電話占いの占い師になりたいけれど、どうやって始めたらいいのかわからない…
占い師の経験がないと、電話占いサイトで採用してもらえない?
そんな悩みや疑問の声をよく耳にします。電話占い師は在宅の副業になる仕事だけに、なれるものならなってみたいですよね。
確かに大手電話占いサイトはオーディションの審査が厳しいですが、採用のコツを知っていれば合格の確率が上がります。オーディションに落ちたとしても、ココナラの電話占いで稼ぐことも可能です。
当ブログでは電話占い師以外にも「お悩み相談」や「愚痴聞きバイト」「メルカリ物販ビジネス」など、200種類以上の副業について紹介してきました。普通の主婦でも稼げる副業の数々を研究してきた中で、電話占い師の現状も手に取るように把握しています。
当ブログの運営で身につけた知見を生かして、電話占い師の仕事を副業にする2つの方法を比較してみました。これまで遠い存在だった人気占い師も、この記事を読めば手の届く存在になります。
電話占い師は主婦の在宅副業に最適
対面方式でサービスを提供する占いの館や占いカフェなどと違って、電話占いの占い師なら働く場所を選びません。騒音の少ない静かな環境さえ確保できれば、自宅でも占いの仕事ができます。
電話占いを利用する人の多くは仕事を終えた帰宅後や、家事が一段落した夜間が中心です。占い師が電話で相談に応じるのも夜の時間帯が多いだけに、日中は会社の仕事があるOLの副業にもなります。子育て中の主婦でも子供が寝た後の夜間を利用して、電話占い師の副業で稼いでいる人は少なくありません。
在宅で収入が得られる副業には電話占い以外にも、以下のような仕事が挙げられます。
- クラウドソーシング
- 在宅コールセンター
- ブログ・アフィリエイト
- ハンドメイド販売
- 写真・イラスト販売
- 動画投稿・ライブ配信
- 悩み相談・愚痴聞き
- アンケート・モニター
この中で電話占い師と似た仕事は、在宅コールセンターや悩み相談・愚痴聞きといった在宅の副業です。どれも仕事をするのに電話を使用するところが共通しますが、年齢や性別でバラバラな人が電話の相手となってきます。男性の相手に話すのが苦手な人は、仕事がつらいと感じる場面が出てくるかもしれません。
その点で電話占いの利用客は女性が圧倒的に多く、30代が最も多いという点で子育て中の主婦の年齢層とも一致します。占い師も利用客と同じ年齢層か、少し上ぐらいの年代の女性が多い状況です。男性でもやってできないことはありませんが、電話占い師は外に出て働くのが難しい主婦の副業に向いた仕事と言えます。
電話占い師になる2つの方法
冒頭でも触れましたが、電話占いには2つの大きな流れがあります。1つは電話占いサイトで、もう1つはココナラのようなスキルマーケットに出品された電話占いサービスです。
どちらも電話を通じて占いを行うことには変わりありませんが、占い師の所属形態が異なります。占いサイトは対面型の占い館と似ていて、店舗をそのままインターネットに移したようなシステムです。占い師も店舗型の占いサイトに所属することになるため、採用されるには占いの館と同じくオーディションに合格する必要があります。
占い師と電話占いサイトの関係は、ちょうど芸能人と芸能事務所(プロダクション)のようなものです。占い師は電話占いサイトに雇用されるわけではありませんが、占いの活動をする上ではいろいろと制約を受けます。
ココナラに代表されるスキルマーケットは電話占いサイトと違って、オーディションを実施して占い師を採用しているわけではありません。誰でもサイトに登録すれば、電話占いのサービスを出品して販売できるようになります。占いの活動も電話占いサイトほどの制約を受けず、価格設定なども自分で自由に決められる点がメリットです。
電話占いサイトとココナラでは電話占い師の副業を始める方法も当然違ってきますので、それぞれ詳しく解説していきます。
電話占いサイトでオーディションを受ける
インターネット上には電話占いサイトが数多く存在し、それぞれのサイトに専属の占い師が所属しています。電話占いサイトの占い師になるには、サイトを運営している会社のオーディションを受けて採用してもらうのが一般的です。
採用方法は電話占いサイトごとに違いもありますが、以下のような流れで進めるケースが多くなっています。
- サイトの応募フォームで申し込む
- 書類審査を受ける
- 電話面談を受ける
- 電話でオーディションを受ける
- 合格後に事務手続きを経てデビュー
電話占いサイトによっては、占い師デビューの前に研修を受ける場合もあります。
オーディションはサイト運営会社の社員などを相手に、電話による模擬鑑定の形で実施される実技選考です。本番と同じような電話占いの鑑定を通じて、占いスキルやコミュニケーション能力がチェックされます。
