経理関係の実務経験
チームの一員として働く場合でも、オンライン秘書は基本的にひとりで作業を行う仕事です。オフィスに出社する仕事と違って、わからないことは自分で調べて解決する能力が求められます。
オンライン秘書の仕事を探せるサイト
オンライン秘書の仕事をしている人の中には、SNSやブログで情報発信して仕事の受注につなげている人もいます。仕事を直接受注すれば報酬の全額が自分の収入となり、効率的に稼げるようになるからです。
ただしこのやり方だと、最初の仕事を受注するまでにかなりの時間と手間がかかります。安定した収入が得られるとは限らないため、誰にでもおすすめできる方法ではありません。
オンライン秘書に初めて挑戦するという人は、仕事を仲介しているサイトを利用するのが無難です。一般の求人サイトでは募集がなかなか見つからない仕事ですが、オンライン秘書やオンラインアシスタントを専門とする仲介サイトがいくつか存在します。以下に代表的なサイトを8つ選んでみました。
フジ子さん
BPOテクノロジー株式会社が運営するフジ子さんは、オンラインアシスタントの紹介に特化した仕事仲介サイトです。「経理」「秘書/総務」「人事」「Webサイト運用」という4つの仕事ジャンルが用意されています。他の登録スタッフとチームを組んで連携しながら、在宅でオンラインアシスタントの仕事を進めていく仕組みです。
在宅の仕事に慣れないうちは、先輩アシスタントをサポートする役目からスタートすることになります。フジ子さんは研修やトレーニングなどのOJT制度も充実していますので、未経験の人でも安心です。
仕事を始めるに当たっては、以下のようなPC環境を用意しておく必要があります。
- セキュリティソフトがインストールされていること
- Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)の作業が可能(バージョン2016年以上)
- アップロード値ダウンロード値共に30Mbps以上の通信環境
- パソコンの必須スペックはメモリ8G以上、CPUはi5、M1チップ以上(i7であればなおよい)
- パソコン用のWebカメラ(外付け可能)
フジ子さんのオンラインアシスタント募集要項には、以下のような必須スキルの条件も記載されています。
- ITリテラシーへの理解(新しいITツールを使うのが得意・好きな方)
- MS Officeスキル(Powerpointが不自由なく使える方)
- 1年以上の社会経験のある方 (歓迎スキルに記載の経験者は優遇)
- コーディングされたものに関して、デザインと比較してFBができる
- Web制作の一連の流れが分かっている
実際に仕事をする際には、9:00~18:00というフジ子さんの営業時間内にクライアントと業務内容に関するやり取りを行うルールです。クライアントの了解を得て納期を守っていれば、作業時間そのものは自由に設定しても構いません。
フジ子さんで仕事をした場合の報酬は、スキルや経験を考慮して金額が決まる仕組みです。トレーニング期間中は時給900円ですが、トレーニング終了後は1時間あたり1,000円から1,500円の報酬を稼げるようになります。
フジ子さんに応募して採用されるまでの流れは以下の通りです。
- 募集要項ページにある「エントリー」ボタンを押して応募
- スキル審査とWeb面談を受ける
- 疑似作業を行う
- 最終選考を経て採用決定
- 採用後にOJTの研修を受ける
フジ子さんにスタッフとして登録すれば、家事や育児の合間などスキマ時間を有効活用した稼ぎ方も可能です。在宅でも働いた時間の分だけしっかりと稼ぎたいという人は、フジ子さんにエントリーして審査を受けてみるといいでしょう。
HELP YOU
同じくオンラインアシスタントに特化した代行サービスとして、株式会社ニットが運営するHELP YOUがあります。時給は1,075円からとなっていて、スタート時点の時給は他の代行サービスより高めの水準です。
HELP YOUにも経理や資料作成・営業サポートなど、場所を選ばずにできる仕事が揃っています。登録スタッフの60%以上は地方在住の人たちで、海外から参加しているスタッフも多いという話です。
HELP YOUには掲示板を見て自分に合った仕事に応募するパターンと、ディレクターからオファーを受けて働くパターンがあります。経理サポートの仕事は「3年以上の実務経験」が必須スキルで、月末や月初に働けるのが採用の条件です。
メリービズ
記帳代行サービスの運営会社で在宅のスタッフを募集しているメリービズは、経理に特化したオンラインアシスタントの仲介サイトです。会計や経理の仕事に加え、事務作業を担当するスタッフも募集されています。
2年以上の社会人経験があって、「5年以内に購入したパソコン機器」を自分で用意できる人が募集の対象です。平日3日以上で1週間合計15時間以上、1日あたり3時間以上稼働できる人という条件もあります。経理スタッフに応募する場合は経理の実務経験も条件に加わり、日商簿記3級相当以上の資格やスキルも必要です。
メリービズもフジ子さんなどと同じように、数人のスタッフがチームを組んで仕事を進めていく方式が採用されています。時給は1,050円からのスタートです。
キャスタービズ
キャスタービズを運営する株式会社キャスターでも、秘書や事務・経理サポートなどのオンラインアシスタントを募集しています。キャスタービズは採用倍率「1/100」の選考を経た優秀なアシスタントが売りの代行サービスです。
採用倍率は東大に合格するよりも低いだけに、キャスタービズでオンラインアシスタントとして働くのは簡単でありません。株式会社キャスターの採用情報を見ると、「働き方・制度」で「PC貸与」とも記載されています。パソコンを自分で用意するのが難しいという人は、難関の選考に挑戦してみるといいでしょう。
クラウドワークス(ビズアシ)
