Tシャツ販売の副業は本当に稼げる?ドロップシッピングの現状も解説

副業

デザインが得意な人やファッション好きの人に向いた副業として、Tシャツ販売が話題を集めています。Tシャツの販売で実際に100万円以上を稼いだ主婦もテレビで紹介されましたが、販売する際には集客のノウハウが欠かせません。商品が売れなければ在庫を抱えて赤字になってしまうリスクもあるだけに、「副業でTシャツを売るのはハードルが高いかな」と思いがちです。

そんな人でも低リスクでネットショップを始める方法として、在庫を持たずに商品を受注販売できるドロップシッピングというサービスがあります。Tシャツ販売の分野でも最近はドロップシッピングが主流で、在庫リスクを気にせず気軽に試せるようになりました。一方でドロップシッピングはサービス業者の撤退が相次ぎ、副業のジャンルとしては下火になってきている面もあります。

Tシャツ販売の副業は今でも稼げるのかどうか心配している人に向けて、ドロップシッピングの手法を用いたTシャツ販売の現状をまとめてみました。結論から先に言えばTシャツ販売は工夫次第でまだまだ稼げますので、デザインセンスを生かした副業を始めてみたいという人は試してみる価値があります。

個人でもTシャツ販売を副業にして稼げる理由

Tシャツは衣料品店で購入するものと思いがちですが、個人でもその気になればオリジナルTシャツを作ることが可能です。シルクスクリーン印刷機を購入して自分で布地にプリントする方法だと、100万円単位のコストが必要になってきます。

今はオリジナルTシャツの注文を1枚から受け付けている印刷業者も多く、高額な初期費用をかけずに商品を作れる時代です。BASEやStores.jpなど初期費用0円でネットショップを作れるサービスを利用すれば、自分でデザインしたオリジナルTシャツを全国(または全世界)の人に販売できるようになります。ブログやSNSを使って宣伝するなど集客の工夫も欠かせませんが、Tシャツ販売はクリエイティブな副業として大きな可能性を秘めているのです。

DSPを利用した無在庫販売が主流に

ネットショップを運営する上で問題となってくるのは、実店舗と同じように商品が売れなければ在庫を抱えるリスクがあるという点です。専門業者を利用してオリジナルTシャツを製作すれば相応の費用もかかるだけに、大量の在庫を抱えると赤字に転落しかねません。

そうしたリスクを回避できる方法として、DSPとも呼ばれるドロップシッピングのサービスプロバイダが存在します。ドロップシッピングというのは在庫を持たずに商品を販売するネットショップの一形態で、注文が入ったら製造元や卸業者から購入者へと商品が直接配送される仕組みです。Tシャツのプリント・製作と販売を代行している業者の中にも、ドロップシッピングの仕組みを採用している例は少なくありません。

多種多様な商品を扱う卸型のDSPとは違って、Tシャツ販売の副業に利用されているのはオリジナル商品に特化したDSPです。オリジナル型のDSPを利用すれば、在庫リスクなしでTシャツ販売ができるようになります。
高品位なTシャツのプリントを可能にするシルクスクリーン印刷は版型の製作が必要なため、印刷枚数が少ないほど料金が割高になってしまう点がデメリットでした。1枚あたりのコストを安くするには、できるだけ多くの枚数を注文する必要があります。

Tシャツ販売に使われるDSPの多くは、版型が不要なインクジェットプリンタを使用しています。1枚単位の受注生産でも余計なコストがかからないインクジェットプリンタを使うことで、Tシャツの無在庫販売が可能になったのです。この記事の冒頭でも触れた100万円以上稼ぐという主婦も、オリジナル型DSPによるTシャツ販売の例でした。

Tシャツ販売の副業でどれだけ稼げる?

Tシャツ販売で収益100万円というのはよほど稼いでいる人の話と思いがちですが、上手に売れば決して不可能な数字ではありません。無在庫販売が可能なDSPを利用した場合、Tシャツそのものの材料費は平均して2,000円前です。売価は自分で自由に設定できますので、材料費の原価に上乗せされる金額が多ければ多いほど売上1点あたりの収益が多くなります。

とは言え値段が高すぎると売れにくくなるため、オリジナルTシャツの相場から大きく外れない程度の値ごろ感がある価格設定にするのがポイントです。仮に売価が2,500円で材料費の原価が2,000円とすれば、1点あたりの利益は500円となります。200点を売れば10万円の利益となり、2,000点売れれば100万円稼げる計算です。