大手の電話占いサイトほど審査が厳しく、合格率はわずか10%程度です。この数字はオーディションを10人受けた中で、9人が落選するという事実を意味します。
専属の電話占い師になれるかどうかは、このオーディションを突破できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。電話占い師は主婦の在宅副業に最適な仕事と紹介しましたが、誰でも簡単になれるわけではないという点に注意が必要です。
ココナラに電話占いサービスを出品
電話占いサイトのオーディションに落ちたからと言って、まだ諦めることはありません。副業の電話占い師になる方法がもう1つ残されています。国内最大の規模を誇るスキル販売サイトのココナラです。
スキルのフリーマーケットとも言えるココナラを利用すれば、誰でも自分の得意なことをサービスにして販売できるようになります。占いは「イラスト作成」や「悩み相談」などと並んで、ココナラでもトップクラスの人気ジャンルです。ココナラの登録ユーザー数は300万人にも迫る勢いで、その中の人気ジャンルだけに抜群の集客力が期待できます。
ココナラの「占い」カテゴリには7万件以上のサービスが出品されていますが、そのうち約1万件ほどは「電話占い」です。「恋愛」や「人生・スピリチュアル」など他のカテゴリの占いでも、電話を利用してサービスを提供している例が多く見られます。トークルームを利用したメール占い・チャット占いも可能ですが、半数以上の出品者が電話鑑定の形でサービスを提供している状況です。
他の電話占いサイトと違って、ココナラに占いのサービスを出品するのにオーディションを受ける必要はありません。プロフィールやサービス紹介ページなどを自分で作成する必要はありますが、デビューのハードルが電話占いサイトより格段に低いのがココナラの特徴です。
ココナラではライバルも多いため簡単に稼げるというわけではありませんが、電話占い師としてデビューできなければ話が始まりません。誰でもその気になれば電話占い師のスタートラインに立てるという点で、大いに利用価値のあるサイトなのです。
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電話占い師になるのに資格は必要?
占い師の多くはタロットや占星術・姓名判断といった占術を駆使しながら、相談者の運勢や運命について占っていきます。電話占い師にも何らかの占術に関するスキルは必要ですが、資格が必須の仕事というわけではありません。
書店で売られている占いの本で勉強したりして、独学で占術をマスターした占い師も多く存在します。有名な占い師のもとに弟子入りしたり占いスクールに通ったりして、占いの知識を身につけた占い師も少なくありません。
占いのスキルを証明する民間資格もいろいろとありますが、資格を持っていなくても電話占い師になることは可能です。電話占いサイトのオーディションを受けたり、ココナラに電話占いサービスを出品したりする際に、そういう資格を持っていれば審査や集客に多少有利になるケースはあり得ます。
電話占い師で資格以上に重視されるのは、「鑑定歴○○年」「これまでに○万人を鑑定してきました」というような鑑定の実績です。駆け出しの占い師が鑑定実績の乏しさをカバーしようという場合に、占いに関する資格が役に立つ可能性はあります。
占い未経験だけど大丈夫?
電話占いサイトで募集している占い師の応募資格を見ると、大手サイトの多くは「占い経験者」を条件に挙げています。まったくの占い未経験だと、オーディションまで進む前に書類選考で落とされる可能性が大です。
電話占いサイトによっては、「未経験でも特別な能力を持っていれば応募可」としているところもあります。この場合の「特別な能力」というのは、電話占いでもよく使われる霊感や霊視といったスピリチュアルな能力です。スピリチュアルな能力によほど自信がある人でもない限りは、占い未経験で大手電話占いサイトの占い師に採用されるのは難しい状況になっています。
大手にこだわらなければ、占い未経験でも採用を検討してくれるサイトは結構見つかるはずです。GoogleやYahoo!で「電話占い師 募集 未経験」のキーワードを入力し、求人情報を検索してみるといいでしょう。
オーディションのないココナラでも経験豊富な占い師の方が集客しやすいですが、未経験で電話占いサービスを出品している人も結構見かけます。参入ハードルの低いココナラで鑑定実績を積んでから、オーディションのある大手電話占いサイトにチャレンジしてみるのも1つの手です。
電話占い師はどれだけ儲かる?