国内最大級のクラウドソーシングサイトとして知られるクラウドワークスにも、オンラインアシスタントの仕事は数多く掲載されています。同じ株式会社クラウドワークスが運営するビズアシは、経理や事務に特化した仕事マッチングサービスです。すでにクラウドワークスで登録済みの人は、そのままビズアシの応募画面に進めます。
ビズアシで仕事をする場合も通常のプロジェクト形式と同じ手順で、条件交渉から契約へと至る仕組みです。クラウドワークス内には2023年5月の時点で、30件以上のビズアシ案件が掲載されています。
報酬はいずれも時間単価制で、1時間あたり1,000円から1,500円という例が多くなっています。中には2,000円~3,000円や3,000円~4,000円など、時給が高額な案件も募集されている状況です。
クラウドワークスにはビズアシ以外にも「ビジネスサポート」のカテゴリで、資料作成や秘書業務・経理などオンライン秘書の仕事が多く掲載されています。5%~20%のシステム利用料は報酬から引かれますが、時間単価制だけでなく固定報酬制の案件も少なくありません。5万円から10万円の固定報酬で、ベンチャー企業の社長アシスタントを務める仕事が募集されていたりします。
ビズアシのアシスタントとして仕事をした場合は、システム利用料を運営側で負担してくれる仕組みです。つまり報酬から引かれる金額は0円で、全額が自分の収入になります。
どちらで仕事をするにしても、クラウドワークスへの会員登録は必須です。まだ登録していない人は無料で会員登録した上で、自分に合った仕事が掲載されていないかどうか探してみるといいでしょう。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
ランサーズ
クラウドワークスと並ぶクラウドソーシング2大サイトの1つランサーズにも、同じようなビジネスサポートの仕事は数多く掲載されています。報酬の金額や採用の条件は、募集されている案件によってさまざまです。1日の想定稼働時間が2時間程度で、副業に向いた案件も少なくありません。
自分に合った仕事を選びやすいという点では、ランサーズのようなクラウドソーシングのサイトも利用価値があります。オンラインアシスタントの特化型サイトで採用してもらえなかった場合には、クラウドワークスやランサーズで仕事を探してみるといいでしょう。
クラウドソーシング「ランサーズ」会員募集 (無料)
ココナラ
以上で紹介したサイトは、いずれもクライアント側の主導で仕事が募集される方式です。自分が得意な仕事の募集がなかなか見つからなかったり、報酬などの条件が合わなかったりする可能性もあります。
気に入った仕事が見つからない場合には、ココナラのようなスキルマーケットを利用して自分で仕事を募集してみるのも1つの方法です。
実際にココナラでは「ビジネス代行」のカテゴリで、多くの人が自分の考えたサービスを出品しています。経理の代行サービスを個人で出品している人もいれば、「パワーポイント資料を作成します」「文字起こしをやります」といったサービスも出品されている状況です。
ココナラにサービスを出品しても必ず購入してもらえるとは限りませんが、出品していれば仕事を獲得するチャンスも出てきます。まずはココナラに登録してみて、他の人がどのようにしてサービスを出品しているか見てみるといいでしょう。
ココナラに登録してサービスを出品してみる
ココナラ類似サイトではタイムチケットにもオンライン秘書のサービス出品は見られますが、ビジネスの分野では出品数が少ない状況です。逆に見ればココナラよりライバルが少ない穴場とも言えますので、競争を回避したい人はタイムチケットへの出品も検討してみるといいでしょう。
オンライン秘書の副業でどれだけ稼げる?
以上のようなサイトを利用してオンライン秘書の仕事を副業で始めた場合、月にどれくらいの金額を稼げるのでしょうか?
フジ子さんのようなオンラインアシスタント特化型の場合、報酬は1時間あたりいくらという形で働いた分の金額を受け取れるのが一般的です。そういう意味では在宅の仕事でありながら、普通にアルバイトの仕事をするのと同じ感覚で稼げると言えます。時給は1,000円前後からスタートするという例が多く、仕事の実績や経験値が考慮されて時給の単価が上がっていく仕組みです。
とは言え依頼主の側でも予算に限りがありますので、報酬の単価が際限もなしに上がるというわけではありません。働く時間によっても金額が上下してきますが、月に3万円から5万円程度からスタートして徐々に収入を増やしていくイメージです。高単価の案件が多いクリエイター業務と比べて、未経験可の案件が多いオンライン秘書の報酬は全般に低めの水準と言えます。
それでも経理や事務などの仕事は継続的に依頼される案件が多いだけに、慣れてくれば副業でも月に10万円は稼げるようになるはずです。中には稼働時間を増やすことで、副業でも月に20万円以上稼ぐ人がいます。稼げるようになったところでフリーランスとして独立すれば、手数料なしで仕事を直接受注する道も開けてきます。
まとめ
副業でオンライン秘書(アシスタント)の仕事を始めようという場合に、知っておきたい基本情報を解説してきました。会社のオフィスで言えば経理部や総務部など、主に事務系の部署で担当するような仕事が中心です。経理などの実務経験や社会人経験を採用の条件に挙げているサイトもありますが、未経験で受注できる仕事も少なくありません。
オンラインアシスタント特化型の仲介サイトでは、採用に当たってスキル審査や選考が行われます。スタッフとして採用されなかった場合でも、クラウドソーシングやスキルマーケットを利用して仕事を探す(自分で募集する)道は残されています。
オンライン秘書は在宅でも月に3万円から5万円、慣れてくれば10万円以上稼ぐことも可能な仕事です。この記事で解説した情報を参考にしながら、自分に合った仕事を探してみるといいでしょう。