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ミニチュア作家になるには?収入を得る10種類の方法を紹介

ミニチュアの制作 学び
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本物そっくりのミニチュアフードに、おしゃれなドールハウス、独自の世界観を表現したジオラマの風景…

そんな作品の数々をテレビや本で見て、ミニチュア作家に憧れている人も多いのではないでしょうか?

筆者もその1人です。子どもの遊び相手でドールハウス(ぬいぐるみの家)を作ってあげたのをきっかけとして、ミニチュア作家の仕事に興味を持つようになりました。

ミニチュア制作の仕事で収入を得るにはどうしたらいいのかと思って検索してみましたが、インターネット上では体系的に解説した記事が見つからない状況です。筆者と同じ疑問を抱いている人も少なくないと思いますので、情報収集の成果を記事にまとめてみました。

記事の前半ではミニチュア作家になるための前提として、制作技術を身につける方法を3つに分けて解説します。記事の後半部分は、「ミニチュア作家が収入を得る10種類の方法」の紹介です。「ミニチュア作家になりたいけれど、収入が得られるかどうか不安…」という人も、この記事を読めば自分に合った稼ぎ方が見つかります。

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ミニチュア作家を目指す3つの方法

精巧に作られたミニチュア作品の数々は、子どもから大人まで多くの人を魅了してきました。ミニチュアフードでもミニチュアの雑貨でも、実物そっくりに作るには高度な技術が求められます。

趣味でミニチュア作品を作るだけならともかく、「作家」と呼ばれる人たちは企業や個人からの依頼で作品を制作する立場です。仕事を獲得するには営業努力も求められますが、それ以前に他人から認められるだけの制作技術を身につけておく必要があります。

そんなミニチュア作家になるには、以下のような3つの方法が考えられます。

  1. ミニチュア教室に通う
  2. ミニチュア関連の資格を取得する
  3. 独学でミニチュア制作を学ぶ

それぞれ詳しく解説します。

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ミニチュア教室に通う

ミニチュアの机や黒板で作った教室

ミニチュア作家になる方法として一番手っ取り早いのは、すでにミニチュア作家として活動している人から制作技術を教わるやり方です。ミニチュア教室を開催している作家さんが近くにいれば、教室に通うことで先生から直接指導を受けられます。

当然のことながら受講費用もかかってきますが、独学で学ぶよりは短期間で制作技術を習得できるはずです。GoogleYahoo!で「ミニチュア教室 地域名」のキーワードを入力し、生徒を募集している教室がないかどうか検索してみるといいでしょう。

受講費用は1回あたり数千円程度が平均的な相場で、制作技術をマスターするのに10回前後通うという例が多くなっています。美術系の大学やデザイン系の専門学校でもミニチュアについて学べるところはありますが、ミニチュア作家を目指すなら教室に通うのが一番の近道です。

ミニチュア関連の資格を取得する

ミニチュアの資格

全国で開催されているミニチュア教室の中には、認定試験に合格することで資格を取得できるコースもあります。日本ミニチュアフード協会が認定している全12回のコースもその1つです。

日本ミニチュアフード協会の資格を取得すれば、認定講師としてミニチュア教室を開催できるようになります。資格取得後は同協会の運営するミニチュアフードコレクション(ミニコレ)を通じて、ミニチュアフード作品を販売することも可能です。

この他にも、以下のようなミニチュア関連の資格や講師認定コースがあります。

中でもミニチュアクリエイターは通信講座を受講することで取得できる資格ですので、対面方式の教室に通う余裕がないという人におすすめです。以上のような資格を取得しても必ず収入が得られるようになるとは限りませんが、「ミニチュア作家」を名乗る上で肩書きの証明には役立ちます。

独学でミニチュア制作を学ぶ

ミニチュアの学習ノートと鉛筆

テレビ出演や著書で知られる田中智さんを始めとして、独学で制作技術を身につけたミニチュア作家も少なくありません。趣味で始めたミニチュア作りで自分なりに試行錯誤を重ね、独自の制作技法を開拓してきた人たちです。ミニチュア制作に関する本も数多く売られていますので、以前と比べれば独学でミニチュアを学べる環境が整ってきていると言えます。

