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新聞配達のバイトは会社員の副業にアリ?きついと言われる理由を解説

副業
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収入を増やすために本業以外にもアルバイトの仕事をしている人は少なくありませんが、コンビニや飲食店のバイトだと知り合いに見つかったりして会社にバレるのが恐れがあります。かと言ってアフィリエイトやYouTuberのような副業では、稼げるようになるまで時間がかかるのが普通です。

新聞配達のアルバイトなら人目につかない早朝に働くことが可能で、会社にも副業が発覚しにくくなります。その代わり新聞配達の仕事は「きつい」とも言われているだけに、本業の仕事をしての他に朝早くから働いたのでは体が持たないのではないかと思いがちです。

そんな理由で敬遠されがちな新聞配達のバイトについて、どれだけ大変な仕事なのか実態を調査してみました。この記事を読めば新聞配達バイトが「きつい」と言われている理由に納得がいくようになり、稼げる収入の目安についてもも知ることができます。

【2021年7月6日追記】新聞配達と似た仕事について、情報を追加しました。

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新聞配達バイトを副業にする方法

新聞配達は学生のアルバイトとして昭和の頃から定番でしたが、アルバイトの仕事が多様化した現在では以前ほどの人気はありません。特に朝刊の配達は朝まだ暗いうちに起きて仕事を始めなければならないとあって、新聞配達員になりたがる人は減少傾向にあります。新聞販売店でも人手不足に悩まされているせいか、新聞の折込チラシや求人雑誌・求人サイトにも配達員の募集が頻繁に掲載されているほどです。

そうした求人の中から自分の住んでいる地域にある販売店の募集を見つけ、応募してみるのが配達の仕事を始める第一歩になります。原付バイクなどを使って配達するのが一般的ですが、運転免許証を持っていない人でも自転車を使って配達することは可能です。

新聞配達バイトの仕事には朝刊の配達と夕刊配達の2種類があって、朝刊配達には平均で2時間程度、夕刊には1時間ほどを要します。朝刊は午前2時過ぎに配達を始めるところもありますが、午前3時前後から5時前後に配達するのが一般的です。1日あたり200部ほどを配るケースが多く、配達するエリアの広さや集合住宅の割合などによっても配達部数は違ってきます。

近年は新聞の購読者数と販売店が減っている影響で、他の販売店に配達を委託している新聞社も珍しくありません。最近は全国紙や農業新聞・経済新聞・スポーツ紙など、1人で何種類もの新聞を配達して回るケースが増えています。

新聞配達の手順

選挙の投票日翌日や悪天候の日などは新聞の到着が遅れる場合もありますが、通常は午前2時頃に配達すべき新聞が販売店に到着します。新聞と折込チラシは別々の状態で届き、人手が足りない販売店では新聞に1部1部チラシを入れていく作業もアルバイトの仕事の1つです。

チラシを折り込んだ新聞の束をバイクや自転車の前カゴに積めるだけ積んだら、残りは後ろの荷台に積み込んで配達に出発します。新聞配達の仕事を始めて最初の1週間くらいは店のマネージャーなどに先導され、順路を教えてもらいながら配達の仕事を覚えるのが普通です。

順調に進めば200部ほどの新聞を2時間ほどで配り終え、配達だけのアルバイトであれば終わり次第にそのまま帰れます。夕刊の場合は午後2時から4時にかけての時間帯に配達を行うケースが多くなっていますが、朝刊と比べて配達部数が少ないため配達時間も短くなりがちです。

新聞配達でどれだけ稼げる?


働く時間帯がきっちりと決まっている新聞配達バイトの給料は、配達した部数や軒数に応じて金額が決まる歩合制が大半です。1部あたり10円が歩合給の平均的な相場で、1日200部ずつ毎日配達したとすれば単純計算で月に6万円稼げることになります。

実際には週に1日程度休みを入れる人も多く、月に25日稼働して200部ずつ配達したとすれば5万円稼げる計算です。配達先1軒あたりで月にいくらという形の歩合給を設定している例も見られ、1軒あたり300円で200軒に配達すれば稼働日数に関わらず月に6万円稼げます。

