Webライターの仕事は基本的に在宅で完結するだけに、会社員や主婦の副業として人気を集めています。その一方で初心者のうちは単価の安い仕事しか受注できないせいか、「なかなか稼げない」という声も少なくありません。
「早く初心者から脱出したい」という人は、自分でブログを運営してみてはどうでしょうか?
自分のブログを持っていればポートフォリオ代わりになり、ライティングのスキルも早く身につきやすくなります。筆者自身もWebライターの仕事を始めたばかりの頃は思うように稼げませんでしたが、ブログを始めてからは高単価の案件も受注できるようになりました。
そこで今回はWebライターがブログを運営するメリットとデメリットについて、経験者の立場から詳しく解説します。この記事を読めば初心者ライターの状態から抜け出し、収入アップが実現できるようになります。
ブログ運営をきっかけにWebライター初心者から脱出!
筆者は7年ほど前にWebライターの仕事を始めましたが、最初のうちは稼ぐのに苦労しました。クライアントが記事を募集する目的を十分に理解していなかったため、独りよがりの的はずれな文章を書いていたのが一因です。欲張って高単価の案件に応募してもなかなか採用されず、文字単価の低い仕事ばかりしていました。
ブログ記事の執筆代行はクラウドソーシングで数多く募集されていますが、文章の書き方には独特の手順があります。クライアントの立場に立った記事を書くには、自分でブログを運営してみるのが一番です。
そう考えて筆者も数年前に自身のブログを開設し、記事を定期的に投稿し続けてきました。その結果、「本職」と見なしていたWebライターの仕事にもプラスの効果が出てきたわけです。
ブログを運営することで長文を書くのが苦にならなくなっただけでなく、クライアントの意向に沿った文章を書くコツもつかんだ気がします。自身のブログがポートフォリオ代わりになって、以前より高単価の案件を受注できるようになった点も大きな収穫でした。今ではブログの収益が「本職」を上回るようになったため、執筆代行の仕事からは遠ざかっているほどです。
Webライターは初心者だと稼げない?
クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングのサイトには、Webライター向けの記事作成案件が数多く募集されています。月に10万円以上稼ぐライターもいますが、初心者のうちはなかなか稼げないのが普通です。
難易度の低い初心者向けの案件も大量に掲載されているため、まったく稼げないというわけではありません。時給換算で効率的に稼ぐには、文字単価の高い仕事を獲得する必要があります。そういう高単価の案件は応募数が限られるため、実績のあるライターに独占されているのが現状です。
Webライターが稼げない理由
Webライターは企業や個人ブロガーなどのクライアントに依頼されて、ホームページやブログ・SNSなどの記事を執筆するのが主な仕事です。最近はYouTube動画の台本や電子書籍の原稿を募集する案件も増えています。
いずれもインターネット上のやり取りで仕事が完結するとは言え、広い意味では代行業の一種に数えられます。単価アップの交渉に応じてくれる場合もありますが、文字数や報酬などの条件はクライアント側に決定権があるのが普通です。
つまりWebライターの仕事は、クライアントがあってこそ成り立っている部分があります。クラウドソーシングで仕事を探して応募する限りは、ライターは報酬面でどうしても弱い立場になりがちです。
専門分野の記事を募集している案件を除いて、Webライターの仕事はパソコンやスマホがあれば誰でも手軽に始められます。インターネットの急発展でWeb記事の需要が急増しているとは言え、Webライターになりたい人も需要を上回るほどのペースで増え続けている状況です。ここ数年は需要と供給のバランスが崩壊気味で、供給過多に陥りつつあります。
文字単価0.1円以下のような極端に安い案件でも、仕事を引き受けるライターは少なくありません。特に初心者向けの案件は安く買い叩かれがちで、価格崩壊が顕著な状況です。
文字単価が1円以上の案件を受注できるようになれば、平均的なタイピング速度の人でも時給換算で最低賃金を上回るようになります。普通にアルバイトの仕事をするのと同等以上の収入を得るには、いかにして初心者の状態から脱出するかが重要なポイントです。
Webライターが初心者を脱する方法
誰でも仕事を始めたばかりの頃は初心者ですが、ビギナーの状態から脱する時期については個人差が見られます。仕事を覚えるのが早い人もいれば、人の何倍も時間をかけないと仕事を覚えられない人がいるという具合です。
