拾った薪を売るのは違法?薪拾いで稼ぐ合法的な副業ビジネスを解説

お金

当ブログでは以前にも流木ビジネスの副業を紹介しましたが、拾った薪を売って稼ぐ副業が存在するという情報もあります。確かにキャンプ場では焚き火に使う薪を購入せずに、付近の山林で拾い集めて現地調達している人も少なくありません。

とは言え山林や河川敷から薪になるような木を勝手に持ち帰ると、違法性に問われる恐れもあります。拾ってきた木を薪として販売するには、薪割りの作業や時間をかけて乾燥させる工程も不可欠です。薪拾いで合法的に稼ぐ方法について、初心者にもわかりやすいように基本情報をまとめてみました。

薪が売れる理由

灯油やガス・電気を使う暖房器具や給湯器が普及した今でも、薪ストーブには根強い人気があります。キャンプで焚き火をする際にも薪は欠かせませんが、キャンプ場で売られている薪は品質があまり良くない上に割高です。最近はソロキャンプをする人が増えているせいか、薪の需要も拡大傾向にあります。

落ちている木を自由に拾って薪に使えるキャンプ場も少なくありませんが、現地調達した薪は乾燥していない状態です。水分を多く含んだままの薪は燃えにくく、不完全燃焼しやすいため煙や煤が多く出てしまいます。事前に乾燥済みの薪を購入した方が、キャンプでも安心して焚き火を楽しめるというわけです。

そういう需要を持つ人たちを顧客にすれば、自分で拾ってきた薪を売って収入を得る副業が成り立ちます。パン屋さんやピザ店、薪ストーブを使っている家なども含め、今でも薪の需要は結構あるはずです。薪を販売している店や通販サイトも少なくありませんが、個人でもその気になればフリマアプリなどを利用して薪を売れるようになります。

売れる薪の種類

山林や河川敷から拾ってきた木なら、何でも薪として売れるというわけではありません。薪として売られている木にはスギやマツ・ヒノキなどの針葉樹と、ナラやカシ・クヌギなどの広葉樹に大きく分けられます。針葉樹の薪は油脂成分を多く含むため火がつきやすいですが、すぐに燃え尽きてしまう火持ちの悪さが欠点です。

キャンプでも焚き火を使って調理をしようとする場合には、火持ちの良くない針葉樹の薪は向いていません。その点で広葉樹の薪は木質が詰まっているため火がつきにくい反面、一度火がついたら長く燃えてくれます。焚き火をする際には針葉樹の薪や小枝を焚き付けに使って着火し、火力が安定してきたところで火持ちのいい広葉樹の太い薪をくべるのが基本です。

キャンプ場やホームセンターでも広葉樹の薪はなかなか売っていないだけに、個人で薪ビジネスを手がけるチャンスとなります。薪販売業者の通販サイトでは広葉樹の薪も売られていますが、送料がかかる分だけ購入費用は割高です。

フリマサイトやネットオークションでは送料込みの価格で出品されている例も多く、広葉樹の薪を少しでも安く手に入れたいという人たちから人気を集めています。いずれにしても副業で薪ビジネスを展開するなら、針葉樹より入手が難しい広葉樹の薪を探して拾い集めるのがコツです。

拾った薪を売るのは違法?

薪を拾い集めると言っても、他人の所有地となっている山林から勝手に持ち去るのは法的に見て問題です。国や地方自治体が管理する河川敷も同様に、拾った薪を勝手に持ち帰っていいというわけではありません。

公園であれば特に禁止されていない限り、園内に落ちている木はゴミ扱いのため拾って持ち帰ることも可能です。薪の購入費用を節約する目的で、落ちている木を拾っている人も公園ではたまに見かけます。民有林や神社の境内など私有地に入って薪を拾い集める場合は、事前に所有者の許可を得るのが常識です。

河川敷にあるものを持ち帰る場合でも、流木はゴミ扱いのため法的には問題ないとされています。生えている木を勝手に伐採したりして持ち去る行為は完全に違法ですので、拾い集めるとしても流木だけにとどめるのが無難です。台風などで折れた倒木も持ち帰りできる可能性はありますが、念のため管理者に問い合わせてみるといいでしょう。

薪を合法的に調達する方法

川や海岸に流れ着いた流木にしても、公園に落ちている木にしても、薪になるような木を勝手に拾って持ち帰るのは気が引ける面があります。100%違法にならない範囲で調達した薪を販売したいという場合には、面倒でも所有者や管理者の許可を得た上で採取するのが安心です。この他にも薪を合法的に入手できる方法がありますので、代表的な入手先を紹介しておきます。

公園に植えられている木や街路樹は、老朽化などの理由で伐採される例も珍しくありません。伐採された木はお金をかけて処分されるのが一般的なため、希望すれば譲ってもらえる場合があります。伐採の予定がないかどうか、市区町村役場の土木課や森林組合に問い合わせてみるといいでしょう。