数は多くありませんが時給制を採用している新聞販売店もあり、東京の場合は1,000円から1,400円程度が時給の平均的な相場です。朝刊の場合は1回の配達に2時間ほどを要するのが一般的ですので、時給1,000円とすれば月に稼げる金額は1部あたり10円の歩合給と同程度の水準になります。以上のような相場は配達部数が多い朝刊の話で、配達時間が短い夕刊の場合は給料も朝刊の50%から70%程度です。

1ヶ月間にわたって未配や誤配がなかった場合に3,000円程度の「完配手当」が出るところも多く、完配手当から未配・誤配1回あたり500円ずつ引かれて支給される場合もあります。この他にも雨や雪・台風などの際に悪天候手当を支給している新聞販売店もありますので、求人に応募する際には入念にチェックしてみるといいでしょう。

新聞配達バイトが「きつい」と言われている理由

普通に仕事をしてさえいれば、新聞配達バイトは月に5万円から6万円程度は確実に稼げる仕事です。給料の条件しだいでは稼げる金額をさらに増やすことも可能で、働く時間を考えると割が良い仕事だと言えます。

これで体力的な負担が重くさえなければ、会社員が収入を増やすための副業としても有力な選択肢です。実際に新聞配達バイトを経験した人からは、「仕事がきつい」という声もよく聞かれます。新聞配達の仕事がきついと言われている最大の理由は、重い新聞の束をバイクや自転車に載せて運ばなければならないという点です。

新聞1部あたりの重量は200gほどに過ぎませんが、200部を配達するとなれば合計40kgにも達します。特に金曜日や土日は折込チラシの枚数が多いため1部あたりの重量も増え、新聞の束を積み込むだけでも結構な力仕事です。

配達が進むにつれて新聞の数は減って軽くなるとは言え、販売店を出た時点では中学生くらいの子供1人分の体重に相当する新聞の束を積んだ状態でスタートしなければなりません。慣れないうちはバイクや自転車のバランスを取りながら運転するのにも苦労し、転倒してしまう初心者も少なくないのです。

最近はバイクと比べて数が少なくなりましたが、自転車で新聞配達を行う場合はさらに体力が必要になってきます。いい運動になるという健康への効果は得られるものの、体力的な負担が大きい仕事という点では新聞配達バイトも引越しスタッフなどと並ぶガテン系の仕事なのです。

悪天候の日でも配達は休めない

新聞配達バイトの仕事が「きつい」と言われているもう1つの理由は、大雨や雪・台風など悪天候の日でも配達に回らなければならないという点です。配達の仕事に慣れてくれば重い新聞の束を持ち運ぶコツがわかってきて、天気が良い日なら体力的な負担もそれほどではないと感じられるようになります。

雨の日になると新聞を濡らさないように配慮しながら配達する必要があるため、普段より神経を使う上に時間も余計にかかります。自分自身も濡れないよう雨ガッパを着用しての配達作業を強いられ、特に夏場や梅雨時は蒸れや暑さとの戦いです。真夏は早朝から強い陽射しが照りつける日が多く、気温や湿度も高いので熱中症に注意しなければなりません。

新聞配達の仕事が最も大変なのは風が強い日で、たとえ台風でも配達を休むことができないという大変さがあります。強風にあおられてバイクや自転車が前に進めなくなったり、転倒して新聞の束が風に吹き飛ばされたりするアクシデントも珍しくありません。

冬は冬で配達のつらさが身にしみる季節となり、万全の防寒対策をしていないとかじかんだ手の痛みに耐えながらの配達を強いられます。特に雪が降り積もった日の配達はバイクで転倒したりしないよう慎重に運転する必要に迫られ、配達の効率が大幅に低下して普段の倍以上も時間がかかる場合が少なくありません。冬場の配達に懲りて辞めてしまう新聞配達員が跡を絶たないという点も、販売店が慢性的な人手不足に悩まされている一因なのです。

新聞配達バイトは本業と両立も可能?


