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家庭菜園で採れた野菜を売る副業とは?儲かる販売方法を解説

家庭菜園のミニトマト 副業
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家庭菜園を利用した野菜作りが静かなブームとなっていますが、栽培がうまくいって野菜が採れすぎることもあります。そんなときに余った野菜を「欲しい」という人に売れば、家庭菜園の趣味も立派な副業です。

メルカリや個人運営のネットショップなど、野菜をネット販売する手段も数多く用意されています。直売所などを利用して野菜を直接販売する方法も含めた中で、どれが一番儲かるのか検証してみました。

この記事では主に野菜を売る方法について解説しますが、果物やハーブを販売する場合にも共通するノウハウです。

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趣味の家庭菜園を副業にするには?

家庭菜園のナス

自宅の庭や空き地などを家庭菜園にして、野菜作りを趣味としている人が増えています。採れたての野菜が食べられる上に、自然と親しみながらの作業で気分転換にもなる趣味です。

そんな家庭菜園での野菜作りも、収量を増やせば副業になり得ます。自家消費分を上回る量の野菜を収穫し、余った分を売ればお金に換えられるというわけです。

集合住宅に住んでいて庭がないという人や、家庭菜園にできるような農地を持っていないという人でも、販売用の野菜を作る方法はいろいろと考えられます。ベランダを利用したプランター菜園や、室内でも可能な水耕栽培も広い意味では家庭菜園の一種です。市民農園を借りるという手もありますが、農具などは自分で用意しなければなりません。

耕作放棄地や遊休地を利用した農地レンタルサービスのシェア畑なら、農具や資材・種苗・肥料など必要なものが畑に揃っています。市民農園を借りるよりも費用は多くかかりますが、野菜作りに必要な道具を買い揃える必要がないところがシェア畑のメリットです。

収穫した野菜の販売で費用を上回る収益を残せれば、家庭菜園が趣味から副業へとグレードアップします。シェア畑で週末農業を始める方法については、シェア畑は料金が高い?それでも週末農業におすすめの理由を解説で詳しく解説しておきました。

家庭菜園で採れた野菜を売る方法

普段から家庭菜園を趣味にしている人であれば、野菜作りに関しては慣れているはずです。自分で作った野菜を自分や家族で食べれば食費の節約になりますが、それを他人に売ってお金を稼ぐとなればそう簡単にはいきません。

知り合いに買ってくれる人がいる場合はいい方で、食べきれない野菜は近所の人にあげたり、廃棄したりしている人も少なくありません。家庭菜園を趣味にしている人の多くは、収穫した野菜で収入を得ているわけではないと見られます。

家庭菜園を副業の域にまで高めるには、販路の開拓が欠かせません。つまり、収穫した野菜をどうやって売るかが問題となってくるわけです。

野菜の直売所

コメや野菜・果物の栽培で生計を立てている専業農家の多くは、JA(農協)や青果卸売市場に収穫物を販売しています。JAや市場ならまとまった収量の野菜を買い取ってもらえますが、規格外の野菜や果物は対象外です。市場価格よりも安い卸価格での買取となるため、大量生産で栽培を効率化しない限り収益を出すのは難しいと言えます。

家庭菜園で採れた野菜を少量ずつ販売するのに向いた方法は、以下の通りです。

  1. 無人販売
  2. 道の駅や農産物直売所
  3. ネット販売

それぞれ詳しく解説します。

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無人販売

野菜の無人販売所

郊外や農村地帯でよく見かけるのは、自分で野菜の無人販売所を設置する売り方です。自宅の敷地や道路沿いの畑で野菜を売れるようになるだけに、家庭菜園で採れた野菜の販売方法としては最も手軽なやり方と言えます。

道の駅や農産物直売所で売るよりパッケージは簡単で済む上に、バーコードの貼り付けなども不要です。陳列台や什器・POPなどを自分で用意すれば、設置費用も安価に上がります。

ある程度の人通りがある場所という前提ですが、無人販売は野菜の自販機を自分で設置するようなイメージです。代金を払わずに野菜だけ持っていかれるリスクもありますので、防犯カメラを設置するような対策も欠かせません。

