PR

駐車場で収入を得る副業3選!駐車場経営と駐車場シェアの違いを解説

駐車場で収入を得る副業3選!駐車場経営と駐車場シェアの違いを解説 副業
記事内に広告が含まれています。

空き地を所有している人の間では、駐車場経営は根強い人気を誇る副業です。借り手が見つかれば不労所得を稼げるようになりますが、「駐車場経営は儲からない」とも言われています。自分も駐車場を貸し出して収入を得ようと考えていながら、本当に稼げるのかどうか不安だという人も少なくないのではないでしょうか?

駐車場経営が儲からないのは、費用と売上のバランスも一因です。始めるのに初期費用が基本的にかからない駐車場シェアなら、副業でも儲かる可能性があります。

当ブログではこれまでに、シェアリングエコノミー系の副業を数多く紹介してきました。駐車場で収入を得る方法についても研究してきた中で、収益を確保するためのコツをつかんだように感じています。

そこで今回は駐車場で収入を得る副業を3つに分け、それぞれの費用と想定される収入について試算してみました。この記事を読めば無駄に遊ばせていた土地や自宅敷地のスペースが駐車場に有効活用され、副業の仕事をするのと同等の収入を得られるようになります。

スポンサーリンク

駐車場で収入を得る副業3選

月極駐車場

駐車場を貸し出して副収入を得るというのは、筆者が幼い頃にもすでに行われていた稼ぎ方です。

近所の友達の家は父親が普通の勤め人で母親も専業主婦なのに、自分の家より裕福な暮らしをしているのを見て不思議に思っていました。家に帰って自分の父親に訊いてみると、「あの家は駅前に土地を持っているからな。駐車場にして貸しているから、贅沢な暮らしができるのだ」という答えが返ってきたものです。

駐車場で収入を得る副業は何十年も前から存在するわけですが、最近は「駐車場シェア」と呼ばれる新しい形態のサービスが登場しています。駐車場経営と言えば、月極駐車場とコインパーキングの2種類に分かれるというのが従来の認識でした。これに第3の選択肢が加わったことで、駐車場で収入を得る副業のあり方にも変化が生じてきています。

正確に言うと、駐車場経営は副業より権利収入に近い稼ぎ方です。基本的には副業が禁止されている公務員でも、駐車台数が10台未満で駐車料収入が年間500万円未満なら副業と見なされません。

会社員であっても、副業禁止の会社で駐車場経営が認められることはあり得ます。副業に入るかどうかは微妙なところですが、まずは駐車場で収入を得る3つの方法について概要を解説していきます。

スポンサーリンク

月極駐車場

駐車場で収入を得る方法の中で最も古くから存在するのは、空き地などを利用した月極駐車場のスタイルです。同じ駐車場経営でも不特定多数の利用客を想定としたコインパーキングと違って、月極駐車場の場合は決まった人を対象に定期契約を結んで貸し出すことになります。1ヶ月あたりいくらという形で賃料を徴収するケースの他、年間いくらという形で長期契約を結ぶ場合もあります。

収入を得る仕組みは、アパートやマンションなど賃貸住宅の経営と同じ手法です。借り手が見つかれば長期にわたって不労所得が得られるようになるため、仕事が忙しくて副業をしている余裕がないサラリーマンでも副収入を確保できます。

賃貸住宅の経営と比べて、コストが安く済むところは月極駐車場のメリットです。一方で駐車場を借りる人がいなければ稼げなくなってしまうため、賃貸経営の空室リスクと同じデメリットがあります。月極駐車場は住宅街やオフィス・工場の近くなどに需要がありますので、繁華街や観光地でなくても空き地の有効活用は可能です。

コインパーキング

月極駐車場とは逆に繁華街や観光地の付近には、時間貸しのコインパーキングが点在しています。商業施設や病院・学校などは駐車場が不足しがちなだけに、30分や1時間単位で利用したいという人の需要が期待できるからです。

月極駐車場は空き地を整備してラインを引くだけでも開業は可能ですが、コインパーキングになるとロック板や料金精算機・ゲートなどを設置する必要があります。開業に必要な費用は月極駐車場より高額になりがちですが、利用客の回転率が高ければ高いほど収入が増える仕組みです。

副業でコインパーキングを経営している人の多くは、駐車場の管理を専門業者に一任しています。管理委託方式を選んだ場合は、売上から管理費を引いた残りが自分の収入になる仕組みです。一括借上方式はコインパーキングの管理会社に土地だけを提供する方式で、売上に関わらず一定の賃料収入が得られます。

管理会社に頼らない個人経営なら売上の全額が自分の収入になりますが、管理業務が煩雑なため副業には向いていません。月極駐車場はコインパーキングほど管理業務が煩雑でないせいか、個人経営の例も多く見られます。

駐車場シェア

以上のように駐車場経営には月極駐車場とコインパーキングという2つの形態があるわけですが、ここに来て第3の形態が登場してきました。複数の人たちで駐車場を共有し合う「駐車場シェア」のスタイルです。

