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婚活アドバイザーを副業にするには?開業費用と年収の目安を解説

婚活アドバイザーの女性 副業
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男女ともに結婚するのが難しい世の中になってきているせいか、婚活ビジネスが盛況を呈しています。結婚相談所と言えば企業が運営しているイメージもありますが、その気になれば個人でも開業することは可能です。

結婚相談所を利用する人は会社員が多く土日や夜間が中心で、婚活アドバイザーの仕事は副業の手段にもなり得ます。個人で開業するには、結婚相談所連盟への加盟料など費用が必要です。

婚活アドバイザーの副業を始めるにはどれくらいの費用がかかるのか、想定される年収の目安と合わせて情報をまとめてみました。

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婚活アドバイザーの仕事を副業にする方法

昔はどの地域にも近所に世話好きの既婚女性がいて、結婚適齢期の独身男女を見つけては縁談を持ち込んでくるのが常でした。人間関係が希薄になった現在ではそういう世話好きの女性も姿を消しつつありますが、婚活アドバイザーは依然として女性に向いた仕事の1つに数えられています。

結婚相談所に所属している婚活アドバイザーは、「結婚カウンセラー」「婚活コーディネーター」とも呼ばれる相談員の仕事です。婚活アドバイザーを名乗るのに資格は不要で、企業が運営する結婚相談所に所属している必要もありません。

婚活のイメージ

実際に婚活アドバイザーとして活動している人のうち、4人に3人ほどは個人で結婚相談所を開業した人たちです。結婚相談所の会員となっている人は会社員が多く、相談に乗ったりお見合いのセッティングをしたりする仕事も土日や平日の夜間が中心となります。法人が運営している結婚相談所で働く場合でも、土日に休みを取れないのが普通です。

むしろ土日が中心となる仕事だけに、会社員や主婦が婚活アドバイザーを副業にするのに大きな支障はありません。平日の日中は会社の仕事をして、夜間や土日に婚活アドバイザーの副業で稼いでいる人も少なくない状況です。

婚活アドバイザーを副業にするには、以下のような2つのパターンが考えられます。

  1. 結婚相談所で募集しているアルバイトやパートの求人に応募する
  2. 自分で結婚相談所を開業する

それぞれ詳しく解説します。

結婚相談所の求人を探す

結婚相談所のイメージ

一般に結婚相談所と呼ばれる婚活サポートの営業形態には、大きく分けて企業型と連盟型の2種類があります。ゼクシィ縁結びオーネットなどは、企業が運営している大手の結婚相談所です。こうした企業では全国に店舗を展開していて、各店舗ごとに婚活アドバイザーが在籍しています。

ただし企業型の大手結婚相談所で募集している婚活アドバイザーは、大半が正社員の求人です。フルタイムでの勤務が前提となりますので、副業として婚活アドバイザーの仕事をするには向いていません。

アルバイトやパートの待遇で婚活アドバイザーを募集している求人が見つかれば、勤務形態によっては副業にすることも可能です。この場合でも土日を含めて「週3~4日以上勤務」などという条件の求人が多く、平日の日中に会社の仕事がある人の副業に向いた求人はなかなか見つからない場合があります。

専業主婦で時間にある程度の融通がきく人であれば、こうした求人でも対応は可能なはずです。求人検索エンジンのIndeedや、タウンワークバイトルといった求人サイトで募集を検索してみるといいでしょう。

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個人で結婚相談所を開業する

企業が運営する結婚相談所でアルバイトやパートの仕事をしたいと思っても、希望条件に合った求人が見つかるとは限りません。給料も時給1,200円前後の範囲内で、働いた分だけ決まった額の給料を支給される仕組みです。

もっと自由に、自分の裁量で稼ぐ副業の婚活アドバイザーになりたいという人は、個人で結婚相談所を開業するという手もあります。この場合は結婚相談所の業界団体に加盟するのが一般的なため、ある程度の開業資金が必要になってきます。誰にでもおすすめできる方法ではありませんが、婚活アドバイザーの仕事を副業にしている人の多くは開業の方を選んでいるのも事実です。

結婚相談所を開業するイメージ

婚活業界には複数の結婚相談所で会員情報を共有し、希望条件に合った相手を紹介し合うという仕組みがあります。結婚相談所連盟と呼ばれる団体がいくつか存在していて、団体に加盟することで他の結婚相談所との連携が可能になるというわけです。