Webライターは仕事を探すのも納品するのもインターネット経由で行うため、オフィスに出社する必要はありません。近くに相談相手でもいない限り、1人で仕事を覚えていくしかないのが当たり前です。
そうした中で初心者の状態から脱出する方法としては、以下のような3つのパターンが考えられます。
- ひたすら実績を積み重ねる
- スクールや講座を受講する
- 自分でブログを運営してみる
1つ1つ詳しく解説していきます。
ひたすら実績を積み重ねる
Webライターが初心者から脱出するための王道と言える方法は、とにかく仕事の実績を積み重ねるというやり方です。クラウドソーシングなどを通じて仕事を受注する限り、Webライターは1人1人が個人事業主の立場で働くことになります。給料を保証されながら会社に雇われている身ではないため、仕事を獲得できるかどうかはクライアント次第です。
実績の乏しいWebライターが受注できるような低単価の案件も、クラウドソーシングでは大量に募集されています。それなりの報酬を用意して優秀なライターを囲い込もうとするクライアントもいますが、依頼の対象はどうしても実績のあるライターに偏りがちです。
クラウドソーシングの各サイトでは、登録ライターがこれまでに受注した仕事の実績をクライアントが閲覧できる仕組みとなっています。最初のうちは低単価の案件が中心でも、数多く受注をこなしていけば仕事の実績が積み重なっていきます。そうなれば高単価の仕事を募集するクライアントにも認められ、稼げるライターになれるというわけです。
誰でも時間と労力を費やせば初心者から脱出できる方法ですが、必ずしも効率的なやり方とは言えません。文字単価の高い仕事を受注できるようになるまでに、低単価の仕事を大量にこなす必要があるからです。初心者を脱する他の方法と比べて、費用がかからないという点はメリットと言えます。
スクールや講座を受講する
Webライターが初心者から脱する方法の2番目は、ライティングスクールや講座を受講してスキルを身につけるやり方です。最近はWebライティングに特化したスクールが増えていますので、ブログ記事の書き方や取材方法などを効率的に学べる環境が整ってきています。
通学型のライティングスクールでなくても、在宅で受講できるオンライン講座が充実しています。インターネットで情報を検索したり書籍で勉強したりする独学のスタイルと比べ、短期間でスキルを身につけられる点がスクールや講座受講のメリットです。
その代わりに数万円から10万円以上の受講費用がかかってきますので、費用を準備できる人に限定されてしまいます。費用をかけてスクールや講座を受講しても、Webライターとして確実に稼げるようになると保証されているわけではありません。
自分でブログを運営してみる
クラウドソーシングで募集されているライティング案件を見ると、企業や個人ブロガーが運営しているブログ記事の作成代行が多いことに気がつきます。それだけブログは収益化しやすいメディアで、外部ライターに報酬を支払うだけの価値があると認識されている証拠です。
記事の執筆代行を引き受けるライターの側でも、ブログ運営で収益が得られる仕組みを知っておいて損はありません。ブログを収益化するのに最も多く利用されているのは、アドセンスやアフィリエイトなどの広告です。
GoogleやYahoo!で情報を検索している人の多くは、何らかの悩みや疑問の解決を求めています。検索ユーザーの悩みや疑問に答える記事を書いて検索ユーザーに読んでもらえれば、記事に掲載された広告が利用される確率も高まります。検索エンジン経由のアクセス流入は収益につながりやすいため、ライターも検索上位を狙った記事の書き方をマスターする必要があるというわけです。
クラウドソーシングの仕事を数多くこなしていればそういうスキルが自然と身につく場合もありますが、必要以上に時間がかかってしまいます。スクールや講座を受講すれば短期間でスキルを習得できる反面、決して安くない費用がかかるところはデメリットです。
「Webライターがブログを運営するデメリット」中の運営コストがかかるで後述するように、ブログの運営にも費用が必要になる場合があります。だとしても1サイトあたり月額1,000円程度の話ですので、大きなデメリットと言うほどではありません。
Webライターがブログを運営するメリット
Webライターが初心者から脱するための方法を3つ紹介してきました。中でもおすすめなのは、3番目の「自分でブログを運営してみる」です。ブログ運営には後述するようなデメリットもありますが、メリットはそういうマイナス面を補って余りあります。
