タスカジの時給が高い理由とは?主婦に人気の家事代行サービスを解説

副業

主婦や主夫の副業として人気が高まっている家事代行の仕事は、サービスを運営している会社の選び方で収入がだいぶ違ってきます。稼げる金額は時給に換算して1,100円前後が平均的な相場と言われていますが、カリスマ家政婦の登録先として有名になったタスカジは平均で1,800円という高レベルの時給です。

タスカジで働くハウスキーパーの時給が高いのはどうしてなのか、自分の得意な家事を選べる仕事内容や登録方法と合わせて情報をまとめてみました。タスカジで稼げる収入の目安と時給アップを実現させるコツについても、記事の後半で詳しく解説します。

タスカジとは?

数ある家事代行関連サービスの中でも、タスカジはトップクラスの知名度を誇る存在です。タスカジに登録されているハウスキーパー(家政婦)は、親しみをこめて「タスカジさん」と呼ばれています。

2014年に1人でタスカジを起業した和田幸子社長は、もともとフルタイムで働くワーキングマザーでした。サービス開始当初はハウスキーパーを確保するのに苦労したという話ですが、今では約2,000名のハウスキーパーが在籍する一大勢力に成長しています。

タスカジが仲介している家事代行サービスは、共働き家庭や高齢世帯・単身世帯などさまざまな事情で家事が難しい人に代わって家事を引き受ける仕事です。登録されているタスカジさんの運営会社の従業員ではなく、依頼者との間で個人間契約を結んで家事代行の仕事を行います。仕事の依頼を探す手段として使われるのが、タスカジの提供する家事代行マッチングサービスです。

伝説の家政婦もタスカジに在籍

タスカジに登録されているハウスキーパーの中には、カリスマ家政婦として知られるタサン志麻さんも含まれています。フランスの三ツ星レストランで修行を積んだ志麻さんは、帰国後に老舗レストランなどの職場で15年間にわたって料理人を務めてきました。結婚と妊娠をきっかけとしてフリーランスの家政婦に転じ、タスカジにハウスキーパーとして登録するようになったのです。

冷蔵庫にある食材で1週間分の手頃な料理の作り置きをしてくれる志麻さんの仕事ぶりが評判となり、NHKや日本テレビの番組でも取り上げられて話題を呼びました。伝説の家政婦として有名になった今もタスカジに登録されていますが、新規受付は停止中の状態で予約を取るのは困難です。

現在の志麻さんはハウスキーパーの仕事と同時にテレビ等のメディア出演やレシピ本出版もこなし、レシピ監修や講師業など多忙な日々を送っています。志麻さんにとってはタスカジとの出会いは、まさに人生の大きな転換点となった出来事だったのです。

家事代行マッチングサービスの仕組み

一般的な家事代行サービスとタスカジのような家事代行マッチングサービスでは、働く人の雇用形態が異なります。ベアーズのような家事代行サービスのスタッフは雇用形態がパートやアルバイト・契約社員で、運営会社と雇用契約を結んで働くのが一般的です。

この場合は勤務時間に応じて決められた時給に基づいた給料が支払われ、一定時間以上の勤務を条件に健康保険や雇用保険・厚生年金などの福利厚生が受けられる例もあります。その代わり勤務シフトにも従う必要があるため、働き方の自由度という点ではある程度の制約が出てくるのは当然です。

タスカジは家事代行の仕事を仲介するだけの存在で、ハウスキーパーと運営会社との間に雇用関係はありません。1件ごとにハウスキーパーと依頼者が個人対個人で契約を結び、家事代行の仕事を行う形となります。そのためタスカジに登録されているハウスキーパーはアルバイトやパートではなく、1人1人が個人事業主の立場です。

タスカジは両者を結びつけるためにインターネット上の場所を提供する存在で、依頼者とハウスキーパーとの間でお金のやり取りも仲介します。さまざまな在宅ワークの仕事を仲介するクラウドソーシングと仕組みが似ているだけに、タスカジはクラウドワークスやランサーズの家事代行版とも言える存在です。

ハウスキーパーが依頼者と直接契約を結んで働くという点では家政婦紹介所とも似ていますが、タスカジは1回3時間というスポット的な働き方もできます。家政婦紹介所を利用している人の多くは富裕層で常勤の家政婦を求めているのと比べ、タスカジの依頼者は平均的な収入水準の一般家庭が中心です。

短時間だけ家事代行の仕事を頼みたいという人が少なくないだけに、古くから存在する家政婦紹介所では需要に対応しきれない状況でした。タスカジはそんな世の中の需要をうまくすくい上げて新たなビジネスモデルを創出し、家事の得意な人が副業の手段として気軽に利用できるようにしたサービスなのです。