以上のような仕事の厳しさがあるとは言え、新聞配達バイトにも人間関係に煩わされずに稼げるというメリットがあります。早朝の新聞販売店では誰もが無駄口をきかずに働いており、余計な気を使う必要がないので気が楽です。配達の作業も最初の1週間程度を除けば1人ですることになるので、誰とも喋らず黙々と働くのが好きな人に向いています。

新聞配達バイトの仕事が会社員の副業にもなり得るのかどうかという肝心な点については、「本業の仕事しだい」というのが結論です。中には土日祝日のみという求人もありますが、月に8日程度の配達ではたいした金額を稼げません。平日に朝刊を配達する場合は朝早く起きなければならないため、本業で夜遅くまで残業する日があるような会社に勤めている人には不向きです。

会社員の中にも仕事は基本的に日中の定時で済ませ、夜にまとまった自由時間を確保しながらコンビニの深夜バイトや飲食店バイトでWワークに励んでいる人がいます。それを考えると夜の就寝時間を大幅な前倒しにして翌朝に早起きし、副業に費やす時間をそっくりそのまま早朝にシフトすることは十分に可能です。そういう極端な朝型の生活リズムに移行できる人であれば、深夜にバイトの仕事をするのも早朝に新聞配達の仕事をするのもそれほど変わりはありません。

確かに新聞配達の仕事は体力的な負担は大きいだけに、本業でも体力を使うような仕事をしている人は体が持たなくなることも考えられます。体力に不安がある人はまず土日祝日だけの配達を試してみて、平日でもできそうだったら週休1日のシフトに移行するのが無難な始め方です。

新聞配達と似た仕事

以上のような説明で新聞配達の仕事が自分に向いていないと感じた人でも、ポスティングのアルバイトならできる可能性があります。ポスティングはチラシ広告を家々の郵便受けに投函する仕事で、新聞配達と違って仕事をする時間帯が必ずしも決まっているわけではありません。業務委託契約の場合は指定された期間内にチラシを配布する限り、自分の好きな時間帯を選んでマイペースに仕事ができるのが最大のメリットです。

ポスティングの仕事には従業員として雇用契約を結ぶ働き方と、個人事業主の扱いで業務委託契約を結ぶ働き方があります。雇用契約を結んで働く場合は時給単位で決まった額の給料がもらえる反面、勤務時間や配布担当エリアに縛られるという点がデメリットです。

業務委託契約の場合は時間単位でなく、チラシ1枚あたり何円という形で報酬が支給されます。完全出来高制で報酬の金額が決まる仕組みのため、必ずしも最低賃金レベルの給料が保証されるわけではありません。その代わり頑張れば頑張るほど短時間で多くの枚数を配布できるようになり、時給換算で高収入を稼げるようになります。

どちらの雇用形態にしても、ポスティングの仕事は朝刊の新聞配達バイトのように早起きする必要はありません。朝が苦手な人でもできる仕事ですので、休日を利用しながら収入を増やす副業としては選択肢の1つとなります。

ポスティングバイトは楽に稼げる?きついという声もある理由を解説
ポスティングバイトは住宅の郵便受けにチラシを直接投函するだけの仕事で、楽をして稼げるように思いがちです。実際にはきついという声や効率的に稼げないという声も少なくない理由について、この仕事の大変な面と給料の相場という面から分析してみました。

新聞配達バイトの副業まとめ

「新聞少年」という昭和的なイメージもあるせいか、新聞配達バイトは会社員の副業としてはそれほど人気がないのが現状です。地方の新聞販売店などは配達員の平均年齢が高く、定年退職後の収入手段を得るために働いているシニアも少なくありません。

一方では主婦が副業として新聞配達の仕事をしている例も多く、以前と比べて女性の配達員が増えている印象も受けます。そうした中で日中の仕事を持つ会社員が新聞配達バイトを副業の手段とするには、生活リズムを早朝型に変えられるかどうかが1つの分かれ目です。

体力的な負担が大きい点や悪天候の配達が厳しい点を許容できる人であれば、副業として新聞配達を続けられる可能性も十分にあります。インターネットが普及した影響で新聞の購読者が減っているとは言え、まだまだ高齢者を中心に毎朝届けられる新聞を心待ちにしている人も少なくありません。そうした人たちに貴重な情報源となる新聞を届ける仕事からは、他のアルバイトにないやりがいも得られるのです。

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