釣りで収入を得る副業とは?趣味と実益を兼ねた6種類の稼ぎ方を紹介

副業

長時間釣り糸を垂れて粘り強く待ち続けた末に、大物が釣れたときの喜びは味わった人でないとわからない快感です。減少傾向と言われながらも今なお年間何百万人という人が釣りを楽しんでいるのも、狩猟本能をくすぐる行為の魅力に多くの人が取り憑かれている証拠にほかなりません。

会社の仕事を忘れて自分の時間を持つ趣味としても釣りは格好のストレス解消法となりますが、他の趣味と比べて費用ががかかるところは難点です。釣り竿やリール・釣り針・ルアー・エサ代などの釣り具を揃えるのにお金がかかるだけでなく、釣りスポットまで移動するための交通費やガソリン代もばかになりません。道具に凝れば凝るほど出費が増えてしまうのが釣り人にとって悩みの種だけに、趣味の釣りでお金を稼げれば少しでも経済的負担が楽になるというものです。

そんな釣りの特技を生かしてお金を稼ぐ副業がいくつか考え出されていますので、釣った魚を売る稼ぎ方とそれ以外の稼ぎ方に分けて情報をまとめてみました。副業と言えば休日や空き時間を利用して働くというイメージもありますが、釣りスキルを利用した副業は趣味と実益を兼ねながら収入を増やせる有意義な稼ぎ方です。

釣った魚を売って稼ぐ副業

休日に釣りを楽しんでいると立て続けにアタリが出て、自分や家族では食べきれないほど大量の魚を獲ってしまうほど調子がいい日があるものです。そんな場合に余った魚は友人や知人にあげたり冷凍保存したりするのが普通ですが、その気になれば魚を売ってお金を稼ぐこともできます。釣った魚の販売先は魚料理を出す店などに直接売る方法の他、個人で鮮魚市場に卸す方法と魚買取サービスを利用した売り方を加えた合計3種類です。

いずれの場合でも釣った魚は時間とともに鮮度がどんどん落ちてしまいますので、新鮮さを保つための工夫が欠かせません。鮮度を保てるよう活き締めや神経締め・血抜き処理をした上で袋に入れ、砕氷を詰めたクーラーボックスに入れて保存するのが常識です。配送業者を利用して魚を販売先まで届ける場合は、費用が余計にかかってもクール便を利用する必要があります。釣った魚を売る3種類の方法について、以下で詳しく見ていきます。

店舗や宿泊施設に売る

個人が釣った魚を買い取ってくれる可能性がある店舗は、居酒屋・寿司店などの飲食店や鮮魚店です。旅館や民宿などの宿泊施設でも魚料理が出ますので、交渉次第では魚を買い取ってくれる場合があります。

まずは魚を買ってくれそうな店舗や宿泊施設を客の立場で利用し、実際に魚料理を食べてみながら情報収集を行うのが常套手段です。「自分も趣味で釣りをして食べきれないほど釣れることがあるので、そんなときは魚を買い取ってもらえないでしょうか?」などと持ちかけてみれば、話を聞いてもらえる可能性が出てきます。店や宿泊施設との信頼関係を先に築き上げてから話を進めた方が、提案を受け入れてもらいやすくなるのです。

鮮魚市場に卸す

釣った魚をお金に換える2つ目の販売先は、全国各地の大きな漁港近くなどにある鮮魚卸売市場です。個人でも釣った魚を市場に卸すことは可能ですが、ツテを持っていないと普通は簡単に取り扱ってもらえません。一度や二度断られても諦めず何度も交渉し、地元の漁師や漁協関係者と顔見知りになるよう努力が必要です。

そうやって信頼を勝ち取った末に受け入れてもらえることになったら、釣った魚を鮮魚市場に持ち込んで魚種や鮮度などのチェックを受けます。この時点ではまだ販売価格が確定していませんので、競りにかけるために魚の預かり証を発行してもらいます。預けた魚が無事に競り落とされたら、売上から手数料を引いた金額を受け取れるようになるのです。