とは言え独学で制作技法を研究してきた作家の多くは、現在の地位を築き上げるのに相当長い年月を費やしたはずです。独学では時間がかかりすぎるところを、ミニチュア教室や資格講座で効率的に学んで時間短縮している面もあります。

ある程度の費用をかけてでも短期間で技法をマスターしたい人は、教室や講座で学ぶのが得策です。費用をできるだけかけず、気長にマイペースで学んでいきたい人は、書籍などを利用した独学の方が向いています。

今は動画やSNS・YouTubeの動画など、インターネットで得られる情報も充実しています。情報収集力に自信のある人は独学からスタートし、無料の情報で物足りなくなってきたら教室や講座受講も検討してみるといいでしょう。

独学でミニチュア作家を目指す人におすすめの入門書を、以下に2冊ほど紹介しておきます。

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ミニチュア作家の収入手段10選

お金の上に座るミニチュア人形

以上のような方法で制作技法をマスターしたら、ミニチュア作家として収入を得る道も見えてくるようになります。テレビに出演したりメディアの取材を受けたりして稼いでいる作家もいますが、そういうのは有名になってからの話です。まずはミニチュア作品を販売したり、制作代行の仕事で稼いでいくことになります。

ミニチュア作家が収入を得るために、以下のような10種類の方法を選んでみました。

  1. ミニチュアの店舗を開業
  2. インターネットで作品を販売
  3. ミニチュアの写真販売
  4. 出版関係の仕事
  5. ミニチュア関連のブログで広告収入を稼ぐ
  6. ミニチュアYouTuber
  7. 企業案件・イベントの仕事
  8. ミニチュアの内職・製作代行
  9. 映画やドラマの仕事
  10. ミニチュア教室の講師

それぞれの概要について、1つ1つ解説していきます。

ミニチュア販売の店舗を開業

ミニチュア作家が収入を得る方法の1つ目は、店舗を開業して作品を販売する稼ぎ方です。卒業記念の思い出作りに、使い終わったランドセルや制服を材料にしてミニチュアを作るサービスが人気を集めています。

閉店した店舗や取り壊す予定の自宅をミニチュアの形で残したいという人を対象に、ドールハウスのオーダーメイド販売を手がける作家さんもテレビで紹介されました。「思い出をミニチュア作品として形に残す」というサービスには需要がありますので、ミニチュア作家として収入を得ていく上では有力な選択肢の1つとなります。

インターネットで作品を販売

店内にミニチュア作品の実物を展示するような店舗を開業するには、内装工事や什器購入などで高額の費用がかかります。ホームページやブログ・SNSなどを通じて集客できれば、ミニチュア作品を販売するのに必ずしも実店舗を構える必要はありません。

インターネットを通じて作品を販売する方法も、ここ数年で多様化してきています。注文があったお客さんに商品を発送するという点では共通しますが、集客の部分と決済の部分で違いが出てきます。

ネット販売でミニチュア作品を売る方法は以下の通りです。

  1. フリマサイトで売る
  2. ネットオークションで売る
  3. ハンドメイドマーケットで売る
  4. 個人でネットショップを開業する
  5. 大手通販サイトに出店する

この中で最も手軽なのは、メルカリラクマといったフリマアプリを使って作品を出品する販売方法です。ヤフオクを利用してオークション形式で出品すれば、作品の落札価格が釣り上がって高値で売れる可能性も出てきます。

ミニチュアのスイーツ

クォリティの高いミニチュア作品が数多く出品されているのは、minneCreema(クリーマ)iichiといったハンドメイド専門のマーケットです。いずれもミニチュア好きの人がサイトに自然と集まってきますので、インターネット上の一等地に出店するのと同じ集客効果が期待できます。

メルカリやヤフオクはライバルも多いだけに、その中で目立つような出品の工夫も欠かせません。SNSやブログなどと連携しながら独自に集客できれば、個人でネットショップを開業した方が稼ぎやすくなります。