造園業者やハウスメーカー・製材所なども、伐採した木を無料でもらえる可能性のある業者です。森林ボランティアの活動に参加して木を伐採したり倒木を片付ける作業を行った場合にも、不要となった木を持ち帰りできることがあります。

個人で山林を所有している人の依頼を受ける場合も含め、薪を合法的に入手する方法はまだまだあるはずです。自分でチェーンソーを用意できれば、伐採ボランティアに参加する機会も多く得られます。河川敷でも伐採木の無償配布がよく行われていますので、管理している河川事務所や河川組合に問い合わせてみるといいでしょう。

以上のような方法で薪を譲ってもらう場合には、自宅まで持ち運ぶための車も必要です。大きめの木を運搬するにはトラックが必要ですが、小さめの木や枝であればワンボックスカーなどの乗用車でも運搬できます。

薪を売る方法

自分で拾ってくるなどして入手した薪を販売し、収入を得るまでの手順は以下の通りです。

  • 薪にするための木を採取する
  • 入手した木を割って薪を作り、乾燥させる
  • 薪を販売する

伐採したばかりの木は水分を大量に含んでいるため、そのままでは薪としての使用に適しません。半年から1年程度は乾燥させて水分を飛ばし、軽くした上で販売するのが一般的です。自宅の敷地内で雨の当たらない風通しのいい場所が、薪を乾燥させるのに適しています。

原木を薪に加工するには斧などを使って人力で割る方法もありますが、大量の薪を作るにはあまり効率的とは言えません。本格的な薪ビジネスを展開しようという場合には、安価な電気式なら3万円程度から売られている薪割り機の導入も検討してみるといいでしょう。

このように1本の木から薪を作るには、結構な手間がかかります。薪は労力を費やして製造されるからこそ、建築用の木材よりもキロあたりの単価で高く取引されているのです。

流木を売って収入を得る副業でも、アク抜きをした上で乾燥させるという一手間が必要でした。そういう作業が付加価値を生み、副業として成り立つ条件にもつながってくるというわけです。

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薪の主な販売先

ホームセンターでも薪を取り扱っている店は少なくありませんが、個人が採ってきた薪を買い取ってくれるとは限りません。薪ストーブ販売店などの専門業者なら買取を行っている店もあるとは言え、業者が相手では二束三文でしか売れない可能性があります。

むしろネットオークションやフリマサイトに出品して個人を相手に販売した方が、高値で売れやすいものです。インターネットを利用すれば販路を全国に拡大できますので、地元の店に買い取ってもらうより売れ残るリスクが小さくなります。他に窯焼きピザを売る店やパン屋さん、薪ストーブを使っている個人の住宅なども、薪の有望な販売先の1つです。

薪はどれくらいで売れる?

ホームセンターでは薪が1束500円前後で売られていますが、ほとんどは火持ちの良くないスギやマツなどの針葉樹です。ナラやカシ・クヌギなど火持ちのいい広葉樹の薪であれば、もっと高値でも売れるはずです。

実際にヤフオクでは広葉樹の薪が10kgあたり2,000円前後の即決価格で出品されてます。メルカリでも10kgから25kgほどの薪が2,000円から3,000円前後の価格で出品され、「SOLD」となっている例も少なくありません。

いずれも送料は出品者で負担するのが一般的ですので、最終的な収益は送料や梱包費用を引いた残りの金額ということになります。運搬や乾燥など薪を作るのに費やした労力を考えると、時給換算では思ったほど稼げない副業です。

許可を得て自分で木を伐採するためにチェーンソーを購入したり、薪を作る作業を効率化するために薪割り機を導入したりする場合は、経費の分も考慮する必要があります。そうやって本格的な薪ビジネスを展開するなら、よほど大量の薪を販売しない限り収支がプラスになりません。ネットオークションやフリマサイトを含め、複数の販路を開拓する必要があります。

薪拾いで稼ぐ副業ビジネスまとめ

数ある副業の中でも拾った薪を売る方法はマイナーな稼ぎ方だけに、実際に試してみて成功した人はそれほど多くないと見られます。薪の販売ビジネスでそれなりに成功している人の多くは、林業関係の仕事をしていて薪を実質無償で入手できるような人たちです。林業とはまったく無縁の人が公園などで拾った薪を販売しようとしても、普通にやっていては得られる収益に限りがあります。

本格的な薪ビジネスを展開するには大量に仕入れた原木を乾燥させる場所に加え、チェーンソーや薪割り機の購入費用も必要です。流木を拾って稼ぐ方法も、趣味と実益を兼ねた副業として注目を集めています。同じように自然と触れ合いながらお小遣い稼ぎができる方法と考えれば、稼げる金額が多くなくても試してみるだけの価値はあります。

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