団体に加盟する個々の結婚相談所は数人で運営している中小規模の法人もあれば、1人で運営している個人事業主もいます。個人で加盟しても最大で数万人の会員情報を共有できるようになるため、自分の集めた会員が1人でもいれば婚活事業が成り立つ仕組みです。

個人で結婚相談所を開業した場合には、以下のような手順で仕事を進めていくことになります。

  1. 自身が開業した結婚相談所の会員を募集
  2. 入会してくれる人が見つかったら、結婚相談所のシステムや費用などについて説明
  3. 結婚相手の希望条件についてヒアリングし、プロフィール作成をサポート
  4. 結婚相談所連盟のデータベースから希望条件に合う相手を探して紹介
  5. お見合いの日程や場所のセッティング
  6. 地域によってはお見合い当日に婚活アドバイザー自身が立ち会う場合も
  7. 晴れて交際開始となった後も、随時アドバイスをしたりしてサポートを続ける
  8. 成婚が決まったら、結婚に向けてのサポート業務を行う

企業が運営する結婚相談所でアルバイトやパートとして働く場合には、以上のようなプロセスの中のどれか1つだけを担当するという例も少なくありません。個人で結婚相談所を開業した場合は、自分ですべての業務を行うことになります。それだけ気を使う仕事ではありますが、会員になってくれた人の婚活をサポートするのはやりがいのある仕事です。

首尾よく成婚カップルの成立に至った場合には、雇用型の婚活アドバイザーとして働く場合より大きい達成感が得られるようになります。アルバイトやパートでは働いた時間の分だけ決まった給料しか稼げませんが、自分で結婚相談所を運営すればもっと大きく稼ぐことも可能です。

結婚相談所の開業にかかる費用の相場

封筒の入った1万円札の束

婚活アドバイザーとして開業する際には、何らかの結婚相談所連盟に加盟するのが一般的です。結婚を希望する人の希望条件に合った相手を見つけるには、結婚相談所に多くの男女が会員として登録されている必要があります。登録会員数が人数が少ないと、希望条件にマッチした相手がなかなか見つかりません。

大手企業の運営する結婚相談所なら大勢の会員を集める力もありますが、個人レベルでそれだけの会員を集めるのは困難です。全国に1万人以上の会員を持つ結婚相談所連盟がいくつかありますので、加盟すれば自分で大量の会員を集める必要がなくなります。

ほとんどの結婚相談所連盟では、会員情報共有の見返りとして加盟金の支払いが必要です。加盟料は0円から160万円までかなりの幅が見られ、会員数が多い結婚相談所連盟ほど加盟料が高額の傾向にあります。最大手のIBJ(結婚相談所連盟)は加盟金が最も高額な160万円ですが、会員数も最多の6万人以上を誇ります。

加盟金が0円の団体もありますが、完全に無料で会員データベースが利用できるわけではありません。月々のロイヤリティが発生したり、月会費の支払いが必要だったりします。まとまった初期費用を加盟金として最初に支払うか、またはサブスクのように毎月の料金を払い続けるかのどちらかです。

婚活アドバイザーの平均年収

求人検索エンジンのIndeedによると、婚活アドバイザーの平均月給は2022年5月時点で228,441円です。正社員や契約社員も含めた数字と推定されますが、年収に換算すると約270万円ということになります。

副業として活動している婚活アドバイザーの場合、月収は3万円程度から30万円以上までかなりの幅が見られる状況です。年収に換算すると多い人では300万円を超える計算となりますが、稼げる金額は会員数にも大きく左右されます。会員数が多くなるほど月会費やお見合い料も増え、成婚に至った場合の成功報酬を稼げる確率も高くなるからです。

会員数が少ない副業の婚活アドバイザーだと、年収が100万円以下にとどまるケースも考えられます。結婚相談所を開業しても会員が1人も集まらなければ、当然のことながら収入はゼロです。

結婚相談所の料金相場

成婚料のイメージ

個人で結婚相談所を開業した場合の主な収入源は以下の通りです。

  1. 3万円から10万円程度の入会金
  2. 1万円から3万円程度の登録費(0円に設定する場合もあり)
  3. 5千円から2万円程度の月会費
  4. 5千円から1万円程度のお見合い料(無料にすることも可能)
  5. 10万円から30万円が相場の成婚料

この他に活動サポート費として、5万円から10万円程度の料金を上記とは別に徴収している結婚相談所もあります。なかなか成婚に至らない場合でも、会員を多く集めれば入会金や月会費でまとまった収入を稼ぐことは可能です。