魚買取サービスや鮮魚オークションで売る

釣った魚を売る手段として最近増えてきているのが、個人でも利用できる魚買取サービスの店舗です。そうした店は地方の漁港近くに設置されている例が多く、釣った魚を直接持ち込める店だけでなく、配送で魚の買取を受け付けている店もあります。

福井県坂井市にあるおさかな集積所おととは独自のルールを守ることを誓った「フィッシュハンター」に登録することで、釣った魚を買い取ってもらえるようになる仕組みです。新潟県新潟市のことぶき寿司と福岡県北九州市の廻転寿司平四郎、愛知県豊橋市にあるとんかつの武蔵グループでも、店頭に魚を直接持ち込めば買い取ってもらえます。この3店舗はいつ訪れても魚を買い取ってもらえるというわけではなく、いずれも2時間前までに連絡を入れる必要がある点には注意が必要です。

神奈川県にある出張寿司とびうおは事前に登録した上で釣った魚の写真を送り、指定の処理を施した上で店まで配送する買取方式が採用されています。魚の種類や状態によっては買取ができない場合もある他、新型コロナウイルスの影響で買取を停止している店もありますので、ホームページで最新情報を確認してから依頼してみるといいでしょう。

釣った魚を1品から出品可能な鮮魚オークションという画期的なサービスFish Saleは、SNS上で話題を集めています。釣った魚がオークションで落札された場合は、売上から10%の手数料を引いた残りが自分に収入になる仕組みです。

シビアな衛生管理が求められる鮮魚をオークション形式で誰でも販売できるという点に対しては、SNSでも賛否両論が巻き起こっています。トラブルを避けてサービスを健全に運用していくには、鮮魚オークションの出品者にもプロとしての高い意識が求められます。

魚を売らずに稼ぐ釣り関係の副業

以上のようなやり方で釣った魚を売ってお金に換えられれば、釣りを趣味にしている人にとっては最も稼ぎやすい副業になり得ます。とは言え釣った魚を人様に売り渡すからには、自分で食べる場合以上に鮮度管理を徹底させなければなりません。万が一でも食中毒のトラブルが発生した場合には売り手としての責任が問われるだけでなく、売った先の店や市場に迷惑がかかることになります。

海や河川で決められている漁業権をしっかりと遵守しながら趣味の範囲内で釣りを行う限り、魚を売る副業で高収入を稼ぐのはなかなか難しいものです。販売目的で釣りをするようになると魚を大量に獲ろうと焦るあまり、無理な行動に走る人も出てきます。

釣りの上級者を自認するほどの経験を積んだ人なら、釣った魚を売らなくても収入を得られる方法はいくらでも考え出せるものです。実際に副業の手段としても利用されているフィッシングガイドとフィールドテスター、釣り大会での賞金稼ぎという3つの代表的な稼ぎ方についてそれぞれ解説します。

フィッシングガイド

釣り人口は2000年代前半頃をピークに減少傾向とは言え、新たに釣りを始める人も毎年一定数いると推定されます。釣りの初心者に相手に道具の扱い方や水産資源の保護、さらには釣り場のマナー・事故防止などを指導するのがフィッシングガイドの役目です。公認釣りインストラクターの民間資格を取得していれば、副業としてそうした指導の仕事を始めるのに有利になってきます。

フィッシングガイドは必ずしも常時仕事があるとは限らないため本業にするのは厳しい面もありますが、会社員の副業や定年退職後の役目として考えるなら十分な仕事です。資格を持っていない人でも釣りの経験が豊富で教えることが好きな人であれば、インストラクターの副業に向いています。

フィッシングガイドは個人事業主として活動している人も多く、アルバイト求人サイトでは必ずしも募集が掲載されているとは限りません。求人が募集されていない場合でも、自分で生徒を募集して釣り教室を開くことは可能です。

ストアカには個人が開催する釣り教室も登録されており、受講人数や時間・受講料も自由に設定できます。釣った魚のさばき方や調理方法と組み合わせた教室を開催すれば生徒が集めやすく、ストアカでの集客に有利です。