このスタイルなら駐車場として整備された場所でなくても、自宅前の駐車スペースや軒先のような場所でも貸し出せます。普段は自分の車を置いているスペースであっても、使っていない時間帯だけ貸し出すことが可能です。車1台分の駐車スペースさえあれば登録できますので、駐車場にするような空き地を持っていない人にも副収入を得るチャンスがあります。

駐車場を整備するのにわざわざ費用をかける必要がないため、初期費用0円でも始められる点が駐車場シェアのメリットです。駐車場経営のあり方を大きく変える可能性を秘めていることから、会社員の副業としても注目度が高まってきています。

駐車場経営と駐車場シェアの違い

従来の駐車場経営でも、コインパーキングは駐車場シェアの一種と言えなくもありません。不特定多数の人に時間貸しで駐車スペースを提供する点は共通していても、料金を支払う仕組みが異なります。

最近はコインパーキングでもキャッシュレス決済に対応しているところは増えてはいますが、支払い方法が現金に限られる駐車場も少なくありません。前払い式と後払い式の違いはあっても、基本的にはその場で駐車料金を支払うことになります。

建物の横に駐めてある大型バイク

これに対して最近増えている駐車場シェアのサービスは、スマホなどを使って事前にインターネットで駐車スペースを予約する仕組みです。料金の支払い方法も、クレジットカードや電子マネーなどを使ったキャッシュレス決済が主流となっています。

駐車シェアは利用客とオーナーが個人対個人で契約を結び、決済に至るまでのやりとりをサービス会社が仲介する仕組みです。現金を直接やり取りしないで済むため、利用客と顔を合わせる必要もありません。

駐車場シェアを従来の駐車場経営と比較した場合の一番の違いは、既存の駐車スペースをそのまま貸し出して収入が得られるという点です。利用客の立場で月極駐車場を借りている人でも、オーナーの理解が得られれば駐車場シェアに又貸しできる場合があります。土地を持っていない人でも駐車場を貸して収入が得られる可能性があるという点で、駐車場シェアは画期的なサービスです。

自動車を置くには狭い場所でも、バイク1台分の駐車スペースにさえ需要があります。アイデアしだいで稼ぎ方は無限大ですので、自分にも貸し出せるスペースがないかどうか検討してみるといいでしょう。

駐車場経営は儲からない?

閉鎖したコインパーキング

不動産投資に取り組んでいる人の間では、「駐車場経営は儲からない」とも言われています。それが事実だとすれば、駐車場を貸し出して収入を増やそうと考えている人にとっても由々しき問題です。本当のところはどうなのでしょうか?

駐車場経営が儲からないと言われているのは、「アパートやマンションなど賃貸経営の不動産投資と比べて」の話です。同じように土地を活用した稼ぎ方でも、賃貸経営と駐車場経営では稼げる金額の単価にかなりの差が見られます。

東京などの都市部に限っては、月極駐車場で1台あたり月に数万円の賃料を稼ぐことも可能です。地方都市だと賃料が6,000円前後という例も多いだけに、駐車台数が少ないとたいした収入になりません。

空き地をコインパーキングにした場合は、駐車スペースの回転率によって売上が大きく左右されます。立地条件に恵まれれば月極駐車場より稼げますが、競合相手の影響も無視できません。

管理委託方式だと賃料の5%から10%ほどが管理費として引かれ、手元に残る収入が減ってしまいます。一括借り上げ方式は駐車場管理会社に土地を貸すだけの稼ぎ方ですので、自分の収入はさらに少なくなるのが普通です。コインパーキングで利用客が伸びない場合、月極駐車場より稼げない事態も考えられます。

駐車場経営が儲からないと言われる理由

アパートやマンションなどの賃貸住宅でも同様の空室リスクはありますが、家賃収入の単価は駐車場よりもはるかに高額です。賃貸住宅の家賃は1件あたり数万円から10万円以上に達するだけに、同じ面積の土地を運用した場合の収入も駐車場経営を大きく上回ります。

それも順調に借り手が見つかればの話で、空室が目立つようになると赤字に転落しかねません。賃貸住宅を経営するには初期費用・維持管理費ともに高額の費用がかかりますので、典型的なハイリスクハイリターンのビジネスモデルです。

駐車場経営は賃貸経営と比べて少額の資金で始められる上に、管理コストも低く抑えられます。ローリスクのビジネスモデルだけに、リターンも少なくなるのは当然です。そういう意味で「駐車場経営は儲からない」と言われているわけですが、リターンが少ないなりのメリットもあります。

賃貸経営より費用が少なく済むという点では、高額の資金を用意できない人でも始めやすいところが駐車場経営のメリットです。既存の空きスペースをそのまま貸し出せる駐車場シェアのスタイルなら、初期費用0円でも副業を始められます。たとえお小遣い稼ぎ程度の金額しか稼げなかったとしても、ほとんど手間をかけずに収入が得られれば儲けものです。

