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歴史研究を仕事にするには?歴史好きにおすすめの副業も紹介

歴史研究を仕事にするには?歴史好きにおすすめの副業も紹介 副業
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古代史でも戦国時代でも、はたまた江戸時代や近現代史でも、歴史好きの人は「歴史を研究する仕事がしたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?

でも実際問題として、どうしたら歴史研究を仕事にできるのかわからないという人は少なくないはずです。求人サイトで検索してみても、歴史研究の仕事はなかなか見つかりません。

求人数は極めて少数ではありますが、歴史研究を仕事にする方法は3つほど考えられます。いずれも簡単には採用してもらえないだけに、歴史研究の仕事につくのは難しいと諦めてしまいがちです。

そんな人でも好きな歴史に関する知識を生かして収入を得る副業の手段なら、他にいろいろと考えられます。今回はその中から5種類の副業を厳選し、歴史研究を本業の仕事にする3つの方法と合わせて基本情報をまとめてみました。この記事を読めば、歴史研究を収入に結びつける手段の全貌が理解できるようになります。

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歴史研究を仕事にする3つの方法

虫眼鏡で拡大した「歴史」の文字

一般の人にとって歴史研究は趣味の活動と思いがちですが、世の中には歴史の研究を仕事にしている人たちがいます。大学などに所属している歴史学者や、在野で活動している歴史研究家です。

このうち在野の研究家は、必ずしも歴史研究で収入を得ているとは限りません。定年退職後の活動として郷土史を自主的に研究したところで、大学などの研究機関から給料が出るわけではないからです。

そういう意味で在野の歴史研究家は「仕事」と言えるかどうか微妙なところですが、歴史に関する著作や講演などで収入を得ている人もいます。今回は「歴史研究を仕事にする=歴史の研究でお金を稼ぐ」という意味に解釈し、記事の前半では歴史研究を本業の仕事にするための手段を紹介します。

歴史を研究する職業にもいろいろな種類がありますが、代表的な例は以下の3種類です。

  1. 大学に所属する教授や講師
  2. 博物館や歴史館などの学芸員
  3. 歴史小説家

それぞれの概要について解説します。

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大学に所属する

歴史研究の仕事で王道と言えるのは、教授や講師などの待遇で大学に所属する方法です。史学科など歴史に関連した学科で学び、大学院に進学して修士課程や博士課程を修了した後、大学に残って研究を続ける方法が考えられます。

歴史研究を行うのに適した環境が整備されていて、研究機関としての権威も利用できるという点が大学に所属する最大のメリットです。大学に所属することで歴史学会にも所属することになり、論文の発表を通じて研究の成果を公にしやすい点もメリットの1つに数えられます。

大学では大勢の学生が学んでいますので、講義やゼミなどを通じて学生の指導を行う仕事もあります。自分のやりたい歴史研究だけに必ずしも専念できるわけではないという点は、大学に所属するデメリットです。

大学の教授として一定期間勤務して学術的な貢献が認められた場合は、退職後に名誉教授の称号が贈られることもあります。名誉教授になると仕事の義務や給料はなくなりますが、学会に所属しながら自分のやりたい研究に専念できる立場です。大学によっては退官した名誉教授に研究室を用意したり、大学の図書館を自由に使えるよう配慮してくれたりしている例もあります。

ただし歴史のジャンルで募集されている大学教員は求人数が極めて少ないため、採用されるのは大変な狭き門です。助手や講師を経て教授に昇進できる人はさらに少なく、名誉教授にまでなれる人はほんの一部に過ぎません。

博物館や歴史館などの学芸員

歴史研究を本業の仕事にする2つ目の選択肢は、博物館や歴史館・史料館などで学芸員として働く方法です。大学で博物館に関する科目を学んだ後、学芸員の国家資格を取得する必要があります。

博物館に勤務する場合は必ずしも歴史研究を仕事にできるとは限りませんが、歴史に関する資料や文化財などを扱う博物館の学芸員であれば可能性があります。歴史館や史料館も、歴史に関連した資料や文物を扱う施設です。それらの施設に学芸員として採用されれば、勤務先と関連した歴史の研究ができるようになります。

資料の収集や整理・保存などの地道な作業に加え、広報活動や来館者への対応も学芸員の仕事です。必ずしも歴史研究の仕事だけに専念できるわけではありませんが、一般に公開されていない貴重な歴史資料にアクセスできる特権が得られます。

歴史小説作家になる

大学教員や学芸員に比べて邪道とも言える方法ではありますが、歴史小説を執筆する作家もまた歴史研究を仕事にする手段の1つに違いありません。歴史小説は根強い人気を誇るジャンルだけに、中高年を中心に今もなお熱心な読者層が存在します。

架空の登場人物と舞台設定で作品を執筆する時代小説と違って、歴史小説は実在した歴史上の人物にスポットを当てるのが特徴です。史実に対しては忠実な姿勢で作品化する必要がありますので、歴史小説の執筆に当たっては綿密な取材が欠かせません。

