誰かの悩み相談に乗ってあげるだけで、お金が稼げる副業が存在することをご存知でしょうか?
インターネット上には無料で利用できる相談アプリも多くありますが、お金を払ってでも相談に応じてほしいという人は結構います。そういう人たちの役に立つ回答を与えるだけのスキルを持っていれば、悩み相談を副業の手段にすることも可能です。
オフィスに勤務するような相談員の仕事については別の機会に譲るとして、今回は在宅で収入が得られる悩み相談の仕事について情報をまとめてみました。在宅の悩み相談と言っても稼ぐ方法はさまざまですので、電話やメッセージのやり取りで収入が得られる相談アプリに関しては特に詳しく解説していきます。
【2022年10月8日更新】副業の手段になる悩み相談アプリ6選を選び直しました。
悩み相談が副業になる?
何不自由なく生活しているように見える人も含め、人は誰でも何らかの悩み事を持っているのが普通です。それは人間関係の悩みだったり恋愛の悩みだったり、仕事に関する悩みだったりします。健康に関する悩みや、子育て・介護に関する悩みを抱えている人も少なくありません。
そんな悩みは家族や友人などに相談しそうなものですが、身近な人には意外と相談しづらいものです。まったく知らない人に相談した方が後腐れがなく、かえって気軽に話しやすいということもあります。
そうした中で他人同士がインターネットを通じて悩み事を共有し、疑問点を質問したり相談に乗ってあげたりするサイトが人気を集めてきました。ヤフー知恵袋や教えて! gooなどが質問サイトの代表的な例ですが、サイトそのものは基本的に無料で利用できる仕組みです。質問に対する回答を投稿している人は報酬を受け取るわけでもなく、無償で相談に乗ってあげている状況です。
ヤフー知恵袋には「知恵コイン」の仕組みもありますが、知恵コインは他のポイントと交換できません。あくまでもヤフー知恵袋内で使える仮想的なコインに過ぎないため、副業の手段にはならないのが残念なところです。
一方で無料の質問サイトは。「誰も質問に答えてくれない」「いい加減な回答しか得られなかった」などと残念な結果に終わる例も珍しくありません。報酬ゼロでは質の高い回答が得られないのも当然だけに、そのへんは無料サービスゆえの弱いところです。
有料で悩み相談に応じるサービスなら、無料の相談サイトが抱える弱点をカバーできます。お金を払ってでも悩みを解決したいという人たちも少なくないだけに、有料サービスで相談に応じる仕事をすれば収入を得ることも十分に可能です。
医療や介護・教育・保険といった専門分野では、行政や民間企業に悩み相談の窓口が設けられています。そういう場所にも相談員が勤務していますが、どちらかと言えば本業として働くのに向いた仕事です。今回は在宅の副業として悩み相談に応じる仕事について解説しますので、オフィスに勤務する専門的な相談員の仕事はまた別の機会で取り上げることにします。
悩み相談を副業にする方法
在宅で行う悩み相談の仕事で収入を得るには、大きく分けて2通りの方法が考えられます。1つめは有料の悩み相談サービスを展開している企業に在宅の相談員として採用され、アルバイトや業務委託などの形で仕事を行うやり方です。個人で悩み相談のサービスを展開し、相談者を募集するやり方が2つめの方法として挙げられます。それぞれ仕事の始め方が違ってきますので、以下に概要をまとめておきました。
悩み相談の在宅バイト
ヤフー知恵袋のような無料の質問サイトとは別に、インターネット上には有料の悩み相談サイトやアプリが数多く存在します。そうしたサービスを運営している会社に相談員やアドバイザー、カウンセラーとして採用されれば、悩み相談の仕事でお金を稼げるようになるというわけです。
特に恋愛相談や人間関係に関する悩みは面と向かって相談しづらい内容が多いだけに、対面ではなく電話やチャットなどを使った相談方法が主流となっています。セキュリティ面にさえ配慮していれば自宅でも相談に応じることが可能になってくるため、在宅の副業として成り立つようになるというわけです。