タスカジの仕事内容

タスカジを通じて依頼されている家事には、以下のような種類があります。

  • 掃除
  • 洗濯
  • 料理・作り置き
  • 買い出し
  • 整理収納
  • チャイルドケア
  • ペットケア

タスカジのチャイルドケアはベビーシッターと違って、保護者が同席の上で子どもの遊び相手を務めたり本を読み聞かせたりする仕事です。ペットケアも犬を散歩に連れて行ったりするような屋外の仕事はせずに、餌やりなど室内での世話が中心となります。

高所での作業など危険を伴う仕事は対象外で、ペットケア以外の家事でも基本的に屋内の仕事限定です。窓拭きや玄関周りの掃除・草むしりなど家の外で行う仕事の要望があった場合は、ハウスキーパー自身の判断で引き受けるかどうかを決めることになります。掃除は依頼者の指示に従いながら1人で行うのが基本ですが、整理収納は依頼者に助言を与えながら共同で作業を行うという違いがあります。

いずれも1回の仕事は一律で3時間に設定され、週に1日3時間だけ仕事をするような働き方も可能です。仕事を行う時間帯は9時~12時と13時~16時・18~21時という3種類のパターンがあり、依頼者の要望によって開始時刻が最大で2時間変更される場合もあり得ます。

必要なスキルや資格

タスカジさんが担当する仕事はあくまでも一般的な家事の範囲内で、専門的なスキルが求められるわけではありません。エアコンクリーニングやフロアコーティングなど、業務用の洗剤や道具が必要なハウスクリーニングは対象外です。普段から自分の家で行っているような家事をこなすだけの能力さえ持っていれば、仕事内容はそれほど難しくありません。

もちろん他人の家に上がりこんで作業を行うことになりますので、自分の家でするよりていねいな仕事ぶりは求められるのは当然です。決められた時間内に指定された家事を手際よくこなす能力も求められるだけに、家事が苦手な人よりは得意な人の方がタスカジさんとしての適性があります。

とは言え自分の得意な家事だけをプロフィールに登録して仕事の依頼を受けられますので、苦手な家事をする必要はありません。「掃除や片付けは苦手でも料理だけは得意」という人は、料理や作り置きの仕事で稼げるようになります。

タスカジの仕事をするのに特別な資格も不要で、仕事経験なども問われません。タスカジに登録しているハウスキーパーのうち、8割ほどの人は家事代行の仕事が未経験の状態からスタートしています。

そのため家事代行に必須というわけではありませんが、栄養士や管理栄養士・調理師などは料理や作り置きの仕事に役立つ資格です。給食施設や飲食店の厨房で働いた経験を持っていれば、関連する資格を持っていなくても評価につながります。

保育士の資格や仕事経験を持つ人は、チャイルドケアの仕事依頼を獲得するのに有利です。整理収納アドバイザーやライフオーガナイザーの資格を持っていれば、整理収納の仕事をするのに役立ちます。

タスカジに登録する方法

タスカジにハウスキーパーとして登録されるには身分証による本人確認に加え、実地テストでの合格も欠かせませんす。まずはタスカジの公式サイトでオンライン面接を予約し、2時間程度の説明会に参加することから始めます。仕事内容や手続きに関して何か不明点があったら、Zoomを使って行われる面接で問い合わせてみるといいでしょう。

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研修動画によるセルフトレーニングを経て、モニター宅で仕事の実体験を兼ねた3時間の実地テストが行われます。実地テストで行った仕事は無報酬のボランティアとなりますが、プロフィールに記載される初回レビューがタスカジさんとしての評価にもつながる重要な仕事です。

説明会を兼ねたオンライン面接とは別に、実地テストの合格者を対象とした集合型面接も後日行われます。関東エリアの集合型面接はタスカジ本社のオフィスで行われ、関西エリアはZoomを使ったオンラインで実施される段取りです。この集合型面接は最終選考の場というよりも、タスカジさんとしてデビューする前の最終説明という位置づけとなっています。

タスカジに登録する際にはオンライン面接を受ける前に運転免許証など身分証明証の提示が必要ですが、プロフィールには実名でなくニックネームで登録されるので安心です。提供できる家事の種類や最寄り駅、対応可能な移動時間の範囲などの条件もプロフィールで設定しておきます。

仕事の流れ

プロフィールで基本情報を設定したら、タスカジのカレンダーで家事代行の仕事ができる日時を設定しておきます。タスカジさん自身が翌々月分のカレンダーを毎月15日に公開し、予約状況に応じてOPENしたりCLOSEしたりして随時更新する仕組みです。