駐車場経営の費用

月極駐車場を始める場合に用意すべき初期費用は、空き地をどの程度整地するかで金額が上下します。未舗装のまま最低限の整備を施してトラロープ等で区画するとしても、1㎡あたり数千円程度の費用が必要です。アスファルト舗装を行う場合は、1㎡あたり4,000円から5,000円ほどかかります。

コインパーキングの場合はアスファルト舗装を施すのが一般的で、他にも以下のような費用が必要です。

  • ロック板 1台あたり10万円前後
  • 車止め 1台あたり5,000円前後
  • 料金精算機 50万円前後
  • 看板・照明装置 20万円~50万円前後

駐車場の規模にもよりますが、コインパーキングを始めるのにかかる初期費用は合計で200万円から500万円ほどです。これでもアパートやマンションなどの建設費用と比べれば、安いものだと言えます。

駐車場は売上の単価が低いため、得られるリターンも賃貸経営ほど多くありません。想定したほど売上が伸びない場合には初期費用を回収できず、赤字になるリスクも出てきます。

駐車場経営の推定年収

駐車場の売上から管理費などのコストを引いた年収は、200万円から500万円程度が平均的な水準です。月極駐車場で駐車台数が少ないと、この平均値より年収が少なくなる場合もあり得ます。

コインパーキングでも回転率が低すぎる場合は、駐車台数が多くても年収200万円を下回りかねません。月極駐車場では駐車台数を上回る収入は期待できませんが、コインパーキングなら回転率を高めることで収入をいくらでも増やせるようになります。駐車場で稼ぐ3種類の副業で最も多くの費用がかかる方式だけに、コインパーキングは一番稼げる可能性を秘めているとも言えます。

駐車場シェアの費用と推定年収

ミニカーと電卓

以上のような従来型の駐車場経営とは違って、駐車場シェアを始めるのに初期費用は基本的に必要ありません。自分が普段から使用しているカーポートや自宅前の駐車スペースでも、使わない時間帯だけ他人に貸し出すことが可能なサービスだからです。

手持ちの空き地を整備してサイトに登録し、オンライン予約が可能な月極駐車場として貸し出す方法もあります。初期費用をかけるかかけないかは自分しだいですが、利用料金の方はコインパーキングと比べても全般にリーズナブルです。

東京23区だと5時間前後で数百円、地方都市の場合は24時間で数百円といった料金設定が目立ちます。実際に売上が発生した場合に、仲介サイトの手数料として料金の30%から50%前後が引かれる仕組みです。コインパーキングと同様に駐車場シェアで稼げる金額も、登録した駐車スペースの回転率に左右されてきます。

順調に利用されたと仮定すると、駐車スペース1台あたり月に平均15,000円前後が収入の平均的な相場です。2台分を貸し出せば月に3万円で年収36万円ほどになり、10台分を貸し出せば月に15万円で年収180万円ほどを稼げることになります。月極駐車場でも年収がこれより低い例は少なくありませんので、駐車場で稼ぐ第3の副業として有力な選択肢です。

駐車場シェアのサービス7選

民家のカーポートに駐車された車

駐車場シェアは比較的新しい形態のサービスですが、全国的に見てもここ数年ほどでじわじわと普及しつつあります。新規参入の仲介サービスが次々と登場している中で、代表的なところは以下の7サイトです。

  1. 特P
  2. akippa(あきっぱ)
  3. 軒先パーキング
  4. タイムズのB
  5. PARKING PAY(旧スマートパーキング)
  6. みんちゅうSHARE-LIN
  7. tomereta(トメレタ)

中でも特Pは、登録されている駐車スペースが10万件以上に達する国内最大級の駐車場シェアサービスです。売上から引かれる運営手数料も、業界最安級の30%となっています。

akippaのシステム手数料は料金の53.7%で、他の駐車場シェアサービスも手数料は50%前後が相場です。利用ユーザー数の多さから見ても、売上から引かれる手数料の安さから見ても、特Pは副業で最も稼ぎやすいサイトと言えます。

空いた駐車場がお小遣いを稼いでくれる「特P」

駐車場で収入を得る副業のまとめ

空いているカーポート

ここ数年で大きな変化が生じている駐車場経営のあり方について、3種類の方式ごとに収益性を検証してきました。

月極駐車場やコインパーキングといった従来型の駐車場経営だと、始めるのに多かれ少なかれ初期費用がかかってきます。アパートやマンションなどの経営より費用は少なく済みますが、得られるリターンも賃貸経営より少なめです。そういう理由で「駐車場経営は儲からない」と言われているわけですが、月に数万円から十数万円でも稼げれば、副業としては十分とも言えます。

最近増えている駐車場シェアのスタイルを選択すれば、既存の駐車スペースを貸し出すことで初期費用0円から始めることも可能です。うまく運用しながら回転率を高め、月極駐車場を上回る収入が得られる場合もあります。駐車場で収入を得る3種類の副業を入念に検討し、自分に合った稼ぎ方を選んでみるといいでしょう。

空いた駐車場がお小遣いを稼いでくれる「特P」

タイトルとURLをコピーしました