道の駅や農産物直売所

道の駅で売られている野菜

ある程度まとまった収量を確保できれば、家庭菜園で収穫した野菜を道の駅のような直売所で売るという手もあります。地域で定期・不定期に開催される朝市の他、JAの運営する農産物直売所や民間企業の運営するマルシェもそうした場所の1つです。

道の駅や農産物直売所に出品する場合は委託販売となるのが一般的で、売れ残った商品は回収する必要があります。店舗自体に集客力があるため無人販売より売れやすいのはメリットですが、商品をパッケージ化してバーコードを貼り付けたりする手間はかかります。

ネット販売

ネット販売のイメージ

家庭菜園で採れた野菜を売るもう1つのやり方は、フリマアプリやネットショップなどインターネットを使った販売方法です。普段からスマホやパソコンなどでインターネットを利用している人であれば、無人販売や直売所より売りやすい方法だと言えます。

特にメルカリラクマのようなフリマサイトは出品手続きが簡単なだけに、野菜のネット販売としては最も手軽な方法です。楽天市場のような大手通販サイトへの出店やポケットマルシェのようなオンライン直売所での販売は、どちらかと言うとプロの農家に向いた売り方です。BASESTORESSTORESカラーミーショップといったネットショップ作成サービスを利用すれば、プロの農家でなくても自分だけのオンラインショップを開店できるようになります。

無人販売や農産物直売所での販売と違って、インターネットを活用すれば全国の消費者を対象にした野菜販売ビジネスが可能です。潜在的な可能性という点では、ネット販売が一番儲かる販売方法だと言えます。

野菜のネット販売を始める方法については、以下の記事で詳しく解説しておきました。

家庭菜園で採れた野菜の種や苗も販売できる?

野菜の苗の販売

趣味の家庭菜園を副業レベルにまで高める方法は、収穫した野菜を販売するだけではありません。種や苗の形で野菜の副産物を売りに出せば、同じ趣味を持つ人に購入してもらえる可能性が出てきます。

収穫した野菜の販売を副業のメインとしながら、余った種をメルカリなどに出品して稼いでいる人も少なくありません。種から育てるのが難しい作物も多いだけに、発芽させて苗に育てられれば収益性の高い商品になり得ます。

ただし品種登録された野菜や果物・園芸植物などの種については、育成者に無断で販売するのは法律で禁止された行為です。種苗法が改正されたことで混乱が生じていますが、育成者権が保護されている登録品種でなければ種や苗を販売しても違法にはなりません。そのへんの事情については、以下の記事で詳しく解説しています。

家庭菜園で採れた野菜の販売に許可は必要?

営業許可

野菜の種や苗を販売するには以上のような種苗法の規制を規制を受けることになりますが、登録品種であっても収穫した作物そのものの販売で許可を得る必要はありません。プロの農家ではない一般の個人でも、農産物直売所や無人販売所・ネット販売などを通じて手作りの野菜を自由に販売できます。

許可を得なくても販売できるのは、収穫したままで加工していない農作物の話です。野菜を材料にした漬物や果物を材料にしたジャムなどは加工食品に該当するため、食品衛生法の規制を受けます。販売するには保健所に申請をした上で許可を得る必要がありますので、ひと手間を加えて販売しようという場合は注意が必要です。

とは言え大根や人参などについた土を洗い流したり、葉物野菜で不要な根を切り落としたりする程度なら食品加工のうちに入りません。自分で生産した野菜や果物を乾燥させて販売する場合も、簡易な加工の範囲で届出や許可は不要です。

改正された食品衛生法に関しては、干し柿の販売に許可は必要?冬に作るドライフルーツの売り方を解説で干し柿販売の例を取り上げて解説しておきました。

家庭菜園の副業でどれだけ儲かる?

