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松茸狩りでお金を稼ぐ方法とは?キノコ採りの注意点と合わせて解説

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秋はキノコ採りのシーズンですが、山から採ってきたキノコは自分で食べるだけでなく、欲しいという人に売ることでお金を稼ぐ手段にもなります。中でも松茸は高級食材として人気が高く、最も高値で売れる天然キノコです。

レジャーと実益を兼ねた松茸狩りでお金を稼ぐ方法とともに、松茸以外で高く売れるキノコの種類について情報をまとめてみました。キノコ採りには何かと危険も付きものですので、トラブルを防ぐための注意点についても記事の後半で解説します。

キノコは自然に生えているものを採ってくるだけでなく、自分で栽培したものを売って収入を得ることも可能です。キノコ栽培で稼ぐ副業については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

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松茸が高く売れる理由

日本に生息するキノコの種類は4,000種類から5,000種類とも言われていますが、そのうち食用に適した種類はおよそ100種類ほどに過ぎません。限られた食用キノコの中でもさらに希少性が高い松茸はキノコの王様とも呼ばれ、スーパーでは10,000円以上の高値で売られている例も珍しくないほどです。

最近は中国産の安価な松茸も市場に多く出回っているとは言え、国産の松茸は数が極めて少ないため価格が高騰しています。松茸はコメツガやツガ・アカエゾマツ・ハイマツの下にも生える場合がありますが、主な収穫場所はアカマツ林です。

化粧箱入りの松茸

独特の強い香りが秋の味覚として昔から親しまれてきただけに、松茸は値段が高くても買い手がつきます。椎茸などと違って松茸は人工栽培が困難なため、数少ない天然の松茸は国産というだけで希少価値が生じるのです。

松茸の生える山は全国でも限られており、ほとんどは個人の所有地で勝手に立ち入ることができません。許可を得て立ち入ったとしても松茸は簡単に見つからず、採取するには経験とコツが必要になってきます。それだけ希少価値が高いことから、うまく発見できれば高値で売れるというわけです。

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松茸を見つけるコツ

以上のような理由で一般の人がそのへんの山から松茸を採ってくるのは難しい状況にありますが、有名な産地で行われる松茸狩りツアーに参加するという手があります。産地として知られる地域では毎年9月下旬から10月頃にかけて松茸狩りツアーを開催しており、旅を兼ねたレジャーとして人気を集めているのです。

単なる目視ではなかなか見つからないという点で、松茸はタケノコと似ている面があります。地面に出て傘が開いてしまった松茸は香りが薄れ味も落ちてしまっているため、食材としての価値は大きく下がってしまうのです。

傘がまだ開ききらないうちが採り頃ですが、そのような松茸を見つけるには地面に這いつくばるようにしながらわずかな痕跡を見逃さないようにする必要があります。上から見下ろしたのでは見つけにくいので、できるだけ地面に近い位置から見上げるように探すのが松茸狩りのコツです。

山の急斜面に生えている松茸

アカマツ林の環境が変化しているせいもあって、近年は以前にも増して松茸が少なくなってきています。松茸狩りツアーに参加したからと言って、誰でも必ず収穫できるとは限らないという点は覚悟しておく必要があります。

松茸が生えるような山は普通なら立ち入りが禁止されるところを、ツアー参加を条件に入らせてもらえるという仕組みです。旅行会社などが募集している松茸狩りツアー以外でも、数千円程度の入山料を払うことで立ち入りを許可してる山は少なくありません。入山料や交通費の経費を引いて利益が残るように価格設定すれば、収穫した松茸を売ることで収支がプラスになります。

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松茸狩りでお金を稼ぐ方法

中には一攫千金を狙ってツアーに参加する人もいますが、収穫した松茸を売る方法を知っていないとお金に換えることができません。地元の道の駅や農産物直売所で売るというのも1つの方法ですが、メルカリヤフオク!を使って販売するのが時代のトレンドです。

メルカリでは松茸が1本あたり1,000円から2,000円程度の値段で取引されていて、一度に数本まとめて出品すれば数千円から1万円程度の売上となります。ヤフオク!にも松茸の出品が多く見られ、落札価格が数万円に及ぶ例も珍しくありません。