史料が存在しない歴史の隙間には自由な想像力を働かせ、読んで面白い小説に仕立て上げるのが作家の腕の見せどころです。そのためには可能な限り一級史料に当たり、大学教授や学芸員にも負けないくらいの深い知識を身につける必要があります。歴史研究の成果を発表するための方便として、歴史小説を執筆している人も存在するほどです。

学会に所属する歴史学者などと比べて、歴史小説家は自由な立場で歴史の研究や発表ができるというメリットがあります。その代わり出版した作品が売れないと職業として成り立たない身分だけに、必ずしも生活が保証されているわけではないところはデメリットです。

歴史小説家として商業デビューするには、普通は出版社などの主催する新人賞を受賞する必要があります。受賞作が出版される新人賞にはライバルの応募者も大勢いるため、簡単にはデビューできません。歴史に関する知識だけでなく、面白い物語を作れる才能も求められます。

【番外編】歴史好きにおすすめの副業5選

パソコンとお金とボールペンと電卓

ここからは歴史に関連した仕事を副業の領域にまで拡大し、知識を生かして収入を得る手段について解説していきます。「歴史研究を仕事にする」に該当するかどうかは微妙なところですが、副業もまた仕事には違いありません。研究の成果を生かしてお金が稼げるなら、歴史好きの人にとっては最適な副業になり得ます。

歴史に関する知識を生かして収入を得る方法はいろいろと考えられますが、インターネットを活用した副業は以下の通りです。

  1. 歴史に関する記事執筆
  2. 歴史ブログ
  3. 歴史系YouTuber
  4. 歴史関連の電子書籍を出版
  5. スキルマーケット

それぞれ詳しく解説します。

歴史に関する記事執筆

クラウドワークスランサーズといったクラウドソーシングの各サイトでは、歴史に関する記事作成の仕事が募集されています。歴史ブログに掲載する記事や歴史に関するYouTube動画のシナリオ、電子書籍の原稿など、募集中の案件はさまざまです。それぞれブログの運営者やYouTuber・電子書籍の発行者に代わって、歴史に詳しい人が記事の執筆を担当することになります。

歴史学会に発表する論文などと違って、記事執筆の仕事をするのにそれほど高度な知識は求められません。一般の歴史ファンに向けて、わかりやすく解説したような記事を書くのが仕事です。

報酬は1文字あたり1円前後が平均的な相場ですが、文字単価0.5円以下の案件も少なくありません。歴史ライターとして有名にならない限り、記事執筆の仕事だけで食べていくのは困難です。会社の仕事や主婦業の傍らで取り組む副業の形であれば、歴史ライターの仕事もやってみる価値があります。

募集案件の多さという点では、クラウドワークスとランサーズが国内の2大サイトです。興味がある人は各サイトに会員登録の上で、歴史に関する記事作成の仕事が募集されていないかどうかチェックしてみるといいでしょう。


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日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」

歴史ブログ

クラウドソーシングで募集されているライティング案件の多くは、ブログに掲載するための記事です。企業が運営しているブログやWebメディアもあれば、個人ブロガーが記事作成を外注している場合もあります。いずれも外部ライターに記事の執筆を代行してもらい、ブログに掲載した広告で収益を得るビジネスモデルです。

歴史関連のブログも同様に記事執筆の外注が行われているわけですが、外部ライターにとっては1回きりの収入にしかなりません。執筆した記事は報酬と引き換えに、著作権ごとクライアント(依頼主)に譲り渡すのが一般的です。

記事を買い取ったクライアントはブログの運営を通じて、以後も継続的に広告収入を稼げることになります。1記事が生み出す1日あたりの収益は微々たる金額でも、歴史テーマの記事は何年も読み継がれるジャンルです。何年も経つうちには1つの記事が生み出す収益が積み重なり、ブログ全体としてはかなりの金額になると予想されます。

他のサイトに記事を売り渡すのが「もったない」と思うようになったら、自分でブログを開設して情報発信してみるのも1つの手です。そうなると記事だけを書いていれば済むライター業と違って、ブログ運営について勉強する必要も出てきます。ブログを開設しても確実に稼げるという保証はありませんが、才覚しだいでは本業の収入を上回る金額を稼げる可能性もあります。

本格的に広告収入を稼ぐなら無料ブログではなく、WordPressを使ってブログを構築するのがおすすめです。WordPressでブログを開設するには、有料のレンタルサーバーを借りる必要があります。サーバー代とドメイン費用を払うことで自前のを持てるようになり、広告を貼るのも自由自在です。

レンタルサーバーのエックスサーバーには、WordPressの簡単インストール機能が備わっています。月額1,000円前後の料金はかかりますが、ブログで収益が出るようになれば費用の分を取り戻せるはずです。



歴史系YouTuber

歴史をテーマにした情報発信で広告収入を稼ぐ手段としては、ブログの他にYouTubeの動画投稿があります。歴史はどちらかと言うとマニアックなジャンルに属しますが、動画の再生回数が100万回以上に達した例も少なくはありません。

歴史系で再生回数を稼げるのは、センセーショナルなテーマを取り上げた動画が中心です。どうしても過激な表現になりがちですが、歴史テーマでも良質な情報を地道に発信し続けているチャンネルは存在します。