以上のような販路さえ開拓できれば、野菜の販売を副業にするのもそれほど難しくはないはずです。ネット販売の手段が多様化したことで、販路を大きく拡大することも可能になってきています。

趣味と実益を兼ねた副業とするには十分ですが、普通にアルバイトの仕事をするのと比べて効率的に稼げるとは限りません。手間をかけて育てた野菜が思ったほど高く売れなければ、時給換算でたいして稼げないという結果もあり得ます。

ジャガイモや人参・玉ねぎなどの根菜類は作る手間が比較的かからない方ですが、数ヶ月から半年以上にわたって家庭菜園の面積を占領する野菜です。トマトやナスなど実を収穫する野菜は単位面積当たりの収量が多い代わりに害虫などの影響を受けやすく、無農薬で栽培するには結構な手間がかかります。

1万円札と財布と電卓

野菜の販売で月に平均10万円以上を稼ごうと思えば、家庭菜園でもかなりの栽培面積が必要です。ミニトマトなど単位面積当たりの収量が多い野菜を栽培するには手間がかかる上に、ハウス栽培だと資材購入で数十万円単位の初期費用も必要になってきます。露地栽培にすれば資材コストを節約できますが、害虫や害獣・害鳥の食害対策が欠かせません。

一般に収益性の高い野菜ほど栽培に要する作業量が多いだけに、時給換算で稼げる金額は低くなってしまいます。家庭菜園を副業にして月に5万円も稼げば、アルバイトの仕事で月に40時間から50時間ほど働いたのと同等の収入になる計算です。経験を積んでもっと効率的に稼げるようになれば、家庭菜園でも野菜の販売で10万円以上の月収も夢ではありません。

珍しい野菜なら高値で売れる可能性も

ケール

農産物直売所やネット販売でも、栽培しやすく需要も多い野菜は数多く出回っています。野菜のネット販売に利用している人が多いメルカリの出品状況によると、この記事を書いた時点で完売例の多い野菜の種類は以下の通りです。

  1. トマト
  2. ミニトマト
  3. キュウリ
  4. ブロッコリー
  5. 長ネギ
  6. サツマイモ
  7. 人参
  8. 玉ねぎ

季節によって変動も見られますが、以上のような野菜であれば年中需要があります。

スーパーでも普通に売られている野菜をメルカリで購入している人は、野菜を少しでも安く手に入れたいと考えている人たちです。単品のまとめ売りだとたいした儲けにならないせいか、複数の種類を組み合わせた野菜セットの出品も目立ちます。

そうした中でも珍しい野菜はメルカリでもライバルが少ないだけに、グラム当たりの価格にすれば高値で売ることも可能です。数が多く売れているわけではありませんが、メルカリでは以下のような野菜も完売実績が見られます。

  1. プチヴェール
  2. スティクセニョール
  3. くわい
  4. 紫アスパラ菜
  5. パクチー
  6. わさび菜
  7. 菊芋
  8. ヤーコン

葉物野菜の幼葉を収穫したベビーリーフなども含め、ライバルの少ない野菜は他にもいろいろと考えられます。野菜のネット販売でブルーオーシャンを開拓してみたいという人は、珍しい野菜の栽培にもチャレンジしてみるといいでしょう。

家庭菜園の副業まとめ

家庭菜園の水やり作業

家庭菜園で採れた野菜の販売ルートは無人販売や直売所で直接販売する方法と、フリマサイトやネットショップでネット販売する方法の2つに大きく分けられます。ネット販売が普及したことで家庭菜園を副業にしやすくなりましたが、インターネットが苦手な人には直接販売がおすすめです。

普段からスマホやパソコンを使い慣れた人であれば、インターネットを使った方が販路を大きく拡大できます。ライバルの存在もあるため売る工夫も必要ですが、月に数万円程度なら副業として十分に成り立ち得る金額です。

時給換算で効率的に稼げなかったとしても、自然と触れ合える副業は気分転換やストレス解消になります。野菜作りの経験がない人は作業の大変さで挫折する可能性もありますので、農業バイトで収穫作業などを体験してから家庭菜園に挑戦するのがおすすめです。

首都圏を中心に全国70カ所で貸し農園を展開するシェア畑なら、農作業に使う道具や資材が用意されています。菜園アドバイザーも常駐していますので、野菜作り初心者でも安心です。ひとりで家庭菜園を始めるのが不安だという人は、シェア畑の無料見学に参加してみるといいでしょう。

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