とは言えアルバイト求人サイトで「悩み相談 在宅」といったキーワードで検索しても、ヒットする求人の件数は決して多いとは言えません。悩み相談サービスを展開している企業は求人サイトに求人広告を掲載していないところも多く、募集をなかなか見つけにくいのが難点です。
募集が見つかったとしても雇用契約を結んで働くアルバイトではなく、完全出来高制の業務委託という例も少なくありません。雇用契約を結んだ場合は最低賃金が保証されますが、完全出来高制の場合は時給換算で最低賃金レベルも稼げないことがあり得ます。在宅で悩み相談に応じる仕事は勤怠管理が難しいせいか、待機時間も含めて時給いくらという形で給料を支払っている会社は多くないのが実情なのです。
相談件数を多くこなせば時給換算で高収入を稼ぐことも可能な一方、下手をすれば収入ゼロという事態もあり得ます。そうした点は、個人で悩み相談サービスを起業する稼ぎ方にも共通するデメリットです。
個人で悩み相談サービスを起業
「起業」と言っても大げさなものではなく、特定の会社に所属しないで悩み相談の仕事を行うスタイルの総称です。この場合は雇用契約を結んで働くわけではなく、法的には個人事業主として悩み相談の仕事をすることになります。
メルカリを利用して転売ビジネスを展開したり、YouTuberとして活動して広告収入を得たりするような稼ぎ方も個人事業主という立場に変わりありません。所得が一定の金額(会社員の場合は年20万円以上)を上回るようになれば確定申告が必要になることから、たとえ副業でも個人事業主の扱いとなってきます。
個人で悩み相談サービスを展開する方法は後述しますが、スキルシェアサイトのようなマッチングサービスを利用して相談者を募集するのが一般的です。やはり電話相談やメール・チャットを使った相談が主流となっているため、仕事は在宅で完結します。在宅ワークと言えばパソコンを使って何か作業をするような仕事を想像しがちですが、悩み相談の仕事ならパソコンを持っていない人でもスマホ1つで稼ぐことが可能です。
業務委託の悩み相談バイトと同じように、相談してくれる人をどうやって募集するかが課題となってきます。マッチングサービスの利用者が多ければ多いほど、仕事を獲得できる確率も高くなるはずです。できるだけユーザー数の多いサービスを利用し、プロフィールなどを工夫して集客に努めることをおすすめします。
在宅で行う悩み相談の手法
一種の在宅ワークとして悩み相談の仕事が可能になったのは、相談の手法が多様化していることも1つの理由です。出社して働く相談員の場合は、オフィスに設置された窓口を訪れる相談者に対面で話を聞くという働き方も考えられます。在宅で悩み相談に応じる仕事の場合は自宅に相談者を招くような特殊のケースを除いて、対面相談は仕事内容に含まれません。
相談に応じる方法としては、以下のような通信手段の利用が考えられます。
- 電話相談
- メールやチャットを使った悩み相談
- オンラインの悩み相談
それぞれ詳しく解説していきます。
電話相談
電話を使って悩み相談に応じる手法は古くから行われてきましたが、インターネット時代の今もなお多くの人が利用している相談方法です。かつては電話相談でも相談員はオフィスに待機し、かかってきた電話に応対するのが一般的でした。相談窓口となる電話番号を自宅の固定電話や個人の携帯番号と区別する必要があるため、在宅での勤務が困難だったのです。
現在では相談専用の携帯端末を相談員に渡したり通話アプリを利用したりして、在宅で電話相談に応じることも可能になってきています。悩み相談というほど大げさではなくても、単に話し相手を務めたり愚痴を聞いたりする傾聴サービスも人気を集めているほどです。
悩み相談の副業とよく似た愚痴聞きサービスの中には、怪しい求人が紛れ込んでいる可能性もあります。以下の記事でサービスの実態を詳しく解説しておきましたので、悩み相談の仕事と合わせて検討したい人は参考にしてみるといいでしょう。
メールやチャットを使った悩み相談
見知らぬ人から悩みの相談を受ける手段は、電話を使って声でやり取りする方法だけではありません。たとえ顔が見えなくても電話だとなかなか相談しづらいという人も少なくないため、文字のやり取りで相談を行う手法が人気を集めています。