Webライターの初心者がブログを運営するメリットは以下の通りです。
- 自分の書きたい記事が書ける
- Webライターに必要なスキルが自然と身につく
- ブログがポートフォリオになる
- 仕事の直接依頼を受ける可能性が出てくる
- ブログ自体が稼げる資産となる
1つ1つ解説していきます。
自分の書きたい記事が書ける
Webライターの仕事をしていると、興味を持てないようなジャンルでも記事を書かざるを得ない場面が出てきます。クラウドソーシングで募集されている記事のジャンルはさまざまですが、文字単価の高い案件はジャンルに偏りが見られるからです。金融関連やコンプレックス関連・転職・資格など、専門的な知識が求められるジャンルが該当します。
芸能やエンタメなど、誰でも簡単に書けそうなジャンルの記事は文字単価が全般に低めです。自分の趣味を生かした記事を書こうとしても、募集そのものが見つからない場合はあり得ます。書きたくもない記事を書かなければならないという点に対して、ストレスを感じているWebライターも少なくないはずです。
そんなライターが自分のブログを持っていれば、書きたいジャンルの記事を書くことで適度なガス抜きになります。自分の興味がある話題なら筆が進み、ライティングのスキルも向上しやすいというものです。
Webライターに必要なスキルが自然と身につく
クラウドソーシングの仕事でも数を多くこなしていけば、ライティングのスキルは自然と身についていくのが普通です。それもクライアントの要求する記事のレベルが高いからこその話で、「初心者レベルの記事でもOK」というような案件ばかりこなしていてはなかなか上達しません。
自分のブログでも意識の持ちようによっては、ライティングスキルの向上に役立てることは十分に可能です。読者を増やそうとして自分なりに文章を工夫したり、検索上位を目指したりしながら記事を書いているうちに、Webライターに必要なスキルが身についていきます。
サーバーを借りてWordPressブログを運営すれば、さらに一歩進んだスキルを身につけることも可能です。最近はクラウドソーシングの各サイトでも、WordPressでの入稿を求める案件が増えています。普段からWordPressを使ったブログを運営していて操作に慣れていれば、単価の面で有利な案件を受注するチャンスも出てくるというわけです。
ブログがポートフォリオになる
イラストやデザインなどクリエイター関連の分野では、就職活動の際にポートフォリオと呼ばれる作品集を用意するのが一般的です。Webライターの場合はポートフォリオが必須というわけではありませんが、持っていた方が仕事の獲得に有利となってきます。自身のブログを開設して記事を投稿していれば、Webライターにとってのポートフォリオ代わりになるというわけです。
クラウドソーシングでも特にプロジェクト形式で募集される案件では、これまでに書いた記事の実績を提示するように求めてくるクライアントが少なくありません。他のクライアントに納品した記事を保存しておいて提示するという手もありますが、納品先のクライアントから許可を得ておかないとトラブルの原因になりかねません。
自分のブログに投稿した記事であれば自由に使用できますので、過去の実績もアピールしやすいはずです。記事の品質が低レベルでは逆効果ですので、ブログに投稿した記事の中から自信作を選ぶようにするといいでしょう。
クラウドソーシングの各サイトにライターとして登録した場合、プロフィールのページも作成することになります。「実績」欄の部分に自身のブログのURLを記載しておけば、興味を持ったクライアントが訪問してくれる可能性も出てきます。
これがきっかけとなってスカウトを受ける場合もありますので、検索上位を実現できていないブログでも決して侮れません。いつ誰が訪問してもいいように、ブログの方でも自己紹介のページを作成しておくことをおすすめします。
仕事の直接依頼を受ける可能性が出てくる
Webライターが自身のブログを持つメリットは、クラウドソーシング内でスカウトされる可能性だけではありません。クラウドソーシングのサイトを経由せずに、仕事の依頼を直接受ける可能性も出てきます。
そうした依頼を受けるには、ブログ内に「問い合わせフォーム」を設置しておくことが必要です。WordPressを使ってブログを作成した場合はContact Form7というプラグインを導入することで、問い合わせフォームを簡単に設置できます。