実際には会員を集めるのがなかなか大変ですが、会員数が増えすぎても管理業務の負担が大きくなってきます。副業の範囲内で活動する場合は会員数を20人程度までに抑え、それ以上に増えてきた場合は本業にすることも検討した方がいいでしょう。副業で会員1人1人の婚活をしっかりサポートするには、会員数10人までが限界という声もあるほどです。

会員数が10人いれば、月会費だけで5万円から20万円程度の月収になります。お見合いを多く実施することで追加料金による収入も加わり、その中から成婚に至ったカップルが出れば成婚料で大きく稼げるようになります。年収ベースで300万円以上を稼いでいる人は、1年に何件も成婚カップルを出しているような凄腕の婚活アドバイザーです。

婚活アドバイザーになるのに資格は必要?

記事の冒頭でも紹介した通り、婚活アドバイザーを名乗るのに資格は必要ありません。婚活アドバイザーの名称独占や業務独占の国家資格も存在しませんが、結婚相談所連盟などが独自に認定している民間資格は複数あります。

結婚相談所でアルバイトやパートとして働く場合でも、こうした民間資格が必要になるというわけではありません。初心者が結婚相談所を個人で開業する場合に、婚活サポートのスキルを身につける目的で資格講座を受講するような利用方法が考えられます。

スキルマーケットを利用した婚活サポートの副業

婚活アドバイザーや結婚カウンセラー関連の民間資格が生かされる場面の1つとして、ココナラのようなスキルマーケットを利用した婚活サポートの副業があります。

ココナラはイラストや占いなどのスキルをサービスとして出品し、個人対個人で売り買いできるにしたサイトの代表格です。相談カテゴリの中にもいろいろなサブカテゴリがあって、「恋活・婚活・結婚の相談」には5,000件以上のサービスが出品されています。

婚活に関する相談サービスを出品している人のプロフィールを見ると、結婚相談所に所属している人や婚活アドバイザーとして活動中の人が大半です。婚活アドバイザーの民間資格を取得していれば、プロフィール欄に記載することで信頼性をアピールできるようになります。

恋愛の悩みのイメージ

婚活相談サービスの価格設定は数千円から1万円以上まで幅が見られますが、結婚相談所の成婚料ほど高額ではありません。大きく稼ぐのは難しいものの、うまく集客できれば副業の手段には十分になり得ます。

婚活に関する悩み相談の出品状況を見ると、電話相談の形でサービスを提供している人も少なくありません。この場合は1分100円などといった価格設定となるため、相談の時間に応じて報酬が増えていきます。

個人で結婚相談所を開業しても、会員がなかなか集まらないと十分な副業収入が得られません。そのような場合にココナラを利用して婚活相談のサービスを提供できれば、少しでも収入を増やせるようになります。

ココナラでは通常サービスと電話相談・ビデオチャットという3種類のサービスを出品可能で、いずれも在宅で完結するサービス提供方式です。新型コロナウイルスの拡大を受けて結婚相談所のあり方も大きく様変わりしていますが、ココナラではコロナ禍の以前からオンラインで個人対個人の取引が活発に行われていました。

タイムチケットストアカなど、個人で婚活に関するサービスを出品できるスキルマーケットは他にもあります。スキルマーケットに関しては以下の記事で詳しく解説しておきましたので、記事を参考にしながら自分の使いやすいサイトを選んでみるといいでしょう。

婚活アドバイザーの副業まとめ

婚活のイメージ

婚活アドバイザーの仕事を副業で始めるには、雇用型と開業型という2種類の働き方が考えられます。結婚相談所を運営する企業でアルバイトやパートとして働く稼ぎ方は、働いた分だけ確実に給料がもらえる点がメリットです。その代わり希望条件に合った求人が見つかるとは限らず、決められた時給以上の金額は稼げません。

自分で結婚相談所を開業する働き方を選んだ場合は、結婚相談所連盟への加盟金など初期費用がかかる点がデメリットです。その代わりにうまく会員が集まれば、月会費やお見合い料といった名目で収入が得られるようになります。なかなか会員が集まらない場合でも、スキルマーケットを活用した婚活相談の仕事で稼ぐ道が残されています。

どの結婚相談所も成婚料は高額に設定されていますので、カップルを成婚に導くことで大きく稼ぐことも可能です。成婚カップルを出せるようになれば、早い人は1年以内で、時間がかかった場合でも数年で初期費用を回収できます。

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