文章を通じた悩み相談の手法としては、メールを使った相談がインターネットの黎明期から行われていました。電話で相談するには相談者と相談員が時間を合わせる必要もありますが、メール相談ならその必要はありません。「今すぐに悩みを解決したい!」という人には不向きとは言え、気軽に相談できるという点では便利な相談方法です。
メール相談と似た方式のサービスとしては、チャットワークや独自のチャットシステムを使った相談方法もあります。相談者と相談を受ける相手がある程度リアルタイムでつながりながら、電話ではなく文字のやり取りで相談に応じるという手法です。メール相談よりも臨機応変に対応することが可能になってくるため、電話相談に近い形でのコミュニケーションが成り立ちます。
自殺防止やいじめ対策など主に若年者向けの相談方法として活用されているSNSカウンセリングも、チャットを使った相談手法の一種です。若年者でも気軽に相談しやすいように、LINEを利用するケースが多くなっています。SNSカウンセラーもスマホ1つで仕事をすることが可能なため、在宅ワークの副業になり得る仕事の1つです。
オンラインの悩み相談
ビデオ通話システムを利用したオンラインの悩み相談は、コロナ禍をきっかけとして注目されるようになりました。音声でやり取りする電話相談や文字のやり取りが中心のチャット相談と比べ、オンラインの悩み相談は対面に近い感覚のコミュニケーションを可能にした点が特徴です。
離れた相談者に対しても画面を通じた対面の形で話ができるため、表情や仕草を見ながら相手の心理を読み取ることもできるようになってきます。視覚的要素が加わることで情報量が格段に増えるだけに、声や文字だけで相談に応じるよりもきめ細かにアドバイスすることが可能です。ある程度顔出しをして相談に応じる必要はありますが、顔が見えない相手よりも相談しやすいという人も少なくありません。
オンラインであれば対面相談のように必ずしもオフィスに出社する必要がなく、電話相談などと同じように在宅で稼ぐことが可能です。オンラインの悩み相談はZoomやSkypeなど外部のビデオ通話システムを利用する方法と、運営会社が独自に提供するビデオチャットシステムを利用する方法があります。
副業の手段になる悩み相談アプリ
自分で悩み相談サービスを起業する場合には、どうやって集客するかが問題となってきます。相談員として企業に採用されて働くのでない限り、悩みを相談してくれる相手は自分で探さなければなりません。
悩み相談アプリは数多く存在しますが、ほとんどは無料で相談できるアプリです。相談に乗る人が報酬を受け取れるような有料の相談アプリとなると、数はどうしても限られてきます。悩み相談のカテゴリが用意されているスキルマーケットも含め、副業の手段になり得る相談アプリを6つ選んでみました。
Gift
One-DT株式会社が運営するGiftは、発達障害や引きこもり・うつなどの悩みをスマホで相談できるアプリです。相談方式にはチャットと通話の2種類があって、どちらでも得意な方式で相談の仕事ができます。
通話による相談を選択した場合でもアプリによる独自の通話システムですので、通話料がかからない上に電話番号を相手に知られることもありません。チャット方式で相談に乗った場合は、1文字単位で報酬が発生します。見込み相談者に対してタイムラインで情報を発信した場合でも、ユーザーのコメントに対して1文字単位の報酬が発生する仕組みです。
Giftの公式サイトに記載されている応募資格は以下の通りです。
- 20歳以上の男女
- スマートフォンをお持ちの方
- 専門的な勉強をしたことがある方または資格をお持ちの方
出典:応募資格(Gift)
うららか相談室
臨床心理士や公認心理師などの資格を持った人向けの仕事ですが、うららか相談室でも業務委託の登録カウンセラーを募集中です。うららか相談室では以下のような形式で悩み相談を行っています。
- ビデオチャットでのカウンセリング
- 電話カウンセリング