タスカジでの仕事依頼方法には、検索方式と募集方式の2種類があります。検索方式での依頼は最寄り駅や仕事可能な日時から依頼者が近所のタスカジさんを検索し、空き枠がある人を指名して依頼を送信する方法です。募集方式は依頼者が金額や細かい仕事内容を指定した上でタスカジさんを広く募集し、応募してくれた人の中から1人を選ぶ形となります。

いずれかの方法で仕事が決まったら、指定時刻に遅れないよう依頼者の自宅を訪れるのが決まりです。依頼者宅を訪問する際にはエプロンを用意し、靴下も必ず着用する必要があります。

掃除の仕事を担当する場合は掃除用具や洗剤類などを自分で用意する必要はなく、依頼者宅にあるものを使用するのが基本です。料理の仕事でも調理器具や食材・調味料は依頼者宅にあるものを使いますが、食材を調達するためにスーパーでの買い出しが仕事に加わる場合もあります。

タスカジで稼げる金額

タスカジには定期依頼とスポット依頼という2種類の依頼方法があって、それぞれ料金プランが違ってきます。いずれもプランAからプランFまで6パターンの料金プランに分かれ、依頼するタスカジさんのスキル度や実績に応じて料金が上下する仕組みです。この料金からタスカジ側の手数料を引いた残りの金額が、ハウスキーパーの受け取る報酬となります。

毎週または隔週で同じ曜日に家事代行を依頼する定期プランは安定収入につながるため、1回限りのスポット依頼より料金がお得に設定されています。定期依頼の料金は1時間あたり税込1,500円から2,740円までで、スポット依頼は1,750円から2,990円までの価格帯に上がるという具合です。いずれも1回の仕事で3時間働くことになるため、依頼者にとってはこの3倍の料金がかかる計算となります。

タスカジは他の家事代行より時給が高いというのが魅力ですが、少しでも安い料金で家事代行を頼みたいという依頼者も少なくありません。ハウスキーパーに与えられた3種類の選択肢から、自分で料金プランを1つを選んで価格設定できるという点もタスカジの特徴です。獲得したレビューの件数や平均値が上がると、設定可能な料金の最高額も上がっていきます。

最高額に価格設定すれば仕事1回あたりの報酬も増えるわけですが、そうすると依頼者の金銭的負担も大きくなってしまいます。敢えて安い価格帯を選んで依頼者の料金負担を軽くすれば、最高額に設定した場合より依頼件数を増やしやすいのは言うまでもありません。

タスカジさんに支払われる報酬の時給単価は1,230円から2,150円までの範囲で、公式サイトで紹介されている平均額は1,800円です。家事代行の仕事で得た報酬そのものは、1カ月分まとめて翌月に振り込まれます。依頼者の自宅まで移動するのにかかった交通費は報酬と別に支払われ、訪問時に依頼者から現金で直接受け取る仕組みです。

時給が高い理由

タスカジさんとして働いた場合に支給される報酬は、家事代行の経験がない初心者でも最低1,230円もらえることになります。地道に高評価を獲得して実績を積み重ねていけば、1時間あたり2,000円以上の高単価も実現可能です。

タスカジさん全体の時給平均が1,800円というのは、家事代行サービスの平均相場を大きく上回っています。求人検索エンジンのIndeedが集計したデータによると、「日本の家事・清掃代行スタッフの給与」は時給1,158円が平均値でした。

家事代行サービスのCaSyは時給1,477円からのスタートで、指名ありの場合は1,650円に上がります。実績を積み重ねて昇給すればさらに時給の上乗せも可能ですが、平均時給の高さではタスカジも負けてはいません。

CaSyの場合は運営会社が依頼者と契約を結び、スタッフを紹介する形で家事代行を行うサービスです。雇用契約ではなく業務委託契約ではありますが、1人1人がCaSyのスタッフとして掃除代行や料理代行などの仕事に従事することになります。

一方のタスカジはハウスキーパーの1人1人が個人事業主の立場で、依頼者と直接契約を結んで働く家政婦型の家事代行サービスです。タスカジは両者をマッチングするための仕組みを提供し、サイトの運営やサポートなどにかかる費用を確保するために料金から手数料を徴収しています。

タスカジやクラウドソーシングのようなマッチング型のサービスは少ない経費で運営できるため、スタッフ派遣型のサービスより中間マージンも全般に低く抑えられていまさす。それだけハウスキーパーの取り分が多くなることから、タスカジさんは他の家事代行スタッフより平均時給が高いというわけです。

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高評価を獲得するためのポイント

タスカジで仕事をこなした後には、星1つから5つまでの5段階評価と文章によるレビューで依頼者から感想を書いてもらうことになります。このレビューで高評価を獲得すれば報酬ランクが上がり、自身で設定できる料金の最高額も上がっていく仕組みです。