1万円札

購入者とのやり取りや出品・梱包・発送の手間はかかりますが、販路を全国に拡大できるという点はメルカリやヤフオク!を使うメリットです。数少ない国産の松茸がスーパーなどの店頭で買うより安く手に入るという点では、購入者にとってもメリットがあります。

自分で採ってきた松茸を青果市場に卸すにはハードルがある上に、流通コストがかかるため安く買い叩かれかねません。スーパーの店頭で国産の松茸1本に1万円という高値がつくのは、卸売市場で競りにかけられて値が釣り上がった結果とも言えます。メルカリやヤフオク!を利用することで松茸を消費者の元に直接販売できるようになるため、両者はWin-Winの関係にあるのです。

松茸など自分で採ってきたキノコを売る方法は山菜採りでお金を稼ぐ手段と共通しますので、以下の記事も参考になります。

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松茸以外で高く売れるキノコ

日本で高級キノコと言えば松茸が代表選手ですが、他にも高値で売れる可能性があるキノコは存在します。メルカリで「SOLD」となっている天然キノコを10,000円以上の条件で絞り込んだ結果、松茸に加えてヤマドリタケモドキや天然マイタケ・国産トリュフといったキノコもヒットしました。

ヤマドリタケ

ヤマドリタケは松茸と同じように人工栽培が難しく、天然物でしか手に入らないことから希少価値の高い高級キノコの1つです。よく似たヤマドリタケモドキも同じく食用として人気が高く、ヨーロッパでは両方が混同された「ポルチーニ」の名でイタリア料理などに使われてきました。日本でも主にヤマドリタケモドキが産し、メルカリでは2キロ10,000円ほどの高値で売れています。

天然マイタケ

マイタケ(舞茸)は栽培物がスーパーでも普通に売られていて値段も安価ですが、手に入りにくい天然物は高級キノコの代表格です。天然マイタケの中には重さ10キロ以上にも及ぶ巨大なものもあり、サイズが大きいほど希少価値が高く高値で売れる可能性があります。

天然マイタケは農産物直売所や道の駅・朝市などでも売られていて地元住民の人気を集めていますが、地方に住んでいる人でないと実物を見る機会がなかなか得られないものです。都会に住む人にとっては余計に希少価値が高いせいか、メルカリでは3キロほどの天然マイタケが2万円近い高値で売れた例もありました。

トリュフ

フランス料理などに使われるトリュフはヨーロッパに産する高級キノコというイメージもありますが、実は日本国内にも自生している場所があります。国産トリュフは松茸以上に希少価値が高いだけに、メルカリでも約150gで1万円以上の高値がついて完売した例がありました。

トリュフも松茸と同じように植物と共生する菌根菌タイプで、人工栽培が難しいと言われきたキノコの1つです。国産トリュフは青果卸売市場でもそれほど多く出回っていませんので、運良く見つかれば高値で売れる可能性があります。

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毒キノコには要注意

高級キノコの採取には一攫千金の夢もありますが、間違って毒キノコを売ってしまっては大変なことになります。同じように山から採ってきたものを売ってお金を稼げる山菜でも、誤って毒草を採ったことによる食中毒事故が跡を絶ちません。

ツキヨタケ
Photo by あおもりくま(2007) / CC BY-SA 2.5

毒キノコによる食中毒で特に多いのは、ツキヨタケやクサウラベニタケを食用キノコと間違えて食べてしまったという例です。食用のシイタケやヒラタケとよく似ているツキヨタケは、誤って食べると下痢や嘔吐・腹痛などの症状を呈する代表的な毒キノコです。

クサウラベニタケ
Photo by James Lindsey(2004) / CC BY-SA 3.0

ホンシメジやウラベニホテイシメジなどシメジ系の食用キノコと似たクサウラベニタケでも、誤採取による食中毒が毎年のように発生しています。以前は食用として親しまれてきたスギヒラタケのように、急性脳症の発症が相次いだことで毒キノコに分類されるようになった例もあります。松茸と区別がつきにくいほどよく似た毒キノコはありませんが、初心者はカキシメジあたりと間違える可能性もあるので注意が必要です。