クラウドソーシングを経由して仕事の依頼を受けた場合、クライアントが提示した報酬額の20%前後が手数料として引かれるのはデメリットです。自分のブログを通じて仕事を直接依頼された場合は、報酬の全額が自分の収入となります。報酬などの条件面で不満がある場合でも、直接依頼なら交渉の余地があります。
ブログ自体が稼げる資産となる
以上はWebライターとして収入を得ていく上での、ブログ運営の副産物的なメリットでした。運営が軌道に乗ってくれば、ブログそのものが収益を生み出してくれるようになります。
レンタルサーバーを借りてWordPressで構築したブログなら、自分の好きなように広告を掲載できます。読者の悩みを解決する記事を書いて、悩み解決につながる商品やサービスの広告に誘導するのが基本の技です。
一度投稿した記事が検索上位を獲得できれば、以後も継続して読まれ続けることになります。その記事に広告を掲載することで、広告が利用されるごとに報酬が発生するという仕組みです。広告だらけのブログでは逆効果になりかねませんが、ブログを収益化するにはスポンサーの存在が欠かせません。
Webライターは記事を書くごとに報酬が支払われるという働き方だけに、仕事をしないでいると収入がたちまちゼロになってしまいます。自分のブログを持っていて一度稼げるようになれば、記事の投稿をやめてもすぐに収入ゼロにはなりません。長く更新しないでいると収益が徐々に減っていきますが、しばらくは過去に投稿した記事が勝手に広告収入を稼いでくれます。
そういう意味でブログは個人の資産にもなり得ますので、仕事獲得に役立つだけではない二重のメリットがあるわけです。
ちなみに筆者はスペックに定評のあるエックスサーバーと契約し、WordPressを使ってブログを構築しました。これまでのところ目立ったトラブルもなく、安定したブログ運営を実現できています。エックスサーバーには「独自ドメイン永久無料特典」が用意されていますので、ドメイン取得費用を節約できるという点でもおすすめです。
Webライターがブログを運営するデメリット
以上のように書いてくると、Webライターがブログを持つことにはメリットしかないように思えてきます。何事にも良い面があれば、悪い面もあるのが普通です。ブログも同様にメリットとデメリットの両面がありますので、マイナスの面についても事前に知っておく必要があります。
Webライターがブログを持たずに仕事をする場合と比較して、自身のブログを運営するデメリットは以下の通りです。
- すぐに稼げるわけではない
- 急に稼げなくなることもある
- 運営コストがかかる
- 作業の負担が増える
- 何事も自分でする必要がある
筆者自身の経験に基づいて、1つ1つ解説していきます。
すぐに稼げるわけではない
ブログを運営すれば広告収入で稼げるようになり、個人の資産にもなり得ると紹介しました。都合のいいようなことを書いておいて恐縮ですが、実際にはブログで収益が発生するようになるまで半年から1年以上かかるのが普通です。
知識がある人ならもっと短期間での収益化も可能ですが、ほとんどの人はブログを始めてすぐに稼げるわけではありません。やり方さえ間違っていなければ、ブログの運営歴に応じて収益が少しずつ増えていきます。
当ブログも開設して半年ほどはほとんど無収入でしたが、半年を過ぎる頃から広告収入で月に数千円ずつ稼げるようになりました。2年目には月の収益が1万円を突破するようになり、3年目に入った現在は前年比で収益が倍以上に増えている状況です。
ブログを始めもなかなか稼げないせいか、この段階でやめてしまう人も少なくありません。ブログで稼げるようになるかどうかは、稼げない期間に耐えて継続できるかどうかにかかってきます。
急に稼げなくなることもある
ブログの読者が増えてある程度稼げるようになって以降も、まだまだ安心はできません。検索エンジンで上位に入るようになっていた記事の順位が、コアアップデートをきっかけに大きく下げられることもあるからです。
検索大手のGoogleでは年に数回のペースで、検索アルゴリズムの大規模な更新を実施しています。コアアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変更で検索順位を大きく下げられ、PV(アクセス数)が大きく減ってしまったブログも少なくありません。
当ブログもこれまでに何度かコアアップデートに被弾し、PVが激減したことがありました。収益の柱としていたアドセンスの広告収入は、PVに連動して増減する仕組みです。外的要因で急に稼げなくなることがあり得るというのは、ブログを運営するデメリットの1つに数えられます。