目の肥えた歴史ファンからの支持が得られるようになれば、YouTubeの動画でもブログと同様に収益化は十分に可能です。「チャンネル登録者数1,000人以上」などパートナープログラム参加要件を満たすことで、動画に掲載した広告の収益を受け取れるようになります。

収益発生の仕組みそのものは、番組の合間にCMが流される民放のテレビ番組と基本的に同じです。テレビの歴史教養番組に迫る動画を作成できれば、個人でテレビCM並みの収益を稼ぐことも夢ではありません。

撮影や動画編集のノウハウについては、書籍や講座などを利用して学べます。歴史好きでも文章を書くのが苦手な人は、動画投稿の副業にチャレンジしてみるといいでしょう。

歴史関連の電子書籍を出版

大学などのアカデミーに所属する歴史学者の多くは研究成果を本にまとめ、著作の形で出版しています。紙の本を商業出版するハードルは高めで、無名の個人だと簡単には出版させてもらえないのが普通です。自分で費用を負担する形であれば、歴史に関する本を誰でも出版できます。

自費出版された本の多くは通常の書籍流通ルートに流されず、自分で書店に依頼しない限り店頭にも並びません。自費出版された本がSNSなどを通じて話題になり、重版されて収益化が実現されるのは極めて稀なケースです。

近年はインターネットが普及したことで、こうした状況にも大きな変化が生じています。紙の本にさえこだわらなければ、誰でも電子書籍の形で本を出版できる時代です。

ネット通販サイト大手のAmazonには、紙の本をオンデマンド出版できるプリント・オン・デマンド(POD)の仕組みがあります。注文1冊でも決済から製本・発送まで、Amazonが代行してくれるサービスです。紙の本を低リスクで出版したい人にはPODも利用価値はありますが、Kindleダイレクトパブリッシング(KDP)を利用した電子書籍のセルフ出版なら手続きがもっと簡単に済みます。

表紙に使う画像さえ自分で用意すれば、電子書籍は費用0円での出版も可能です。電子書籍の読者は20代から30代が多いだけに、若い世代に向けて歴史をわかりやすく解説した書籍なら売れる見込みも出てきます。

KDPやPODの仕組みができたことで、著名な学者でなくても歴史に関する本を手軽に出版できるようになりました。出版した本が売れるかどうかはまた別問題ですが、歴史の知識を生かして収入を得る副業の手段になり得るのは確かです。

スキルマーケット

教授や講師として大学に所属する歴史学者は、研究の仕事だけに専念しているわけではありません。講義や論文指導を通じて、学生に教えるのも仕事の1つです。

大学に通う学生以外の人でも、歴史についてもっと深く学びたいという需要があります。学びの需要は歴史学者や学芸員だけではカバーしきれないだけに、在野で活動している歴史研究家(自称でも可)にとっては稼ぐチャンスです。

多忙な歴史学者らに代わって、アマチュアの研究家による歴史講座が全国で開催されています。自分の興味がある歴史の分野に対しては、お金を払ってでも深く学びたいと思っている人たちが主な対象です。筆者の知り合いの郷土史研究家も、地元の図書館で数回にわたって歴史講座を開催していました。

対面方式での講座開催に二の足を踏んでいる人には、ココナラストアカなどのスキルマーケットの利用がおすすめです。ストアカやタイムチケットなら対面でのサービス提供も可能ですが、コロナ禍以降はオンライン講座が主流となってきています。

ココナラはトークルームを通じた通常サービスと、電話やビデオチャットを使ったサービス提供が可能です。いずれもサービス購入者と直接顔を合わせずに済む方式ですので、顔出しをしたくない人にも稼ぐチャンスがあります。ココナラのようなスキルマーケットが普及したことで、一般の個人でも自分の得意なことを教える副業が手軽にできるようになりました。

ココナラに登録してサービスを出品してみる

まとめ

たくさんの古書

歴史研究を仕事にしようと思えば、大学や博物館・歴史館といった施設に教員や学芸員として採用されるのが一般的なルートです。歴史小説作家を含めても採用枠は限られるため、歴史研究を本業の仕事にするのは容易でありません。それぞれ歴史研究以外の仕事も随時こなしていく必要があります。

在野の歴史研究家なら自分のやりたい研究に専念することも可能ですが、アマチュアの立場では研究を収入に結びつけるのが困難でした。インターネットが普及したことで、アマチュアの歴史研究家にも稼ぐチャンスが与えられている状況です。

歴史に関する知識とインターネットの仕組みを組み合わせた稼ぐ手段として、今回は以下のような5種類の副業を紹介してきました。

  1. 歴史に関する記事執筆
  2. 歴史ブログ
  3. 歴史系YouTuber
  4. 電子書籍出版
  5. スキルマーケット

それぞれに向き不向きがありますので、自分に合った副業を選んで挑戦してみるといいでしょう。副業からスタートして軌道に乗ってくれば、歴史研究を本業の仕事にする道も開けてくるはずです。

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