デザインやカラー・サイズなどのバリエーションを増やして選択肢を多く用意すれば、1点1点の売上点数が少なくてもトータルでまとまった収入が得られます。デザインに自信があるなら価格を高めに設定し、1点あたりの収益を増やすことで効率的に稼げるようになるのです。

Tシャツ販売が可能なドロップシッピングの現状

Tシャツ販売で主流となってきているドロップシッピングは、2000年代後半に一世を風靡した副業の手法です。2009年頃から一種の内職商法として巧妙に勧誘するDSPが増え、高額な初期費用が回収できないトラブルが続出しました。訴訟にまで発展する事例が出て大きな問題となった影響もあり、事業撤退に追い込まれたDSPも少なくありません。

詐欺まがいの手法で勧誘を行っていた業者は淘汰されましたが、健全に運営されていたDSPも数が少なくなっています。数少ない優良DSPの1つだったもしもドロップシッピングも2020年4月をもってサービス終了し、通販素材.comも現在は新規登録会員の受け付けを停止しているのが現状です。

卸型DSPが激減している理由

このように卸型のDSPが下火になってしまったのは、ビジネスモデルの限界が見えてきたのも一因です。ドロップシッピングで副業を行う人が増えてくると競争が激しくなり、集客ノウハウを身につけた強者だけが生き残れるようになります。

卸型DSPでは何万点もの商品を扱っていましたが、その中で売れ筋商品は限られた品々に過ぎません。DSPを利用してネットショップを運営しているライバルも同じような商品を販売しているため、どうしても価格競争に陥りやすくなります。競争が激化すればするほど利幅が小さくなり、「ドロップシッピングではたいして稼げない」と言われるようになってしまったのです。

卸型DSPのビジネスモデルで露呈された限界は、商品そのもので差別化ができない点に原因がありました。Tシャツ販売で利用されるオリジナル型DSPの場合は、デザインする人によって1点1点違った個性的な商品を用意できるのが強みです。本当に気に入ったデザインのTシャツであれば値段が少々高くても買うという人は少なくないだけに、ドロップシッピングの限界を乗り越えられる可能性があります。

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Tシャツ販売で稼げるオリジナル型DSP

実際にTシャツ販売の副業で稼いでいる人が利用するオリジナル型のDSPには、以下のようなサービスが挙げられます。いずれもかつて問題となった卸型DSPとは異なり、初期費用なしで利用できるので安心です。

ユニクロが運営するTシャツ作成サービスUTme!はスマホアプリでオリジナルTシャツを簡単に作れるだけでなく、マーケットに出品して販売することもできます。ClubTはパソコンを使ってオリジナルTシャツのデザインから販売までを行うDSPで、UTme!よりも凝ったデザインのTシャツを作れる点が魅力です。初期費用無料のネットショップ作成サービスとして人気のBASEもオリジナルTシャツ作成機能を提供していますが、これはClubTと提携することで実現したサービスです。

TシャツトリニティもTシャツ販売の副業によく利用されているDSPで、商品の受注・決済と印刷・発送・サポートまですべて代行してくれます。Tシャツ専門DSPのHoimiは審査に合格したデザイナーだけがTシャツを販売できるようになるサービスで、デザイナーズランクが上がるにつれて報酬率がアップする仕組みです。オリジナルTシャツが1枚から作れるUp-TはBASEとの連携も可能ですが、Up-Tから購入客へと商品を直送してもらうことで無在庫販売のDSPとして機能します。

Tシャツ販売の副業まとめ

Tシャツ販売の副業を成功させる秘訣は、デザインのオリジナリティと集客ノウハウに尽きます。IllustratorやPhotoshopを持っていてデザインの経験がある人なら、仕事で培ったスキルを生かして収入を増やせる魅力的な副業です。

デザインに自信がない人や有料ソフトを持っていないでも、UTme!のアプリを使えば簡単な操作で洗練されたデザインのTシャツが作れます。カメラを趣味にしている人なら図案をデザインしなくても、自分で撮影した写真をTシャツにプリントして販売することも可能です。

文字だけのシンプルなTシャツも根強い人気があり、気の利いた文言を思いつけば高度なデザインスキルがなくても売れる可能性があります。卸型ドロップシッピングは商品の差別化が難しかったために衰退してしまいましたが、オリジナル型ドロップシッピングなら自分の力で新商品をいくらでも生み出せるのです。

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