以上3つのネットショップ作成サービスには、初期費用・月額料金0円のフリープランが用意されています。自作ミニチュアの写真をインスタグラムなどで公開してフォロワーを増やし、自身のネットショップに誘導して作品を購入してもらうのが効果的な販売方法です。

ミニチュアの写真販売

カメラのレンズとミニチュア人形

ミニチュア作家が収入を得る手段は、作品そのものの販売だけではありません。ミニチュア作品を撮影した写真にも、企業や個人からの意外な需要が期待できます。

PIXTAのようなストックフォトサイトを利用すれば、個人でも写真を販売して収入が得られるようになります。普通の風景写真を投稿してもなかなか売れませんが、ミニチュアの写真は人物写真と並ぶ人気ジャンルの1つです。投稿した写真が審査を通過すれば、それぞれのサイトで有料販売できるようになります。

ミニチュア作品そのものを商品として販売する場合は、1つの商品が売れたら新たな商品を次々と作っていかなければなりません。作品を写真に撮影して画像データを販売すれば、1つのミニチュア作品が半永久的に売上を生み出してくれます。

写真ACはフリー素材サイトですが、写真の有料販売も可能です。無料でダウンロードできるように設定した場合でも、写真が1枚ダウンロードされるごとに収益が発生します。有料販売でなかなか売れない場合には、フリー素材としての提供も検討してみるといいでしょう。

出版関係の仕事

ミニチュアの写真は本の表紙や装画にもよく使われるだけに、出版関係の仕事も有望な収入手段の1つです。本の著者や出版社から依頼を受けるようになるには、ミニチュア写真の実力を認めてもらう必要があります。ブログやSNS・YouTubeなどを通じて自作ミニチュアの写真を公開していれば、出版関係者の目に留まって仕事の話が持ち込まれる可能性も出てきます。

ミニチュア作品は魅力的な被写体だけに、ミニチュア写真集の出版も効果的な情報発信手段の1つです。ミニチュア制作の腕に自信がついてきたら写真撮影の技法もマスターし、積極的に情報発信してみることをおすすめします。

書店で売られるような本を個人で出版するのはハードルが高いですが、電子書籍のセルフ出版なら費用もそれほどかかりません。Kindleダイレクトパブリッシング(KDP)のセルフ出版サービスを利用すれば、個人でも電子書籍を出版してAmazonで販売できるようになります。ストックフォトサイトを利用した写真販売と並行して、ミニチュア写真集の出版も企画してみるといいでしょう。

ミニチュア関連のブログで広告収入を稼ぐ

アフィリエイト

ミニチュアの制作過程や技法などを情報発信する場合は、写真集の出版よりもブログの方が向いています。ミニチュア作家のブログはコアなファンがつきやすいだけに、広告を利用した収益化も可能になってきます。

クリック報酬型のGoogle AdSenseを利用して広告を自動配信するのが最も無難な稼ぎ方ですが、ミニチュア関連のブログなら物販関係の広告も好相性です。Amazonアソシエイト楽天アフィリエイトを利用すれば、それぞれの通販サイトで扱うミンチュア関連グッズの広告を掲載できるようになります。

総合型ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)のA8.netでは、ミニチュアやドールハウスを専門とする通販サイトの広告も扱っています。複数の広告を併用することも可能ですので、ブログが広告だらけにならない範囲で運用してみるといいでしょう。

ミニチュアYouTuber

広告収入で稼ぐ手段と言えば、動画投稿サイトのYouTubeも侮れません。YouTubeにはミニチュア関連の動画が数多く投稿されていて、中には2000万回以上再生された動画もあります。ミニチュアのように視覚に強く訴えかけるジャンルの情報発信には、文章主体のブログより動画の方が向いているくらいです。

他のミニチュア系YouTuberにないユニークな動画で人気を集めれば、パートナープログラムを利用した広告掲載で収益化も可能になってきます。YouTubeには複数の収益化パターンが用意されていますが、王道はブログと同じ広告収入です。「チャンネル登録者数1,000人以上」「直近の12か月間で動画の総再生時間が4,000時間以上」といった条件をクリアすれば、パートナープログラムの資格要件を満たせるようになります。