- メッセージ形式でのカウンセリング
- 対面カウンセリング
どれでも自分に合ったカウンセリングの方式を選べる上に、働く時間や場所も問われません。相談者の集客は運営サイドで行い、登録カウンセラーは在宅でも相談の仕事ができるという仕組みです。
うららか相談室にカウンセラーとして登録されるには臨床心理士か、または公認心理師や精神保健福祉士・社会福祉士・医師・看護師・キャリアコンサルタントなどの国家資格が必要になります。「一定の実務経験」も求められますので、条件に当てはまる人は応募を検討してみるといいでしょう。
癒しの時間
2022年7月6日放送のヒルナンデス(日本テレビ系)で、お悩み相談の副業が紹介されました。相談アプリにはいろいろな種類がありますが、番組に登場した主婦が利用していたのは癒しの時間という悩み相談サイトです。
癒しの時間は「お電話による愚痴聞き・話し相手サービス」ですが、悩み相談の依頼も少なくありません。現在募集されている傾聴スタッフは20代から60代までの女性で、特に40代と50代は募集枠が多めに設定されています。電話占いサイトと似たようなシステムとなっていて、待機時間中に指名があれば携帯に電話がかかってくる仕組みです。
番組に出演していた主婦は1日に合計5時間程度の待機で、月に平均5万円から6万円ほども稼いでいるという話でした。相手に共感しながら話を聴いてあげることで、リピーターを増やしてきた結果です。
癒しの時間で傾聴スタッフの仕事をするには、メールから応募した上で面接を受ける必要があります。ホームページに記載されている「最低限の採用条件」は以下の通りです。
- 携帯を普通に使用出来る方
- 週6日以上、1回4時間以上受付可※少なくとも週5日は絶対条件
- 感情的にならない方
- 20代~60代女性
- アットホームなサイトですので、お客様とはもちろん身内とも親しみを持ってやり取りして頂ける方
報酬は完全歩合制で、契約年数や売上実績によって報酬率が変動する仕組みです。癒しの時間の料金設定は10分300円ですので、報酬率が5割の場合は10分あたり150円、6割なら180円ということになります。癒しの時間で在宅傾聴スタッフの仕事をやってみたいという人は、メールで応募して面接を申し込んでみるといいでしょう。
ココナラ
「スキルのフリーマーケット」として業界トップのシェアを誇るココナラには、イラストや動画制作・記事執筆・占いなどさまざまなサービスが出品されています。物品の売買を行うメルカリと同じように、ココナラは個人対個人でサービスの取引が行われる場です。
出品されているサービスは16のカテゴリに大きく分けられますが、その中には「悩み相談・恋愛相談・話し相手」のカテゴリもあります。ココナラ全体で50万件以上のサービスが出品されている中で、相談や話し相手のカテゴリだけでおよそ5分の1に当たる10万件以上を占めている状況です。それらのカテゴリは、以下のようなサブカテゴリに分かれています。
- 話し相手・愚痴聞き
- 心の悩みの相談
- 恋愛相談・アドバイス
- 対人関係の悩み相談
- 仕事・職場・キャリアの悩み相談
- 体・健康の悩み相談
- 恋活・婚活・結婚の相談
- 子育て・教育の相談
- その他
「その他」のカテゴリを含めると、ありとあらゆる悩みの相談に対応できるはずです。サブカテゴリの中で最も件数の多い「話し相手・愚痴聞き」を除いたとしても、悩み相談関連のサブカテゴリ合計で7万件近いサービスが出品されています。
コロナ禍で在宅の副業が注目されるようになったのを追い風として、2021年にはココナラの登録ユーザー数が200万人を突破しました。悩み相談のサービスを購入してくれる可能性のある見込み客も、それだけ人数が多いものと推定されます。
出品されているサービスの件数が非常に多いため激戦も予想されますが、プロフィールや出品を工夫すればライバルとの差別化も可能です。在宅で悩み相談の副業を始めようという場合には、市場規模が最も大きいココナラを利用するのが第一の選択肢となってきます。