スキル販売最大手のココナラはオンラインでのやり取りが基本ですが、コロナ禍以降は対面でのサービス利用に躊躇する人が増えています。相手と直接会って指導しなくてもテキストチャットやビデオチャットなどを使えば、オンラインで釣りに関するスキルを伝授することは十分に可能です。

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釣り具メーカーのフィールドテスター

求人サイトで副業にできそうな仕事の募集を探しても、掲載されている求人は釣り具店で働く販売スタッフのアルバイトが大半です。自他ともに認める釣り上級者なら、釣り具メーカーで不定期に募集しているフィールドテスターで稼ぐという手もあります。

フィールドテスターは釣り具メーカーと契約を結び、開発中の製品を釣りに使ってテストしたり、発売された商品を自身のブログやSNSで宣伝したりする仕事です。釣りに自信がある人なら誰でもなれるというわけではなく、釣り業界におけるインフルエンサーとしての情報発信力が認められた人に限定されてきます。

運良くフィールドテスターを募集している求人が見つかれば採用してもらえる場合もありますが、そういう幸運をつかめる人は決して多くないのが現状です。釣り具メーカーに知り合いがいれば、コネを頼りに紹介してもらうという手もあります。

そうでない場合は日頃から釣りブログやSNSで情報を発信してメーカー関係者の目に留まるように努め、後述する釣り大会で上位入賞を目指すのがフィールドテスターになる近道です。釣りの腕前や知識によほど自信がある人なら、自分から釣り具メーカーに営業をかけてみるのもいいでしょう。

釣り大会で賞金を稼ぐ

全国各地ではバス釣りや渓流釣りの大会が随時開催され、上位入賞者には賞金が支給されています。継続的な収入を稼ぐという意味での副業に該当するかどうかは微妙なところですが、そうした賞金獲得を狙うのも腕に覚えがある上級者ならではの稼ぎ方です。

国内のバス釣り団体が主催する釣り大会の賞金は海外の大会ほど高額ではなく、比較的大きな大会でも推定で50万円から多くて300万円程度です。地方の小さい大会では賞金が最高でも数万円程度で、優勝賞金が100万円なら高額の部類と言えます。

高額賞金がかかった釣り大会には誰でも参加できるというわけではなく、バスプロとしての実力が認められた人だけに出場権が与えられるのが普通です。バスプロを名乗っていても実際に釣り大会の賞金だけで食べている人は少数で、スポンサー契約による収入やテレビ出演のギャラを加えても、本業として成り立っている人はごく一部に過ぎません。

アメリカなど海外ではもっと高額賞金がかかった釣り大会も盛んに開催されており、億単位の賞金を稼ぐバスプロも存在します。費用をかけて海外に遠征できる立場にない限り、国内ではバスプロを名乗って賞金を稼いでいる人でも他に本業を持っているのが普通なのです。

釣りで稼ぐ副業まとめ

記事の後半で紹介した副業はいずれも釣り上級者向けで難易度が高く、釣りを趣味とする大半の人にとっては敷居が高い方法です。そういう稼ぎ方があるという事実を知っていれば、釣りの腕が上達したときに特技を使ってお金を稼ぐ選択肢が多くなります。

釣りを副業にする最も現実的な手段は、釣った魚をお金に換える3種類の販売方法です。飲食店や宿泊施設に魚を直接売るやり方は相手との信頼関係を築き上げる努力も必要で、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。

個人で鮮魚市場に魚を卸す方法も初心者にはハードルが高めなだけに、魚の買取サービスが多く登場したのは釣り客にとって朗報です。メルカリのような感覚で出品できる鮮魚オークションを含め、今は釣った魚を手軽に販売できる時代となりました。それだけに魚を売る側にもプロ意識が求められ、限られた水産資源を保護しながら収入を得ていくには漁業関係者並みのモラルが必要になってきます。

お金を稼ぎたいあまり魚を獲りすぎたりルールに違反したりするようになると、他の釣り客にも迷惑がかかる可能性があるので要注意です。釣り人としてのモラルに反しない範囲できちんとルールを守って取り組めば、釣った魚の販売で収入を得る仕事は趣味と実益を兼ねた最適な副業になり得ます。

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