企業案件・イベントの仕事

握手をするミニチュアのビジネスマンとお金

以上のようなブロガーやYouTuberは、自身の記事や動画に広告を掲載することによって収益を得る稼ぎ方です。広告そのものにミニチュアを導入し、ビジュアル効果を演出したいと考える企業もあります。

ミニチュア作家として名前が売れてくると、そうした企業から広告の仕事を持ちかけられるケースも出てきます。企業が主催する展示会やイベントにミニチュア作品を使用するようなケースも含め、ミニチュア作家にとって重要な収入源の1つです。インスタグラムなどのSNSと並んで、ブログやYouTubeも企業案件を獲得するための情報発信手段になり得ます。

ミニチュアの内職・制作代行

最近は「ガチャガチャ」とも呼ばれるカプセルトイの自販機で、いろいろな種類のミニチュアが人気を集めています。カプセル詰めの内職でもミニチュアを扱う場合はありますが、自分でミニチュアの作品を作る仕事ではありません。カプセルトイとして売られているミニチュアは手作りではなく、工場で生産されるのが一般的です。

そうした内職以外でも、企業や個人からの依頼を受けてミニチュアを作る手段は残されています。国内最大のスキルマーケットココナラで、ミニチュアの制作代行サービスを出品する方法です。ミニチュア作家としての実績作りにも役立ちますので、他の方法でなかなか稼げない人は試してみるといいでしょう。

映画やドラマの仕事

特撮

特撮映画やSF映画の制作現場でも、撮影に使用するミニチュアを制作する担当部署があります。ミニチュアフードやドールハウス以上に専門的な制作技術が求められる仕事だけに、制作チームのメンバーは美大や専門学校の出身者が多いものと推定されます。ミニチュア教室に通ったり独学で学んだりして制作技法を身につけても、そういう撮影関連の仕事をするのはなかなか困難な状況です。

ミニチュア作品やジオラマの風景は、テレビドラマでもよく使用されています。ミニチュア作家として知名度が上がってくれば、テレビ局や番組制作会社からそうした仕事を依頼される可能性も出てきます。

これも一種の企業案件と言えますが、広告やイベント関連の仕事ほど依頼件数は多くありません。よほど有名にならないと持ち込まれない話ですので、まずはミニチュア作家として実績を積むことが大切です。

ミニチュア教室の講師

ミニチュアのホワイトボードと椅子

ミニチュア作家が収入を得る手段の最後に紹介するのは、ミニチュア作品の作り方を他の人に教える講師の仕事です。ミニチュア作りは女性を中心に人気が高まっているだけに、他人を指導できるほどのスキルを身につければ有力な収入源となり得ます。

対面でミニチュアの制作技法を教える場合は、会場をレンタルしたり自宅に生徒を招いたりする方法が主流です。最近はコロナの影響もあって、オンラインで受講できるミニチュア教室が人気を集めています。

教室集客サイトのストアカでも、2020年以降はオンライン講座に対応できるようになりました。ストアカに講師として登録すれば、個人でも講座を企画して生徒を募集できるようになります。ミニチュア関連の講座は決して多くないだけに、今なら先行者利益を享受することも可能な状況です。

まとめ

ドールハウス

ミニチュア作家がお金を稼ぐ手段を10種類紹介してきましたが、ミニチュアの可能性は無限大です。今回の記事で取り上げた以外の方法でも、アイデア次第では収入につながる可能性があります。

どの方法で稼ぐにしても、まずはミニチュアの制作技術をしっかりと身につけるのが先です。そのための方法としては、以下のような3つのパターンが考えられます。

  1. ミニチュア教室に通う
  2. ミニチュア関連の資格を取得する
  3. 独学で制作技法を身につける

有名なミニチュア作家の中にも独学で技術を身につけた人は少なくありませんが、独学だと稼げるようになるまで年単位の時間がかかると予想されます。ミニチュア教室や資格講座は費用もかかりますが、習得までの時間を大幅に短縮できる点がメリットです。筆者もとりあえず独学で取り組んでいる最中ですので、一緒にミニチュア作家を目指していきましょう!

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