電話占い師が儲かるのかどうかという点に関しては、それこそ「人によりけり」です。年収何億円という超有名占い師もいれば、まったく稼げないまま廃業してしまう人もいます。
電話占いサイトに所属する占い師は運営会社に雇われた社員やアルバイトではなく、業務委託契約を結んで占いの仕事を紹介してもらう立場です。鑑定を行った場合に支払われる報酬は完全出来高制で、仕事の依頼が得られなければ収入ゼロもあり得ます。
ココナラにサービスを出品している占い師も1人1人が個人事業主の立場で、収入事情は似たような状況です。ランキング上位の売れっ子占い師になると、会社員の平均を上回る年収を稼いでいるものと推定されます。その一方で鑑定実績ゼロの自称占い師も少なくない状況で、サービスが購入されなければ1円も稼げないのは明らかです。
電話占い師として有名になれば、電話鑑定以外にもテレビ出演や雑誌取材・講演の依頼といった仕事が入るようになります。電話占いの収入だけでは限界もありますが、他の仕事の収入がプラスされれば1,000万円超えの年収も夢ではありません。
このように電話占い師は収入格差の大きい仕事ですが、1つハマれば大きく稼げる可能性があります。稼いでいる人と稼げない人を平均すると、電話占い師全体の年収は推定で150万円から200万円ほどです。電話占い師の仕事を本業とするには少々心もとない数字ですが、副業なら年間で100万円以上も稼げれば十分と言えます。
電話占いの副業で安定した収入を確保するには、リピート客の育成が欠かせません。同じお客さんから何度も指名してもらえるようになれば、副業の範囲でも月に10万円以上の収入をコンスタントに稼げるようになります。
相手に共感しながら話を聴いてあげる「傾聴力」も、電話占い師の副業に役立つスキルの1つです。占い師の仕事は占術以上にコミュニケーション能力が重要になってきますので、暇を見つけて傾聴スキルを磨いておくことをおすすめします。
電話占いサイトで収入が決まる仕組み
電話占いサイトで鑑定を受けると、1分あたりいくらという形で料金が発生します。料金の単価は占い師によって差が見られ、駆け出しのうちは1分100円程度です。なかなか予約が取れない人気の占い師になると、1分あたりの料金が1,000円以上にも達します。
1分300円前後が電話占い料金の平均的な相場ですが、その全額が占い師の報酬になるわけではありません。占い師が受け取れる金額は、料金の20%から40%程度に収まります。電話占いサイトを運営するには宣伝やサポートなどで高額の費用がかかるため、占い師の取り分はどうしても少なくなってしまうわけです。
デビューしたての駆け出し占い師は料金設定が低い影響もあって、1分あたりの報酬は40円から50円程度のスタートとなります。それでも時給に換算すれば、2,400円から3,000円になる計算です。
普通にアルバイトの仕事をするよりは効率的に稼げるように見えますが、誰も指名してくれなければ収入ゼロに終わってしまいます。そのへんは働いた分だけ確実に給料がもらえるアルバイトの仕事と違って、完全出来高制の不安定なところです。
以上が電話占いサイト特有の「分給」システムですが、報酬の対象となるのは鑑定を行った時間に限られます。待機時間中は分給が発生しませんので、長時間待機していると損をした気分になるかもしれません。
待機時間まで含めて仕事をしている感覚でいると、時給換算で稼げる金額最低賃金以下にまで下がる可能性もあります。この記事の始めに紹介した他の在宅副業でスキマ時間を有効活用すれば、待機時間も無駄になりません。
ココナラで売上から引かれる手数料
ココナラの電話占いは自分で価格設定できますが、鑑定の依頼がなければ稼げない点では電話占いサイトと変わりありません。料金を安く設定してライバルとの競争を有利に進めようとしても、1分あたり100円の最低価格より安く設定できない仕組みです。
ココナラを利用してサービスを販売した場合の報酬は、通常サービスと電話相談サービスで異なります。売上から引かれる手数料は通常サービスだと22%ですが、電話相談サービスは1分あたりいくらという形で引かれる仕組みです。電話相談サービスの手数料は相談料の単価に応じて変動し、1分100円に設定した場合は手数料を引いた報酬が41円となります。
電話占いサイトもココナラも、鑑定1分あたりの報酬は40円程度が最低ラインです。そこからどうやって単価を上げていくかが、稼げる電話占い師になるための課題となってきます。鑑定実績を積み重ねるにしたがって分給も少しずつアップし、効率的に稼げるようになります。
電話占い師を副業にする方法のまとめ
電話占い師の仕事を在宅の副業にするには、電話占いサイトの専属占い師とココナラ出品という2通りの方法があります。電話占いサイトで占い師として採用されるには、合格率10%前後と言われるオーディションの審査を通過しなければなりません。スキルマーケットのココナラにはオーディションもありませんので、誰でもその気になれば電話相談サービスを利用して占いを出品できます。
どちらも確実に収入が得られるとは限りませんが、売れっ子の占い師になれば副業で月に10万円以上稼ぐことも可能です。まずは参入のハードルが低いココナラの占いからスタートし、実績を積んだ上で電話占いサイトのオーディションを受けてみることをおすすめします。
ココナラにまだユーザー登録していない人は、以下のリンクから無料で登録できます。
ココナラに電話占いサービスを出品してもなかなか売れないという場合には、以下の記事も参考にしてみるといいでしょう。