ココナラでは電話相談サービスの他、ダイレクトメッセージでやり取りする通常サービスやビデオチャットサービスも利用可能です。悩み相談カテゴリでは電話相談でサービスを提供している人が多い印象ですが、通常サービスを利用したメッセージのやり取りで相談に応じるという手もあります。相談相手と打ち合わせをして時間を合わせれば、テキストチャットでリアルタイムにやり取りすることも可能です。
電話サービスの場合は1分あたりいくらという形で価格設定するのが一般的で、1分100円という出品が目立ちます。1分100円でも30分間相談に応じたとすれば相談者の支払う料金が3,000円で、22%の販売手数料を引いた2,340円が出品者の収入になる計算です。これは時給換算だと4,680円に相当しますので、サービスを購入してくれる人さえ見つかれば効率的に稼げるようになります。
電話相談はココナラの中継システムを仲介して行われるため、相手に番号を知られる恐れはありません。通話料金を心配する必要もありませんが、データ通信の料金はかかってきます。悩み相談に長時間を費やす可能性がある場合は、WiFi環境でやり取りするのがおすすめです。
ココナラに無料で登録して相談サービスを出品する
タイムチケット
数あるスキルマーケットの中でも、タイムチケットはスキルを時間単位で売り買いできるというユニークなサイトです。対面で提供するサービスが中心ですが、電話やオンラインで提供されるサービスの出品も少なくありません。
「悩み相談」に関するチケットは800件ほどが登録されていて、これまでに100件近くのチケットを購入された出品者も存在します。1万円以上の高額チケットを出品していて数十件の販売実績を持つ人もいますが、30分3,000円前後が価格設定の平均的な相場です。売上の金額に応じて16.5%から27.5%の手数料が引かれ、残りの金額が出品者の収入となります。
もともとはカフェなどを使ったサービス提供が想定されるスキルシェアの方式だけに、対面で悩み相談に応じている出品者も少なくありません。最近はコロナの影響もあって、電話やオンラインでサービスを提供する例が増えています。LINEなどの外部サービスを利用したメッセージのやり取りで悩み相談に応じる場合でも、タイムチケットを集客の手段にすることは可能です。
知識・スキル・経験を売買するマーケットプレイス【タイムチケット】
Quora
副業の手段になる悩み相談アプリとして最後に紹介するQuoraは、米国発のQ&Aサイトサイトです。2010年にサービスが開始され、2017年には日本語版もリリースされました。日本で言えばヤフー知恵袋のようなサービスですが、QuoraはFacebookのように実名登録することで質問したり回答したりできるのが特徴です。
Quoraには独自のパートナープログラムも用意されていて、良質な質問を投稿したユーザーにはサイトの収益が分配されます。回答者が収入を得られるような仕組みではありませんが、悩みを相談するだけで報酬につながる可能性があるというのは画期的なサービスです。
Quoraのパートナープログラムは誰でも参加できるわけではなく、運営側から招待される必要があります。他の投稿にないユニークな質問を考え、アクセス数や回答数を多く集めるのが招待されるコツです。
報酬が発生するのは質問を投稿してから1年間に限られますが、過去には1つの質問で100万円以上稼いだ例もありました。実名投稿に抵抗がないという人は、Quoraに掲載するためのユニークな質問を考えてみるといいでしょう。
悩み相談で稼ぐその他の方法
無料で相談できるサイトやアプリが数多く存在するせいか、悩み相談で収入が得られるサービスは意外と少なめです。現時点では相談カテゴリがあるスキルシェアサービスを利用するのが無難な稼ぎ方ですが、他にも悩み相談で収入を得る方法は考えられます。相談者から料金を徴収して稼ぐのではなく、無料で相談に応じながら広告収入や投げ銭で稼ぐというビジネスモデルです。
実際に悩み相談のカテゴリが存在する情報発信の手段としては、以下のようなメディアが挙げられます。
- 占いサイト
- 動画投稿
- ライブ配信
- ポッドキャスト