約束した訪問時間に数分でも遅れるとレビューに響いてきますので、時給アップを目指すには時間厳守を徹底させる必要があります。急用や急病で訪問できなくなった場合は、開始時間までに必ずキャンセル処理をしなければなりません。キャンセル処理をしないまま開始時間が過ぎてしまった場合はIDが削除され、再登録もできなくなるので注意が必要です。

3時間という限られた時間内に依頼者から指定された家事をこなすには、ていねいな仕事ぶりと無駄のない作業の両立が求められます。両方の要素が評価の対象となってきますので、自分なりに作業の効率化を工夫してみるといいでしょう。依頼者とのコミュニケーションにも気を配っていれば、レビューの高評価につながります。

タスカジのメリットとデメリット

どのようなサービスにも良い面があれば、改善すべき課題もあるのが普通です。家事代行サービスとしては知名度で一二を争うタスカジにも、他のサービスと同様にメリットとデメリットの両面があります。

家事代行サービスに登録して働き始めようという場合は複数の業者に登録するよりも、どれか1つに絞って優先的に依頼を受けるのが一般的です。他の代行サービスと比較検討する際の参考になるように、タスカジのメリットとデメリットをそれぞれまとめてみました。

メリット

タスカジに登録して働く最大のメリットは前述の通り、平均時給が他の家事代行サービスより高いために稼ぎやすいという点です。タスカジはスタッフ派遣型ではなくマッチング型の家事代行サービスだけに、どれだけ時給が高くても仕事を依頼してくれる人がいなければ稼げません。その点でタスカジはカリスマ家政婦の絶大な宣伝効果もあって知名度が高く、サービスを利用してくれる人も多いのが強みです。

タスカジに登録していれば高い確率で仕事の依頼を獲得できるため、スタッフ派遣型と変わらないレベルの安定した収入につながります。基本的には依頼者と個人間で契約を結んで働くことになりますが、そういう契約方式で不安材料に挙げられるのは万が一のトラブルです。その点でもタスカジは家事代行の仕事で依頼者に損害を与えてしまった場合に対人で最大1億円、対物は最大1,000万円が補償される損害保険に加入しています。

依頼者との間で物損や事故以外のトラブルが発生した場合でも、タスカジの仲裁センターが解決をサポートしてくれるので安心です。同じタスカジさん同士で情報を交換し合うネット上のコミュニティとして、「タスカジトーク」というサイトが存在します。仕事をする上で何かわからないことが出てきたら、先輩のタスカジさんに気軽に質問できるというのもメリットの1つです。

デメリット

以上のような多くのメリットを持つタスカジにも、いくつかの点で課題が挙げられます。2000年代から家事代行サービスを始めていたベアーズなどと比べ、2014年創業のタスカジはサービス対応エリアがそれほど広くないというのがその1つです。

この記事を書いた時点でサービスに対応しているのは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県の他、関西圏の大阪府・京都府・兵庫県・奈良県、滋賀県のそれぞれ一部に限られます。居住地がエリア外ではタスカジさんとして働くのは困難ですが、今後はサービス対応地域を順次拡大していく予定です。

タスカジは最大1億円の損害保険に加入しているとは言え、依頼者との間でトラブルが発生した場合は基本的に当事者間の話し合いで解決の道を模索することになります。タスカジさんは従業員として雇用契約を結んで働いているわけではなく、1人1人が個人事業主の扱いです。最近何かと話題を集めているウーバーイーツ配達員と労働法上では同じ立場となるため、何かあった場合には基本的には自己責任で対応する必要があります。

雇用契約を結んで働く家事代行スタッフと比べた場合に、労働者として保護されないという点はデメリットの1つです。とは言えタスカジはトラブルの仲裁や損害保険などの点でサポートがしっかりしてますので、個人事業主の立場でも安心して働けます。

タスカジで稼ぐ家事代行まとめ

他の家事代行サービスと比べてタスカジさんの時給が高いと言われる背景には、以上で解説したような独自の仕組みがあります。一般的なアルバイトの時給相場が1,000円前後と言われる中で、平均時給が1,800円にも達するというのは恵まれた立場です。

ハウスクリーニングなどと違って特別なスキルは必要でなく、普通に家事をこなせるだけの能力があれば誰にでもタスカジさんになって稼ぐチャンスがあります。現時点で対応エリアは9都府県に限られますが、エリア内に住んでいる人は副業の手段としても有力な選択肢の1つです。「得意な家事のスキルを生かして収入を増やしたい」「自分もカリスマ家政婦を目指したい」という人は、オンライン面接で詳しい話を聞いてみるといいでしょう。

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