運営コストがかかる
Webライターが自身のブログを持つ場合、ブログ自体の収益がないことが必ずしもデメリットにはなりません。ブログがポートフォリオとして機能したり、ブログを通じて新たな仕事獲得につながったりすれば、目的を十分に果たしたと言えます。
ブログを収益化するならレンタルサーバーを借りて、WordPressを使用するのがベストという点については前述しました。その方が検索上位を狙うのに有利なのは事実ですが、最低でも月額500円程度のサーバー代がかかってきます。
インターネット上の住所に相当するドメインが無料でついてくるサーバーと契約しない限り、独自ドメインの取得にも1,000円前後の費用が必要です。取得費用を支払うのは1回限りですが、ドメインを維持するには1年ごとに1,000円から2,000円ほどの更新料が発生します。
WordPressそのものは有料のテーマやプラグインでも導入しない限り、基本的には無料で使える仕組みです。つまりWordPressブログを運営するには、サーバー代とドメイン代で年間1万円前後の費用が必要ということになります。
Webライター養成講座やスクールを受講するのと比べれば、ブログ運営にかかる費用は安いものです。ブログを持たずに講座も受講しなければ費用はゼロで済みますが、Webライターに必要なスキルを身につけるのに時間がかかります。ブログを運営すれば初心者から脱するまでの時間を短縮できる上に、費用対効果という面でもデメリットがメリットに転じます。
作業の負担が増える
以上はブログ運営に関わる金銭的なデメリットでしたが、他にもマイナスの部分は挙げられます。Webライターの仕事と自分のブログ運営を両立させることで、作業量が増えてしまうというデメリットです。
ライターの仕事を本業にしている人ならともかく、副業でWebライターをしている人にとっては時間のやり繰りも無視できません。クラウドソーシングの仕事であれば、やればやった分だけ収入が得られます。ブログの方は前述した通り、始めたばかりの頃は無収入が当たり前です。当面の収入を得るためにクラウドソーシングの仕事をこなすのと並行して、1円の収入にもならないブログ記事を書くのは大変かもしれません。
どちらも会社の仕事と違って、労働管理は自分でする必要があります。体力的に無理のない範囲で両立できるように、自分なりに工夫してみるといいでしょう。
何事も自分でする必要がある
Webライターに与えられる仕事の多くは、企業ホームページやブログなどの記事に使う文章の部分だけを作成する作業です。画像の挿入やWordPress入稿が作業に加わる案件もありますが、記事のテーマはクライアントから与えられるケースが多くなっています。
SEOライティングの知識がないライターに向けて、見出し構成やキーワードの使用回数まで細かく指定してくるクライアントもいるほどです。いろいろと制約が多い反面、記事作成以外の要素を自分で考える必要がないという点では楽な仕事とも言えます。
自分でブログを運営するとなれば、何から何まで自分で考えて作業を1つ1つ消化していかなければなりません。ブログ記事をポートフォリオ化する場合でも、記事のデザインを考えたり文字装飾を施したりなど、細かい作業がいろいろと出てきます。
ブログ自体の収益化を目指して検索上位を狙える記事を書こうと思えば、キーワード選定や競合サイトの分析・アクセス解析など、高度なSEO対策も必要です。過去に投稿した記事を随時リライトして検索順位を維持したり、広告の表示を最適化したりする作業もあります。
文章を書くのが得意でWebライターになった人にとっては、苦手な作業を強いられる場面が出てくるかもしれません。そこを何とか乗り越えればWebライターとして成長し、新たな仕事獲得にもつながっていくはずです。
まとめ
Webライターが初心者から脱するには、自分でブログを運営してみるのが費用対効果の最も高い方法です。養成スクールや講座を受講すればもっと早く脱出できる可能性もありますが、費用が多く必要になってきます。費用をかけずにクラウドソーシングだけで実績を積み重ねるやり方だと、初心者から脱するのに時間がかかってしまいます。
ブログ自体の収益化も同時に目指すには、サーバー代やドメイン代で月額1,000円前後の費用が必要です。ポートフォリオ代わりに利用するだけなら、無料ブログでも取り組む価値は十分にあります。活用の可能性は無限大ですので、自分に合ったスタイルでブログを始めてみるといいでしょう。