- ブログ
それぞれの概要を解説します。
占いサイト
有料の悩み相談サービスが思ったよりも少ない理由の1つとして、特に女性は占いサイトを利用して悩みを相談する人が多いという現実も見逃せません。占いの鑑定方法は占い館などで対面鑑定を行う方法と、電話占いやチャット占いなど対面によらない鑑定の2種類に大きく分けられます。
占いのスキルを持っていることが前提条件ですが、後者の鑑定方法なら在宅でも悩み相談の副業で稼ぐことが可能です。在宅で収入が得られる占い方法としては、以下のような4種類の鑑定方法が挙げられます。
- 電話占い
- メール占い
- チャット占い
- オンライン占い
在宅で収入が得られる悩み相談の種類と一致することでもわかるように、相談者とのコミュニケーション方法そのものは占いの場合でも変わりありません。タロットや占星術・四柱推命などの占術を駆使しながら解決方法を導き出すという点が、通常の悩み相談と異なる点です。霊感を使ったスピリチュアルカウンセリングを得意とする占い師も少なくありません。
そうした占いの部分に対しては信ぴょう性の点で意見が分かれますが、占いでは相談者の悩みに寄り添いながら解決への道筋を示す相談能力が最も重要です。だからこそ占いが女性を中心として、これだけ根強い人気を維持してきたとも言えます。
生まれつきの霊感を持たない人でも、勉強すれば占いのスキルを身につけることは十分に可能です。インターネット上には電話占いサイトやチャット占いのサイトが数多く存在するだけに、占いの心得がある人にとっては悩み相談の仕事を在宅の副業にする手段の1つとなり得ます。
動画投稿
YouTubeに代表される動画投稿サイトには「やってみた」動画や面白動画・ペット動画など、ユニークなアイデアに満ちた動画の数々が投稿されています。ビジネスに関するノウハウを解説した動画や、家事のテクニックを紹介した動画も人気のジャンルです。
そうした中で悩み相談のカテゴリにも、人生相談や恋愛相談から仕事に関する相談までさまざまな動画が掲載されています。ひろゆき氏の悩み相談チャンネルや、「テレフォン人生相談」チャンネルなどが人気のコンテンツです。
すでに高い知名度を獲得しているYouTuberやインフルエンサーでないと、悩み相談チャンネルで再生回数を稼ぐのは難しい面もあります。何らかの形で視聴者から悩み相談を募集し、質問に対する回答を魅力的な動画に仕立て上げるセンスも必要です。SNSやブログなど他の情報発信メディアと併用しながら悩み相談動画を制作していけば、無名からのスタートでもじわじわ人気が出る可能性があります。
YouTubeの動画を収益化するには、必要要件を満たした上でパートナープログラムに加入するのが一般的なやり方です。チャンネル登録者数1,000人以上や直近12カ月の総再生時間4,000時間以上という条件はありますが、プログラムに加入することで再生回数に応じた広告収入を稼げるようになります。他にも特典と引き換えに月額料金を設定するチャンネルメンバーシップや、企業のPR案件で稼ぐという手もあります。
ライブ配信
17LIVE(イチナナ)やPococha(ポコチャ)・ふわっち・SHOWROOMといったライブ配信アプリでも、悩み相談は人気カテゴリの1つです。あらかじめ撮影した動画に編集を加えて投稿するのと違って、リアルタイムで映像や音声を中継するライブ配信は悩み相談に向いています。リスナーとの間で双方向的なやり取りができるため、相談内容に応じて臨機応変に配信トークを変えるような演出も可能です。
配信そのものは基本的に無料で視聴できますが、リスナーの好意で投げ銭収入が得られることもあります。ライブ配信アプリごとに特色のある有料のギフトやアイテムが用意されていて、リスナーが購入した金額の一部がライバーの収益として還元される仕組みです。
17LIVE(イチナナ)のように登録ユーザーやライバーの数が多いアプリだと、初心者が悩み相談を配信してもリスナーが思うように集まらない可能性もあります。ふわっちや21LIVEあたりはライバルも少なめですので、後発組でも悩み相談で稼ぐことは十分に可能です。