バカマツタケ
Photo by ヘブンリーブルー(2008) / CC BY-SA 3.0

松茸と似ているキノコには、バカマツタケやマツタケモドキ・ニセマツタケなどさまざまな種類があります。松茸特有の香りがなかったりしますが、いずれも毒キノコではなく食用には問題ありません。

とは言え本物の松茸でないキノコを「松茸」と称してメルカリなどに高値で出品した場合は、偽物と気づいた購入者からクレームがつけられる可能性もあります。食中毒事故が多いジャンルでは信頼性が何よりも重要ですので、毒でないとしても違う種類のキノコを誤って販売することのないように注意したいものです。

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その他キノコ採りの注意点

秋のキノコ採りシーズンになると毒キノコによる食中毒事故だけでなく、遭難事故が地域ニュースを騒がせる例も毎年多発しています。希少価値の高いキノコほど登山道や遊歩道から外れた歩きにくい場所に生えているものが多く、藪をかき分けながら道なき道を探し歩く場合も珍しくありません。

深い森

夢中になってキノコ探しをしていて帰り道がわからなくなり、人里離れた山中で日が暮れては命取りになります。携帯電話の電波が届く範囲内ならともかく、電波が届かないほど深い山の中では助けを呼ぶこともできません。日没の遅い春から夏にかけての山菜採りシーズンですら遭難事故が跡を絶たないのに、日が短い秋は遭難の危険がよりいっそう高まります。

キノコ採りで山に入る際には必ず2人以上で行動し、互いに声を掛け合いながら居場所を随時確認するのが基本です。万が一遭難しても夜の寒さを凌げるような装備を食料や水とともに用意し、道に迷ったと気づいたら無闇に歩き回って体力を消耗しないようにする必要もあります。

茂みから顔をのぞかせるクマ

秋のキノコ採りでは遭難の危険ばかりでなく、クマやマムシ・スズメバチなどの有害生物にも注意しなければなりません。出没が予想される地域の山に入る際にはクマよけの鈴やラジオなどで音を鳴らしながらキノコを探し、万が一遭遇した場合に備えてクマよけのスプレーも持参しておくと安心です。

山には昆虫も多く生息しているためキノコ採りは虫嫌いの人に不向きですが、スズメバチに対しては虫が苦手でない人でも最大限の注意を払う必要があります。スズメバチの巣は秋に最大となり、数が増えた働きバチも巣を守ろうとして攻撃的になっているのです。

蜂の巣

あらゆるスズメバチの中でサイズが最も大きく毒性や攻撃性も強いオオスズメバチは、住宅地ではなく山に生息しています。オオスズメバチは木の根元や土の中などキノコの生えていそうな場所に巣を作る例も珍しくありませんので、低いうなり声のような羽音を聞いたら近づかないようにして静かに立ち去るのが無難です。スズメバチの危険性に関しては、以下の記事でも詳しく解説しておきました。

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キノコ採りで稼ぐ方法まとめ

いろいろなキノコ

山で高級キノコを発見すれば1万円以上の高値で売れる可能性もありますが、キノコ採りには以上のようなリスクも付きものです。遭難や有害生物による危険を冒しながら採取した貴重な天然キノコだからこそ、市場に出せば高値で取引されているとも言えます。

松茸に代表される高級キノコは生える場所が限られていて簡単には見つからないだけに、発見するには熟練の技と経験も必要です。農家の中には山菜採りやキノコ採りを副業の手段にしている人も珍しくはなく、春や秋のシーズンに貴重な現金収入が得られる仕事として古くから利用されてきました。

現在はメルカリやヤフオク!などインターネットを活用した販売方法も普及しているため、山で採ってきたキノコを売ってお金を稼ぎやすくなってきています。キノコ採りの経験がない人でもチャレンジしたくなりますが、遭難などの事故や毒キノコの誤採取には最大限の注意が必要です。観光客向けの松茸狩りと言えどもそうした危険とは無縁でありませんので、以上に解説したような注意点を頭に入れならが余裕を持って行動するといいでしょう。

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