ポッドキャスト
ライブ配信アプリには映像を生配信するスタイルの他に、音声だけで配信するスタイルもあります。音声だけの配信なら顔出しNGの人でも出演が可能なため、リスナーからの悩み相談にも応じやすいはずです。
同じように音声だけで情報発信するメディアとしては、事前に収録した音声データを配信するポッドキャストも見逃せません。動画と比べて音声だけの表現メディアは情報量が少ないと思いがちですが、「ながら視聴」が可能な点などメリットも多くあります。
ラジオ番組でも人生相談やお悩み相談番組が根強い人気を集めているように、音声メディアはリスナーとパーソナリティとの距離が近いという点も1つの特徴です。ポッドキャストの配信サービスを利用すれば、個人でラジオ局を開設したかのような情報発信が可能になります。
ポッドキャストもラジオ番組と同様に無料で聴けるのが当たり前だけに、どうやって収益化するかという点が最大の課題です。RadiotalkやSPOON・stand.fmといった独立系のポッドキャスト配信サービスには、独自の投げ銭システムが用意されています。広告収入などポッドキャスト運営会社の収益を配信者に還元するプログラムも、導入の動きが広がりつつある状況です。
ポッドキャストもYouTubeの動画投稿と同じように、事前に収録した音声をアップロードする必要があります。SNSやブログなどと連携しながらリスナーから悩み相談を募り、音声コンテンツの制作に役立てるのがファンを増やすコツです。
ポッドキャストで収入を得る方法については、以下の記事で詳しく解説しておきました。
ブログ
日常生活や日々の出来事などを記事に書いて投稿するようなブログでも、問い合わせフォームをうまく利用すれば悩み相談の手段になり得ます。LINEやTwitterなどSNSのアカウントを読者と共有し、悩み相談を受け付けるのも効果的なやり方です。相手の承諾を得た上で相談内容と回答を記事に仕立て上げれば、新たな読者の獲得にもつながります。
ブログも基本的には誰でも無料で読めるメディアだけに、どうやって収益化するかが課題です。この点に関してはすでに多くのブロガーが収益化に成功し、広告収入で1,000万円以上の年収を稼ぐ人も出ています。
初心者でも広告収入を稼ぎやすいクリック報酬型のアドセンス広告は、よほど多くのPV(ページビュー)数を集めないとまとまった金額になりません。A8.netに代表されるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)では、高単価の広告を数多く取り扱っています。悩みの解決につながるような商品やサービスの広告ほど成果が発生しやすい傾向がありますので、悩み相談ブログとも相性は抜群です。
個人ブログだと検索上位に表示されるのはなかなか難しいのが現状ですが、ニッチな悩みに関連したキーワードならまだ勝ち目があります。相談内容と関連したキーワードがうまく見つかれば、少ないPV数で広告収入を稼ぐことも十分に可能です。悩み相談で稼ぐ在宅の副業としては上級者向けの方法ですが、文章に自信のある人はチャレンジしてみるといいでしょう。
悩み相談の副業まとめ
インターネット上には無料で悩みを相談できる場も数多く用意されていますが、無料だと本当に良質な回答が得にくいのは確かです。お金を払ってでも悩みを解決したいという人は少なくないため、有料で悩み相談に応じる仕事が成り立ちます。
最近は電話相談やメール・チャットを使った相談など、対面によらない相談形式が主流です。スキルマーケットや有料の相談アプリを利用すれば、在宅でも悩み相談の仕事で収入が得られるようになります。
悩み相談はスキマ時間を活用した副業の手段にもなり得る仕事だけに、子育て中の主婦など外へ働きに出るのが難しい人にとっては貴重な収入源です。動画投稿やライブ配信などを利用した悩み相談の手法も考え出されていますので、自分に合った方法を選んで試してみるといいでしょう。
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